Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Xファクター シーズン2 審査員の家

2012-11-02 22:14:59 | Weblog
オーディションからブートキャンプを経て審査員の家に行く権利を得た24組。
この中から8組が落とされる。

ティーン、グループ、オーバー25、ヤングアダルト、
4つの部門にカテゴリー分けされる。

ヤングアダルトが連れてこられた家はLAにあるモダンなウェアハウス、
そのロフトがデミの部屋、室内で一人づつのパーフォームが始まる。
ゲストはニック・ジョナス。

ジェネル・ガルシア(18歳)、ケイティー・ペリーの"Kiss the Girl"
事前にデミから「歌いながら髪の毛をかき上げる動作はやり過ぎないように。」
と注意を受けたが、やはり急には直せない。
それとアドバイスに捉われたのか、
オーディションの時のような思い切ったパーフォーマンスができない。
他のオーディション番組でも歌う環境に変化があると、
ガラッと感じが変わってしまう人を観てきたが、この番組の「審査員の家」
というのは大きなターニングポイントだ。

ウィリー・ジョーンズ(17歳)、"Nobody Knows"
ブートキャンプで歌詞を忘れてしまって大泣きした歌に再挑戦。

ジリアン・ジェンセン(19歳) サラ・バレリス"Gravity"
歌う時の表情が入り込み過ぎて大袈裟になると指摘されたためか、
返って不自然な表情になってしまった。
魅せ方も大切とデミから受けたアドバイス、生かし切れなかったようだ。

ニック・ヤンガーマン(21歳)ラッパー、"Tik Tok"
ジョナスからは絶賛されるが、デミは納得してないようだ。

ペイジ・トーマス(21歳)
幼い娘と会えないことを嘆いていたが、気持ちの不安定さが歌に出てしまう。

シーシー・フライ(17歳)LMFAO"Sexy & I Know It"
自信過剰な態度に反感が持たれることを心配するデミに、
ほんとうは心細いと気持ちを打ち明ける。
心の中にある弱さを歌に出すようにとデミからアドバイスされた。
デミの助言が生かされて好感度が上がった。

このグループはやはり才能ある人が集まっている。

場所は変わり、マイアミのサイモンの家。
オープンエアな空間を生かした近代的な建物。
プールの前でのパーフォーマンスとなる。
サイモンの担当はグループ。
ゲストはマーク・アンソニー。ジェニファー・ロペスの元夫。
元からグループで参加したチームと
ソロで参加して一度落とされた人達で形成されたチームがある。

プレイバック(16歳~17歳)
突然作られたとは思えないほどの良いチームワークを見せた。
パワーが魅力。マークは認めないがサイモンは気に入ったようだ。

エンブレム3(16歳~19歳)
予選では自作の曲を歌った三人。子供の頃からずっと一緒に歌って来ている。
意外なことに出だしで音を外してそのまま持ち直せずに終わった。
しかしマークは「リラックスした様子が良かった。」

シスターC(17歳~21歳)
リッチな美人姉妹。
どん底からこの番組に賭けてきた人達とは雰囲気が違う。
しかしチアリーダーのような容姿と気取った態度に票が集まるかどうかとサイモン。
ハーモニーが美しく決まり、息もぴったりで実力は間違いなくある。

リリック145(19歳~23歳)
男性二人組に女性一人のソロが加わって落選組から作られたグループ。
それなのに三人のケミストリーは抜群で観ていて飽きない。
三人とも貧困、犯罪多発地帯の出身。「地元に未来はないから戻る場所はない。」
歌もダンスも観ている人を惹きつける力が溢れている。

ドープ・クライシス(25歳と30歳)
ずっと組んできたはずの二人なのに余りインパクトはない。
「二人とも力を出し切った。」とサイモン。
「これ以上の成長の余地はあるのか?」とマーク。

やはりソロの女性だけを集めて作ったグループ、LYLAS(15歳~19歳)
一人一人が座ってしっかりと歌い掛け、その後立ち上がって、
審査員へと向かってくるところは圧巻。

三番目は、ビバリーヒルズ、丘の上に松の木が茂り、
プールからは下界を見下ろすLA・リードの家。
ゲストはジャスティン・ビーバーと彼のマネージャー。
LAはジャスティンを始め、若手の発掘を得意としてきたので、
今回のオーバー25担当は不本意だと告げる。
それでもここから優勝者を出す意気込みを語る。

ジェイソン・ブロック(35歳)
力強さはあるが、優勝候補と言えるのか、
スター性は十分にあるのかとジャスティンとリード。

デビッド・コーリー(26歳)
鳥肌が立った、有望だとリード。
しかし音楽業界で生き残っていけるほどの実力なのか、と問うリードに、
ジャスティンのマネージャーは「情熱が強く感じられたから大丈夫。」

ダリル・ブラック(37歳)
無難にまとめて好感も持てたが、バンドのボーカルが向いているのではという意見。
強烈な個性に欠けるという意味だろうか。

テイト・スティーヴンス(37歳)
カーボーイハットをかぶったカントリーボーイが歌ったのは、
以外にもR&B、ブライアン・マックナイトの"Back to One"だった。
最初は声の良さが生かされてとても良かったが、歌詞の"One...2...3..."
の辺りから不安定になった。
家族を養うために道路工事の仕事をしていて歌を諦めたと言う。
応援したいもの、カリスマ、声に魅了がある。

ヴィノ・アラン(40歳)
継父に母子共々暴力を受けて育ったから、自分の子供は幸せに育てたいと語る。
番組を通して成長したが、歌手としての資質はどうなのかが問われる。

タラ・サイモン(27歳)
声量はあるが、魅力、好感度に欠ける。
ジャスティンから「もっと優しく歌う場所を作るべき。」と意見が出た。

シーズン1の年長者の組には応援したくなる人達が、たくさんいた。
今回はどうだろう。
前回のオーバー30ならまだ理解できるが、今回はオーバー25、
カテゴリーが25歳以上、それ以下、ティーンでは、どうしても若手のタレント発掘に偏る。

ティーン部門担当はブリトニー。
マリブの海岸沿いの南仏調の家。
白い壁に蔦が絡まる。
ゲストはウィル・アイ・アム。

ダイヤモンド・ライト(13歳)
歌声は良いけれど、見せ方に改善の余地ありというウィル。

リード・デミング(13歳)
実年齢以上に子供っぽく見える。
小さな体から出るとは思えぬ声量。
しかし実際と歌声とのギャップを指摘される。

ジェームズ・ターナー(15歳)
このグループ、ただ一人のラッパー。
マリブの陽光輝くプールサイドで審査員とゲストを前にラップは似合わないのが、
気の毒な感じがした。

エイリン・レイ(17歳)
昨年もグループのカテゴリーの一人として審査員の家まで進んだそうだ。
控えめだが好感が持てた。

ベアトリス・ミラー(13歳)
まだ未熟だけれどXファクターがあるとウィル。

カーリー・ローズ・ソーネンクレア(13歳)
断トツに巧い。歌に入り込んでいる。
ウィルは「可愛い蝶のようなのに歌うと、まるで街を焼き尽くすドラゴンのようだ。」
シャイな普段の様子が歌い出すと別人になる。

この24組の中にまだ応援したいと思う人は出てこない。
昨年と較べると番組のレベルが候補者、作り方ともに弱くなっている感じがしてしまう。
昨年度は年長者カテゴリーの充実度が高かった。
そして今回は番組のホストがオーディションに登場しないのも寂しいものがあった。
番組の今後を楽しみに見守りたい。

「Xファクター シーズン1 オーディション」
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20111013