Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

沖縄ソウルサミット

2010-10-03 07:17:08 | その他の旅
ボストンから戻ったのが15日、翌々日、17日にはコットンクラブのカメオのライブへ行った。
初日の1stショウ、とても盛り上がり楽しいライブだった。
しかしその次の日、朝起きると時差ボケと疲れとお酒が混ざって、かなり体調が悪かった。
昨日はほどほどにしておくべきだったと反省。
ドラッグストアでユンケルを奮発する。何かおじさんみたい(おばさんはロイヤルゼリーとかを飲む)

自宅から羽田までは比較的近いがさすがに電車に乗る気にはなれずタクシーを使う。
マサチューセッツから戻って三日後に沖縄へ向かうとは、しかも仕事でもないのに、
ノー天気なヤツだと思われるかもしれないが、こっちの方がずっと先に決まっていた。
マサチューセッツ行きが後から予定の中に入り込んだのです。

飛行機は満席で夫の隣に一人の男性が乗り込んできた。
たくさんの荷物を抱えている。
どういうわけか会話が始まり、家の近くのお花屋さんのオーナーで、
しかも共通の知り合いもいることがわかった。
その男性は法事のために沖縄の実家へ帰ると言う。
機内販売が回ってきた時、化粧品のポーチを「あるだけ全部下さい。」
久々の帰省なので持っている荷物も全部お土産、それでも一族全員分に満たないので、
機内で買占め。

沖縄本島から道路で繋がった島を所有する一族でどうもユタ(沖縄特有の祈祷、霊媒師)
の家系らしい。
翌日は本人は本島での法事に参加するため留守にしているそうだが、
レンタカーでその島を見に行くことに。

東京も暑いと思ったが、那覇に着くと更に湿気が強い。
ホテルから中心街まで出て行くのもしんどいなぁと思っていたら、
ホテルの隣にステーキハウスがあった。
沖縄料理も前菜で出てくる。
アメリカの鉄板焼き風とも言える。
それなりに楽しめた。

帰り道、ホテルの脇で猫が前を横切り、ビルの裏へと入って行く。

翌日はホテルでの朝食の後、レンタカーの問い合わせをする。
ホテルの近くの店はもう予約で一杯。
少し離れた店に電話するとまだ空きがあるとのことで、そちらまで歩く。
10時少し前、たいへんな混雑だ。
4時までの予約をして島へと向かう。

途中、300年以上前に建てられたという「中村家」を見学する。
アメリカで「日本では珍しくもないでしょうけれど、この家は300年前に建てられたのよ。」
と前の週にいくつかの家を見学してきたが、沖縄でも観ることになるとは。

風の抜ける作りになっていて、りっぱなかまどと中庭、沖縄ならではの調度品が印象的だ。
靴を脱ごうとした途端に「ニャ~。」と声がして白にブチの雌猫が登場した。
しばらく遊ぶと猫は家の中へと堂々と入って行った。
この家の猫らしい。

島に渡る橋から見える海の色が綺麗だ。
途中で停めて海岸へ降りてみる。
しかし暑い。
そして岩場とサンゴのかけらがたくさんで海水浴には向かないようだ。
何を思ったのか、そこで私は木の切れ端を手に砂浜に書き始めた。
"Sometimes I Cry"、iPhoneで撮ると今一つ字のバランスが悪い。
"Lost In Time"、これは決まった。

早速facebookにアップすると、Eric Benet本人からも「超イケてるね!」とコメントをもらう。
(11月に発売になるエリック・べネイのアルバムが"Lost In Time"、
そこからシングルカットされてヒットしつつある曲が"Sometimes I Cry"です)

島を車で一周したが慣れない車とナビ、知らない道、いつのまにか車の通れないけもの道、
海へと向かう細い道に入り込んでしまい、途中でターンをして引き返したり、
バックで戻ったり。
美しい海と南の島らしい自然の植物に囲まれる中、人はほとんど見かけない。
ところが選挙期間中らしく突然、選挙カーが登場し演説が始まった。

島を後にしてアメリカ村へと向かう。
東京周辺にもあるような複合娯楽施設だったので、時間も押しているため、
見学は止めてアメリカと沖縄にしかないハンバーガーショップへと入る。
東京のバーガーショップとは違いフライドポテトにチリ風味のソースを掛けてローストしたものとか、
ルートビアもあって面白い。


那覇市の中心部は渋滞していてレンタカーショップへようやく時間ギリギリに辿りついた。
その後、シャワーを浴びて集合時間にロビーへと降りて行く。
全国のソウルバーの関係者とお客がぞくぞくと集まってくる。
かなり個性的なメンバー、アフロヘアの女性も数名。
私も来年はドレッドヘアかアフロで参加したい。

全員集合するとホテルから歩き始める。
公園を抜け裏通りを歩き続ける。
はぐれたらとても戻れそうにない。

ようやくお店の看板が見えてくる。
ここでもまた猫が前を通って店の裏へと消えていった。

着いた先は正統派の和食屋さんだった。
郷土料理と伝統的な日本料理が並んでいる。
「ソウルサミット」でフライドチキンやスペアリブではなく、
こんな美味しい和食が食べられると思ってもみなかった。


その後、国際通りにあるクラブへ。
一緒に参加していたセルジオ武藤とウディーファンクがステージへと上がる。

ウディーのトークボックス、二人の呼吸のあったシング&ダンス、
私たちの後ろに品のいい三人のブラザーズがいて盛んに掛け声、
一緒に歌っている。
夫がその様子をyouTubeへアップロード。
WOODYFUNK TALK BOX in Okinawa Soul Summit 2010 Sep.


「可愛い人よ」ヒットさせたご本人とこの日のメンバー、
赤坂のソウルバーのオーナーなども加わり、パーフォーマンス。

Maze、フランキー・ビバリーの時にもお見かけした博多のソウルバーのオーナーもいらしていた。
沖縄のソウルバーのスタッフ達が手厚くもてなしてくれる。
めちゃくちゃ楽しかったが2時過ぎには失礼する。
翌日は朝、10時過ぎまでぐっすり眠ってしまった。

歩いて国際通りから市場通りへ。
市場で朝食を兼ねた昼食、買い物など。

そしてデザートも。
沖縄のフルーツの入ったあんみつ。

帰りは日差しが強いのでタクシー。
初乗りが500円、空港からホテルまでも千円ちょっと。

この日は1時集合で2時からバーベキューとのこと、参加したかったが、
他の方達はもう一泊、私たちはこの日に帰るので残念だがパスした。

沖縄から帰った直後は気が張っていたのかしっかりしていたが、
2日後のお彼岸の中日、大雨の降った日から、
マサチューセッツと沖縄両方の疲れがどっと出てきてしまった。

20日前は11月の陽気のマサチューセッツ、10日前は真夏の気候の沖縄に行き、
今は東京も秋。
9月を振り返ってみると二つの旅行と準備、帰ってからの溜まった用事と片付けで
あっという間に夏が終わってしまった。
充実していたとも言えるが、私のペースにしては忙し過ぎた気もする。