Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

金子三勇士 リサイタル試験 10/8 2010

2010-10-09 00:01:19 | ピアニスト 金子三勇士
東京音大にて、金子三勇士のリサイタル試験が行われると聞いた。
そもそもリサイタル試験とは。
特待生がそれに相応しいだけの才能があり、努力を重ねているかというチェックを先生方がなさるそうだ。
それを聞いただけでこちらは緊張してしまった。

ご本人からも、一度どんなものか観てみれば、とコメント、メッセージも頂く。
勝手が分からないので大学に問い合わせたところ、3時開演、2時半より入場可、
A館、100周年記念ホールにおいて行われるという。
それを聞いて少し安心した。
会議室のような個室で先生方が並ばれているところなら、
こちらの粗相で金子三勇士のペナルティーにでもなってはと気が抜けない。

早めに大学に着き、入口の守衛室で場所を確認する。
守衛さんも「金子三勇士君のリサイタル試験ですね。」としっかり把握されていて、
親切に場所を教えてくれる。

メールを見ながら、学内のカフェテリアを横切り、ホールへと続く階段へ向かおうとした時、
「Aさん!」と声を掛けられる。
金子三勇士、本番40分前に先生方とお茶を飲んでいた。
びっくりして「こんなところにいていいの?」と思わず口から出る。
チェックのダンガリーシャツにジーンズ、「着替えなくてもいいの?」
「もう少ししたら行きますよ。」とにっこり。
その落ち着いた様子にこちらも和む。

会場、どの席にしようかと物色。
ピアノコンサートは本来、真ん中から若干左手寄り、鍵盤と指使いが見える席が好まれるようだ。
しかしながら、私はいつも顔が見える位置、比較的、右手を選んできた。
今回はあえて左右の列の中からステージに向かって左手、前から7列目ほどだろうか、
を選択。

プログラムはオールリスト。
先ほどとはうってかわって黒のシャツに黒のタキシードパンツで登場。
いきなり、「ハンガリー狂詩曲第2番」
斜め後方から初めて金子三勇士のリサイタルを観る。
正面と違い背中には心の内がそのまま現れる。
ピアノの指使い、手の使い方にも目を奪われる。

ハンガリーラプソディー、ここのところ、彼のCDで聴き込んできたが、
勇壮さと静かに進む部分とのコントラストが生だとより鮮やかに感じる。
そしてあらためて金子三勇士の演奏が、
いかに繊細で隅々まで丁寧に神経が行き届いているかを視覚的にも体感した。
終わった瞬間、掛け声と共に拍手しそうになる。
会場は静まり返っている。
コンサートではなく、公開されていても審査される試験であったことを我に返り思い出す。

三勇士はその後、しばらく呼吸を整えていた。
椅子の高さを変えたり、遠くを見つめたり。
目をつぶって切り替え集中力を高めているのがわかる。
ステージの上のソリストは孤独だ。
いったん壇上に上がったら何が起きても一人で解決し演奏を続けなければならない。

「愛の夢第3番」
トリッキーなハンガリー狂詩曲から、全く曲種の異なるこの曲へと来たか。
男女の愛ではなく人類愛を説く詩にリストが曲をつけたと聞く。
ゆったりとした中にも荘厳さを秘めたこの曲。
柔らかな調べだが弾く方はその曲に優しさや暖かさを乗せるためにどれだけの努力が必要かということ、
この日に鍵盤に運ばれる三勇士の手と揺れる背中を見ながら思い知らされた。

巡礼の年より「オーベルマンの谷」
私は今日、自分が泣くとは思っていなかった。
しかし、この曲の中盤、涙が流れ始めた。

「あなたはいつも困難な道をあえて選んで生きてきた。
そうやって安易な道を取らずに頑張ってきたことは一つも無駄になってはいない。
今までの体験が聴く人の心に響く演奏ができるピアニストへと確実に導いている。」
と三勇士の背に向かい私は心の中で想っていた。

「オーベルマンの谷」が終わったところで金子三勇士は楽屋へと下がった。
その間に私は席を左手から右手へと移動する。
今度は右の中ほど角の席へ。

客席は後方を中心に埋まっている。
先生方も後列に並んで着座されている。
ほとんど若い女性、同じ大学の学生達もたくさんいることと思う。
年配の女性も多い。そういう中で若い男性が二人、かなり前方の位置に座っていた。

リスト「ピアノソナタ」
右手中央後方は音のバランスが良いが、
やはり先ほどの席の方が息使いや心の内が感じられた。
しかしペダル使いを含めてこちらだと全体像として捉える事が出来る。
コンサートでは中々できない二つの位置から観て聴く、という贅沢な体験をさせて頂いた。
この曲は何度聴いても素晴らしい。彼の定番として定着しつつある。
もちろん演奏もその都度変わってはいるが、自分のその時の心理状態によっても違って聴こえる。

演奏の余韻に浸りながら、コンサートホールの外に出ると、
金子三勇士も楽屋からこちらへと回り、訪れた観客達と対話していた。

今日は試験ではあっても自分のテリトリー、学内でしかもソロの演奏。
リラックスしてのびのびと演奏していたように思えたのだが、
後ほど本人から聞くところによると学内においてはあくまでも生徒の立場になり、
演奏会とは違った意味で、実はとても緊張していたことを知った。
東京音大の100周年記念ホールの音響、ピアノ、スタインウェイDも完璧に整えられている。
ピアノと演奏者がぴったりと寄り添い一つになっていた。

終わった後、しばし談笑。
横で辛抱強く待っていられた年上の女性二人がいらした。
前方中央でご覧になっていられた方達だ。
最後に三勇士にサインをお願いされていた。
その控えめで上品な様子が見ていて微笑ましい。

別れ際「では17日のサイン会でね。」と言うと思わぬ言葉が返ってきた。
「サイン会、6人位しか来てくれなかったらどうしましょう?」
もちろん冗談で言っているんでしょうけど。
「だいじょうぶよ。今日だってこんなに大勢の方がいらしたんだし。」
と言いつつ、心配になった。

そういうわけですので、皆さま、どうぞ、10/17(日)17:00より渋谷タワーレコードにての、
30分のミニコンサートとサイン会、こぞっておいで頂けるとありがたいです。
いらして下さったファンの方達とサイン会でお会いできるのを
金子三勇士君も心待ちにしていますので。

ミニコンサート&サイン会
『Miyuji plays Liszt』CD発売記念イベント
日時:2010年10月17日(日)17:00~
タワーレコード渋谷店6F
お問合せ:03-3496-3661
http://tower.jp/store/event/2870

ちば あきこ & Asi Matathias コンサート

2010-10-08 08:51:17 | その他のライブ
千葉あきこさんとアシィー・マタティアス君の東京のデビューコンサート、
知り合いの方が後援会を立ち上げられたとのことで伺った。

ビルのオーナーが会議室をピアノリサイタルにも使用できるように設営し、
小さなステージとスタンウェイのピアノが入っている。

後援会長の挨拶、社屋を所有する社長の挨拶、二人のそれぞれの会社のスタッフの司会で、
コンサートは進められた。

アシィーのヴァイオリンは情熱的だ。
千葉さんのリスト「愛の夢」いつもK子M士君の演奏を聴いているが、
彼女は女性らしくまとめた。
二人で奏でるフランクのソナタ。
ずっと共演しているようで息はぴったりだ。

コンサート終了後、立食のパーティーとなる。
あきこさんのお母様は料理研究家でアメリカで料理本も出版されている。
プロと主婦、欧米風と和食、それぞれの良さが取り入れられ、美味しく見た目も華やかだ。

Asi Matathiasは、インドとユダヤのハーフだが、イスラエルに住み、アメリカでも学んだ。
パーティーの際に話すと、ユダヤの習慣の元に育てられパルミツバも受けたそうだ。
「ラビからその日に向けて特訓を受けるんだよねぇ。」と懐かしそうに話してくれた。
月初めにボストンでユダヤ人家庭に滞在した話をすると、「それなら新年のお祝いの時でしょ?
ユダヤの新年の料理、あの魚とか食べた?」と盛り上がる。

イスラエルはとても良いところなので、ぜひ訪れて欲しい、自分も母国でのコンサートを来年は入れている、
日本では昨日は鎌倉、翌日は松本で演奏すると話していた。

帰りに受付の男性がお祝いに入口に送られていたフラワースタンドから花を抜き、
新聞紙に包んで持たせてくれた。その心遣い嬉しい。
ワインカラーでまとめられた秋の色彩の花束。

Sometimes I Cry 歌詞付き映像

2010-10-07 08:48:24 | "Lost In Time"発売まで
つい先ほど、エリックべネイがmyspaceに投稿した"Sometimes I Cry"の新しい映像。
Eric Benetの今までに見たことのない新しい写真がたくさん。
ジャケ写用に撮影したものだろうか。
そして、"Sometimes I Cry"エリックべネイが歌う速度に合わせて、
画面に歌詞がカラオケ風ではなく、スタイリッシュなイラスト風に浮かび上がる。
この映像で、"Sometimes I Cry"しっかり覚えて、来年のエリックの来日には、
一緒に口ずさみたい。
そしてサビの部分はぜひ、コーラスで参加を。
http://blogs.myspace.com/index.cfm?fuseaction=blog.view&friendID=373684961&blogID=539709912&TemplateId=25&utm_source=ORM&utm_medium=notification&utm_term=bloglink&utm_campaign=25_NewBlog&emailId

エリックのライブでプロポーズ!?

2010-10-06 01:10:19 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
画像はエリックのお誕生日プレゼントにファンクラブのダニエルが渡した標識。
「エリックべネイ通り」ともとれるし「エリックの流儀」とも。

さて、動画はエリックのライブでステージの上からプロポーズした男性の映像。

エリック・べネイは"When You Think Of Me"を歌う。
この歌の前にエリックはいつもよりも長い説明を加えた。
この曲は自分の実体験に基づいていると。

大学時代付き合っていて自分の元を去って行った女性。
エリックがワーナーと契約した途端に突然、エリックの前に現れたそうだ。
「あなたのことをずっと思っていた。」と。

そう、"When You Think Of Me"はエリックの恨み節。
あんなに僕を傷つけておいて今さら、ずっと僕を想っていたなんて、冗談じゃないでしょう。
そういう気持ちを歌にした。

この曲を歌い終わった後でエリック、「この曲の後で何なんだけど、」
「デリクっている?」と会場に聞く。
すぐに彼はステージの上へとやってくる。
「うそでしょ?デリク!」と声が掛かる。
エリックは「知り合いなの?」
「一緒に働いている人達なんだ。」

エリック、「彼は今日、僕のショウ、この日、この瞬間を選んでくれた。」
ここで既に敏感に雰囲気を察した観客からため息が漏れる。
「彼はこの場でプロポーズしたいそうだ。」
彼女は恥ずかしがって中々出てこない。
しかしようやくステージへと上がる。

するとデリク、「彼女は『チョコレートレッグ』ではないかもしれないけれど。」
客席からは歓声、エリックべネイも笑って、そして彼女もぐるっと回って見せる。
アフリカ系ではないということだ。

その瞬間、デリクはひざまずいた。
アメリカの映画でしか私も見たことがない。
男性が女性に結婚を申し込む正式なしきたり。
客席はどよめく。

デリクは彼女の手を取り、エリック・べネイの前で歌い始めた。
"Spend My Life With You"を。
「毎朝、目覚めた時、君の顔が見たい。毎晩、君の心臓の鼓動を感じながら眠りたい。
最後の時までずっとこう思いながら君と一緒に過ごしたい。
君と生涯、添い遂げたい。」と歌う。

途中からキーボードが加わる。キーボード奏者はエリックの眼を見る。
エリックはよし、よしと頷いて同意している。

彼が歌っている間、エリックも大喜びで微笑んでいる。
バックボーカルも涙を拭き、プロポーズされた女性も顔を覆って涙。

観ていて私も感動しました。

この男性は、エリックの歌を知り尽くしたファンですね。
そしてエリックの前でエリックのショウでエリックの曲を歌ってプロポーズするなんて、
すごい度胸。
素晴らしい!
私もこの場に立ち会いたかったです。

現在、独身の方、エリックのライブではエリックべネイ立ち会いのもと、
男性の公開プロポーズあり、と心にとめておいて下さい。
いいなぁ。
プロポーズの映像は3:35辺りから。

Proposal at Eric Benet Concert

Eric Benet - Sometimes I Cry LIVE

2010-10-05 00:00:28 | "Lost In Time"発売まで
これって携帯からアクセスしている人も観られるかな?
"Sometimes I Cry"のライブ映像。
エリックは渾身の力を込めて歌っている。
うっとりと聴いていると、途中から「僕と一緒に歌ってくれると嬉しいなぁ」
とエリックはメロディーに乗せて歌い始める。
「ところで。」とエリックは話を切り出す。

「ここにいる女性達。『私は失恋したことなんて一回もない。』なんて言う人はいないよね。
もしいたら、その人には関係ない話。
失恋を経験してその辛さを知っている女性は僕と同じように歌って欲しい。
この曲を聴くのが初めての人もいるよね?
歌詞は"Sometimes I Cry Baby"、メロディーは僕は一回しかやらないよ。
良く聴いていて。」
と歌ってみせる。

いやいや、とってもエリックと同じようには歌えないと思っていると、
みんな、声を張り上げてコーラス。
お上手です。
エリック・べネイ、歌っていない人を見つけて、「どうしたの?
歌った方がいいと思うよ。」

そして男性へ。
「女性は意外に男性がいかに繊細かってわかっていないんだよね。
僕と同じように歌って自分の繊細さをアピールしよう。
いい?一度しかやらないからね。」
う~ん、こちらの方が音を取るのが難しそうだ。
でも男性達は上手にしっかりと大きく歌った。
「エリックべネイのショウを観るだけのつもりで来たのに、
何で歌わなければならないなんて思っている人いない?」

最後は男女合わせてコーラス。
そのハーモニーは美しく決まった。
エリックもご満悦で「もう一回聴きたいねぇ。」
皆で繰り返す。
そして最後はぴたっと決まって終わった。

さあ、日本のエリックべネイファンの皆さん、
仮にエリックがバレンタインに例えばブルーノートのライブに登場したとする。
周りはヴァレンタインだからデートしてお食事してショウを観る、
そんな人ばかりでエリックの名前も歌も分かっていない人ばかり。
そういう状況であなたは周りの人も動かすパワーで"Sometimes I Cry~"と
声を限りに歌えますか?

「このブログ、ちょっと見てみようと思って寄っただけなのに、
エリック・べネイのライブに行って自分も歌わなければいけないのか?」
そんなことを考えているあなた、今からバックコーラスの練習ですよ!

Eric Benet - Sometimes I Cry LIVE

HMVに"Lost In Time"をプレオーダーしよう!

2010-10-04 00:01:19 | "Lost In Time"発売まで
画像は昨日のメリーランド、アナポリスのライブで
ファンクラブからの少し早目のお誕生日プレゼントの帽子を受け取り、
照れながらかぶるエリック・べネイ。
今年はこの帽子とエリックの彼女、マニュエラが力を注いでいるハイチに学校をつくるための基金に寄付。
喉を痛めてかなり体調は悪かったようだが、全くそのような様子は感じさせないライブを終えたエリック。

新しいアルバム、"Lost In Time"からシングルカットされている"Sometimes I Cry"
そしてNEWアルバム中のフェイス・エバンスとのデュエット曲、"Feel Good"が披露されたようだ。
http://yfrog.com/msi8hz
この動画、皆さん見れるでしょうか?

さて、昨日のJ.Iさんからの投稿、私も目から鱗だった。
HMVのサイトにエリックの新譜、12/8前後発送予定と書かれていた。
アマゾンを検索するとまだ"Lost In Time"の掲載はない。
私はここで終わってしまった。
しかしJ.Iさんはここでしっかり予約注文を入れた。
予約がたくさん入れば入るほど、音楽業界にどれだけエリックの新しいアルバムが待たれているか、
知らしめることができる。
このからくりを私はうっかり読み損ねた。

早速、HMVのサイトから注文。
そして情報も投稿。
しかし。納得できないのはHMVサイトのこのアルバムの説明、"Sometimes I Cry"が、
いかにぶっ飛び級のとろける曲だと表現したかったのだという気持ちはわかるが、
「失○」とは・・・
「その表現はエリック・べネイにも失礼なので避けて頂きたいと思います」という依頼も合わせてした。
今日、訂正されているだろうか。

J.Iさん、旅疲れでぼ~としていた私の目を覚まさせ、喝を入れて下さり、
ありがとうございました。
皆さんもぜひ、HMVでEric Benet"Lost In Time"を先行予約しましょう。
予約が多ければ多いだけ、少しでも発売日が早まるかもしれません!
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3920887

追伸
"Feel Good"さきほど、youTubeにアップロードされました。Enjoy!
Eric Benet - Feel Good LIVE

沖縄ソウルサミット

2010-10-03 07:17:08 | その他の旅
ボストンから戻ったのが15日、翌々日、17日にはコットンクラブのカメオのライブへ行った。
初日の1stショウ、とても盛り上がり楽しいライブだった。
しかしその次の日、朝起きると時差ボケと疲れとお酒が混ざって、かなり体調が悪かった。
昨日はほどほどにしておくべきだったと反省。
ドラッグストアでユンケルを奮発する。何かおじさんみたい(おばさんはロイヤルゼリーとかを飲む)

自宅から羽田までは比較的近いがさすがに電車に乗る気にはなれずタクシーを使う。
マサチューセッツから戻って三日後に沖縄へ向かうとは、しかも仕事でもないのに、
ノー天気なヤツだと思われるかもしれないが、こっちの方がずっと先に決まっていた。
マサチューセッツ行きが後から予定の中に入り込んだのです。

飛行機は満席で夫の隣に一人の男性が乗り込んできた。
たくさんの荷物を抱えている。
どういうわけか会話が始まり、家の近くのお花屋さんのオーナーで、
しかも共通の知り合いもいることがわかった。
その男性は法事のために沖縄の実家へ帰ると言う。
機内販売が回ってきた時、化粧品のポーチを「あるだけ全部下さい。」
久々の帰省なので持っている荷物も全部お土産、それでも一族全員分に満たないので、
機内で買占め。

沖縄本島から道路で繋がった島を所有する一族でどうもユタ(沖縄特有の祈祷、霊媒師)
の家系らしい。
翌日は本人は本島での法事に参加するため留守にしているそうだが、
レンタカーでその島を見に行くことに。

東京も暑いと思ったが、那覇に着くと更に湿気が強い。
ホテルから中心街まで出て行くのもしんどいなぁと思っていたら、
ホテルの隣にステーキハウスがあった。
沖縄料理も前菜で出てくる。
アメリカの鉄板焼き風とも言える。
それなりに楽しめた。

帰り道、ホテルの脇で猫が前を横切り、ビルの裏へと入って行く。

翌日はホテルでの朝食の後、レンタカーの問い合わせをする。
ホテルの近くの店はもう予約で一杯。
少し離れた店に電話するとまだ空きがあるとのことで、そちらまで歩く。
10時少し前、たいへんな混雑だ。
4時までの予約をして島へと向かう。

途中、300年以上前に建てられたという「中村家」を見学する。
アメリカで「日本では珍しくもないでしょうけれど、この家は300年前に建てられたのよ。」
と前の週にいくつかの家を見学してきたが、沖縄でも観ることになるとは。

風の抜ける作りになっていて、りっぱなかまどと中庭、沖縄ならではの調度品が印象的だ。
靴を脱ごうとした途端に「ニャ~。」と声がして白にブチの雌猫が登場した。
しばらく遊ぶと猫は家の中へと堂々と入って行った。
この家の猫らしい。

島に渡る橋から見える海の色が綺麗だ。
途中で停めて海岸へ降りてみる。
しかし暑い。
そして岩場とサンゴのかけらがたくさんで海水浴には向かないようだ。
何を思ったのか、そこで私は木の切れ端を手に砂浜に書き始めた。
"Sometimes I Cry"、iPhoneで撮ると今一つ字のバランスが悪い。
"Lost In Time"、これは決まった。

早速facebookにアップすると、Eric Benet本人からも「超イケてるね!」とコメントをもらう。
(11月に発売になるエリック・べネイのアルバムが"Lost In Time"、
そこからシングルカットされてヒットしつつある曲が"Sometimes I Cry"です)

島を車で一周したが慣れない車とナビ、知らない道、いつのまにか車の通れないけもの道、
海へと向かう細い道に入り込んでしまい、途中でターンをして引き返したり、
バックで戻ったり。
美しい海と南の島らしい自然の植物に囲まれる中、人はほとんど見かけない。
ところが選挙期間中らしく突然、選挙カーが登場し演説が始まった。

島を後にしてアメリカ村へと向かう。
東京周辺にもあるような複合娯楽施設だったので、時間も押しているため、
見学は止めてアメリカと沖縄にしかないハンバーガーショップへと入る。
東京のバーガーショップとは違いフライドポテトにチリ風味のソースを掛けてローストしたものとか、
ルートビアもあって面白い。


那覇市の中心部は渋滞していてレンタカーショップへようやく時間ギリギリに辿りついた。
その後、シャワーを浴びて集合時間にロビーへと降りて行く。
全国のソウルバーの関係者とお客がぞくぞくと集まってくる。
かなり個性的なメンバー、アフロヘアの女性も数名。
私も来年はドレッドヘアかアフロで参加したい。

全員集合するとホテルから歩き始める。
公園を抜け裏通りを歩き続ける。
はぐれたらとても戻れそうにない。

ようやくお店の看板が見えてくる。
ここでもまた猫が前を通って店の裏へと消えていった。

着いた先は正統派の和食屋さんだった。
郷土料理と伝統的な日本料理が並んでいる。
「ソウルサミット」でフライドチキンやスペアリブではなく、
こんな美味しい和食が食べられると思ってもみなかった。


その後、国際通りにあるクラブへ。
一緒に参加していたセルジオ武藤とウディーファンクがステージへと上がる。

ウディーのトークボックス、二人の呼吸のあったシング&ダンス、
私たちの後ろに品のいい三人のブラザーズがいて盛んに掛け声、
一緒に歌っている。
夫がその様子をyouTubeへアップロード。
WOODYFUNK TALK BOX in Okinawa Soul Summit 2010 Sep.


「可愛い人よ」ヒットさせたご本人とこの日のメンバー、
赤坂のソウルバーのオーナーなども加わり、パーフォーマンス。

Maze、フランキー・ビバリーの時にもお見かけした博多のソウルバーのオーナーもいらしていた。
沖縄のソウルバーのスタッフ達が手厚くもてなしてくれる。
めちゃくちゃ楽しかったが2時過ぎには失礼する。
翌日は朝、10時過ぎまでぐっすり眠ってしまった。

歩いて国際通りから市場通りへ。
市場で朝食を兼ねた昼食、買い物など。

そしてデザートも。
沖縄のフルーツの入ったあんみつ。

帰りは日差しが強いのでタクシー。
初乗りが500円、空港からホテルまでも千円ちょっと。

この日は1時集合で2時からバーベキューとのこと、参加したかったが、
他の方達はもう一泊、私たちはこの日に帰るので残念だがパスした。

沖縄から帰った直後は気が張っていたのかしっかりしていたが、
2日後のお彼岸の中日、大雨の降った日から、
マサチューセッツと沖縄両方の疲れがどっと出てきてしまった。

20日前は11月の陽気のマサチューセッツ、10日前は真夏の気候の沖縄に行き、
今は東京も秋。
9月を振り返ってみると二つの旅行と準備、帰ってからの溜まった用事と片付けで
あっという間に夏が終わってしまった。
充実していたとも言えるが、私のペースにしては忙し過ぎた気もする。

Eric BenetのNEWアルバム、11/23にアメリカでリリース

2010-10-02 07:22:30 | "Lost In Time"発売まで
エリック・べネイの5thアルバム"Lost In Time"のアメリカでの発売日が決定した。
11月23日。
4thアルバム"Love and Life"の時はアマゾン、HMV、タワーレコード、
それぞれの若干の差はあったがアメリカよりも一週間ほど後だった。
今回もWBJに問い合わせたところ、詳細は未定と返事が返ってきた。
"Love&Life"は日本で発売になるかと心配したが、今回はアメリカよりは遅れるが、
必ず輸入盤が日本でも発売されると楽観している。

合わせて、"Lost In Time"のセットリスト、そしてカバー(画像)が公表された。
1. Never Live Without You
2. Feel Good (w/ Faith Evans)
3. Sometimes I Cry
4. Always a Reason
5. Paid (w/ Eddie Levert)
6. Take It (w/ Chrisette Michele)
7. Stir It Up
8. Summer Love (w/ India B backing)
9. Lost In Time
10. Good Life (w/ Ledisi)
11. Something's Wrong

Bonus Tracks
Lady
Wake Up Everybody
Last Train

ソロももちろんだが、デュエットがレディシ、クリセット・ミシェル、フェイス・エバンス、
エディー・リバートといったいこれは何というラインアップだろうか。
一つのアルバム中にこれだけの実力派とのデュエットが散りばめられている。
そして娘のインディアも参加している。

ほんとうに新しいアルバムの発売が待ち切れない。
"Sometimes I Cry"アーバンACチャート、自宅を留守にしている間に今では、
ベスト5にエントリーしていた。
"Love&Life"の時にエリックは「初めてワーナーが好きなようにアルバムを作らせてくれた」
と言ったが、今回の"Lost In Time"では好きなようにだけでなく予算もたっぷり取ってくれて、
かなり力を注いでくれた、とも言えるだろう。

エリックのツアーのスケジュールも発表された。
10/01 - Annapolis, MD
10/02 - Raleigh, NC
10/03 - Philadelphia, PA
10/04 - New York, NY
10/05 - Foxboro, MA

11/04 - Richmond, VA Landmark Theater
11/05 - Norfolk, VA Chrysler Hall
11/06 - Philadelphia, PA Tower Theatre
11/07 - Baltimore, MD Meyerhoff Sym. Hall
11/10 - Savannah, GA J Mercer Theatre
11/11 - Atlanta, GA Fox Theatre
11/12 - Tampa, FL Tampa Bay PAC
11/13 - Jacksonville, FL Moran
11/14 - Miami, FL JL Knight Center
11/17 - Charlotte, NC Ovens Aud.
11/18 - Greensboro, NC  War Memorial
11/19 - Columbia, SC Township
11/20 - Birmingham, AL BJCC Concert Hall
11/24 - Los Angeles, CA Nokia Live
11/26 - San Diego, CA Copley Hall
11/27 - Oakland, CA Paramount Theatre
12/02 - Dallas, TX Verizon
12/03 - Memphis, TN Desoto Civic
12/04 - New Orleans, LA UNO Lakefront Arena
12/05 - Houston, TX Reliant Arena
12/08 - Indianapolis, IN Old Nat'l at Murat
12/09 - Louisville, KY Palace Theatre
12/10 - Detroit, MI Fox
12/11 - Cincinnati, OH P&G at Aronoff Ctr.
12/12 - Augusta, GA Bell Auditorium
12/27 - New York, NY Beacon
12/28 - Washington DC  DAR
12/29 - Cleveland, OH State Theatre
12/30 - Chicago, IL Auditorium Theatre
01/01 - St. Louis, MO Fox Theatre

単体のショウとアメリカンアイドルからデビューして
しばらくはブロードウェイミュージカルなどに出演していたファンテージアとの共演。

アメリカ全土をエリックが回り、多くのファン達がライブでエリックべネイの姿を観ることができる。
新しいCDのPRとしてもこれはたいへん望ましいことだ。

しかしながら、1/1までのアメリカでのスケジュールがびしっと出たことで、
今年の日本でのライブは期待できなくなった。
ブルーノートのスタッフの言葉通り、ヴァレンタイン頃の来日となるのだろうか。

本日10/1金子三勇士、デビューCD発売

2010-10-01 04:43:52 | ピアニスト 金子三勇士
10月1日、金子三勇士待望のデビューアルバムがソニーミュージックより発売となった。
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=2421&cd=MECO000001003

Miyuji plays Liszt
品番:MECO−1003
定価:¥3,000(税込)
企画・制作:ソニー・ミュージックダイレクト
販売:ミューズエンターテインメント
レーベル:ロハスクラシック

昨日、雨の夕方にたまたま家に一度帰ったところ、宅配便が。
10/1に届くのかと思ったら先行予約をした人には前日に届いたようだ。
夫、母、叔母からも「受け取った!」の連絡が。

普段買うCDやDVDよりも大きな箱に入って届いた。
それは大きなポスターが梱包されているからです。
ワクワク、ドキドキで箱は開け、ポスターもしっかりチェックした。
しかしCDの封は今だに切っていない。
事前に録音されたCDを聴かせて頂いているが、
こうやって市場に出た金子三勇士のCDを実際に手に取ると余りに愛おしくて開けられない。
しばらくこのままで飾っておいて、喜びをかみしめてから封を切ろうと思っている。

選曲はすべてフランツ・リスト。

それぞれの曲についての過去のブログ
ピアノソナタロ短調
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20090628
ラ・カンパネラ
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20100515
オーベルマンの谷
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20100609
ハンガリー狂詩曲第二番
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20100617
愛の夢第三番
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20100212

今までアップロードした映像中、この1stアルバム中に含まれる曲の映像が見られるのは、
「愛の夢」第三番