Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

金子三勇士、キシュマロシ村へ凱旋公演

2015-05-19 21:43:36 | ピアニスト 金子三勇士
アメリカのオーディション番組「アメリカンアイドル」では、
候補者が最後の4人に絞られ、その4人が各自生まれ故郷へと
凱旋公演を行う"Home Coming"の様子が週末に放映された。

ちょうど時同じくしてピアニスト・金子三勇士、
6歳から13歳まで祖父母と共に暮らしたハンガリーのキシュマロシ村へと向かった。
ハンガリーの首都ブダペストや地方都市でコンサートツアーを行っていた金子三勇士、
子供時代を過ごしたキシュマロシ村でのコンサートは、
ことさら感慨深いものになったようだ。

雪が深く、まず出掛ける前に雪かきをするのに数時間かかったこと、
近隣に子供がいないので動物が遊び相手だったこと、
当時は救急車を呼んだとしても到着まで数時間掛かるような田舎だった、
月に一度、街に降りて行き、高崎に住む母親に電話するのを楽しみにしていた、
日本から来た少年を給食のおばさん達が可愛がり、
ハンガリー独特の美味しい料理をたくさん大盛りにして食べさせてくれたこと、
リスト音楽院に入学してからも、
初めはお祖父様が車で往復何時間もかけて送迎していたが、
その時間を練習に充てるべく、13歳からはブダペストで一人暮らしが始まった、
そんな話を折に触れ思い出深く聞かせてくれていた。

キシュマロシ村、まず三勇士の公演のためにポスターが作られ、
村に一つしかない公会堂にはグランドピアノがレンタルされる。
そこに集まった人々の前で三勇士は演奏し、村長から名誉村民賞が授与される。

子供時代に一緒に過ごした友人は、その頃の写真を持ってやってきていた。

三勇士の母校の小学生達はピアノの近くに寄り、周りやピアノの下で生演奏を体感する。
その小学校には金子三勇士の写真が廊下に卒業生として飾られているそうだ。
写真でしか見たことのなかったピアニストの演奏を直に聴くまたとない機会。


感極まり涙する三勇士の写真は地方紙の紙面を飾った。
現地での熱気が伝わってくる。


金子三勇士、プラハを案内する番組の放映が既に予定されている。
5月24日(日)BSフジ  20:00〜20:55 
欧州音楽紀行第2弾「〜偉大なる音楽家が愛した歴史と芸術の都・プラハ〜」

キシュマロシ村在住のライターによる金子三勇士のインタビュー(2011年3月)
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/e/63aea5eca7f0511d8de7163916bd35e4


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