Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Ledisi @ Billboard Tokyo 3/22 2nd

2012-03-23 14:22:07 | その他のライブ
平日のセカンドショウ、開場は20:45、開演は21時半。
早めに会場に着くとS氏は既に到着している。
建物内の喫煙室で会い、LedisiTシャツを手渡す。

ビルボード・フロント前に戻ると、
1stから観ていたnkmrakikoさんも既に出てきていて、
2ndからのchanparaさん、K君、Yukaさんともお会いできた。

これから始まる東京最後のセカンドショウ、
nkmrakikoさんは4回目、私達とchanparaさん、K君も2回目になる。
この日は皆さんは自由席、私たちは指定席のシートカウンターL。
時間に余裕がなかったのでこの席を選んだ。
先日のアル・ジャロウ&ジョージ・デュークではカウンター左端だったが、
今回は中央を押さえることができた。

バンドのメンバーと共にレディシが現れる。
おっ、今日のレディシの髪型はダウンスタイルだ。
人の顔も下から見上げるのと、上から見下ろすのではかなり印象が違う。
今日のLedisiは前日にも増して美しい。
スポットライトにアイシャドーと鮮やかなリップが映える。

やはりこの位置は視界、音響共にベスト。
しかしながら、客席が見えないので観客との一体感は薄くなる。
アーティストの傍に座る臨場感にも欠けるかもしれない。
それでも立ち上がっても歌っても周りが気にならないし、
個人的にガシガシ歓声を上げるにはもってこいだ。
全体の動きも観ることができるし、Ledisiとも正面から向き合い、
視線を合わせることもできる。
自由席の先端、指定席の中央、どちらの席にもそれぞれ良さがある。

バックの女性二人が秀逸だ。
レディシは二人にステージを預けて退場する時に、
「思いっきり歌って。でもこれは私のショウだってこと忘れないで」
お決まりのセリフかもしれないが、それぞれ高音、低音を聴かせる。
レディシと三人で並んでダンスする時も大柄の二人がレディシを囲んで踊るのは、
観ていて声援を送りたくなる。

「女性たちのための歌よ。」とLedisiが"Pieces Of Me"
を歌い始めた時に、なぜだか目が霞んできた。
それに続く"What A Wonderful World"昨日に続き涙がどっと出てくる。
この流れ、どうしてこんなに泣けるんだろう。
悲しい曲じゃないのに涙が出てくるのは、
レディシの歌の持つ力強さや感情の豊かさに魂が揺さぶられて、
自然と涙腺が反応してしまうのだろうか。

"It's All Right"の前コメ、レディシは昨日とは違い、
「私がたいへんな思いをしている時に、ママがこう言ってくれたの。
"It's all right"って。その言葉でとても楽になった。
だからこの曲はママのお蔭でできた曲。ママは今回初めての日本なのよ。」
昨日のように客席の端にいるママが立ち上がって手を振る。

最後にバンドのメンバーを紹介し、この曲を終えてレディシは楽屋へと向かう。
シートカウンターの端を通るので、駆けつけるとハグ、
"Muah!"という言葉と共に頬にキスをしてくれた。
夫も後ろから手を伸ばして握手。
レディシはやっぱり熱くて素敵な人だ。

ブレンダ・ヴォーンが私の前を横切る。
お別れコンサートに先月行ってるので、声を掛ける。
「日本にもういないのかと思った。」
「まだ少し滞在しているのよ。
でも今日のショウ、あなたどう思った?
ほんとレディシって最高よね。」
そう言えば自分のコンサートでブレンダが
Ledisiのファンと言っていたことを思い出す。

終了後、ママに昨日撮った写真を渡す。
ママはとても喜んでくれて、夫とサインの交換をしている。
nkmrakikoさんは大阪も行くからね、と伝えると「大阪でまた会いましょう!」
きゃっ、きゃっと飛び跳ねながら楽屋への階段を降りて行くママ。
やっぱりこのお母さんがいてレディシがいると思わせるものがある。
Sさん、chanparaさんも一緒に見送る。

家に帰ってもこんなに凄いショウを観た後は、簡単には眠くならない。
それでもLedisiのCDは敢えて聴かない。
耳に残った音や印象を大切にしたいから。
頭の中でレディシの曲がループしている。

明日の大阪のショウ、東京からnkmrakikoさん、J.Iさん、Hさんが向かう。
大阪でも観客を吹き飛ばすショウを観せてくれるのに違いない。