Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンアイドル シーズン11 ハリウッド予選

2012-02-26 21:59:46 | アメリカンアイドル
ハリウッドウィークが始まった。

候補者たちにとって、ここまで来たと言うべきか、
いや、まだ始まってもいないと言うべきか。
新しいチャプターがスタートする。

アカペラで一曲ずつ、審査員の前で歌い、
審査員のコメントはなし。
ここで半数が脱落する。

セントルイスでサム・クックを歌い、
審査員達が彼の心地よい声を聴き続けたくて、
質問を歌の掛け合いのようにしたジョニー・キーザー。
"Dreaming"
会場が大きくなっても臆することなく、
素晴らしい歌声を聴かせた。

一方、韓国系の二世、ヒージュン。
「あんな人は初めて見た。圧倒される。」とジョニーの歌に感服している。
会場でも「きれいな人達ばかり。いったい何を食べてるんだろう?」
緊張から震えているが、そこから心に響く歌声が引き出された。

ブルージーなボーカルコーチのエリーズ、
シーズン6でグループ審査に敗れて、今回再挑戦したヘイリー・ブラウン、
かつてティーンのグループで歌っていてその後、歌を諦めたハリー・デイ。
オーディションから好感を持てた人たちが勝ち進むのを観るのは気分がいい。

サバンナで父親の質店を手伝うフィリップ・フィリップス、
家族でバンドをやっていて子供の頃から歌ってきたピッツバーグのリード・グリム、
どちらも地元のオーディションよりも力が発揮できなかったかに見えたが合格。

一方、昨年、ハリウッド予選で落ちて再挑戦のトラヴィス・オーランド。
母は家を出て、双子の兄弟と父と暮らしている。
昨年よりも状況が悪くなっているだけに、何とか通過して欲しかった。
歌はスティーヴィー・ワンダーの"All I Do"
息継ぎや歌い方にエリック・べネイを彷彿させる部分を私は見つけてしまったが、
残念ながら通過できなかった。

耳が聞こえないところからいくつもの手術を重ねて、
聴力と話すことも可能にしたというガルシア、
歌もキャラクターも応援したいものを持っていたウルフ、
どちらも脱落してしまった。

一日目、合格したのは約60名。

二日目、デビッド・クックに外見が似ているアダム・ブロック。
幼い娘を残して故郷から出てきた。
ジェニファーが似合いそうと言った曲、"Walking In Menphis"で合格。

ジェーン・キャリー、俳優のジム・キャリーの娘。
女の子は父親に似るとよく言われるが、ほんとうにそっくり。
失敗を笑顔でちゃかすが、オーディションではジムとの共演を懐かしがった
ジェニファーの顔にも今回は笑顔はない。
脱落して落胆する娘にジムは「自分もたくさん失敗をしてここまで来たんだよ。」
と慰めてくれたそうだ。

17歳に見えないほど幼く見えるノースカロライナのアフリカ系、デビッド。
セリーヌ・ディオンの歌で審査員達を唸らせた。
エリックべネイも「子供の頃は小さくて痩せていて目立たなくて、
全然もてなかった。でも学校のイベントで歌ったとたんに人気者になって・・・」
とインタビューで答えていたのを彼を見ていたら思い出した。

シャノン、大リーガーの父を持つ16歳のジュリア・ロバーツ似の美人。
アリシア・キース"Falling"
地元のオーディションから続き、絶好調だ。

ジェシカ、脳卒中で倒れた婚約者アンジェロのリハビリを支えている。
アンジェロも会場に来ている。
「大勢の人が応援してくれている。
皆の夢を束ねて歌うつもりよ。」
やっぱりドラマのある人の歌には説得力がある。
合格できて良かった。

ジェニファー・ロペスは懐疑的だったが、男性審査員から合格を貰った
NBAダンサーのブリタニーも合格。

DJでウェディングシンガーのエリカ、
ニューヨークのアーティストのクレイトン、
音楽教師のアーロン、
歌える人はもう、骨格や口の構造から違うのではと思わせる。
三人とも合格。

シモーヌ、16歳。
オーティス・レディングの曲を歌った理由を尋ねられ、
「年齢の高い人達にも喜んでほしかった。」と答えているうちに、
ステージから落下してしまう。
緊張と興奮と疲れで足元がもつれたのだろうか。
結果が心配。

次回はグループ審査、この番組中で最も厳しい戦いが始まる。
ここからは、優しく、そして強くなければ生き残れない。