Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

マイケル・ジャクソン ライフタイムコレクション @東京タワー

2010-07-09 18:47:02 | Weblog
マイケル・ジャクソンの衣装、手袋、エリザベス・テイラーとハリウッドをドライブしたというロールスロイス、
東京タワーで行われているマイケルジャクソンのコレクションの展示、
命日にあたる(日本時間の)6/26、行こうと思い電話をしてみた。

週末、そして命日であるためにダンスイベントもあり、かなり混雑、
場内である程度、ゆったりと観られるように
入場制限があることなどを聞きこの日の観賞はあきらめた。

好評のため、開催期限が7/4から一週間延長され7/11までになったと知る。

東京タワー、ひじょうに久しぶりだ。
御成門から地下鉄を降り、道がわかるかなぁと思いながら外に出ると、
東京タワーはどこからでも目立つ。
そこを目指していくのは難しいことではなかった。

東京タワー入り口でチケットを買い、コレクションの入り口前で少し並び、
10数名ずつの入場。

以前にある方の生前着ていた洋服の展示を見た時に、
その方が実際に生きてその服を着ていたのかと思うと胸に迫るものがあった。
そして思いがけず小さいことにも驚き、「これくらいの大きさの人だったのか。」
と感慨深く遺品を観賞したことがある。

マイケル・ジャクソンのライフタイムコレクションに対しても
同じようにきっと自分が感じると思い、この作品展は逃せないと思っていた。

ところがマイケルのジャクソン5時代の衣装は懐かしい想いで観ることができたが、
全盛期の華やかなコスチューム、煌びやかな手袋が並んでいるのを見る内に、
何か寂しいような気持ちになってしまった。

マイケルがステージの上でスポットを浴び着ていた衣装。
豪華な展示物が続き、また車も室内が特別仕様でライトもアンティーク。
こんなことを書くと苦情のコメントが来そうだが、
私はそこにマイケルの存在が感じられてこなかった。
マイケルの気持ちがその品々の中に残っているように思えなかったのだ。
もちろん観に行ったことでそれに気づくことができたのは収穫だった。

個人的にはマイケルの手の大きさの型にはっとするものがあった。
その理由を巧く説明できないのだけど。
マイケルのパーフォーマンスにおいて彼が自分の手で表現して伝えようとするものがあり、
華奢な体型のマイケルなのに手は力強く大きく見えたから?

マイケルの日用品、愛用品を見れば納得できたのだろうか。
それもまた違うような気がする。

それならどこにマイケルはいるのか。
やはりステージの上、ファンに囲まれている時こそ、
マイケルが最も幸せで輝いていた瞬間だった。

マイケルが天国から懐かしい気持ちで思い出すのは、
生きていた時の自分の身に付けた物、持っていた物ではなくて、
世界にいる彼のファン達のことなのかもしれない。