Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンアイドル・シーズン8 トップ3

2009-06-02 00:14:01 | アメリカンアイドル
今回の指導者はガンズアンドロージスのスラッシュ。
今までのピアノ伴奏のみの指導ではなく、
スラッシュのバンドがバックにつき大音量の中でのコーチ。

アダムはレッド・ツェペリンの"Whole Lotta Love"
スラッシュは「音域が広くて、ロックが合っている。
高音のアドリブは控え、低音を生かせ。」
この曲というかツェペリンがアメリカンアイドルで歌われるのは、
今回が初めてだそうだ。
こういう曲はひとつ間違えると大失敗につながる。
しかしアダムは完璧なロックスター。
ツェペリンの原曲を大切にしながら自分の、今の時代のフレーバーにした。

アリソンはジェファーソン・エアプレンの"Somebody To Love"か
ジャニス・ジョプリンの"Cry Baby"か迷う。
スラッシュのアドバイスでジャニスを取る。
ハスキーな声がブルージーロックに合っているが、
"Cry baby・・・"というフレーズの繰り返しが単調な印象に。
"Piece Of My Heart"の方が良かったとか、クイーンが合っているのに、
などと審査員。

ダニーとクリスのデュエットで、スティックス"Renegade"
二人のハーモニーはぴったりで美しい。
この二人のコンビネーション、すごくバランスがいい。

クリスはビートルズの"Come Together"
"Revolution"と迷ったそうだ。
スラッシュが自分のギターを貸して弾かせる。
「スラッシュと並んでギターを弾きながら歌っているなんて。」と感激のクリス。
ギターはとても良かったが、物足りない印象が残る。
しかし不得意な分野に自分をむりにあてはめようとしなかったのは正解。

ダニーはエアロスミスの"Dream On"
「この曲は難しい。最後の絶叫パートは絶対に外せない。
一か八かの挑戦になるね。」とスラッシュ。
最後の絶叫では皆、あっけに取られた。(悪い意味で)
エッジイに歌ったのはナイストライ、努力も伝わってきた。
最後までひるむことなく自分の世界に入り、自分を信じて歌い切った。
リスクを取るその姿勢はあっぱれだ。
しかしサイモンは「まるでホラー映画。『13日の金曜日』の絶叫シーン。
でも、君はトップ3に残るよ。」

アリソンとアダムのデュエットでフォガット。
アダムの美容室を紹介してもらって行ってきたというアリソン。
二人のコンビネーションは最高だ。
お互いを刺激しつつ調和が良く取れている。
心から楽しそうに二人は歌った。

ノー・ダウト"Just A Girl" 
そして、ポーラ・アブドュルの新曲のパーフォーマンス。

"School's Out"をスラッシュのギターで、トップ4が歌う。
やはりアダムとアリソンはロックがぴったりだ。
スラッシュは伝説のスター達とニューアルバムを出す予定だそう。

トップ3に選ばれると地元に凱旋パレード。
トップ4、今までにない粒揃いのメンバー。
歌の巧さ、好感度、人気度を総合すると誰が落ちるか想像できない。
最初の上がりはクリス。
やはり人気が高く、クリスが登場すると大きな声援が沸く。

その後、クリス・ドートリーが登場。
ドートリーはシーズン5でトップ3に入れず落選した。
その頃、トップ4では一人二曲歌っていた。
シャウト系のドートリー、リハーサルも含めると何回も歌う事になり、
本番では声が擦れていた。
その後、バンドを組みアルバムを既に2枚出している。
ニューアルバムからの最初のシングル、"No Surprise"
クリス・ドートリーはあれから4年たって最もプロとして活躍している
アメリカンアイドルの一人。
そのドートリーが登場することで、トップ3に入れなくても、
もう将来は保証されている、ということか。
クリスドートリー、良い意味で余り変っていない。
貫禄はついたが、素朴な持ち味を失っていない。

アダムが次、そしてダニーがトップ3に決まった。
アリソンを気遣い、ダニーに笑顔はない。
17歳がこういう場面で泣き崩れることもなく、
最後まで歌い通せたのは誉めてあげたい。
好きなように歌っているせいか、前夜よりずっと良くなっていて、
今回は決して単調とはいえない。

歌うアリソンを愛おしそうにみつめるダニー。
チアーアップするポーラとカーラ。
『ベイビー カムバック ホーム』という「クライベイビー」の最後の歌詞、
まさに彼女自身に送る言葉になってしまった。