Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

エリックとインディアの肖像画

2009-06-01 10:40:48 | エリックベネイの日々&KyteVideo
今年3月、ロンドン、ジャズカフェで3日間のライブを終えたエリック・ベネイ、
翌日はパリに移動しその晩、オリンピアでライブを行った。

パリのホテルに到着したエリックを待っていたのは、
画家のヤンとその家族達。
彼らはエリックと娘のインディアの肖像画を持ってきていた。

インディアの母タミーが亡くなり、それまでタミーが育てていた娘
インディアを引き取り、シングルファーザーとして生きていく覚悟、
あるいは運命を受け入れようとしているエリックベネイの姿。

作品の中にはEric Benet 1stアルバム、"True To Myself"、
2ndアルバム、"A Day In The Life"のジャケットがコラージュされている。

エリックはその大きさを示すために、ドラムスのウェスに
絵の隣に立つよう頼む。
エリックが感激しているのは、もちろんその絵の大きさだけではなく、
自分のその時の心情をヤンが理解し、作品に表現したからだと思う。

エリックもこの様子を自分のKyte Phone で撮っているが、
画家ヤンの妻と幼い娘、彼とは人種の異なるアフリカ系だった。
画家自身の心象風景もこの作品は反映しているのだろうか。

素晴らしい作品だが、アメリカに持ち帰るとなると、
大きさからして、たいへんなのではと思っていた。
プレゼントではなかったと後から知り、
渡さなかった事を批難するファンもいたが、
私はむしろ、この作品がエリックにプレゼントするために描かれたのではなく、
画家にとって手放し難い気持ちの込められたアートであることに感動した。