Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメアイ、シーズン11のデアンドレは?

2013-03-23 12:01:13 | アメリカンアイドル
アメリカンアイドル シーズン11のトップ10だったDeandre。
次々と私好み曲、「ジョージア」、アースウィンド&ファイヤー"Reason"
スティーヴィー・ワンダー「マスターブラスター」や
ライオネル・リッチー&ダイアナ・ロス"Endress Love"を歌い、毎回楽しませてくれた。

「自分にとってのアイドル」がテーマの特集では、
Eric Benet"Sometimes I Cry"を歌い、翌日はエリックべネイが番組にゲスト出演する、
というサプライズもあった。

アメアイ11の全米ツアーを終えた頃、エリックのマネージャーをしていたケヴィン、
デアンドレと会い、自分の立ち上げたレーベルへと誘った。
その後、北米をキャンペーンで回り、今はNEWシングルのレコーディングもしている。
アメアイのコンテスタントの中で上位に行かなくてもキャリアを重ねていく人もいる。
デアンドレも確実に自分の夢へと向かって一歩ずつ進んでいる。

ケヴィンがデアンドレを連れて来日する日もそう遠くはない気がしている。

DeAndre Truth Records EPK.mov

アメリカンアイドル シーズン12 ラスベガス 女性2

2013-03-16 14:31:45 | アメリカンアイドル
ラスベガス、トップ40の中から男性10人、女性10人へと絞られていく。
既に5人の女性は決まっている。残る女性5席を賭けての戦いが始まる。

メリンダ、ニューヨークで音楽を専攻する大学生。
家族はコソボからの移民だった。
シーズン10でも挑戦している。
1500人の観客の前でも臆することなくショウのオープニングを飾った。
しかしジェシー・Jの曲、無難に盛り上がりがないまま終わった感じがする。

キャンディス、23歳、サウスカロライナ出身。
去年ラスベガスで脱落し再挑戦。
その頃と較べると顔付も引き締まり、体もスリムになっている。
"Natural Woman"アレサ・フランクリンのヴァージョン。
"You make me feel like a natural woman"、この"You"とはまさにこの日の観客、
そしてテレビで観戦する聴衆だ。
観客とコネクトし完璧に一体となっている。

"Oh baby what you've done to me"
ゆったりしながらも、落ち着いて上り詰めていく。
"You're key to my peace of mind"
歌詞のごとく、何とも心地よさそうに
観客の視線や声援の中で歌えることを楽しんでいる。
この段階の候補者でここまでの域に達するとは。
ディーヴァにふさわしいプロの歌声を聴かせた。
後半の山場には鳥肌、涙も。
最後まで全く隙がない。
昨年の失敗から今年は優勝を目指して彼女が準備をしてきたことがわかる。
キースもスタンディングで"You're a natural singer!"と掛け声。

ジュリアナ、15歳の高校生。自分で曲も作る。
キャンディスの後で、さぞやり難いかと思ったが、
自然体でデミ・ロヴァートの曲を歌った。

ジェット、歌手を目指して大学を中退した。
ルーツはフィリピン。
リアーナの曲をグランドピアノの前で最初から最後まで歌い通した。
アレンジを効かせて自分らしく歌っているが、
キャンディスを観てしまった後だけにインパクトに欠けてしまう。

クリスタベル、29歳、夫も子供もいる。
一度家族の元に帰り、またヴェガスへと戻る飛行機の中で、
居並ぶ競合達とのコンペティションに戻ることに不安で押しつぶされそうになったそうだ。
その時に"No One"の歌詞、"Everything gonna be all right"が心を満たした。
再び頑張る勇気が湧いてきたそうだ。
声が掠れているように聞こえるが、これも持ち味と評価される。
しかし大きなステージに負けてしまった感が拭えない。

オーブリー、19歳、オレゴンの学生。
ビヨンセの曲をテンポを変えて歌うが、アピアランスや表現力に秀でている。
ミュージカルっぽい雰囲気も良い。

レイチェル、22歳、アーカンソー出身、テネシーの大学で作曲を学んでいる。
爽やかな笑顔で好感度がずっと高かった。
アップテンポな曲で盛り上がったが歌い上げる部分、声量が弱く、
不安定な印象を残す。

ブリアナ、ジャズミン・サリバンの過激な歌詞をドラマティックに歌い上げる。
ルイジアナ州出身でハリケーンで家が崩壊したが、そのことを通して自分は強くなったと。
華のある人だ。外見だけでなく実力もある。

ジャネル、23歳、フィットネスインストラクターをするテネシーのカントリーガール。
自分の持ち味を生かして彼女らしく歌ったと思ったが、
この分野が専門のキースは厳しかった。
「レディー・アンテベムが三人でハモる曲を1人で歌うのは無理があったのでは?」

ゾネット、大人に見えるがまだ20歳、介護スタッフ、お年寄りのリハビリを担当している。
2歳までいたアフリカ、リベリアへの賛歌としてライオンキングの曲を歌う。
アフリカンドラムに始まりコーラスが続く。
彼女のルーツを感じさせる歌。
広大なアフリカの草原や太陽が目の前に広がっていくようだ。
ゾネットの持つスケールの大きさに圧倒される。
凄まじい歓声。泣いている人もいる。
ゾネットは毎回違う面を見せる。
好きなようにやっている天然のようで、しっかりとエンターテイナーとしての計算もある。
欠点なんて気にしないでもいいんだと思わせるだけのおおらかさが魅力だ。

合格はゾネット、オーブリー、キャンディス、ブリアナ、ジェネル。
トップ20、女性の上位10人がこの日で決まった。

アメリカンアイドル シーズン12 ラスべガス 男性1

2013-03-09 16:07:18 | アメリカンアイドル
ラスヴェガス予選、男性20名の内10名のパーフォーマンス。
この中から半分の5人に絞られる。
会場はシルク・ドゥ・ソレイユの劇場。
1500名の観客の前でのパーフォーマンスになる。
それぞれが自分の好きな曲で勝負。
緊張するというだけでなく、会場の大きさに負け自分の声が正しく聴こえない、
という問題も出てくる。

ポール・ジョリー
人口数100人の小さな町で販売員をしている。
地方予選の合格の映像、おばあちゃんを始め家族と抱き合って泣くシーンが出てくる。
ハリウッドで不安を隠せず「一瞬でも良いから笑顔を見せなさい。」
とニッキーに一喝された印象が強く、最初のオーディションのこの場面と今の彼が、
一致していなかった。
「歌から自分が受けてきた恩恵を世の中に返していきたい。」
キース・アーバンの曲を歌う。
キース「歌ってくれてありがとう。でももっと自信を持って。
大袈裟な表現は必要ないほどの実力があるんだから。」
ランディー「カントリーだけでなく、オールラウンドな歌手を目指せ。」
ちょっとキースに失礼とも取れる発言。

ジョニー・キーザー
去年もトップ20を目前に落ちたフロリダのミュージシャン。
最初の優しく歌い上げるところは不安定な感じがしたが、中盤から盛り上がりに繋がる。
少しインパクトに欠けた印象をぬぐえないが、それにしても好青年だ。

JDA
化粧品販売をする彼。女装しているが男性。そして髭が濃い。
ショウアップされたステージパーフォーマンス。
歌のコンペティションに相応しくないようにも取れる。
しかしその奮闘振りは評価したい。舞台を自分の色に染めた。

ケヴィン
アラバマ出身のアフリカ系アメリカ人、曲はブライアン・マクナイト。
高音がきつそうに聞こえる。全体的に安定しているが音域の伸びが感じられず、
心に響いてくるものがなかった。

クリス・ワトソン
ニューヨーク出身。いつも頭にスカーフを巻いてアクセントにしている。
オーティス・レディングの曲、声が会場にクリアに響いてこない。
歌の音域が合わなかったのか、動きに捉われすぎたのか。

デヴィン
シカゴの高校生。父親がいないために母と二人で苦労をしてきた。
"Listen"とこの人が歌う時に説得力がある。
最後はスペイン語で歌うが、まだ10代なのに内面にある落ち着き、
込み上げてくる自信が感じられる。
静かに始まり、最初は不安定だったが後半の歌い上げる部分には、
それを補って余りある強い魅力で圧倒した。

イライジャ
中国とメキシコの血が入ったティーンエイジャー。
外見、ヘアスタイルなどに多少違和感があるが、歌はブレがなく、
会場の広さに負けずに歌い切った。

チャーリー
黒のシャツにパンツ。光物のベルト。
地方予選に出てきた時からの映像を観ると髪がずいぶん伸びてきた。
エルトン・ジョン「ロケット・マン」
優しく歌い上げるところの静かな声も安定している。
難しい曲を確かな音程でアレンジもしっかり効かせた。
しかしマイクを持つ手が小刻みに震えているのを見つけてしまった。
17歳の少年が凄まじい緊張の中に精一杯のパーフォーマンスをしている。

ジミー・スミス
ソーシャル・ワーカーをしながら、仕事の後にライヴをしている。
キースのファンでカントリーシンガーを目指している。
キースの曲でラドニー・フォスターのカヴァー曲"Raining on Sunday"を歌う。
そつなくこなしたが、盛り上がるところ、ぐっと惹きつける部分が作れなかった。

カーティス・フィンチJr
ルーサー・ヴァンドレスのヴァージョンで"Super Star"
ゴスペルで鍛え上げた喉、この時代のR&Bの雰囲気をしっかりとつかんでいる。
後半からのファルセットには鳥肌もの。
アレンジを多用しながらも原曲の美しさも大切にした。

その場で審査が始まる。

最初の合格はカーティス。誰もが納得する結果。
ジミーは不合格、審査員全員とハグして去っていく。
次の不合格はケヴィン、まずはカーティスとハグ、マライア、ランディーとタッチ、
ニッキーとはハグするがキースとはなぜか目も合わさずに退場。

イライジャが合格になる。
最初はなぜ彼が受かったのか理解できなかったが、
もう一度、全員の映像を観返してみて、彼が5人の中に入ったことが納得できる。

JDAは不合格。パーフォーマンスが過激でエンターテイメント性はあっても、
番組の求めるものとは違い過ぎた。

ポールは審査員の票が分かれて、番組のメンター、ジミーに判定が託される。
結果は合格。感激の余りしばらく呆然とした様子のポール。

残る4人の緊張する様子が画面から伝わってくる。
クリスの不合格が告げられた後、愛されるキャラ、チャーリーの合格が決まる。
ジョニー、残念ながら今年も不合格になってしまったがこの経験をきっと生かすことだろう。
最後の合格はデヴィン、これからの大きな成長を予感させる人だ。

アメリカンアイドル シーズン12 ハリウッドウィーク 女性

2013-03-03 09:03:38 | アメリカンアイドル
ここのところ、審査員キース・アーバンの姿をアカデミー賞、
グラミー賞、ゴールデングローヴ賞の映像で見かけた。
妻ニコール・キットマンと一緒に公式の場所に出る時と違い、
「アメリカンアイドル」でのキース、かなり表情豊かに気持ちを表している。
この番組に出ることでぐっと親近感を持った人も多いのでは。
私も彼の歌をじっくり聴いてみたいと思っている。
いや、コンサートに行きたいとさえ。

さてハリウッドウィーク、女性たちの番が回ってきた。
今回は女性の方がこの時点で候補者が多い。
それを20名に絞るわけだから男性よりも激戦になる。

マライア、19歳、シカゴ予選で拒食症から立ち直った候補者として注目された。
ここまで来たことで表情が自信に満ちている。
残念ながら通過はできず、落選して涙を流しているが、
心の芯に明るさが燈った。
この番組に挑戦することで前とは違う自分と出会ったのだろう。

ニューヨークのアンジェラ、18歳。
「次のアイドルは私よ。」という言葉に一瞬会場がシラッとする場面もあったが、
実力のある歌を聴かせた。

二人のカントリーガール、アーカンソーのレイチェル21歳とシャーロットのジャネル23歳。
キースがやたらテンションが高い。
自分の分野、カントリーを楽しんでいるのがわかる。
そして二人ともキースを喜ばせるだけの技術があるわけで合格。
お互いのライバル意識が良い意味で作用している。

キャンディス、シャーロット予選でランディーに「今までで最高のパーフォーマンス。」
と言わせた。しかしそれに甘んじることのない謙虚で努力を怠らない姿勢に好感が持てる。
余裕で通過。

ニューヨーク予選で選出されたバークリイ音楽院のイザベル22歳も合格。
予選の時から個性が強く注目を浴びていたケズバン、27歳。
実は女の子だったことにびっくり。
そして個室ではなく、ツインでルームメートがいたことも。
ルーミーはゾネットか?
他の候補者達に声援を送り過ぎたため声が枯れてしまったが、通過。

ロングビーチのブリアナ、16歳。
いじめに遭ってきたところから歌に救いを求めてきた。
残念ながら会場の大きさに負けてしまったようだが通過。

72名がグループ審査へと進む。

ジャネル、ブリアナ、アンジェラ、ケズバンのグループ、
早速選曲で難航している。
ケズバンは周りと全く協調できない。
ボーカルコーチの前でも取り繕わず、「食事をしないと。」
と言って練習から離れてしまう。

イザベル、エリン、ローレン、ゾネット。
カントリーの曲に多数決で決まるが、アフリカ系で個性派のゾネットは、
歌詞に感情移入ができず、歌わずに泣いている。
ゾネットはレディシの癖のある部分を更に強調して爆発させたようだ。

グループ審査が始まるが、ランディーはレコーディングのために席を外し、
キース、ニッキー、マライアの三人が判定する。

メリンダ、カマリア、デニース、キャンディスは、
昨夜は早めに仕上げて練習を切り上げた。
それぞれの歌、ハーモニー、振り付けも言うことなし。
全員が合格。

ブランディ、モーガン、ローレン・ミンク(昨年も挑戦している。
ミンクという名前が珍しくて覚えていた)
全員、ウェスタンブーツで決めてカントリーを歌う。
全員が合格。

サヴァンナ、リズ、デイジャ。
全員、こちらは豹柄のものを身に着けて登場。
何か空回りしている。一生懸命だけどセクシーな感じというよりも、
あか抜けないステージになってしまう。
リーダー格のサヴァンナが落ち、歌詞を忘れたデイジャのみ合格。
サヴァンナは不満を隠せない。
しかしデイジャには光るものがあったのかもしれない。

クリス、ジャネル、オニエ、クリスタベル。
教会のコーラスの指導をしているクリスタベルには予選の時から好感が持てた。
全員で午前4時に練習を終了することに決めたのに、
納得できないジャネル。「他のグループはまだ練習している。」
ジャネルはすっかりへそを曲げてしまい翌朝もグループのメンバーを無視する。
全員のパーフォーマンスもまとまらず、「皆に溶け込めなかった。」と泣くジャネル。
ニッキーは「周りから浮いてしまう自分を知っている、そういうあなたが好きよ。」
なんとまさかの全員合格。

キースはランディーがいないのでニッキーとマライアの間に入って、
すっかり振り回されている。
ランディーが戻ってきて"Welcome back!"とすごく嬉しそうなキース。

ゾネット、注目度が高い。
ボーカルコーチから「明日合格することが目標。他のことは今忘れろ。」
と励まされて笑顔に。
ゾネットのチーム、ハーモニーもそれぞれの歌も振り付けも見事に調和した。
それなのにローレンのみ不合格。
個性が足りなかったのか。

コートニー、シーラ、リズ、アリーシャ。
3時を過ぎても曲をマスターできない。リズはメンバー達と仲良くできずにはぐれる。
リズのみの合格にシーラは不満を審査員へと訴える。
涙の中にも諦めるシーラ。

歌詞を忘れることを恐れるあまり、手や腕に書きだす候補者達。
手の甲や掌を露骨に見ながら感情もなく読み上げるように歌う人も。

ブランディ、ブリトニー、クリー、ヘイリー。
午前2時半になった時点で部屋に戻ってしまうヘイリー。
リーダー格のブリトニーが涙を流しメンバー達が慰める。
3人の怒りは収まらない。

ところでシーズン5のトップ3になったエリオット・ヤミン、
彼も実はメンバーを残して先に寝に帰ってしまった。
エリオットは持病もあり、ビルボード東京のライヴの時も、
一曲ごとにお水を飲み、汗を拭きながら歌っていた。

歌を覚えることができずに歌詞を腕に書き、振りも周りを見ながらのヘイリー。
ニッキー「事情があって先に部屋に帰ったとしても、音源を聴くとか、
横になりながらでも歌詞を覚えるとかできたはず。」

ところが合格はヘイリー、クリー、ブリトニー。
ブランディが気の毒だ。
「また来るわ!」と笑顔で去っていく姿を番組も暖かく祝福する。

ケズバンのグループ、先に寝たケズバン、朝も起きてこない。
充分な合わせが他のメンバーとできなかったはずが、
なぜかその不調和の中に調和が起きる。
全員が合格。

47名がソロ審査へと進んだ。

ソロ審査、課題曲から選ぶのも自作の曲での参加もあり。
アンジェラ・ミラー「重荷から解放されたいという気持ちを込めて。」
と自作の曲。最初はその言葉に苦笑気味だった審査員達。
"You Set Me Free"、心の中からの叫び、アンジェラの内面の想いが込められている。
"Wow!"とキース「車の中で繰り返し聴きたいね。この曲が欲しいと思った人もいるはずだ。」
「このステージで今までのあなたへの評価はすっかり変わった。」とニッキー。

ゾネットも審査員たちを称える自作の曲。
バンドにやり方を変えるようにと途中で中断したり、
スティックを落としてしまったりもするが、
すべてが一連のショウの流れの中で行われていく。

一方、ケズバン、得意のはずの自作の曲で勝負したが、
歌の盛り上がりが欠けるままに終わってしまった。

別れの曲、悲しい曲が続き、審査員達、見守る候補者達の雰囲気も停滞した中、
メリンダのアップテンポの曲で場内は一気に明るくなった。

これまで強烈な印象を残せなかったクリー。
亡くなった母のことを歌った"Stars"で一気にトップ20に食い込んだ。
「鳥肌が立ったよ。」とキース。

女性の合格者が壇上に上げられる。
この中から数人を削らなければならない。
ずっとハッピーガールとして予選から人気のあったレイチェル、
予選では有望だったのにここのところ調子の出てないステファニーが一騎打ちになる。
去っていくことに決まったのはステファニーだった。

男性も28名から8名が落とされる。
ハリウッドのソロが不調だったアダム、応援したいものを持った人だったが、
ここで試す機会を貰ったのにもかかわらず力を出し切れずに脱落。
曲が"Taking Chances"とは皮肉だ。

一方、ジョシュ「ジョージア」を最後の章から歌い、
喝采を浴びた。熱演の余りズボンが破れてしまう。

昨年に続く挑戦のデーヴィット「もう自分に才能がないのかと思っている。」
反対に「ここまで来たことが奇跡だからこれからの人生も楽しみだ。」
と言い残す人もいる。

次は男女20名ずつのラスヴェガスでの審査。

アメリカンアイドル シーズン12 ハリウッドウィーク 男性

2013-02-23 13:05:11 | アメリカンアイドル
いよいよと各地からハリウッドへと集まってきた地方予選の勝者達、
ここからは更に過酷な戦いが待っている。

今までと違うのは男性と女性に分けられたこと。
男性のアカペラでのソロ審査→グループ審査→バンド演奏付(自分も楽器演奏可)での審査、
と続き、20人へと絞られていく。

ソロ審査は10人が歌うとその場で結果が発表されていく。
半数近くが落ちるが、映像で見る限り、ある程度納得の結果。

その後のグループ審査、今までは自分で組む相手をみつけていたが、
今回は番組制作サイドが組み合わせを決めるという初めての試み。
自分達でグループを作ってもいろいろと問題は起きてきた。
グループにあぶれる人、一度決まったグループから追い出される人、
数々のドラマがあった。
地方オーディションで有望と思えた人がここでチームメートとの葛藤から、
脱落していったりした。
余りに酷なグループ審査、それゆえに廃止された年もあった。
しかしやはりここが山場、ニッキー曰く「ショービジネスの世界は、
個性のぶつかり合い。もっと厳しいのよ。」との言葉は説得力がある。
ここで負けてしまうようでは業界でやっていけないということだ。

発表されたグループ、息統合し、20曲の課題曲の中から曲も決まり、
すぐにボーカルコーチから指導を受け始めるチーム、
一方、ゲイの二人組とカントリーのマッチョ男性二人の組、
選曲が全く折り合わない。
言葉に障害があるラズロは、アメリカに移民してきたということもあり、
リストの中の曲をほとんど知らないという問題が出てきた。
歌だけではなく、グループで踊る振り付けも考えなければならない。
カントリーの歌い上げるタイプの人にはこれも苦痛だ。

人種もジャンルも様々なのに、素晴らしいパーフォーマンスを見せるグループ、
順調に進んできたはずなのに本番では歌詞を忘れてしまうチーム。
歌詞を忘れるグループが続出し、
歌詞を忘れないように歌詞が少ない曲を選んだチームでさえ忘れている。
想像を絶する緊張感、またグループが決まってからの限られた時間での練習のために
疲労がピークに達し、睡眠時間も削ったため集中力が落ちてきていることもあると思う。

ラザロのグループにいたジョシュは脱落していく。
「歌を知らないラズロに教えていたために自分のための練習ができなかった。」
悔しくて泣いているジョシュの姿には同情を誘われるが、
その後のソロのパーフォーマンスを観ていても、やはりラズロには輝くものがある。
一方ジョシュはラズロがいなくても、この難関は突破できなかったと思う。

ドラッククイーンと組んだカントリー男達も脱落していく。
得意なカントリーで勝負できなかったのは気の毒な気がする。

フランキー、ストリートミュージシャン。
電車の中で歌い日銭を稼いでいる。
音楽が自己流なのでグループでのハモリができない。
このグループの中のアダム、圧倒的な歌唱力だ。
そして気持ちも優しい。
脱落を告げられるフランキーをステージの端で待ち、彼のために涙を流している。

ソロ審査へと43名が進む。
ボーカルコーチから「自分を疑ってはダメ。脱落に繋がるわよ。」
と励まされるコンテスタント。
ポール・ジョリー、不安な気持ちでステージに上がり、
緊張している辛さを訴える。
その態度がニッキーの怒りをかう。
「プロらしくない。一時でもステージで笑顔になれないの?」
確かにプロのアーティストになったら、
プライベートな事情はパーフォーマンスに持ち込めないはずだ。

ターバンを巻いているガプリット、意外なことにギターを持っての「ジョージア」
充分納得させるパーフォーマンスだった。
デヴォン"What A Wonderful World"、スター性を感じる。
コルテスの「サニー」も良い。
アダムも通過した。

低身長のマテウス、生バンドをバックに歌うのは初めてで調子が出なかったと言う。
それだけでなく、また身長のことをネタにしたコメントに、
ニッキー「毎回そのことを話すのはやり過ぎよ。
歌が良ければ誰もそんなことを気にしないのに。」
ダニー・デービッドは身長も含めてそれも彼の役者としての個性として、
成り立っている、ニッキーの言うとおりだ。

ニコラス、グループ審査では同じアフリカ系のカーティス、
全く違うタイプのチャーリーと組んで抜群のハーモニーを聴かせた。
しかしソロではバンドと音程を合わせることができずに残念な結果になる。
「いろいろな想い、家族のこと、今後の夢などがよぎってしまい、
集中できなかった。」とのコメントにキースは言った。
「僕だって午前3時にツアーバスの中で目が覚めて、
『家族と離れて、いったい自分は今、何をやっているんだろう?』
という想いに駆られることもある。
でもそういう時に『僕はこのために生まれて来て、それをやっているんだ』
と割り切るようにしている。」

17歳のチャーリーはブロンズ色のスーツに青いスニーカー、
「2年付き合った女の子に振られて、今も引きずっている。
彼女にとって『昔知っていた人』になりたくないという想いを歌う。」
ニッキーから「チャーリー、あなたの変テコなところ、
それがアーティストらしくて好き。」と言われる。
チャーリーには不思議にもカリスマがある。

扁桃腺手術の影響で言語に障害が出てしまったマイカ。
"I Told You So"
出来が悪いとは思わなかっただけに脱落となり驚いた。
ハードロッカーのゲイブも応援したいと思っていたのに消えていった。

28名が残った。
しかし女性の審査が終了後、この中から更に8名が削られることが発表される。

アメリカンアイドル シーズン12 オクラホマ予選

2013-02-17 17:41:42 | アメリカンアイドル
アメリカ南中部オクラホマ州、"Sooner State"「早い者勝ち州」と紹介される。
これはインディアン居住区として立ち入りが禁止されていた場所を、
いち早くオクラホマが解放したため、アメリカに移住した人々がここに押し寄せた、
その逸話に以来する州のニックネームだそうだ。

カール、26歳。
ジェームズ・ブラウン"I Fell Good"を動きもつけて、元気よく歌う。
その後、ギターを手に自作の曲も。
4つのYESを獲得してハリウッドへ。
率直に言って彼の良さが余りわからなかった。
この番組を観ていて、時々アメリカで受けるタイプの人、
反対にアメリカ人から見て一目でわかる変人というのが、
理解できないことがある。

ネイト、24歳。
アジア系だが両親は聴覚障害者。父や母とは手話で会話している。
"For Once In My Life"、スティーヴィー・ワンダーの曲を伸びやかに歌う。
出てきた時の様子はまじめでおとなしげだったが、
突き抜ける歌声で周りをぐっと惹き込む。
4つのYES、お父さんに手話で合格の喜びを語るネイト。
ライアンも手話を教えてもらって一緒に会話している。

ヘイリー、27歳。
9歳から腹話術をやっていて、そのパートナーはオスカー(推定年齢17歳とか!?)
オーディションではオスカーの合いの手が入り、最後はオスカーのヨーデルになる。
番組では初めての腹話術での歌の披露に「何だか混乱する。」とランディー。
オスカーを置いてヘイリー一人のパーフォーマンスに。
ヘイリーは一人でりっぱに歌い切った。
横に置き去りにされたオスカーは生気を失ってマフラーのよう。
「オスカーとあなたは別の道を行った方が良い。」
「オスカーは君の足を引っ張っている。」と審査員達のコメント。
4つのYESでハリウッドへ。いや、ランディーはNOだった。

ゾネット、アフリカ系、19歳、国家を歌う。
親しみやすくて気さくなオクラホマの人の代表だということはよくわかるが、
4つのYESにはちょっとびっくりした。
やはり面白くて楽しい人とちょっと危ない人、
その区別が日本人の私にはつかないことがある。

ケイデン、16歳。
嚢胞性線維腫という病気で35歳位が寿命だという。
18ヶ月で喘息の症状が出て病気がわかったそうだ。
「番組に挑戦できる年齢になるのを待っていた。
不治の病を持つことは辛いけれど、だからこそ今を大切に生きられる。」
父が「息子は誰よりもタフだ。」
スティーヴィー・ワンダー"I Wish"
4つのYES。
歌だけではなく、審査員達とのやり取りも気配りが良く行き届いている。
合格が決まり家族に祝福される中「世界で一番幸せだ。」と涙。
この病気の寿命は昔と比べるとずっと伸びたそうだ。
だから彼が寿命とされる年齢に達する頃には、医学が更に進歩して
もっと長く生きられるようになって欲しいと願わずにはいられない。

44人が合格した。
最後に候補者の女性に化けて前回まで審査員だったスティーヴン・タイラー
が登場し審査員たちをねぎらった。
次回はいよいよハリウッドウィークが始まる。
ここで勝ち残ることができるのは男女それぞれ20人ずつ。

アメリカンアイドル シーズン12 サンアントニオ・ロングビーチ

2013-02-13 18:19:31 | アメリカンアイドル
先日のグラミー授賞式、客席に妻ニコール・キットマンと共に座るキース、
プレゼンターとしてステージに登場する様子を見た。
キース・アーバン、アメアイに出ている時は気持ちを言葉や表情に表すが、
普段はいたって物静かな印象だ。

さて今回の会場、最初はテキサス州サンアントニオ、
何もかもスケールが大きい。

ビンセント、29歳。
候補者の中で教会関係の仕事についている人が度々出てくるが、
日本語で適切な訳がみつからない。
"Rock Me Baby"
審査員たちから「アーメン!」「ジーザス!」と掛け声が上がる。
欠点のないゴスペルボイスに4つのYES。
前回はハリウッド寸前で敗退した。
その原因はランディーのせいで緊張したとのこと。
確かにランディーに無表情で聴いていられたら緊張しそうだ。

デレク、21歳とデビッド、24歳の兄弟。
それぞれも音を外しているが二人合わさると余計に酷い。
それなのに審査員たちのNOを信じずに食い下がる。
4人がいくらどこが悪いのかと説明しても納得しない。
とうとうランディーに「そういう態度が問題だ。」と言わせた。

サヴァナ、24歳。
"At Last"
ジャジー、ブルージーな歌で、
先ほどの兄弟が持ち込んだネガティヴな空気をお祓いしてくれた。
目の前に景色が広がっていくようなイマジネーション豊かな歌。
4つのYESを獲得。

クリスタベル、29歳。
年齢制限のギリギリだ。
アリシア・キース"If I Ain't Got You"
三人の子の母。
教会のコーラスの仕事をしている。
難しい曲を原曲の持ち味も尊重しながら自分の歌にアレンジした。
4つのYES。

アン、23歳。
夫の推薦を受けてランディーが
アメフトチームの試合中のスタジアムにスカウトに行った。
フェイス・ヒル"Stronger"
余裕がある。審査員とアイコンタクトしながら歌った。
カントリーのどこが好きかとの質問に「物語を感じるから。」
4つのYESでハリウッドへ。

サンアントニオ、2日目。

メキシコ風の街並みが映し出される。
その河を下る舟の上で歌っているヴィクトリア、19歳。
"Big Girl Don't Cry"
声量はあるけれど音域が狭い?ピッチが外れている?
キース「感情が伝わって来ない。」
ランディー「今一つ、ぴんと来ない。」
ところが普段歌っているメキシコ民謡を歌うと審査員4人を納得させた。
4つのYES。

この日のハイライトはパパ・ピーチズ、19歳。
「見た目は白人の少年でも自分の中には大きな黒人の女性がいる。」
ミシシッピー育ちでゴスペル、そして自己流のダンスを踊る。
歌も自作だった。
歌詞には「ゲイで何が悪いんだ。」と入っている。
声も良いし、自分の世界を持つアーティストだ。
ニッキーとマライアはYES。ランディーとキースはNO。
ここでの決定権を持つランディーをニッキーが泣き落とし合格に。

サンニ、16歳。
タンザニア出身の母とケニア出身の父がアメリカの大学で出会い結婚。
サンニが誕生した。スワヒリ語も話せる。
マイケル・ジャクソン"Who's Loving You"
若さ溢れる新鮮なパーフォーマンスに4つのYES。

アダム、19歳。
マライアのファンで会えた時点でもう泣いている。
エタ・ジェームズやマライアみたいなほんとうのソウルを歌いたいと。
雰囲気から決して歌を期待していなかったのにも拘らず、
審査員たちをスタンディングオベーションさせ、ハリウッドへ。

会場はカリフォルニア、ロングビーチのクイーン・メリー号の船上へと移る。
ニッキーは別の仕事のため欠席。
マライアは渋滞で遅れる。

キースとランディーのみの審査が始まる。
シュバ、17歳。
クリスティナ・アギレラ"Something Got A Hold On Me"
2人ともYES。

マット、26歳。
6年間、イラクで兵士として従軍し大きな爆発に巻き込まれて負傷した。
"A Change Is Gonna Come"
キースに「厚みのある声。」と言わせて合格。

ジェサイヤ、16歳。
キンブラ"Settle Down"を歌い始めると船の避難警報が鳴り始める。
オーディションは中断され全員が避難。
番組のプロデューサー、ナイジェルの姿も見える。
警報解除後に再びオーディション。
ジェサイヤの集中力は切れることなく落ち着いている。
3人からYESを貰って合格。

マイカ・ジョンソン、24歳。
扁桃腺の手術の際に神経がダメージを受け、話すことに障害が残った。
言語療法士、スピーチセラピストの元で今も指導を受けているが、
完璧に回復する見込みは期待できないそうだ。
それなのに"Chichen Fried"を歌い始めると全く障害が出ない。
キースがハモリの下のパートを自然に歌い始めた。
コーラスを付けてあげるキース。
3つのYESでハリウッドへ。

ロングビーチ2日目。
ニッキーも戻ってきた。

レイチェル、21歳。
"People Get Ready"
自然体だけど、周りを惹きつけるカリスマがあり、嫌味がない。
カントリーシンガーのウィノナ・ジャド(女優のアシュレイ・ジャドの姉
エリック・べネイやマイケル・マクドナルドとハリケーン・カトリーナ被災者を
救済するためのチャリティーCD"Heart of America"にも参加)
に歌い方が似ていると言われる。
「幸福度コンクールだったら間違いなく優勝するね。」と審査員から。
周りを笑顔にして本人も4つのYESで更に笑顔に。

ブリアナ、16歳。
歌のコンペティションに出てから学校でいじめにあうようになり、
転校もした。
母の「誰もあなたから音楽を奪うことはできない。」という言葉に支えられた。
いじめにあっている人へのアドバイスは?とライアンに聞かれ、
「自分で自分を認めること。
他人の意見に振り回されず、人と違っていることを気にせず、
自分に誇りを持つこと。」と言い切った。
"Up To the Mountain"
「今日はあなたのための日。
今までの苦労はすべてこの日のためにあったのよ。」とニッキー。
「人と違うからいじめられた。でも実力があることを今日、証明できた。」
とマライア。
4つのYESでハリウッドへ。

マテウス、21歳。
低身長症で社会の偏見と闘ってきた。
「この番組に身長制限はあるの?」との質問に
「才能があるかどうかのみ。」とランディーは答える。
"A Change Is Gonna Come"
審査員たちを圧倒し4つのYESを貰う。
「すべてがここに繋がっていた。今までの苦労が報われた。」とマテウス。

49名がハリウッドへと進むことになる。

アメリカンアイドル シーズン12 ルイジアナ予選

2013-02-09 20:16:33 | アメリカンアイドル
ルイジアナ州、画面は河の周りに広がる湿地帯の様子が流れる。
あの独特の湿気と照りつける太陽、ケイジャンフード、
アメリカ南部の雰囲気が伝わってくる。

メーガン、22歳。
ミス・バトンルージュ。
3日前に事故にあい入院中だが松葉杖でやってきた。
病院に戻ると手術が待っているそうだ。
"Something Gotta Hold On Me"
病院を抜け出してくるだけの意味のある挑戦だった。
自分の今の状態を歌にして同情を引く手段ではなく、
ギャグにまでした。
迫力のあるパーフォーマンス。
審査員はタフな人に優しい。
これからの戦いは強くなければ勝ち残れない。
4つのYESでハリウッドへ。

チャーリー、17歳。
シャイな性格。
クイーン"Breakthru"
率直に言って本人の歌と審査員の様子を観ながら、
巧いのかどうかわからなかった。
「もう一曲。」と言われて"Nature Boy"
これにはゾクっときた。
メロディーの変調の多いこの曲をそれに振り回されることなく、
歌い切った。
テクニック満載だが情感もしっかりこもっている。
キース「男性とも女性ともつかぬ魅力ある声。」
誰かが「変声期は終わっているのか?」(笑)
ハリウッドへ。

マディー、17歳。
ニューオリンズのカフェ・デュ・モンドで歌っているところに、
祖母の推薦を受けてランディーがスカウトに行く。
このカフェの名物、ベニエが懐かしい。
おばあちゃんは彼女が審査を受けている間、
ニューオリンズのビーズネックレスをライアンにも渡している。
ビートルズ"Oh Darling"
キース「自分のスタイルがある」
4つのYES。

画面は木の枝にぶる下がる南部独特のスパニッシュモス、
湿地帯、ブードゥー教の怪しげな雰囲気が映し出される。
ここからは候補者たちの危ない映像ばかり。
聴くに耐えない歌、歌とは言えない歌が続く。

ポール、22歳。
"I Won't Let Go"
素直に心のままに歌い上げる姿に好感度がある。
余裕も感じる。
4つのYESに家族全員、おばあちゃんも泣いて喜ぶ。

南部色豊かな郊外のプランテーションの映像が映る。

カルビン、27歳。
軍の病院でリハビリ専門の医師をしている。
マックスウェル"Whenever Wherever Whatever"
難しい曲を楽々と歌いこなす。
こんなドクターが歌いながら治療してくれるなら、患者も喜ぶに違いない。
4つのYES。

ミッシェル、19歳、ブレアナ、18歳、ブランディ、26歳、
歌える美女が続々と登場し、ハリウッド行きの切符を手にする。

ダスティン、27歳、消防士。
"She's Every Woman"
4つのYESを獲得。

バーネル、19歳。
三代に渡ってニューオリンズに住んでいた。
ハリケーン・カトリーナで2005年に町が水没した時に家を失った。
その後、家族でバトンルージュに引っ越す。
絶望の中から生きていくしかない、自分には歌がある、
と立ち上がる。
"I'm Here"
キースが感動の余り、顔をくしゃくしゃにしている。
マライアも涙。
審査員たちはスタンディングオベーション。
両親と祖父母が抱き合って喜んでいる。
人柄も素朴で好感度が高い。
4つのYES。

34名がハリウッドへと進んだ。

アメリカンアイドル シーズン12 シャーロット予選

2013-02-06 17:15:54 | アメリカンアイドル
アメリカンアイドル、以前はタイムリーな画像を捜して貼りこんだりもしたが、
検索を掛けると先の結果を知ってしまうことが往々にしてあり、
ここのところはずっと同じ画像のままにしている。

ノースカロライナ州シャーロット、シーズン10の優勝者、
スコットがここからスタートした。
カントリーの人気がある土地でもある。
スコットも応援に駆け付け、コンテスタント達に声を掛ける。

ブライアン、ジョージアから来た27歳。
簿記の仕事をしている。
3年前に妻が癌で余命も宣告された。
幼い子供を抱えながら妻の看病をした。
妻は奇跡的に回復し、この日も息子と応援に来ている。
"Let It Be"
今シーズン、2回目に聴く"Let It Be"
どちらもたいへんな苦労をした人が、心の底からの叫びを歌にした。
そういう時にこの曲は凄まじいばかりの輝きを放つ。
4つのYESでハリウッドへ。

ジミー・スミス、25歳。
金髪のカーリーヘアで笑顔がキュートなカントリーシンガー。
"Bless the Broken Road"で4つのYES。

ブルージーに歌い上げるサリナ、17歳、
ヘイリー、26歳、ミニー・リパートンばりの7色の声を聴かせたナッシェル、19歳。
才能のある候補者が次々とハリウッド行きの切符を手にする。

今回から採用された推薦制度。
叔母の推薦を受け、ランディーは高校までイザベル、16歳に会いに行く。
外見も可愛いし、態度も自然体で落ち着いている。
サム・クック"Nothing Can Change This Love"
好感度も高く、審査員たちから高い評価を受け、ハリウッドへ。
スターの風格がある。

タイーシャ、21歳。
バンドのボーカルをしている。
ジョニー・キャッシュ"Folsom Prison Blues"
「もう一曲!」と言われてアラニス・モリセットを歌う。
キースとニッキーがYES、ランディーとマライアはNOと票が分かれ、
キースの意見が優先されてハリウッドへ。

サマー、20歳。
"Lean On Me"、「ジャンルは?」と聞かれて高飛車に
「そうねー、カントリー程度のもの("Country thing")を、
ソウルっぽくして歌いたいわ。」
と言ってしまったことがキースを刺激した。
カントリーを軽く見るなと言わんばかりに反応する。
「ほんの脳外科手術程度のことをやっている、なんて言い方をするか?」
マライアも「ほんとうにカントリーが好きなの?」
キースも「それならカントリーのどこが好きなんだ?」

「歌のコンペティションだから(言動に納得はできないが)YESとしよう。」とキース。
ハリウッドへ進めることになるが、
ニッキーが「ちょっと!カントリーミュージックについてのディベートじゃないのよ。
なのに尋問みたいなことをしたりして。
ここで何を歌おうが、どう言おうが彼女の自由じゃないの。」
「君だって『ヒップホップ程度のことを軽くやってるわ』みたいに言われても平気?」とキース。
「何しろ、人に何を歌うべきだとか、何が好きかを強制するようなやり方は嫌いだわ。」
マライアやランディーと言い争いになり、ニッキーは部屋を出ていく。

しかし・・・マライアとニッキー、二人のバトルを今回売りにしているが、
実際はきっとニッキーが楽屋で「マライア、ショービズだから面白くしたいの。
よろしくね。」なんて言っているような気がする。

ブランディー、25歳。
エタ・ジェームズ"All I Could Do Was Cry"
番組の雲行きの悪さを拭い去るような情感のこもった歌に審査員たちも満足。
4つのYES。

アシュレー、22歳。
アフリカ系だが金髪に染め、鼻の真ん中に鼻輪のようなピアスをしている。
あちこちにちょっかいを出して騒々しい。
出てきた時には誰も彼女が歌えるなんて思ってなかった。
キャリー・アンダーウッド"Cowboy Casanova"
ハリのある声、カントリーが合っている。
「この曲を歌えたなら、何でも歌えるはずだ。」とランディー。
ハリウッドへ。

ジャネル、22歳。
選んだのはキースの曲、"Blacktop Ends"
途中から違う曲に移って行き、キースの曲のメドレイになりキースを喜ばす。
4つのYES。

ロドニー、警備員をしながらストリートで歌っている。
集まったお金はホームレスにあげる。
自分も4年前はホームレスだった。
エドウィン・マッケイ"I'll Be"
豊かな声量でのびのびと歌い上げ、4つのYES。

ここでキースが別の予定のために中座する。

キャンディス、22歳。
シーズン11、ラスヴェガスのグループ審査では、
その後トップ10入りをするディアンドレと同じグループだった。
キャンディスはここで脱落している。
今回はリベンジ。
ゴスペルボイスで審査員たちを圧倒し、マライアに「今までの候補者で最高のでき。」
とまで言わせた。

ジェブリア、16歳。
ボニー・レイット"Pride & Joy"
受け答えが大人っぽい。歌もこの若さとは思えない落ち着きがある。
3つのYESを獲得。

セリサ、26歳。
3歳の娘がいて、娘の父親である彼女のパートナーは大事故にあい、
今も闘病中だ。
今回の応募は彼には知らせていないそうだ。
受かったらサプライズにして喜ばせたいからと。
娘のロンドンはニッキーのファンで彼女のことを「ダンダン」と名付けている。
「私が歌っているところ、"Dadandan"から取ったのね!」とニッキーも嬉しそう。
歌は、ドラマのテーマ曲"Fresh Prince of Bel Air"
人柄だけでなく、歌もドラマチックだった。
「幼い子供を抱えて彼の闘病も支えている。あなたは強い人ね。」とニッキー。
ハリウッドへ。

カントリーが人気のシャーロットからは37名が審査を通過した。
次回は私の好きなニューオリンズのあるルイジアナ州。
ブルースやソウルを歌える人が現れるだろうか。

アメリカンアイドル シーズン12 シカゴ予選

2013-02-03 21:29:56 | アメリカンアイドル
かつてジェニファー・ハドソンを選出したシカゴ。
才能あるコンテスタントが現れるという期待感がある。

マッケンジー、17才。
父はソングライターでキーボードプレイヤー。
「間違いなくスター。」とニッキーに言わせる。
マライアも涙ぐんでいる。
4つのYESを獲得してハリウッドへ。

キアラ、21才。
オバマ大統領の誕生会で歌ったという。
こういう登場の仕方をする人はがっくりさせられることが多いが、
セリーヌ・ディオン"Prayer"
実力の伴った歌を聴かせた。
声の強弱の付け方、高音の柔らかな持ち味が素晴らしい。
4つのYES。

ステファニー、21才。
"Dream of a little Dream of Me"
ミュージカルっぽい雰囲気。プロの風格がある。
しかしニコールだけ「惹きつけるほどのものがない。」とNO。
3つのYESでハリウッドへ。
ニコールは後になって「アイシャドーが私と同じ色で気に入らなかったの。」
なんて言い出して他の審査員から呆れられている。
しかしアイシャドーはむしろ言い訳で、
何となくステファニーが気に入らなかったのだろう。

ゲイブ、21才。
ストーンズの"Gimme Shelter"
ジャック・ブラックに似たハードロッカー。
圧倒的な声量。
「バラードも歌えるのか?」と聞かれて、
"We All Die Young"をソフトに歌い始めるが、
途中から結局ハードロックにしてしまう。
4つのYES。

シカゴはやはり歌の巧い人が多いと思っていたら、その後不調が続く。
審査員、"No"と言い続けるのも辛い。

イザベル、15才。
"Baby It's Cold Outside"
キースがコーラスを付けてあげる。
ランディーだけがNOだが他の審査員はYES。

この後、キースは自分のライヴのために審査員を抜ける。

グリフィン、22才。
"Washed by the Water"
外見でニッキーを虜にしてしまったが、歌も負けず劣らず良かった。
しかしランディーは納得せずにNO。
それでもマライアのYESでハリウッドへ。

カーティス、24才。
ゴスペルボイスに審査員全員からYES。

マライア、19才。
拒食症を克服し、ここまでやってきた。
"Let It Be"にマライアは涙。
ニッキーもランディーも感動している。
「心の痛みが歌にこもっていた。」と。
3つのYESを貰い、家族と共に泣き崩れる。

シカゴ二日目、キースもライヴから戻ってきて参加。
抜けてみるとけっこう存在感があったことに気付く。
ニッキーとマライアの間に入って困惑しながらコメントする姿が笑える。
ニコール・キットマンの夫ということも私は知らなかった。
クールに見えるが素直な反応に好感が持てる。なかなか素敵な人だ。

ブランディー、17才。
"Your Cheating Heart"
審査員が目の前にいることを意識しない堂々としたパーフォーマンス。

ジョシュ、24才。
ブライアン・マクナイト"Back At One"
原曲を自分らしくアレンジ。高音も巧みにコントロールしている。

コートニー、18才、アンドリュー、28才、
息子の歌を一度も聴いたことのない両親の前で"Super Star"を歌い、
お母さんを泣かせたクリフトン、22才。
アフリカ系の優れた候補者が続き、ハリウッドへの切符を受け取る。

ジョニー・キーザー、前シーズンにもいてどこで落ちたか思い出せない。
トップ24を目前としての落選だっただろうか。
"Try A Little Tenderness"で4つのYES。

ケズバン、27才、路上のアーティスト、炎のパーフォーマンスもする。
奇抜な服装から審査員たちも彼(彼女?)の歌に対して懐疑的な様子が見て取れる。
「付き合っている人はいるのか?」とのキースの質問に、
「この番組はそんなことも言わなければ、いけないわけ?」
ニッキーがハンサムなコンテスタントに度々「彼女はいるの?」と聞き、
皆「いない。」と答えてきた流れから自然な質問だったが、
ケズバンの反応にキースはまじめになって「いや、言わなくていいんだ。」と答える。
この一連の受け答えが可笑しい。
「ピノキオ」を歌うと悲哀が滲み出る。
圧倒された審査員から「自作の曲も聴きたい。」
奥の深さを感じさせるブルージーな声、
「あなたの人生が伝わってきた。」とマライア。
4つのYESを獲得。
終わった後もライアンに「では、ハリウッドで。」と言われて、
「後で登録の時にまた会うでしょ?」と言ってしまい、
「今の撮り直す?」なんて聞いている。
何だか応援したくなるキャラの人をみつけてしまった。

ラザロ、21才、キューバからフロリダに移住した。
その過程で吃音がひどくなってしまう。
スムースに言葉が出てこない。
友達もずっとできず、音楽だけが救いだった。
"Bridge Over Trouble Water"
歌い始めると言葉によどみはなく、なめらかに歌いこなす。
4つのYESに涙する様子にこちらも貰い泣き。

シカゴからは46名がハリウッドへと進んだ。

アメリカンアイドル シーズン12 NY予選

2013-01-28 13:33:48 | アメリカンアイドル
今年もまたアメリカンアイドルの季節がやってきた。
シーズン5から観てきて一昨年頃からは「Xファクター」や「ザ ボイス」など、
同種と思われる番組も登場し、押され気味、視聴者離れなどと言われながらも、
やはりオーディション番組の基本であり、王道であると思わせるだけの華が、
輝きがこの番組にはある。

今年の審査員はランディ・ジャクソンに加えカントリーシンガーのキース・アーバン、
マライア・キャリー、ニッキー・ミナージュ。
最初からマライアとニッキーはズバズバと歯に衣をきせぬ物言い、
キースも冷静にコメントをしている。

ジェニファー・ロペスが審査員になった時に"No"と言うのに抵抗があり、
苦心したことに比べると三人とも自然体で審査員をやっている感じだ。
ニッキーとマライアのバトルもやらせかもしれないが、観ていて面白おかしい。
マライアはほぼ予想した通りのイメージのキャラクターだったが、
ニッキーは次のシカゴオーディションと通して観てみて、意外な一面が見えてきた。
奇抜なパーフォーマンスだけでなく、性格がはっきりしていてすじも通っている。

ティナ、28歳。
マライアのファンで彼女の開催したキャンプにも13歳の頃に参加、
マライアの前で歌ったこともあるそうだ。
キャロル・キング"You've Got a Friend"
この曲はシンプルなだけに色を付けるのが難しい。
ティナは自分流のアレンジをたっぷりと効かせて歌った。
審査員4人からYESを貰う。
でも集中する時に目をつぶり白目になってしまうのが、ちょっと気になる。

ジェームズ・ベイ、アジア系、15歳。
自分を勝手にジャスティン・ビーバーに重ねている。
歌もひどかったが勘違いキャラもとんでもなかった。

クリスティン、ジョージア出身のボストン在住、バークリー音楽院の学生。
"Summer Time"
素晴らしい声量と音域、魂のこもった歌、テクニックも満載。
苦も無く4つのYESを獲得。

エヴァン、21歳。
タップダンスを5歳からやっていて18歳でミュージカルにも出演した。
19歳で骨肉腫にかかり、1年近い治療を受けたものの効果がなく片足を切断した。
ジェイソン・ムラーズ"I'm Yours"を歌うが秀でた部分が出てこない。
何とか引き上げてハリウッドに進ませてあげたいと審査員たちも思ったようで、
もう一曲、今度はギターを手にボン・ジョビ"Wanted Dead or Alive"
審査員たちも歌の間にコーラスを入れて応援してあげている。
しかし残念ながら納得させるだけの歌を聴かせることはできなかった。

「ここに来られただけで意味があった。
観ている人を勇気づけられたらと思うよ。
生き残るためにしてきた苦労に較べたら今日落ちたことなどたいしたことではない。」

今回から「推薦制度」というのが設けられ、
自分で応募しない人を推薦者があれば、現地にスカウトしにいくというものだった。
母親の推薦でランディーがライブを観に行きスカウトしたジェシカ。
オリジナルソングを歌うがアカペラに始まり、途中でギターも加えたが、
ギターのコードを間違えたことに動揺し歌も外れてしまった。
しかしアカペラの部分でもYESに至るとは思えない。
失格になりそうになった時、「これが最後のチャンス、お願い!」と言った言葉に
ニッキーは反応した。「私達がここまで来るのにどれだけ挫折を味わったか、
皆はわかってないのね。簡単にそんな言葉を使うべきじゃない。また挑戦するべきだわ。」

シーラ、23歳、イスラエル出身。
イスラエルでは既にCDも出し、その中の曲が国内でNo.1となったこともある。
ピアノも弾くソングライター。
勢いのある堂々とした歌いっぷり、外見にも魅力があり、4つのYES。

フランキー、24歳。
ブルックリンで養母と暮らしている。
マンハッタンの地下鉄で歌いながら小銭を稼いでいる。
「それが今の僕の仕事だ。」
歌い出して最初に失敗する。こういう場合は立ち直れないことが多いのに、
二回目でしっかり立て直して「天性のものがある」とマライアに言わせる。
ニッキーも「人の心に訴えるものがある」
4つのYESを獲得。
キース「歌を諦めてしまう人が多い中、歌いながら生計を立てているのは偉い。」

ニューヨーク2日目。
ベンジャミン、赤のビニールのスーツにカツラ。
ジェームズ・ブラウンを気取ったつもりだろうか。
成りきった腰の入ったボディーアクション、歌は歌になっていない。
審査員を辟易させる。

サラ、17歳。
高校生だが家族でやっている農場を手伝うカントリーガール。
キャリー・アンダーウッド"Mama's Song"
もう一曲とランディーに言われて歌ったのはニッキー・ミナージュの曲。
ニッキーがバックアップ。
カントリーだけでなくラップも歌えるサラ。
ニッキーを感激させて4YES。

アルバート、25歳。
「オペラ座の怪人」、聴くに堪えない歌、ジョークとしか思えないのに、本人は真剣。
この番組で東洋系は歌がうまくないだけでなく変なキャラが多いと定着させてしまいそうだ。

アンジェラ、18歳。
歌はジェシー・J"Mama Knows Best"
声の質が素晴らしいとマライア、歌う姿も気に入ったとキース。
4つのYES。

ガプリット、紫のターバンをしていてターバネーターというニックネーム。
インド出身、マライアとランディーはYES。
キースはNO。ニッキーに猛烈にアピールし、プレッシャーからニッキーはYES。

アシュリー、20歳、コネティカットで大家族で暮らしている。
兄弟が二人いる上に彼女が10歳の時に両親は難病の子供4人を養子に迎えた。
コニー・ベイリー・レイ"Put Your Records On"
この曲もオーディション番組で多くの人が歌って失敗するのを観てきた。
アレンジを効かせて歌ったが、それに捉われず持っている才能が直球で伝わってくる。
4つのYES、家族と共に喜ぶアシュリー。
アメリカにはこういう家族がいる。

今回は41人がハリウッドへ。

アメリカンアイドル シーズン11 トップ8→7

2012-04-24 07:39:32 | アメリカンアイドル
トップ8、今回のテーマは80年代の曲。
ゲスト・メンターはノー・ダウトのグウェン・ステファニーとトニー・カナル。

デアンドレ、デバージュ"I Like It"
この人はこういう路線がほんとうに似合っている。
客席に座りながら歌い始める。
立ち上がり、周りと握手しながらステージへと。
途中でこの番組のプロデューサーで「アメリカンダンスアイドル」の審査員も務める
ナイジェルとハイタッチ。
手が届かない観客にもデアンドレの方から手を伸ばす。
ファルセットの部分は磨きがかかってきているが、地声の部分が少々不安定だ。
全体を通して歌いこなせていない印象が拭えない。
それでも魅力たっぷりのステージだった。
トップバッターの心境を聞かれて「キメないと忘れられてしまう。」

エリーズ、最初の予定だった"Hallelujah"から
フォーリナーの"I Want To Know What Love Is"
黒のロングスカート、ワンショルダーのシックな白のブラウス。
最後はクアイヤーが登場。
最初に音を外してしまいそれを最後まで引きずってしまったようだ。
リハーサルでは良さそうだったが、本番では声も良く出ていないようだった。

コルトンとスカイラーのデュエットで"Islsnd In The Storm"
カントリー専門のスカイラーがリード気味、しかし二人の息はぴったり合っている。

フィリップ、ジェネシス"That's All"
ずっと好調だったフィリップがここに来て苦戦しているように見える。
歌う声が伸びやかではなく、苦しげに聴こえた。
しかし義理の兄をギターに迎えて二人での演奏。
兄弟愛の深さに観客を感動させていた。

デアンドレとホリーのデュエット、ポインター・シスターズ"I'm So Excited"
二人とも楽しそうにパンチの効いた歌を聴かせた。
しかしながらデアンドレのちょっとした仕草がエリック・べネイにほんとうに似ている。
観客を取り込むところ、デュエットで見つめ合う様子、私はそこにエリックを見た。

ジョシュア、"If You Don't Know Me By Now"
グエンからテクニックが際立ちすぎると、かえって鼻につくこともあると指摘される。
確かに最近、そう思っていた。
最初にクワイヤーの歌から始まり、ジョシュアの登場。
先週と同じような黒地のジャケットにゴールドのドット。
ドレスアップしている。
アドバイスに従って、あえて抑え目に間を取ったことで、
ハイライト部分が引き立つ。
彼は優勝を狙える人だ。

ジェシカ、ホイットニー・ヒューストン"How Will I Know"
を歌い喝采を浴びる。
ずっとドレッシーだったのが、今回は高校生らしいジャケットにTシャツ、
黒のパンツ。
バンドとのコンビネーションがいい。
まだ高校生なのに舞台に上がると大人のエンターテイナー顔負けだ。

エリーズとフィリップのデュエットで、
トム・ペティー&スティーヴィー・ニックス、"Stop Dragging Mr Heart Around"

ホリー、映画「フラッシュダンス」のテーマ曲"What A Feeling"
この映画はテーマソングと共に当時、たいへん話題になった。
しかしヒロインの鉄鋼の溶接をしたりして働きながら
ダンサーを目指すタフな女の子のイメージと、
ホリーがどうしても結びつかなかった。

ジョシュアとジェシカのデュエット、
アレサ・フランクリンとジョージ・マイケル"I Knew You Were Waiting For Me"
ジェシカはゴールドのトップの黒のロングドレス、ジョシュアは白い光沢のあるスーツ。
R&Bテイストたっぷりだ。
二人とも10代とは思えない。今回のデュエットの中では断トツだ。

コルトン、シンディー・ローパー"Time After Time"
審査員には好評だったが、アレンジで原曲の美しさが消えてしまったように思えた。
声が演奏とところどころ、マッチしていない。

スカイラー、最初、やはり映画のテーマソング"9 To 5"を歌おうとしたが、
迷った末、"Wind Beneath My Wing"
アップテンポでわかせる曲よりも、じっくりと聴かせるこの曲にしたのは正解だ。
感情が迸る。彼女の雰囲気に合っていて自信に溢れていた。

全体的に余り出来栄えが芳しくないと思うのは、
私が80年代の曲に思い入れがあるのに対して候補者たちにとっては、
馴染みのある曲がなかったからだろうか。

結果発表。
デアンドレがワーストに選ばれてしまった。
優勝、あるいはトップ3は難しいかと思っていたが、
この段階でワーストに選ばれたのは心外だった。

生き残りを賭けて選んだ曲はスティーヴィー・ワンダー"Master Blaster"
なぜスタンディングオベーションを受けて絶賛されたエリック・べネイ"Sometime I Cry"
ではなく、余り高い評価を受けなかったこの曲を選んだのだろう。

残念ながらワイルドカード、審査員が落選を救う権利を行使するカードは使われなかった。
デアンドレの今までを振り返る映像が映る。
エリックべネイが番組に応援に来た映像もある。
デアンドレ、まだまだ磨けば光るものを持っている。
これからも経験を積んで自信を付け、
ぜひ、スケールの大きなアーティストへと成長して欲しい。

アメリカンアイドル シーズン11 トップ9結果発表

2012-04-16 16:55:27 | アメリカンアイドル
トップ9、前回候補者達がパーフォームした曲を歌っている憧れのスター達から、
一人一人へ向けてのツイートをライアンが読み上げる。
ジョニー・ラングからフィリップへ、キャリー・アンダーウッドからホリー、
ライフハウスからコルトンへ、そしてマライア・キャリーからジョシュアへ。
それぞれ自分へのツイートを満足げに聞いている。

ライアンが言った。
「聞いてくれ、デアンドレ。君へのツイートはない。
でもこっちの方がもっといいんじゃないかな?
さあ、エリック・べネイへ挨拶しよう!」

驚きで呆然とするデアンドレ。
駆け寄り「良くやった!」と握手から抱きしめるエリックべネイ。
正面を向き、客席へもVサインを送るエリック。
デアンドレの隣に座るとエリーズが差し出した手に握手。

ライアンから「デアンドレはどうだった?」と聞かれ、
「素晴らしかったよ。」そしてアイドル全員へと顔を向けて、
「みんな、よく頑張っている。それぞれが良かったよ。」
デアンドレへと目線を移し、「君の声は個性的だ。
曲はまるで君のために作られたようにぴったり合っていた。」

デアンドレ、エリックの前でソワソワしたり、
じっと見たかと思うと、目を合わせることができずに反らしたり。
離れていくエリックのこともずっと目で追っている。
アイドルたちから「良かったねー」と声を掛けられたり、肩を叩かれたり。

この後のコマーシャルブレークの間のことをヒジュンがインタビューで、
「デアンドレは背中を丸めて膝を抱え、そこに顔を埋めながら、
『信じられない!』といった様子で頭を振り続けていた」

なぜEric Benetのゲスト出演が実現したのか。
「憧れのスター」として取り上げられた9人に候補者宛てのツイートをするように、
番組側が頼んだ。
エリックもデアンドレ宛てに「君を誇りに思った。投票するからね。」
とツイートしている。
そしてLAに住むエリックはデアンドレに会ってみたいと思って、
番組に申し入れたのだと思う。
そこから話が進んだのでは?

この番組は世界へと向けて発信されている。
この映像をきっかけにエリックを知る人、
また普段ライヴが行われない地域にいるファンもエリックの姿を観ることができる。

早速、エリックべネイ宛てに「日本のテレビで観たわよ。
デアンドレや他の候補者を励ましている様子、最高だった!」とツイートすると、
エリックべネイばかりかデアンドレのファンサイトまでリツイートしてくれた。

いよいよボトム3の発表になる。
ホリー、フィリップス、エリーズの中からはホリー。
コルトン、ジョシュア、ヒジュンの中からはヒジュン。
セーフになったジョシュアがボトム3に選ばれてしまったヒジュンではなく、
ボトム3のチェアに座っているホリーをハグしに行く。
合格者の席へと戻っていくすれ違いざまにヒジュンと肩がぶつかるが、
挨拶の言葉も何らかの気持ちを表す態度も見られない。

スカイラー、デアンドレ、ジェシカの番になると、
客席から真剣な眼差しでデアンドレを見守っているエリックべネイが映った。
このチームからのワーストはスカイラー。

最下位に選ばれてしまったのはヒジュンだった。
歌う曲はと聞かれて、動揺したのか「先週」と「昨日」を言い違える。
ライアンが歌う曲は何なのかと確認すると"A Song For You"

レオン・ラッセルの原曲をカーペンターズを始め多くのアーティストがカバーしているが、
ヒジュンの歌うのはダニー・ハサウェイのバージョン。

「今まで多くの人の前で歌ってきたけれど、
今は二人きりで君の前で歌っている。
But we're alone now, and I'm singing this song to you.
Remember, 僕が愛しているのはきみだってことを。
いつも優しくは、なかったかもしれないけれどね。
僕がいなくなったとしても、こういう一時があったことを覚えていてね。」

歌詞が心に突き刺さる。
務めて明るくふるまい、客席へと手を振って、「みんな、ありがとう。」
と歌い終えた。
ジェニファーが涙目になっている。
スティーヴンがワイルドカード、一度だけ審査員が使う脱落者を使う権利、
今回はその適用に当たらないと発表する。

ヒジュンもワイルドカードで救われると期待してはいなかったようで、
これが自分の最後の歌になると覚悟して歌っているように思えた。

アジア系としてここまで来た人は彼が初めてだ。
発音などのギャップもあり、間違いを指摘されたりしながらも、
ここまでやってきた。
その健闘を称えたい。

アメリカンアイドル シーズン11 トップ9

2012-04-15 13:23:03 | アメリカンアイドル
今回のテーマは「憧れのスター」、最も尊敬するアーティストの曲。
トップ9がそれぞれ自分にとってのアイドルの曲を歌う。
自分が目標とするアーティストの曲、普段から歌いこんできた曲を披露するだけに、
全員がレベルの高い素晴らしいパーフォーマンスを聴かせた。
ゲストメンターはスティーヴィー・ニックス。

トミー・ヒルフィンガーが引き続き服装の指導。
一過性の流行を取り入れるのではなく、
スターとして相応しい自分のファッションのスタイルを作り上げる、
という指導を受ける。

一人ずつのパーフォーマンスの他に3人一組でメドレーを歌う。
自分の本番で手一杯でここの部分が不十分な人がいる。
観客はこれも観て、投票するわけだからここも決して気を抜いてはいけない。

コルトン、ライフハウス"Everything"
前回、スタイリストに髪型をけなされたが、スティーヴィーは「自分のスタイルを大切に」
と励ましてくれる。
コルトンにとってこの曲は「讃美歌」に等しいそうだ。
「君は僕のすべて。君さえいてくれれば何もいらない。」と気持ちを込めて歌い上げる。
ステージの上に曲の世界観を表現した。
「しっかり感情移入をしつつ、それに走らず抑制を効かせたのが良かった。」とジェニファー。
真摯な姿に心を打たれる。
スター性が光っている。
客席ではコルトンの祖父が泣いている。
それを見るコルトンも涙。
応援したくなるものを持った人だ。

スカイラー、ミランダ・ランバート"Gunpowder & Lead"
男勝りの彼女らしい力強い曲。
カントリーは曲の歌詞をしっかり伝えないと、
と番組中で度々、言われるのを聞いてきた。
今回もスティヴィーから「聴く人に物語を語るように。」と言われる。
堂々としたステージ。
「南部の町の雰囲気が出ていた。」とランディー。
音域の広さも見せた。

フィリップとコルトン、エリーズでスティーヴィーの曲のメドレー。
三人とも手堅くまとめた。

ヒジュン、ダニー・ハサウェイ"A Song For You"
前回にふざけてばかりいると叱責されたヒジュン。
今回はまるで別人だった。
「今までプライドから自分の繊細さを隠していた。
それをさらけ出すんだ。」とジミー。

今年初めにダニーの娘、レイラ・ハサウェイのライヴでこの曲を聴いた。
アメアイでもシーズン5でエリオット・ヤミンが歌っている。
「大勢の人たちの前でずっと歌ってきた。
君にいつも優しくはなかったかもしれないけれど、
ほんとうに愛しているのは君のこと。
この歌は君のために歌っているんだよ。」
歌詞の内容が今のヒジュンと重なる。
観客や音楽をなめていたわけではない、という気持ちが伝わってくる。

テクニックの使い分けが完璧だ。
粗削りなところからは彼の気持ちがストレートに響いてくる。
この人はこんなに巧かったのかと驚く。
声が掠れたり、音程がずれたところもあったが、
欠点があったとしてもそれを越えるだけの深み、
歌の本質が表現されている。
こういうことがあるのがこの番組の醍醐味だ。

ホリー、キャリー・アンダーウッド"Jesus, Take The Wheel"
シーズン4の優勝者、キャリー・アンダーウッドのヒット曲。
この曲は演歌に近い歌詞だ。
カントリーソングの王道を行く曲。
リハーサルの時は良かったが、本番ではテレビの画面からは、
語りかける部分が伝わってこない。

デアンドレ、エリック・べネイ"Sometimes I Cry"
私のブログにアメアイの検索から飛んできて読んでいる方はご存じないかもしれないが、
このブログのタイトルは"Me & Mr. Eric Benet"「私とエリック・べネイ」
自称「エリックべネイ研究家」、エリックべネイを愛してやまない1ファンを自負する。
その私にとってこれは待ちに待った瞬間だった。
大好きなアーティストの曲が大好きな番組中で取り上げられる。
ずっといつかこんな日が来るかと待ち望んでいた。
とうとうエリックの歌がアメアイに登場する日がやってきた。
デアンドレが「エリックべネイは純粋なR&Bシンガーだ。
まさに僕が目標としている人。」と言うのを聞いただけで感無量。

"Sometimes I Cry"
40歳を過ぎたエリックが「今までの失恋した心の痛みの集大成を歌った」
と言っている曲。

「2年前に別れた恋人を今も忘れられない、
幸せでいてくれればと願う気持ちと恋しさが交差する。
今は自分の生活を立て直し、新しい恋人もいるけれど、
まだ彼女のことを引きずっている、
それでも今は元気な振りをしよう、ほんとうに心の平安が訪れる日まで。」
という内容の歌詞。

17歳が大人の恋の苦さや切なさを想像して、
その境地を歌おうとしたこと、エリックの曲の中でも、
難易度の高い曲にチャレンジしたことにひたすら感動してしまった。
スティーヴィーから「たくさんの難しいテクニックが散りばめられている。
それに捉われすぎると曲の美しさを失ってしまう。
ゆっくりと時間をかけて。カメラの向こうに視聴者がいる。
カメラに対して愛する人を見るような気持ちで見つめて。」とアドバイス。
デアンドレも「観る人とのコネクトを大切に歌いたい。」

持ち時間が限られていることもあり、アレンジで1節目から4節目へと飛ぶ。
デアンドレ、エリックべネイのファンであるということが良く分かる。
息継ぎや歌い方、立ち居振る舞い、そこに私はミニ・エリック・べネイを見た。
ところがデアンドレはエリックの物真似に留まらず、自分の色にも染めて、
彼独自の味わいも添えている。

カメラ目線も完璧だ。
ファルセットも申し分ない。
ランディ「エリックべネイみたいな偉大なR&Bシンガーを目指せ。」
ランディーの口からエリックを称賛する言葉が出たのにも感激。
デアンドレ、歌い終わった後もしばらく曲の世界から戻ってこない。
それだけ深く感情移入していたのだ。

ジェシカ、ビヨンセ"Sweet Dreams"
7歳からビヨンセのファンで良く真似をしていたそうだ。
しかし歌が精一杯、ダンスはとても真似できないとあきらめたらしい。
この曲がずっと好きで子供の頃から歌ってきたことが見て取れる。
彼女は若いのに既に自分の見せ方知っていて、技術もたくさん備えている。

マイケル・ジャクソンのトリビュートをヒジュン、デアンドレ、ジョシュア。
三人のハモリ、ダンスもそろっていない部分があった。
まだソロを終えていないジョシュアが一番、勢いがあった。

フィリップ、ジョニー・ラング"Still Raining"
この人はステージを自分のものにしてしまう。
アマチュアに見えないカリスマがある。
スティーヴンに「何かが乗り移ったみたいだ」と言わせた。

ディオンヌ・ウォーウィックやシーズン6の優勝者ジョーダン・スパークスが、
会場に来ている。

ジョシュア、マライア・キャリー"Without You"
すっかりドレスアップした姿が板についてジェームズ・イングラムを思わせる。
しかし光沢のある白地に黒のチェイン柄のジャケット、
曲の持ち味を消してしまう派手さではないだろうか。
感情が溢れて涙になるが、もう少し抑えても良かったかと思う。
これだけ出来の良い人が続いた後に最後の方になって歌うと、
どうしても力みが入ってしまうのかもしれない。
「自分の人生で辛かったことを思い出して歌った。
それで誰かの役に立てればと思って。」とコメント。

ホリー、スカイラー、ジェシカでマドンナの曲のメドレー。

エリーズ、レッド・ツェッペリン"Whole Lotta Love"
リハーサルではスティーヴィーの曲"Dream"をしっかりと一緒に歌っている。
今回、誰も挑戦していない分野、ハードロックの世界に観客をいざない、
どっぷりと入り込ませた。
自信を持って歌う姿には説得力があり、彼女の新たな一面を見せた。

今回は全員が自分の限界に挑戦して、追い込まれた結果、
殻を破った人が何人も出た。
回を重ねる内にどこまで成長したか、真剣に勝負を掛けてきて、
それが成功したかどうかに勝敗が掛かっている。

アメリカンアイドル シーズン11 10→9

2012-04-13 07:53:47 | アメリカンアイドル
今回のテーマはビリー・ジョエル。
ゲストメンターはディディ。
スタイリストにもトミー・ヒルフィンガーが加わる。

デアンドレ、"Only The Good Die Young"
17歳という年齢にふさわしい曲を選び、元気良くオープニングを飾ったが、
曲の味わい、そしてデアンドレの良さも出ていなかったように思えた。

エリカ、「ニューヨーク賛歌」
曲も彼女にぴったり合っているし、感情移入、テクニックも完璧だ。
アレンジを控えて抑え気味に歌うように指導された。
衣装も髪型もイメージチェンジ、今までの普通っぽい外見から、
黒髪に変えてエッジを効かせた。
「今シーズンのトップクラス。」とランディーに言わせる。

ジョシュア、"She's Got Away"
ゴスペル、ソウルミュージックが専門のジョシュア。
リハーサル中からポップミュージックには感情移入できないと悩む。
結果的に曲と余りコネクトできなかったようだ。
衣装はアドバイスに従って黒のスーツに黒のアクセントのあるタイ、
良く似合っていた。

スカイラー、"Shameless"
カントリースターらしい風格を増すようにとスタイリストからアドバイス。
出だしは不安定、途中で立て直すかと思えたが、盛り上がりのないまま終わる。
それでもこの人はカントリー専門と決めているので、すでに強い味方、
固定ファンがついているようだ。

エリーズ、"Viennna"
誰も知らない曲は不利とジミーに言われるが、一度ジミーのアドバイスに従って、
不本意な結果に至っているだけに譲らない。
ディディは味方になってくれる。
衣装のアドバイスはジャニス・ジョプリン風のベルボトムジーンズにショートジャケット、
と言われるが、こちらにも従わず女らしいドレスを選ぶ。
ここまで来ると、アドバイスを受けても最終決定をするのは自分だ。
観客はスタンディングオベーション、審査員にも好評だった。

フィリップス、"Moving Out"
番組が進むうちにスター性が抜きに出て来ている。
スタイリストからは服装がカリスマを感じられないとアドバイスされるが、
自分の普段着、自分らしくいられるグレーの重ね着で通した。
ギターを持たずに歌うようにとも言われたが、これも従わず、
ギターを持って歌い通す。
彼にとってギターはこの曲には欠かせないものだったようだ。
結果は観客からも審査員からも支持された。
この段階においては優勝候補に思える。

ホリー、"Honesty"
オフの顔は可愛らしいのに歌っている時は老けて見える。
衣装に問題があるのではという意見も出て、今回は若さのある光物系のパンツスーツ。
しかし挫折や物事がうまくいかないことへの怒りを歌う曲、
彼女の持ち味と違いすぎる。
普通に話している時に感じる魅力が歌う時には消えてしまうといつも感じる。

ヒジュン、"My Life"
ステージを動きすぎたことで歌の状態が不安定に。
余りにコメディアン的な表現の仕方にスティーヴンは不快さを隠せない。
ランディーは「それでも楽しませてくれた。」とフォロー。

ジェシカ・サンチェス"Everybody Has A Dream"
メンター達から「歌に真実味が感じられない。」とリハーサルで言われる。
テクニックに捉われすぎると歌のリアリティーが薄れてしまうと。
衣装もアドバイスに従って選んだものが彼女にとても良く似合っていた。
小柄な人はミニかロングがいい、ミディー寸が一番相応しくないと教えられる。
歌も助言を生かして格段とレベルアップする。
人の意見に耳を傾け、吸収して成長できるのも才能の一つだ。
夢を追うという歌詞の内容も彼女の今にぴったりとジェニファー。

コルトン、"Piano Man"
原曲の良さを生かしながら、自分の色に染めた。
豊かな才能を感じさせる。
「服装は誰が見本?」と聞かれて「誰の真似もしたくない。」
と毅然と答えた。

しかしどうして誰も"Just The Way You Are"を歌わなかったのだろう?
取り合いになってもおかしくないと思ったが。
聴いてみたかっただけに残念。

結果発表。
落選はエリカ。
巧い人なのにいかんせん人気度が弱かった。
また番組で先に歌った方が印象が薄くなって不利とも言われるが、
そんなことも影響したのだろうか。
基準は来週もこの人の歌が聴きたいか、どうか。
そういう意味では視聴者の共感を得るのには足りなかったのかもしれない。