まねこい 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)モリ タイシ小学館このアイテムの詳細を見る |
サンデー本誌で人気を博した(?)いでじゅう!の作者 モリタイシ の新作。
連載誌はゲッサン。(だったような・・・)
いでじゅう!は最初読んでいなかったんですよね。
絵もあまり上手くなかったのと、あまりにもキャラが濃すぎて。(笑)
他に目当ての作品があってサンデー買い始めて、暇な時に読むようになって、連載終わる頃になって、あれ?これ面白いんじゃない?と気付いたような覚えが・・・。
いでじゅう!は柔道やってるのかやってないのか良く分からないような柔道部で繰り広げられるラブコメって感じでしたが、まねこいも基本そんなノリですね。
ネガティブな思いこみで恋を諦めかけていた時に、道端で5000円で売りつけられた招き猫を抱えながら、諦めたくないと願ったら、招き猫を自称する変な生き物が現れる。
自分は金運担当やから恋愛を叶えることは出来ん、でも頑張ってみるわ・・・こう言ってその生き物は、恋愛を叶えるまで居座ることになるという感じです。
基本は招き猫と内向的な主人公のボケ&ツッコミで展開される感じで、憧れる女の子にどうやってアプローチしていくのか試していく内に、様々な変化が訪れるという感じですかね。
テンポも良くてなかなか楽しい作品になりそうです。
作者はこの連載が始まるまでしばらく無職だったそうで、その間のエピソードを巻末に描いているのですが、飲み会に誘った面子の中に夏目義徳の名前があったのがちょっと嬉しかった。(笑)
夏目義徳はサンデーで連載していたトガリの作者ですが、トガリはどう見ても打ち切りとしか思えない終わり方をしていたのと、次の連載作品であるクロザクロの単行本の巻末コメントが打ち切りを恐れるネガティブオーラ全開で編集部への恨み節的な印象で読んでて辛かったんですよね。
トガリが好きで、悪であるほど強さを増す武器で人々を守らなければならないという矛盾をどう解消していくのか楽しみでもあったので、打ち切りはショックだっただけに、誘ってくれる漫画家仲間がいるってことだけでもちょっとほっとしますね。
本人には余計なお世話かも知れませんが。(笑)
サンデー本誌に返り咲いて欲しい。
願わくば、本人の描きたいものを好きなように描かせて欲しい。
打ち切りなしで。