20年切磋琢磨した旭天鵬の優勝にケチをつけるつもりは毛頭無いが、誰も予想できなかった結果だ。原因は先ず横綱の不振、そして期待されていた6大関の不甲斐ない出来だ。救われたのは旭天鵬が最年長優勝記録を出し、12勝3敗というぎりぎりのラインで賜杯を取ったことだ。
優勝が11勝4敗では胸を張れまい。もし旭天鵬が豪栄道に負けて4敗になっていたら、同じ3敗の栃煌山は琴欧洲(休場)に不戦勝しているので、4敗の優勝は消えたが栃煌山が千秋楽相撲取らずに優勝するという珍妙な結果になっていた。更に、優勝決定戦で不戦勝で勝ち残った栃煌山を破った旭天鵬は大相撲を救った殊勲者でもある。
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