行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

名門ボーイングの危機

2024-02-04 17:51:09 | 企業

ジャンボ747、半世紀にわたる生産終了

2023年1月31日最後のボーイング747が世界最大の巨大空間を持つボーイングの工場から出荷された。「空の女王」として、またジャンボの愛称をもつ長寿命の飛行機は、空の旅を手頃......

米国を代表する航空機メーカー、ボーイングの最新機「737MAX9」が離陸し、上昇中に非常ドアが吹き飛び、機体側面にぽっかりと穴が開いた。この段階では乗客全員がシートベルトを着用し、座席に座っていたので無事だった。

民間航空機としては信じられない事故で、2018年には、米サウスウエスト航空が運航していた旧型のボーイング737型機で、高度3万2000フィートを航行中、エンジン故障による破片が客室の窓の一つを割り、機体は突然の減圧に見舞われ、乗客の女性一人が窓から外に吸い出されそうになった。彼女はけがを負い死亡した。

米連邦航空局(FAA)は21日、米航空機大手ボーイングが製造した旧式小型機「737-900ER」のドアと胴体を接合する留め具を点検するよう、航空会社に勧告した。 
737型機ではMAXだけでなく墜落事故が起きており、安全性への信頼が揺らいでいる。ボーイング社を含め、製造業のコスト削減のやり過ぎが日本を含め企業の不祥事がこのところ頻発する背景なのだろう?かつて1990年代後半、ボーイング社を組織する全米機械労組の委員長が787を傑作機だと労使を上げて開発していた姿は今どうなっているのだろうか?


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