行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

コロナ自宅療養者の地獄

2021-01-23 17:00:10 | 災害

 医療崩壊が昨年秋から医療従事者から叫ばれていたが、こんな事態になるとは、昨日のテレビ番組で自宅療養者の地獄絵が報道されたが、感染症患者が自宅療養になるとは誰も想像しなかった。病院でもクラスターが発生しているのだから、普通の家庭で感染症患者を看護することは想像を絶する。訪問診療する医師を探すのに大変だったとのことだが、医師でもリスクをおかすことを躊躇する。完全防護服を着用しての診療だからだ。子供一人が陰性であとの家族は全員陽性、高齢者を抱え呻吟していた。

  • 東京都の感染状況
  • 陽性者数 (累計)91,834 
    • 入院2,746 
      • 軽症・中等症2,588 
      • 重症158 
    • 宿泊療養873 
    • 自宅療養8,814 
    • 入院・療養等調整中6,276 
    • 死亡770 
    • 退院等(療養期間経過を含む)72,355 

 本日の発表された東京の状況だが、自宅療養者は8814人、入院中は2746人数字を見る限り自宅療養者が入院できるのは何時のことか。調整中の6276人はまして難しい。外国がやっているように受け入れ病床の新設を東京ドームの中にでも創ることをすぐにでも実行すべきだ。人員が足りなければ自衛隊の出動も考えるべきだ。

第一波の頃は糖尿など持病のある人や高齢者はすぐ入院できたが、今や重篤にでもならないと病院へは入れない。その間、自宅療養者は家族に移さないか悩みながらすごす。昨日は娘を持つ30代の母親が自殺した。残された子供と夫は重い人生を送らなければならない。

昭島も新年に入り、まだ22日なのに患者数が倍増、自宅療養者数は130人に跳ね上がった。市民に不安が拡がっているが市はだんまりを決め込んでいる。

コメント
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