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コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

咲きはじめたキンセイラン

2023-06-08 19:43:07 | 日記
14時を過ぎましたが、日没の時間が19時近くになり
まだ十分時間があるので、気になるキンセイランの様子を見に行ってみました。
花には早い時期ですが、自生地までの山道では思っていたより多くの花に出会いました。

奥久慈の山を歩くと良く出会うツクバネ。







イチヤクソウは蕾でしたがウメガサソウが咲いていました。












植林帯の薄暗い森になるとコアジサイが目立ちます。






花は終わりかけだと思いますが、緑の花が咲いているようなツクバネソウの群落。








花の時期には立派な花を咲かせているクモキリソウですが
なぜかどの株も花芽が途中からなくなっています。
食害はない森ですが、これは何か動物に食べられたような感じですね。







自生地に近づいてきましたが、まだ花が咲いていない時は
足元をよく見て行かないと見落としてしまいます。
以前は何株も咲いていた場所ですが、それらしい株が見当たりません。
昨年もここの場所では一株も見かけることがなく、森の様子も変わっていました。
原因は杉の大規模な間伐だと思います。大量の枝や葉が林床に積ってしまい
背の低いキンセイランなどは埋ってしまったようです。






薄暗かった森の中も間伐の後では明るくなりました。
目線を落して、ゆっくり見回していくと、ようやく1株。

小さな花芽が出ています。

これじゃ なかなか見つからない訳で・・・・







周りの積った杉の葉を退かしてみると、隠れていた葉が出てきました。








葉が埋っていては光合成も満足にできないでしょうから
貧弱な花芽しか付けられなかったのでしょう。
GPSにはマーキングが点々とありますが、どうもまだ埋まったままのようです。

反対の斜面では、それほど埋っていないので何株か見つけましたが花芽がないです。








昨年は何株も咲いていましたが、今年はお休みかな・・・・・

きょろきょろ林床に目をやっていたら・・・・・その近くに   

 ジガバチソウがいました!











この山では初めてみます。
何度も探し歩いている所なのに、今まで出会わなかったのが不思議で・・・
少し環境が変わって藪が薄くなり見つけやすくなったからかな。

クモキリソウは何所でも見かけることが多いので、ア~咲いているな・・・・くらいですが
ジガバチソウですと、出会うことが少なくて アッ! ジガバチソウだ・・・・となります。 
見慣れてくると葉の感じなどが少し違います。

この場所のキンセイランは、きっとまた復活してくれると思います。


・・・・別の自生地へ


ここの森は、植林されている杉が整然としていて、よく管理されている印象です。
藪がなく、下草も少ないので探す必要がありません。
林業関係者の方がキンセイランを保護しているという訳ではないでしょうが
踏みつけたり、間伐で傷つけたりしないように気を使っているのだと思います。
キンセイランの株だけが点々と自生しています。






昨年は咲いている株が少なく、花芽をつけた株も途中から
黒ずんでしまい、花景色は見られませんでした。
今年は今のところ、ほとんどの株が花芽をつけています。
何とかこのまま成長して花を咲かせてくれれば・・・・・

もう下の花が咲きはじめている株もみかけました。











植林された杉が伐採されると、キンセイランも消えてしまうので
それまでは楽しませてもらいたいです。


6月6日







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