コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

一泊で南八ヶ岳へ ~ 阿弥陀岳へ

2018-02-24 12:03:19 | 登山


いつものことですが、寝つけないので夜中の1時頃に外へ出てみました・・・・・・・
上空は雲に覆われていて星は見えませんね。 やはり天気は曇りのようです。
その後も眠れないので4時頃から起きだして、何度も外へ出て景色を眺めていました。

夏と違い、白く雪を被った山々は、夜明け前のわずかな光でも ぼ~と浮かび上がって見え
とても幻想的です。 




















雲と地平線のわずかな隙間を七色に染めます。



















高曇り・・・・そんな天気です。








今日は赤岳を登り、阿弥陀岳まで縦走して帰る予定です。
7時30分に出発 私が一番最後でした。 
日射しがなく風もあるので、体感的には寒い朝です。








30分少々で山頂に到着。













ごらんのとうりの景色で風にあおられるので、さっさと文三郎尾根側に向かいます。
最初の急な斜面を降りたら、下から自衛隊の小隊13名が・・・・・・
迷彩色の服ですので、近くに来てもまったくわかりませんでした。 訓練なのでしょうね
若い隊員は富士山が見える!と感動していました。  








暮れの12月に来た時より、ほんの少しだけ雪が増えた程度ですね。
緊張する所もなく、中岳分岐へ













久しぶりに中岳方面へ・・・・ここから見るとピラミッド状の整ったピークです。









程なく山頂へ・・・・










ここから阿弥陀岳とのコルまでの稜線は、なぜだか積雪量が多く
八ヶ岳では珍しい雪庇のある雪稜が続きます。

注意して行かなくてはいけませんが、ようやく本格的な冬山らしい風景に
ほどよい緊張感が嬉しいです。












中岳と阿弥陀岳とのコルに到着 

阿弥陀岳へのルート・・・・見上げると、最初のハシゴから上が雪壁になっている (◎_◎;)







緊張感を保ちながら慎重にクライミング・・・・・

適度に締まった雪質ですので安心です・・・・問題は帰り。







雪庇状の斜面を乗り越えると山頂に到着。

















北陵に取り付いているパーティーはいましたが、山頂は誰もいませんでした。
赤岳では10m前後の風がありましたが、文三郎側に回り込むと風はなくなり
中岳~阿弥陀岳の登りでは、ほとんど無風でしたので、急斜面を落ち着いて登れました。

この後、御小屋尾根を下って帰るのなら何の心配もありませんが
車は美濃戸に止めてあるので、クライムダウンしてコルまで戻らなければ・・・・・・

昨日までは、今年は雪が少なくどのコースも しっかりトレースがあり
緊張するところもないので、安心だけど少々物足りないな~ なんて思っていましたが
ここで十分に物足りなさを補ってチャラにし、さらに帰りのクライムダウンでオツリがきそうです。

ミスしないように、ゆっくり確実に下りるように自分に言い聞かせておきます。









この先から急降下








幸い風もなく前後誰もいないので、ビビリながらも、ゆっくり確実に下りてきました・・・・(*_*v








降りてきた安心感もあり、しばらくコルで休憩します。

阿弥陀岳は今日で4回目ですが、最初の2回はクライミングすることもなく
自分が思っていたより簡単に登れました。
3回目はガイドの人に北陵へ連れていってもらいましたが、この時のコルへの下りは
今日とおなじ雪壁になっていてクライムダウンしました。
ただこの時はアンザイレンしていたので緊張感はありませんでしたが、この時に一度経験した
ことが幸いでした。

しばらく休憩していたら、北陵パーティーもゆっくりクライムダウンして降りてきます。







中岳沢を駆け下りて、行者小屋に到着。 ちょうどお昼の時間、パンをかじりながら
アイゼン、ピッケル、ヘルメットをしまって、ストックを取り出し南沢をゆっくり帰ります。
2日間の出来事を思い出しながら、一番リラックスして雪景色の中を歩ける時間です。








2月20~21日






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする