脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

きょうの収穫

2009年07月31日 | 心の葛藤
庭での本日のささやかな収穫です。

脳脊髄液減少症がひどくなってから、
なぜかゴーヤを体が欲するようになりました。

ゴーヤーチャンプルーが大好きです。

何か効く成分が入っているのかもしれません。
あの苦味成分がいいのかもしれません。

今日は涼しかったのに、
具合が悪くて何もする気になれず、
ほどんど
寝ていました。

気分も何かとめいっています。

昨日は、
ちょっと出かけたこともあって
その後、暑かったせいか、庭に出て立っているだけで

何度も立ちくらみのような、
脳貧血のような、

意識が遠のくような、倒れこみそうなことが
何回もありました。

脱水なのか、異常に水分を取ってばかりいました。

たった一人の時に、倒れこんで
打ち所が悪かったら、
そのまま誰にも気づかれないのかなぁ・・・なんて

ふと、考えてしまい
あわてて、家の中に入りました。

そんなこんなで

今日で7月も終わりです。

時間がたつのが早く、齢ばかりとってしまいます。

このまま
私の人生何もできずに終わってしまうのだろうか・・・?

そう考えると、

今でも、ときどき生きているのが嫌になります。


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ヘッドバンギングと脳脊髄液減少症

2009年07月29日 | 他の病名との関連性
ロック歌手などで頭を激しく振る行為(ヘッドバンキング)で
体調不良になった方の中には
脳脊髄液減少症を引き起こしている方もいると思われます。

と思っていたところに、
最近テレビを見ていたら、

XJAPANのYOSIKIさんが
首の手術をなさるというニュースを偶然目にしました。

先日頸髄断絶でなくなったプロレスラーの三沢さんの例でもそうですが、

望まない交通事故のむちうちで首を痛めたり脳脊髄液減少症になってしまう人もいるのに、

いくらお仕事のためだからといって、わざわざ自分で自分の体を
痛めつけるような行為はしないでほしいです。

今後はこういう危険な行為は医師の側から、国の側から、
してはいけない危険な行為だとして、
国民にきちんと教育すべきだと思います。

頭という重いものを二歩行になって支えている人間の首を
もっと大切にしてほしいと思います。


以下

デイリースポーツの記事です。

(文字が小さくて脳脊髄液減少症患者の私には読みにくいので、
以下転載します。)

     


YOSHIKI 持病悪化で首を手術へ
7月27日9時17分配信 デイリースポーツ


 頸椎の外科手術を行うYOSHIKI
 X JAPANのリーダーでドラマーのYOSHIKI(年齢非公表)が

28日午前0時(現地時間27日午前8時)に、
米ロサンゼルスで頸椎(けいつい)の外科手術を受けることが26日、分かった。

1カ月ほど前から手足に重度のしびれが出るなど、
演奏に支障を来すまでに持病の頸椎椎間板(ついかんばん)ヘルニアが悪化。

ついにYOSHIKIが、首の“爆弾”の除去手術に踏み切ることになった。
  ◇  ◇
 
ついに手術を決断した。頭を激しく振り回し、
ドラムセットをたたき壊すほどにパワフルなドラムプレーの代償として、
YOSHIKIは10年以上前から椎間板ヘルニアと戦い続けてきた。

X時代には、2度の長期療養を経験。

数年前からは、ドラム演奏の際にコルセットの着用を徹底しており、首の“爆弾”は爆発寸前だった。

 関係者によると、今年5月末の台湾公演後は、左手の感覚がほとんどない状態だったという。

7月には右手にまで強いしびれが現れ、

ロスの病院で診断を受けた。MRIや筋電図検査などの結果、重度の「頸椎椎間孔狭窄(きょうさく)症」と判明。

変形した骨が手足の神経を圧迫しているといい、現地で頸椎椎間孔の切除手術を受けることになった。

 術後数週間はベッドの上で安静、その後1カ月以上のリハビリが必要。

ただ、手術を受けても症状が改善する確率は50%。

数カ月たっても改善が見られない場合は、
別の外科手術を受ける可能性もあるという。

 これまでも、ヘルニア改善のためにあらゆる努力を尽くしてきた。

米ロスの自宅に東洋医学の名医を呼び、海外公演先に酸素カプセルを持ち込み、
首回りの筋肉トレーニングも欠かさなかった。

だが、昨年のX JAPAN復活ライブからファンに元気な姿を見せたいとコルセットを外し、激しいプレーを続けた。

無理がたたり昨年6月には一時、全国ツアーの無期限延期を発表。

YOSHIKIの体は確実に限界へと近づいていた。

 YOSHIKIは公式携帯サイトで
「前向きな方向に向かうと……自分は信じています。

X JAPANの再結成を決めた時からこうなる覚悟はできていました」とつづっている。

10月10日に控えるフランス公演も開催する予定という。

最終更新:7月28日13時56分

    

とのことです。

以上デイリースポーツからの記事でした。

ここからは私の文章です。



本当に頚椎ヘルニアだけ?
本当にロスでの首の手術が最適の治療法なの?

私も頚椎ヘルニアと整形外科で診断されたことがあるんですが?



もしかして、
脳脊髄液漏れ起こしていないですか?

脳神経外科医に相談しましたか?

おそらく、YOSIKIさんは脳脊髄液減少症だなんて病名も知らず、
RI検査なんて
彼、受けていないだろうなぁ・・・・。

どなたかファンの方、
こういう病名、原因もあると、教えてあげてくれませんか?

外国の整形外科医の判断だけではなく、

日本の脳神経外科の
優秀な脳脊髄液減少症治療のパイオニアの専門医の

セカンドオピニオンも聞いてみてからでも、
外国で首なんて手術するのは遅くはないと思いますがどうでしょうか?。

だって、私、首の手術しなくても、
手足のシビレや感覚障害、
味覚障害、
歩行障害
尿失禁などなど、

今まで頸髄症や頚椎症と思われえいた症状が

ブラッドパッチだけで治ってきてますもの。

よかったよ、あの時、整形外科の医師の言葉を鵜呑みにしなくて、

首の手術なんてしなくて・・・・。

おそろしや・・。

この事例から考えても、

日本に今だ存在する脳脊髄液減少症否定派の整形外科の先生がたも、

そろそろ、
脳脊髄液減少症という病態の重要性に気づき、

深刻に治療や研究に取り組む時期ではないかと思いますが
いかがでしょうか?。

首の障害や症状と脳脊髄液減少症は
私の経験からも深い関係があるのは事実です。

それを見て見ぬふりはしないでほしいのです。

事実は事実として直視してほしいのです。

いつまでも「そんな病態はありえない、存在しない、
交通事故で
そんな簡単に脳脊髄液漏れなんか起こすはずがない、
患者が不定愁訴を訴えるのは

保険金めあての詐病だ。」といつまでも思い込んでいないで、

このへんで真摯に詐欺師でもなんでもない善良な患者の声に耳を傾けてくださいませんか?

否定派の先生方が、
医師としての、人間としての心をとりもどし、
私達患者の声に真摯に耳を傾けてくれ、

脳脊髄液減少症の存在を認め、関心を持ち、

脳脊髄液減少症のパイオニアの先生方から
いろいろな知識を学び、さらに整形外科的知識で考察し、研究に
積極的に協力してくだされば、
さらに新たな発見もあるかもしれません。

それは患者のためのみならず、

整形外科という医師としてのお仕事の幅も広げ、

もっともっと患者を救える可能性が広がると思いますが
いかがでしようか?

それともいつまでも治らない患者を
ずっと引っ張りつづけることのほうがお望みですか?

そのほうがもうかりますか?

いつまでも症状を訴える患者はめんどうだから、

まともに相手にせず、いつまでも適当にリハビリしておけば、
そのうちあきらめてこなくなるとお思いですか?

患者は治ったのでもなく、
あきらめたのでもなく、
ここでは治らないと思い知って、

別の医師をドクターショッピングしているだけです。

なかなか治らない患者は、国の医療費の無駄だと思います。

なかなか治らずだんだん重症化して働けなくなれば、
国の労働力の損失です。

脳脊髄液減少症を早期に診断し、
早期に治療し、患者を社会復帰させなければ、
個人の問題では治まらず、国の経済問題にまで発展することに

まだ気づきませんか?

患者を早期に発見し、早期にしっかり治療し、
早期に完治させることが、

異常なしとほったらかされて社会に放置される脳脊髄液減少症患者を減らし、

さらなる交通事故を減らし、
ひいては損害保険会社の利益にもつながることに、

まだお気づきになりませんか?

体に強い衝撃を受ける事故の可能性を考えると

交通事故が一番多いと考えられます。

だからこそ、
整形外科の医師の皆様方のお力が絶対に必要だと思っています。

だからこそ、
整形外科医の先生方が知らん振りしたり、
損害保険会社と癒着してもらいたくはないのです。


それとも、患者のために尽くすより、損害保険会社と仲良くしたほうが
何かとお得なことが多いのでしょうか?

もし、そういうことで、
患者をないがしろにするような医師がこの世に存在するなら、

そんな医師は二度と養成しないように、
医学部の入学試験で、そういう素質や考え方の傾向のある人物は
心理テストや面接や、模擬患者による試験や
数々の適正試験を徹底的に行って、
医師に不適当な人材は徹底的に排除してもらいたいです。


どうか、医師を志したころの初心を思い出して

人の病や怪我を助け治す、
本来の医師の心を思い出して、

詐欺師ではない患者を助けてください。

脳脊髄液減少症患者にご理解と、お知恵と、お力をお貸しください。

整形外科の先生のご協力なしには
脳脊髄液減少症の早期発見は難しいと思います。

どうか、
血の通った人の心を持って患者に救いの手をさしのべてください。

よろしくお願いいたします。
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膠原病そっくり病 2

2009年07月28日 | 他の病名との関連性
膠原病そっくり病の続きです。

この記事もまた、以前に書いたものに書き加えたものです。

昨日の記事で膠原病の患者さんの症状を読んで、
脳脊髄液減少症の自分の症状とも似ていると書きました。

今日は似ている点を 具体的に説明したいと思います。

①免疫の異常、

(私のばあい、膠原病の患者さんのように免疫の異常が自分の体を攻撃してしまうような免疫の異常ではなく、
免疫力が異常に低下して、風邪でも、水虫でもインフルエンザでも、
感染症ならなんでも簡単に感染しやすくなり、しかも治りにくくなりました。

治ったかと思えば、また何かに感染し、しょっちゅうなにかの感染症にうつり続けている感じでした。


②微熱、膠原病患者さんが37度台の微熱が続いたという点。

(記事にある脳脊髄液減少症でも初期に私も微熱や低体温など
体温の異常がありました。
でも、脳脊髄液減少症の微熱は炎症性の発熱ではなく、
体温調節機能障害による発熱のように思います。)

③目の痛み。

私の場合は目の奥がぞうきんがけのように絞られるように痛みました。
目はしょぼしょぼとし、目はかすみまるで疲れ目のようでした。)


④腰の痛み。

(私は腰が砕かれるような痛みやまるでぎっくり腰そっくりの
動けなくなるほどの痛みが出たことがあります。まるで婦人科の病のような腹痛腰痛もでました。)

⑤膠原病の患者さんが

肩がコチコチにこわばり、腕が高く上がらず、首も左右に30度ほどしか回らないと記事に書かれている症状。

(私の場合はひどい肩こりだと思い、マッサージや針、灸もしました。
マッサージ師は、その板のようにカチカチの首から肩にかけての私の状態に
驚き、
どうしてこんなにカチカチなのか?と首をかしげていました。
整形外科医には頸肩腕症候群や頸髄症などと思われたこともあります。)


⑥腕が高くあがらない、

(私の場合、自分の腕が重く感じるのと、あまりのだるさ、脱力感で
まるであやつり人形の紐が切れている状態で人形の腕を上げようとしているかのように、腕が高くあがらなく、上げるのに、非常に疲れました。)

⑦首がまわらない、

「まるで枕があわないかのように、まるで寝違えたかのように、首が痛くて
動かせなくなったことも、寝るのに、そっと寝なければ、枕に触れるのも布団に触れるのも痛みが激しくつらいことがありました。)

⑧車の運転でハンドル操作や安全確認も大変になる。

私の場合も本当にハンドル操作や安全確認ができないほどの経験があります。
体がつらくて、運転席に座位を保つだけでも苦しく、
ハンドル操作自体がとても重労働に感じたこともあります。

⑨だるさ、筋肉や関節の痛み、

全身のだるさは半端ではなく、体が存在しているだけで疲れるといった感じ出し、
階段を数段のぼるだけで、まるで登山でもしたかのようなつかれです。

食事をするのもトイレにいくのも、歯磨きさえも疲れ、
私が慢性疲労症候群と診断されなかったら、いったいどういう患者が
慢性疲労賞興奮と診断されるのか聞きたいぐらいです。

全身に現れるさまざまな痛みは、鈍痛から、体を切り裂かれ食い荒らされているような痛みから、

殴打され、体を砕かれているような痛みから、鈍痛から、
感電したような痛みから私が経験しただけでもささいなものから、耐え難いものまで、実にさまざまピンからきりまでです。

関節の痛みや関節のこわばりは専門医に関節リウマチを疑われ
何度も検査もしました。

時には関節が腫れて痛むだけではなく、X線の検査では
関節の部分が骨がまるで骨粗しょう症のように薄く映っていたこともありました。

指の動きづらさ、感覚障害、痛みで、日常生活が
まるでリウマチ患者さん同様、大変なものになりました。

本当につらかったです。

(事故からすぐ、脳脊髄液減少症と診断がつき、ブラッドパッチをしていれば、こんなよけいな苦しみも味わわずにすんだかもしれません。

なんで自分はあんな時代にこんな目にみえない認められない
「脳脊髄液減少症」なんていう何の補償もされない事故後遺症を
負ってしまったのか?人生の試練の意味がいまだにわかりませんし納得できませんから、はやくこんな理不尽な人生は終わりにしたいと今でも思い続けてしまいます。)


背中の痛みは
ひどいときには布団に寝ることさえままなりませんでした。

体が布団に触れるだけで激しい痛みが脊髄に走るため、そっとそっと布団に着地しなければなりませんでした。

私がもし、線維筋痛症の専門医を受診していたら、
線維筋痛症と診断されていたに違いありません。

でも、私は自分が慢性疲労症候群だとも、線維筋痛症だとも思っていません。
いまさら、その病名をつけてもらいたいとも思いません。

すべての私の苦しみの元凶は
あの交通事故の、脳脊髄液減少症という見えない怪我だと確信しているからです。

⑩全身に症状が出る点。

全身にさまざまな症状がでるために、患者はその症状ごとに診療科や医師をまわり、病気の本質になかなか気づけません。


⑪関節リウマチと間違われるような関節のこわばり、関節痛

朝両手の関節がこわばりました。
それはまるで、関節リウマチそっくりの症状でした。
関節ははれて痛みました。

しかし、いくらリウマチの検査をしても陰性でした。

つまり、慢性関節リウマチそっくりの症状をだしながら、リウマチではない、

本性は「脳脊髄液減少症がリウマチそっくり病」を出していたのです。

当時は医師も私も、
まさかさまざな症状が脳脊髄液漏れ漏れ状態からきているとは

想像もできない時代でした。


⑫体に負担がかかると悪化する点。

脳脊髄液減少症も、体に負担がかかると悪化します。
症状に日内変動があるのはパーキンソン病とも似ています。


もしかしたら、パーキンソンなどの脳の病気にも
脳髄液の量や日内変動や体位での循環状態が影響しているのかもしれません。

脳脊髄液減少症にとって体に負担がかかるというのは
立位や座位の姿勢がながかったり、
体に揺さぶりがかけられ、むちうち状態が再現されるようなことが
起こってしまったり、

体調がいいので、激しい動きのスポーツをしてしまったり、
なんらかのきっかけで、体にGが加わってしまったり、

とにかく、脳脊髄液減少症は完治すれば
たいていのことは大丈夫になるのでしょうが、

完治するまでの間は疲れやすく、症状が再発しやすく、無理がききません。
それはストレスというより、物理的な体に対する付加で悪化することのほうが
多い気がします。

⑬口や目が乾き涙や唾液が出にくくなる症状。

これも、まるで膠原病のシェーグレン症候群のようです。

私は交通事故から数年間、汗もでにくく、涙もでにくくなったことを自覚していました。
感情が乏しくなったために、そのために泣けなくなったのかと思っていましたが、
そうではありませんでした。

顔の表情が無病状になったのも、汗がでにくくなったのも、体温調節がしにくくなったのも、
今なら「脳脊髄液漏れ」が原因だとわかり納得しましたが、
同時は、なぜこんなに体のバランスが崩れたのかわかりませんでした。

夏はさむがり、常にはおるものを持参し、
ノースリーブになど、ほとんどなれませんでした。
スカートも足が冷えてほどんどはけませんでしたし、今でもはけません。

思えば、かわいそうな青春時代でした。

一番女性として輝けた磁気、

症状でオシャレすら思うようにできなかったのですから。

冬はフリースの重ね着に、アンカに電気毛布のお世話になりました。

手足が冷たく、夏でも足の冷えでなかなか寝付けませんでした。


⑭病気の症状に波があること。

脳脊髄液減少症は、女性なら生理周期によっても症状に波があります。
出血によって、体液がわずかでも減ることで、脳脊髄液の生産量にも何か
関係しているのか、
生理中もたいへんつらくなります。

低気圧がちかづくと、体がしめつけられるようになったり、脱力がでたり、
頭がぼんやりしたり、体が動きにくくなったり、痛みがでたりと
不調になります。

その日に何かの予定が入っていたりすると悲惨です。

とても外出できるような状態ではなくなるからです。
外出すること事態に危険を感じるほどです。

しかし、数日前まで、またはちょっと前まで、どこも悪そうに見えない人間が
いきなりそういう状況になっても、周囲は理解してくれません。

ドタキャンばかりのいいかげんな人間、都合がわるくなると休む人間、
そう誤解されかねません。
これが、他の認知された病気にはない、脳脊髄液減少症の悲しい特徴だと思います。

⑮抗現状の患者さんが「症状の一つ一つは何気なく、すぐ気づかれないこともある」と書かれていましたが、
脳脊髄液減少所もまさにそのとおりです。

患者自身も、あまりにありふれた症状の数々に、まさかかげに脳脊髄液減少症が潜んでいるなんて想像もできず、気づくのが遅れてしまうのです。

しかも医師の方から、膠原病患者さんのように病名を指摘してもらえる可能性は
脳脊髄液減少症のばあい、かなり低くなります。

⑯膠原病の患者さんが書いておられた、「首が締め付けられる感じ。」

これはもう、死んだほうが、ましと思うほどの苦しみのことが
私は何回もありました。

まるで、悪霊に両手で首を締め付けられているかのようです。
または殺人犯に、恐ろしい形相で首をしめあげられ死んでいく被害者は
こんな苦しみなのかなと想像するほどです。


⑰頭痛、内臓痛

頭痛については、頭をカナヅチで勝ち割られえるような、
今までにまったく経験したことのなういような痛みでした。

あまりの痛みに脳に何か起きていることを感じ、
家族も知らん振りのため、病院になんとか自力で運転してかけこんで
必死に医師に頭痛の激しさを訴えても、頭痛薬が処方さえるだけでした。

その時は頭痛薬は全くききませんでした。

それは生理の前になるとはげしくなるため、
婦人科医には、月経前症候群と診断されました。

生理がきたらきたで、こんどは激しい腹痛に襲われました。

そえれは普通の生理痛の度をこしていました。

卵巣の病気か子宮内膜症か、月経困難症かと医師に疑われるほどの
七転八倒の痛み苦しみでした。



⑱朝の手のこわばり、朝に手のこわばりについては⑪で書いたとおりですが、

といかく指のひとつひとつがこわばり動きがスムーズでなく、
自分の手なのに、
まるでマジックハンドのようにうごかしづらかったのです。

触覚も劣り、指先は鋭敏なはずなのに、
さわっているのか、さわっていないのか、わからないこともありました。


⑲皮膚の異常両手の皮が突然ボロボロとむけてきたり、

半身がしびれる方の手だけが皮膚の色が変わったり、皮がむけてきたり、むくんだようになったりしたことがありました。

 
⑳呼吸困難

膠原病の患者さんは「洗濯物を干しに2階へ上るとき、少し息苦しいと感じていた」と書いてありますが

私の場合はもっと猛烈な窒息しそうな症状。
圧死して死ぬかたは、こんな感じではないかと思うほどの呼吸困難感です。

それはまるで、溺れている時はこんな苦しさではないかと想像するほどです。

⑲肺活量の低下、
肺に空気が肺ってこない感じ、
うまく息が吐けない感じ。
酸素吸入がほしいくらい、酸素がうまく体に入ってこない空気飢餓感。

いくら症状がそっくりでも、
患者の苦しみの程度がそっくりでも

医学に重病と認知された病と
そうでない病は

扱われ方がまったく違います。

私はこれで、数十年適切な治療もうけられず
放置されながら生きてきました。

こんな残酷な現実が
今も繰り返されています。

なんとかしなければいけません。



 (つづく)









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膠原病そっくり病 1

2009年07月27日 | 他の病名との関連性
(これは以前書いた記事です。)

5月の
読売新聞の医療ルネッサンスで

膠原病の患者さんの記事を読んで思わず驚きました。

あまりに私の経験した症状に似ていたので・・・。

私は膠原病ではないので、
膠原病の苦しみの経験もなく、苦しみのレベルはわかりませんが、

どうやら、
私の経験した脳脊髄液減少症患者の苦痛のレベルは

膠原病患者さんの苦しみに匹敵するのかもしれないと
考えるようになりました。

まずは医療ルネッサンス過去記事をお読みください。

医療ルネッサンス
膠原病の記事

膠原病1「免疫異常 全身に症状」

高原病 2「ステロイド減量 焦らず。」

膠原病 3 即効性高い血漿交換

膠原病 4 皮膚に肺に硬化症状

膠原病 5 症状安定、出産の条件

膠原病 6繰り返す入院 仕事に影響

どうですか?

脳脊髄液減少症でさまざまな症状を経験したことのある患者さんなら、

似た症状を経験していませんか?


これを読むと、
脳脊髄液減少症の症状は
膠原病の症状にも似ているようです。


特に、
私個人が
記事に書いてあった点で自分の経験した症状と似ていると感じた点

①免疫の異常、(異常になんでも感染しやすくなり治りにくくなる。)

②微熱、

③目の痛み、

④腰の痛み

⑤肩がコチコチにこる、

⑥腕が高くあがらない、

⑦首がまわらない、

⑧車の運転でハンドル操作や安全確認も大変になる。

⑨だるさ、筋肉や関節の痛み、

⑩全身に症状が出る点。

⑪関節リウマチと間違われるような関節のこわばり、関節痛

⑫体に負担がかかると悪化する点。

⑬口や目が乾き涙や唾液が出にくくなる症状。

⑭病気の症状に波があること。

⑮「症状の一つ一つは何気なく、すぐ気づかれないこともある」点・・・

⑯首が締め付けられる感じ。

⑰頭痛

⑱朝の手のこわばり

⑲皮膚の異常
 
⑳呼吸困難や肺活量の低下


ざっと自分の経験した症状との
類似点だけあげても、これだけあります。



膠原病の症状にも似ている点の
脳脊髄液減少症の症状のひとつひとつの説明と私の考えや意見は

また次回に詳しく書きたいと思います。

(つづく)


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「問題は当事者が認めるまで悪化する。」

2009年07月26日 | つぶやき

 

「問題は当事者が認めるまで悪化する。」

 

この言葉は

2009年7月18日付けの朝日新聞のコラム

経済評論家で公認会計士の勝間和代さんの

「勝間和代の人生を変えるコトバ」で紹介されたものです。

 

今私の気持ちにあまりにピッタリなので

一部内容を紹介させていただきたいと思います。

以下2009年7月18日の朝日新聞

「勝間和代の人生を変えるコトバ」からの引用です。

           

 

「わたしたちが触れたくない、見過ごしてしまいたいような問題を放置しておいても、

ごくまれに、、他人が解決してくれることがあります。

しかし、

多くの問題は当事者に放置されればされるほど悪化していくものです。

身近な例に「虫歯」や「花粉症」があります。

歯が痛くて虫歯になったような気がするとき、

「気のせいだ」とか「疲れているから」などと

放っておいては事態がよくなることは決してないのです。

(中略)

問題が起きていることを認めないと、

「選択的認知」といって、

自分に都合のいい情報ばかりを認識するようになって、

問題解決からどんどん遠ざかってしまいます。

 

(中略)

問題を認めると、

逆に、それを解決するための「選択的認知」を

はじめるようになります。

 

なぜなら、その問題は不快なので、なるべく早く解決しようとするためです。

虫歯や花粉症より深刻な問題は人間関係です。


 例えば、ドメスティックバイオレンスに苦しむ夫婦関係や、

パワハラに悩まされる上司との関係について、

当事者がその事実を認めず、

「相手は私のことを思いやって、あえてきついことを言ってくれている」

などと自分をごまかしてしまうと、

その関係はどんどん悪化していきます。


 最後は心身が傷つき、

取り返しのつかない局面にまで行き着いてから、

解決策にあたらざるを得なかったりするのです。

(中略)

私たちが

身の回りで起こっていることをごまかさずに、

素直に認めるには勇気が必要です。

 

しかし、問題を認めることで、

人生はよりよい方向へ変わっていくのです。

 

(以上経済評論家・公認会計士 勝間和代さんの言葉)

 

          

 

以上、朝日新聞記事から引用させていただきました。

より詳しい内容は

2009年7月18日(土)の朝日新聞記事

「勝間和代の人生を変えるコトバ、問題は当事者が認めるまで悪化する。」をお読みください。

 

まず、自らの問題を認知することは

アルコール依存症や薬物依存、

アディクション問題を抱える人たち

(アルコール依存症者やその家族、薬物依存、

過食拒食、リストカット、発作的に薬を大量の飲む嗜癖、

ドメスティックバイオレンスなどの

精神的身体的被害者でありながら抜け出せないでいる

サイクルにハマっているような問題を抱えた人たち)などが

回復に向かうための最初の1歩です。

 

そこに問題が存在し、それに自分が巻き込まれていることに

気がついてはじめて、回復のためのスタートラインに立つのです。

 

脳脊髄液減少症も同じこと。

 

患者がまず気づかなければ回復のスタートラインにもつけないのです。

「疲れているせい」だとか

それまでの医師がつけた病名を信じて、治療を受けても

いつまでたっても治らない「病名」を信じて、

その病名のわくから飛び出せず、

脳脊髄液減少症の可能性にさえ気づけないとしたら

脳脊髄液減少症の回復へのスタートラインにもつけないのです。

 

脳脊髄液減少症だとやっと気づいて、専門医にたどり着いて

詳しいRI検査やブラッドパッチ治療を進められても、

 

そこでまた、「否認」は起こります。

 

アルコール依存症者が

アルコール専門病院でアルコール依存症だと診断され

「断酒」が必要だと医師に言われてもなお、

 

「いつか普通に上手に量をコントロールできるように飲めるのではないか?」

「何も断酒しなくても、大丈夫なんじゃないか?」

「飲んでも失態を繰り返さない体になるのではないか?」

「今度こそ酒で失敗しないのではないか?」

「自分はアルコール依存症ではなく、普通の

ただの酒飲みなのにここに連れてこられて

そういわれているだけではないか?」

 

お酒をやめたくないから、

いろいろな自分に都合のいい選択的認知がはじまります。

 

脳脊髄液減少症患者にも似たようなことが

起こるようです。

 

「問題を認めない」、「否認」が起こり、

せっかく問題を認知して1歩進んだのに、

そこで足踏みしたりしてしまう患者さんも多くいます。

 

また、不安になって、

症状ごとにドクターショッピングをし、

症状ごとに病名をつけてもらい、

症状ごとに治療をしてもらい、薬をもらうことで安心してしまうような

逆もどりをしてしまう患者さんもいるようです。

 

でも、それは、

アルコール依存症者が断酒をせずに、

痛んだ肝臓を治療するために入院するとか、

薬を飲むとかして、一時的に症状を治したり、

お酒で起きた借金などを家族に肩代わりして表面的には解決してもらって、問題がきれいになくなったかのようにして

問題をごまかしている行為と同じことです。

 

本当の問題解決はお酒を断ち続けることなのに、

本人は自分のその問題を認めたくないから、

「自分に都合のいい情報ばかりを選択して逃げている。」のだと思います。

 

お酒を断つという自分の問題点を認識しない限り、

アルコール依存症は治らず、やがて、

アルコール依存症に殺されてしまいます。

でも、死因はアルコール依存症とはかかれず

肝硬変とか肝臓がんとか

別の病名が書かれることでしょう、

 

これは

たとえサイレントキラーである脳脊髄液減少症に殺されても

誰にもその真犯人が気づかれず、

同じことが起こると思います。

 

それぐらい深刻な病態であるのに、

本人も周囲もそのことになかなか気づかず

「否認」しつづけます。

 

この点が、

私がアルコール依存症と脳脊髄液減少症が

似ている点だと感じているところです。

 

「問題を当事者が認めていない」ということは

何の解決にもつながらないのです。

 

問題解決するのは医師ではないのです。

最初に問題を正しく認識して

自分を助け出す行動を起こすのは自分なのです。

 

患者も周囲も医師も「そんな病気であるはずがない」とか

「そんな病に自分がなるはずない」などと「否認」が起こりやすい病には

「問題は当事者が認めるまで悪化する。」というコトバが

 

ピッタリと当てはまると私は思います。

 

 

体調不良が続いているのに、確かに異常を感じているのに

医師の「異常なし」に疑問ももたずに「医師がいうのだから、

検査で異常がないのだから」「気のせいだ」と

自分に言い聞かせて無理に無理を重ねてガマンしているそこのあなた、

一人の医師のたまたま症状から思いついたにすぎないかもしれない「病名」を信じて、治らないのに延々その医師にしがみついているそこのあなた、

「問題は当事者が認めるまで悪化する。」という

この勝間和代さんのお言葉を肝に銘じて日々をお過ごしください。

 

関連過去記事

アルコール依存症と脳脊髄液減少症の類似点

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「非定型うつ病」そっくり病

2009年07月25日 | 他の病名との関連性
脳脊髄液減少症はうつ病にも

非定型うつ病にもそっくりです。

今までも私は非定型うつ病と脳脊髄液減少症についての記事を書きました。

過去にNHKクローズアップ現代でも放送されましたが
その時も「脳脊髄液減少症」の症状に似ているなと思いました。
2008年6月19日のところをご覧ください。

ですから、
そう誤診されていて、脳脊髄液減少症という不調の根本原因に気づいて
おられない患者さんが多数おられると思います。

非定型うつ病という病名は ある医師が提唱しているようですが
おそらくこの先生も

まさか、「脳脊髄液減少症」なんていう病態があって、
うつや非定型うつ病そっくりの症状が出ることなんて
ご存知ないことでしょう。

適当な否定型うつ病の自己チェック表が見つからなかったので
教えてgooのこちらから以下引用させていただきます。

非定型うつ病のチェック表
       

『1.最近は以前より疲れやすくなった。

2.一日中眠くてたまらない。

3.一日10時間以上眠る日がたびたびある。

4.甘いものを無性に食べたくなる。

5.手足が鉛がつまったように体が重だるい。

6.以前より急激に体重が増えている。

7.夜になると気分が落ち込んでくる。


8.ささいなことに激しくイラつく。

9.一日のうちで気分が激しく変動する。

10.いやなことはできないが、好きなことはできる。

11.ときどき、どうしようもないほど不安になる。

12.他人の言動に深く傷ついて、引きこもったりする。

13.他人がうらやましく、自分がみじめに思える。

14.自分のつらさをだれもわかってくれないと思う。

15.自分は耐えられないほど孤独だ。

以上のうち、11項目以上で「非定型うつ病」の「おそれ」があるそうです。

また、DSM-IVの診断の基準では

●うつ病の主な症状

以下の項目のうち5つ以上に該当し2週間以上その症状が続く場合、うつ病が疑われます。
1.悲しみ(毎日のように悲しい、空虚感、憂うつな気分、涙が出やすい)

2.興味 (これまで楽しかったことが楽しくない、興味・喜びの減退)

3.罪悪感 (過度の罪悪感、ものごとに対する無意味感、無価値感)

4.エネルギー (疲労感、気力の減退、やる気が起こらない)

5.集中力 (思考力、集中力の減退、決断することができない)

6.食欲 (著しい体重または食欲の減少、増加)

7.精神運動性 (落ち着かない、または著しく緩慢(他人から見てもわかる状態) )

8.睡眠 (寝てばかりいる、または眠れない、夜中に何度も起きてしまう )

9.自殺願望(死について何度も考える、生きる意味がない、消えてしまいたい)

非定型うつ病の主な症状
上記の「うつ病の主な症状」の条件を満たした上で、次のA、Bの条件を満たす場合、非定型うつ病であることが疑われます。

A 気分反応性がある(現実の、または可能性のある楽しいできごとに反応して気分が明るくなる)


B.次の特徴のうち2つ以上に当てはまる

(1)著しい体重増加または食欲の増加がある

(2)過眠である

(3)身体が鉛のように重くなる

(4)ちよっとしたことで名誉を傷つけられたと感じて、
 長期間、人とかかわることを拒む


       

以上引用終わり。

ここからは私の文章です。
非定型うつ病の特徴とされていることに対し、
脳脊髄液減少症の私の立ち場から意見を言わせていただきます。

まず、1~15に私はすべてあてはまります。

もし脳脊髄液減少症で脳脊髄液が漏れていたり、減っているなら、
立位や座位で症状は悪化します。

つまり、立位や座位が一日続いた後の夜に症状が悪化するのは、
脳脊髄液減少症なら、あたりまえのことです。

脳脊髄液が漏れてたり、量が減っているために、
脳がうかんでいるべき脳脊髄液の量が正常にくらべて少なくなれば、
立っていたり、座っていたりして、頭を起こしていれば、
脳が重力によってさがって、様々な症状を出すのは、
脳脊髄液減少症患者なら経験済みです。


また、脳脊髄液減少症の症状は
脳脊髄液減少症の増減や、その日の気圧などに対応して

気分や身体の症状も含めて、日替わり、
または
一日の間でも時間単位でくるくる変化しますから、

普通の病気の概念しかお持ちでない方が見たら
不可解きわまりなく、

まるで都合の悪い時だけ具合がわるくなるとか
仮病のように誤解されます。


さらに、
脳がエネルギー源を要求するのか、私もむしょうに甘いものが食べたくなり、チョコレートは常に食べていました。

脳脊髄液減少症になると、のどが異常に渇き、頻尿でどんどん水分が出ていってしまった私は、

ただの水は飲んでも体を素通りするだけで体を潤さない感じがして、

塩分や当分が解けこんだスープとか、ジュースとかカロリーの高いスポーツドリンクしか体に入っていかず、それらをがぶ飲みしていました。

そんなことをしていれば体重が増加するのはあたりまえです。

非定型うつ病の特徴が「体重増加」ではなく、

脳脊髄液の減少や漏れの結果の体の防御反応の結果として、
体重増加が起きるという
発想の転換をして考えていただきたいと思います。

脳脊髄液減少症になってしまった結果として、
脳の機能低下や、
周囲の無理解による二次被害ともいえるうつ状態が出て、

なおかつ脳脊髄液減少症の症状に対応しようと

糖分や糖分の入った水分をいつもの何倍の量も飲んで
しかもだるくて動けないで脳脊髄液減少症の激しいだるさで一日中横になっていれば、

カロリー消費も少なく結果的に太るのはあたりまえだと思います。

否定形うつ病の症状は、かなりの部分で「脳脊髄液減少症」と重なります。


脳脊髄液減少症になると睡眠不足でもないのに異常に眠くなり、
過眠状態になり、昼間から何時間も眠り込んでしまうことがあります。

脳脊髄液減少症になると、慢性疲労症候群と言ってもいいほどの
激しいだるさ、が起こり、体が常に鉛のように重く感じます。

私は自分の腕や足でさえ、重くて、体についているのさえつらく、切り落として楽になりたいとさえ思ったことがあります。

また、「いやなことはできないが、好きなことはできる。」という症状ですが

これは高次脳機能障害の「発動性の低下」とも
成人ADHDの「興味のある方向へどんどん行ってしまって前のことがやりっぱなしになる」症状とも関連があるように私自身は感じています。

どれも脳の障害によるもので、
脳脊髄液減少症でも、似た状況が一時的に起こっていると、
私自身の自覚症状の観察から思っています。

人は誰でも興味のあること、関心のあることを無意識に先にやってしまい、
いやなこと、やりたくないことは後回しになってしまいますが、

普通は理性で、やらなければならないことは、
やりたくなくても優先順位の先に持ってこられると思いますが、

これが、脳が障害されているのか、正常な時の何倍もしにくくなるのです。
本当です。

本能のままに、やりたい方向そのままに優先順位となって突っ走っていく自分をとめられないような感じです。

この症状については時間をかけないと
うまく説明できませんのでまた、いつか日を改めて説明したいと思います。

この症状と行動のために、成人ADHDの患者さんが受けておられる誤解のように、
脳脊髄液減少症患者も、私の経験からも、

「だらしがない、自分勝手、やるべきことをなかなかやらないダメ人間、気分や」と周囲に低く評価されて、誤解されている可能性があると思います。

見た目では健常者に見えても、
脳の機能障害により、一見健常者からみたら、非常識、自分勝手、気分や、だらしがない、と思われるこことが

病により、うまく自分がコントロールできない状態であることを、
どう説明したらわかってもらえるのかと今考え中です。

さらに、
脳脊髄液減少症になりながら、原因不明と言われ続け、
本当の病名にたどりつけなければ、
「非定型うつ病」の病名がつけられてしまうおそれもあります。

症状はあるのに、医師にも家族にも職場にも苦しみも症状も
思うように学校へも仕事にもいけない、できないことを
わかってもらえない、

適切な医療支援も治療も支援もしてもらえない、

症状に振り回されて、人間関係も、人生も思うように
生きられないとなれば、

二次的にうつになっても当たり前です。

人として、むしろ自然で正常な反応なのではないでしょうか?


そんな状況が続けば、

非定型うつ病のチェック表の11~15にあるように、

11.ときどき、どうしようもないほど不安になる。

12.他人の言動に深く傷ついて、引きこもったりする。

13.他人がうらやましく、自分がみじめに思える。

14.自分のつらさをだれもわかってくれないと思う。

15.自分は耐えられないほど孤独だ

という気分になるのは人間として当然の反応です。

さらに、いくら医師に症状を訴えても信じてもらえないとか、

嘲笑されるとか、罵倒されるとか、
さまざまな無理解によるドクハラを受けたり、

またはそこまでひどい医師に出会わなくても、
言っていることを信じてもらえなかったり、

症状を訴えれば訴えるほど、精神的な疾患を疑われ、
真剣に向き合ってもらえないと感じるようなことが続けば、

医師不信、人間不信になり、人を信じられなくなるのも当然です。

また、

脳脊髄液減少症による脳機能低下は
体の免疫力も低下させ、感染症にかかりやすくなり、治りにくくなることは
脳脊髄液減少症とわからないまま長期間放置されて生きてきた患者さんなら
経験があると思いますが、

さらに脳脊髄液減少症は、体の免疫力抵抗力だけではなく、
心の免疫力抵抗力も落とすようです。

私も「社会不安障害」と「ブラッドパッチ後にその症状改善した」ことも記事にも何度か書きましたが、

脳脊髄液減少症になると、
元気な時ならなんでもない音やささいな物音におびえる、わけもなく不安になるのと同時に、

健康な時ならどうってことのない、他人の言動にもひどく傷つきやすく落ち込みやすくなり、

上の非定型うつ病の特徴のBの(4)にあるように
「ちよっとしたことで名誉を傷つけられたと感じて、 長期間、人とかかわることを拒む 」という表現にぴったりの現状がおこります。

実際に私もそうなりました。


脳は人の心や体をコントロールしているところです。
その脳が置かれている環境が悪化すれば、
脳も健康に、正常に機能しなくなるのは当たり前だと思います。

だから、
脳脊髄液減少症は、人の体や心にさまざまな悪影響や症状を出しているのに、

診療科ごとに細分化された現代の医療制度の中での「専門医」たちは

患者のひとつひとつの症状の陰に隠れた
大元の根本原因である「脳脊髄液減少症」という
事故後遺症でもある病態を見逃しがちです。


また、脳脊髄液減少症の患者さんなら思い当たると思いますが
脳脊髄液減少症は「パニック障害そっくりの症状」もでます。

これについてもいつかまた詳しく書きたいと思いますが
パニック障害とういう単体の心の病ではなく、
脳脊髄液減少症の症状のひとつとして、

パニック障害と言われているような症状が出ることは、
私の経験からの明らかです。

それぞれ別の病名が同時に発症していると考えるより、
余病を併発している、と考えるより、


それらの一見バラバラに見える症状の根っこが

脳脊髄液減少症という、根本原因でつながっている可能性も、
あるということです。

つまり、脳脊髄液漏れという根本原因を治療もせずに放置したまま、
表にでている症状だけを、
対症療法のように、治そうとしても、
まるでモグラたたきゲームのようで、

根本解決にはならないのです。

もし、脳脊髄液減少症ということがはっきりしたなら、
精神的にも肉体的にも、現れるありとあらゆる症状症状は、

それぞれ別の病気ではなく、

私個人は、脳脊髄液減少症の症状の一部だと考えるほうが
自然だと思っています。

それらが別々の病気だとはとつてい思えないのは

私がブラッドパッチ後、いろいろな症状が薄皮をはぐように
軽くなったり消えていったからです。

この私自身の今までの経緯とブラッドパッチ治療後の経過で

脳脊髄液減少症症がいろいろな病や症状の陰に隠れている
元凶である可能性が高いと考えるに至りました。


話は代わりますが

先日「家庭医」の認定試験がはじめて行われたそうですが、

早く脳脊髄液減少症の深い知識も持ち合わせた、
全診療科に及ぶ広い知識を持った医師が地域に育ち、

患者を人間まるごと見てくれる家庭医が増えて
脳脊髄液減少症の早期発見に協力していただきたいと願っています。


過去記事
SAD 社会不安障害


NHKきょうの健康 うつ病ってどんな病気?

だからぁ・・・脳脊髄液減少症でもうつ病そっくりの症状がでるんだってばぁ

NHKきょうの健康、これってうつ病?効果的な治療法

だからぁ・・・・脳脊髄液が漏れたままの状態で、ブラッドパッチ治療もしないで
うつ病の治療しても、能精髄液減少症性のうつ状態は改善しないんだってばぁ

うつ病患者に対するのと同じ周囲のサポートは必要だけど、
周囲の人たちにも脳脊髄液減少症を深く理解しなければ
患者をさらに精神的に追い詰める危険があります。

見た目どこも悪そうに見えないから・・・よけい・・・

どうしてこんなに3年も前から、いろいろ必死に
現役患者の気づきを伝えているのに
なかなか世間に伝わらないんだろう・・・・

脳脊髄液減少症でも死ぬよ、自殺も起こるよと言っても、
同病の患者さんでさえ、最初は信じてくれなかった

大げさだ、なんでも脳脊髄液減少症と結びつけると批判され、馬鹿にされた、

患者の本音を書いて、つい嘆けば、
「苦しいのはアンタだけじゃないよ、悲劇のヒロインになりなさんな」と
けなされた。

私は、たとえ同じ病名がついた患者さんでも、
10年放置された患者と、1年未満で病名がついた患者ではまったく違うし

100の症状を経験した患者と頭痛めまい肩こり程度(もちろんこれもつらいのですが)のひとつか二つの症状しか
経験しないですんだ幸いな患者さんとでは

この病に関する情報量も経験量も、考え方も
世の中にこの大変な病を伝えようとする意思も、
全然違うと感じてきました。

自殺者に関する過去記事


この本の著者の方にお願いいたしますが
文中「脳脊髄液減少症では死にません。」の一文は
適切ではないと思いますので、
今後の印刷の際はご一考願いたいと思います。

著者の方が幸いにも、あまり深刻な事態を経験せずにすんだため
そう思われたのだと思いますが

少なくとも私ひとりをとっても、
何度もいろいろな意味で脳脊髄液減少症に殺されそうになりました。

脳脊髄液減少症の不定愁訴程度しかしらない患者さんは
「脳脊髄液減少症ではしなない」と思うのも無理はないかもしれませんが

そう思う患者さんは、同じ脳脊髄液減少症という病名であったとしても、

「死ぬかもしれないほどの激しく信じがたい想像を絶する苦しみの症状」や、
「自殺を考えるほどに経済的精神的、身体的に追い詰められていくこと」や
「助けを求めて周囲に訴えても訴えても理解されない絶望感」や
「恐ろしいほどの高次脳機能障害や意識障害により、不慮の事故死を
装い殺されそうになったこと」の

いずれも経験がない、非常に恵まれた幸運な患者さん方ではないかと思っています。


2009年9月12日追記

最近この記事にアクセスが多いので、追加情報をはりつけます。

脳脊髄液減少症の問診票はこちら(症状はここに書かれているだけではありません。)

脳脊髄液減少症の病院情報はこちらや こちら

脳脊髄液減少症とは?

読売新聞オンラインより。


詳しくはこのブログのブックマークに脳脊髄液減少症に関する情報を集めてありますのでご参考ください。

脳脊髄液減少症かどうか、
最初に気づくのは、医師ではなく、あなたです。

脳脊髄液減少症を正しく診断治療できる医師を見つけるのも
誰でもない自分自身です。

自分を救うことができるのは自分です。

まだ、そういう段階の病なのです。
なにしろ、医師も医学部で学んでいないのですから。

何十年も医師のいろいろな病名を信じかけ、
迷路に迷っていた私が、自分自身で迷路を抜け、
真の症状の原因をつきとめ、診断治療にいたれたことから、

しみじみ、

自分を救うのは自分だと思います。
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脳脊髄液減少症に自分で気づく方法 その2

2009年07月24日 | 情報
脳脊髄液減少症は不定愁訴病です。
(不定愁訴病1の記事はこちら

症状がありながら、
いくらどんな医師を受診しても、
症状を訴えても、
どんな検査をしても
異常なしと言われます。
そんな陰に脳脊髄液減少症が潜んでいます。

その症状は、ひどい肩こり
ひどいだるさ、慢性疲労、体の痛み、めまい
頭痛、手足のしびれ、目のかすみ、
光が眩しい、音に過敏になるなど、さまざまです。

ひとつひとつの症状にだまされないで、
それらの陰に潜んでいる
脳脊髄液減少症の可能性にくれぐれもご注意ください。

情報を集めて自分で、脳脊髄液減少症について学んで
正しく見抜いてください。

自分を救う最初のきっかけは誰でもない自分の気づきです。

脳脊髄液減少症とは?

脳脊髄液減少症の分かりやすい図。

NHK福祉番組「きらっと生きる

NHKクローズアップ現代 2007年4月17日放送

脳脊髄液減少症の私がすべてあてはまってしまう
頚性筋症候群の問診票。

頚性筋症候群に関する過去記事
「おきさき様は脳脊髄液減少症?2」

脳脊髄液減少症の問診票

脳脊髄液減少症データ集2など
既存の医学の教科書には書かれていないこと満載のパイオニアの先生方のデータ。

 「あなたのむちうち症は治ります。」

誰も教えてくれなかった脳脊髄液減少症がわかる本

 「夢21」 2009年8月号64ページから67ページまでの4ページにわたり、脳脊髄液減少症について載っています。


脳脊髄液減少症関連youtube動画

脊髄脊椎ジャーナル22巻の4号

プレジデント2009年3月30日号の元気なカラダ入門117に
脳脊髄液減少症の記事がのっています。

脳脊髄液減少症の病院情報

なお、病院選びにつきましては経験の多い先生、RI検査やブラッドパッチ治療の症例数の多い医師や麻酔科脳外科チームを選ぶのにこしたことはないのですが、
今も熱心に治療に取り組み着実に経験を積んでおられる先生も増えているようですから、通院に無理のない範囲で信頼できる医師を探されるのもいいかと思います。

あまり医師や病院までが遠いと、体力的、気力的、経済的に通院が続かなくなりますし、途中で通院が途絶えては、患者本人にとっても医師にとっても、経過がわからず、今後の自分のためにも後に続く患者のためにもならないと思います。

一度治すと心にきめたら、
脳脊髄液減少症の治療は長期戦なので、出来るかぎり、経済的体力的に無理なく通院できる範囲で
熱意ある、理解ある、相性のいい信頼できる医師を見つけて通院することをおすすめします。

文部科学省からの通達

こどもの脳脊髄液減少症

あと、脳脊髄液減少症はまだ普通の病気扱いされていません。
一部の医師は、この病の存在自体を否定しています。
患者たちが効果があると体で体験したブラッドパッチ治療でさえ、
「暗示効果」「おまじないみたいな治療」などとさげすむ医師もいます。

医学界での統一見解がいまだにでないため、
唯一の治療法であるブラッドパッチ治療にさえ、
健康保険がききません。

一部の病院では、体の不調からこの病を疑い受診しても
その最初の受診の検査から健康保険もきかないと伝え聞いています。

脳脊髄液減少症が、交通事故で発症するため、
この病が存在しては困る団体があり、その団体が必死にこの病をなきものにしようとしています。

国が健康保険の適用を認めないために、この治療に取り組む医師が限られていまっす。

詳しくはブックマークに情報がはってありますのでお読みください。

つまり私たちは普通の病人扱いされていず、適切な医療的支援も
社会支援も充分ではない状態なのです。

参考過去記事

脳脊髄液減少症否定派の皆様へ
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脳脊髄液減少症に自分で気づく方法 1

2009年07月23日 | つぶやき

以下は

今までいろいろな患者様の書いた記事や、

医師の書いた文章やなどを通し、私が勝手に考えた

独断と偏見による

「脳脊髄液減少症に気づく」方法です。

間違っていることもあるかもしれませんので

どうか鵜呑みにせず一患者の考え程度の、参考までにしてください。

あとはご自分でお調べください。

 

①過去に交通事故にあったことがある。(かなり前の事故も含め)

②過去に転倒、転落スポーツ事故などで、体に激しい衝撃を受けたことがある。

その後、心身ともに、

具合が悪く、体調不良が続いているが、

どこの医師のどんな検査をしても異常なしと言われ続ける。

③それまで続いていた心身の不調が妊娠中に胎児が大きくなりだしたあたりから急に症状が楽になる。

 

(胎児がある程度大きくなると、腹圧がかかるため、)このことについては後日詳しく書きたいと思います。)脳脊髄液減少症の患者さんで妊娠中に体が一時的に楽になるのはこのためだと思われます。

④、妊娠中に改善していたそれらの症状が、お産とともに再度出現し、症状が悪化する。(胎児による腹圧がかかっていて脳脊髄液が押されていたものがその圧力がなくなるため)(ちょうど体にかかる高気圧がなくなって低気圧になってしまったようなものだと私は思ってます。)

 ⑤さまざまな心身の不調が続いて、時には先の予定がたたなくなったりする。

⑥、そのために人間関係に亀裂が入ったり、友人が離れていったりする。

⑦動けないために家族からも怠け者扱いされる。

⑧学校や仕事が休みがちになったり、体がつらくていけなくなったり、続かなくなったりするが、その患者の身体的な窮状がなかなか周囲にも医師にも伝わらない。

⑨症状のために予定がドタキャンせざるを得なくなったり、

朝のうちは大丈夫だと思って参加した予定を途中で切り上げてやすまざるを得ないほど、具合が悪くなることがあったりする。

⑩あきらかに以前の自分と違い、体が重く、だるく、思うように動けず、さまざまな体調不良が頻繁に起こったり、一度風邪を引くとなかなかなおらなかったり、まるで虚弱体質になってしまったかのような状況になって、

体調不良の日の方が元気でいる日より長くなり、医師を受診しても、どこの科のどこの医師の検査でも「異常なし」と言われ、

 最後には「ストレスのせい」「精神的なもの」「うつ病」とされてしまう。

⑪精神科を受診したり、薬を飲んでも、体調不良が一時的に治まることはあっても、症状が起きるときにはまたおきてしまい根本的な解決にはならない。

⑫立って行動していると、しばらくしてパニック障害のような症状が出て苦しくて死ぬかもと思うほどになることがある。(立位が続くと脳脊髄液が減少していると脳が下垂してくるためだと私は表tいます。)

 

⑬症状が良くなると、治ったのかと思い、

また起こると、自分も周囲も、いったい何が起こっているのかと思い、 いくら病院巡り、名医巡りをしても、

はっきりとした原因がわからない。

 ⑭頭の先から足の先まで、体の表面から体の深部まで、

ひどい肩こりから目のショボショボ感、

止まらない生あくびから、ろれつがまわらないとか、

味覚障害とか、唾液がでない

汗がでないとか、

原因不明の歯痛や顎関節症まで、

背中が伸ばせず、猫背になるとか、とにかく体のバランスがガラガラと崩れて

いろんな症状がオンパレードで出てくるのが

脳脊髄液減少症です。

 

こんな方は

脳脊髄液減少症の可能性があると思います。

 

ひとつの症状だけではなく

いくつかの症状が組み合わさったりし、

精神的にも身体的にも

広い範囲でさまざまな症状が出るため、

既成の病名にも部分的にはあてはまりやすく、

なかなか患者も医師も、

まさか脳脊髄液の減少が原因とは、気づけないのです。

次回は具体的な症状について・・・・。

 

追加

今週NHKきょうの健康で

神経内科を知っていますか?」という特集があります。

 

脳脊髄液減少症の症状は

神経内科の病の症状そっくりです。

ご注意ください

 

だから、私も何度も神経内科を受診しました。

 

でも、神経内科に行っても、脳脊髄液減少症に詳しい医師はまだまだ少なく、かなりの確率で見逃されると思います。

私はどれだけ神経内科で「異常なし」と言われたでしょうか?

私は4人以上の神経内科医に、いずれも「異常なし」と言われた

経験があります。

しかも

症状は、パーキンソン病のような手足のギクシャクした動きであり、

脳血管障害のようでもあり、

脳脊髄液減少症による物忘れなど高次脳機能障害はまるで脳血管障害性の認知症のようでもあり、

、脳脊髄液減少症によって脳が下垂し、

脳下垂体に映る影は脳腫瘍のようでもあり、

脳脊髄液減少症によって

手足にでる症状は多発性硬化症のようでもあり、

リウマチのようでもあり、

重症筋無力症のようでもあるのです。

 

まさかそれらの症状が「脳脊髄液漏れ」で起こっていたとは

どの医師も気づくことはできませんでした。

 

医師って医学の教科書に載っていないことは

医学部で習っていないことって知らないんですよね。

当たり前ですけど・・・・。

 

 慢性頭痛、一時的な脳梗塞のような

半身のシビレや脱力が出たり消えたりする症状、

脳卒中の前触れのような症状、

認知症のような記憶障害、

パーキンソン病みたいな体の動きのきごちなさ、無表情、

しびれなどの感覚障害や、ろれつがまわらない、言葉が出てこない、文字が書きにくい、漢字が出てこない、手の触覚が鈍い、

手や脚が動かしにくいと行った運動障害など

 

あきらかに「神経内科分野の症状」がありながら、

神経内科の検査で「異常なし」と言われた場合、

脳脊髄液減少症の可能性があります。

 

実際私がそうでしたから。

神経内科での受診の際には

脳脊髄液減少症に否定的な医師や

脳脊髄液減少症を知らない医師もいることを

理解の上、充分ご注意ください。

 

神経内科の先生、

そろそろ知らん振りしていないで

脳脊髄液減少症についても真剣に学んでくださいませんか?

 

先生方が見逃すようでは、患者は救われませんし、

早期発見もかないません。

 

いいかげん、学会単位でこの病について

取り上げて学んでもらえませんか?

 参考過去記事:

脳卒中そっくり病

 

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見ました!7月21日の「本当は怖い家庭の医学」

2009年07月21日 | つぶやき
本日2度目の投稿です。

(はじめてお来た方はまず左のブックマークの
「脳脊髄液減少症とは」やその他の記事をお読みください。)

最近書いたこの記事もお読みください。

私たち患者がどういう状況に置かれているかご理解ください。


さて、
見ました!7月21日の「本当は怖い家庭の医学」での
脳脊髄液減少症
(「これまでの放送」をクリックして、2009年7月21日夏バテ回復法スペシャル
『間違った夏バテ対策~脳に潜む恐怖~』のところの右をさらにクリックして
内容をお読みください。)

「脳脊髄液減少症」の病名とS医師はたしかに出てきましたが、

内容構成的には
一言で言えば、「なんじゃこりゃ?」という感じです。

これだけ苦しんで生きてきた脳脊髄液減少症の私が
馬鹿にされたように感じてしまい非常に不愉快に感じました。

「脳脊髄液減少症」の病名と
本当に一瞬ちらっと、交通事故でも起こることが流れ、

そしてS医師先生のご登場、とわずかなお話、

せっかくお忙しいS先生が出演されたのに、
その先生の知識が充分生かされていない構成に感じました。

S先生のお話はかなりカットされてしまったのでしょうか?

もし、そうなら、製作担当者の

せめて、
他番組の、「世界一受けたい授業」ほど時間をかけて
しっかりS先生のお話が聞きたかったです。

そして、脱水との関連のわずかなお話のあと、

尻切れトンボのような終わり方、先生の退場シーンもなく、
いきなり鶏肉料理ですか?
あきれた構成です。

素人の私も、なんだこの番組構成はと思いました。

「脳脊髄液減少症」という重いテーマを取り上げるなら取り上げるで
もっと真剣に番組作ってくださいよ。

患者たちがどんな思いで見ていると思っているのですか?

脳脊髄液減少症の話題が終わるなら、終わるできちんとしめてから
次の話題にうつってよ・・・。

第一、鶏肉料理なんて別枠でもよかったのでは?

できれば、脳脊髄液減少症はそれだけでまとめてほしかったな。

鳥胸肉の7日レシピなんて、どうでもいいですよ。

そんなもん、私ゆでた鳥胸肉を、
サラダに乗せてドレッシングだけ毎日変えて食べているけど全然あきませんよ。

ゆでただけの方が、カロリー低くてベストですよ。

そんなことに時間さくなら、
もっとしっかり脳脊髄液減少症についてゆっくり、しっかり、じっくり、S先生のお話を聞きたかったです。

脳脊髄液減少症の病名が画面に出たこと、
それだけでも、
ここのところマスコミ報道がなかったから

病名が放送されただけでもよかったのかもしれないし、
脱水にからませたことで
「誰にでも起こりうる可能性のある病であること。」を
印象付けた点はよかったけれど、

全体としてふざけた印象と、たいしたことのない病という印象を
世間にもたれることに拍車がかかりそうな危険を感じてしまいました。

S先生のお顔がテレビで拝見できたこと以外
あまりこの番組から得るものはなかった感じでした。

今まで見た中で、2006年の2月15日の朝の
NHKの番組が一番マジメに脳脊髄液減少症について、番組作りに取組んで
たっぷり1時間をかけてまとめてあったと思います。

今夜の「たけしの本当は怖い家庭の医学」の脳脊髄液減少症を見た
日本全国の脳席脊髄液減少症の患者さん

何か感じたことがありましたら、
ここにコメントをどうぞ・・・。

テレビ朝日へのご意見はこちら

ABC放送へのご意見はこちら。

製作会社はABCですが、
放送したテレビ局側に意見を伝えたほうが、
そこからABCに意見が行くので
一度で二社に意見が伝わると思うので効率がいいと思います。

地方のかたがたは製作会社の他に
地元の放送したテレビ局のご意見係に

直接見た意見なり
感想なり、苦情なりを伝えてみてはいかがでしょうか?

言わなきゃ絶対患者の気持ちは相手には伝わりませんから。

遠慮せず、がんが~ん、言いたいこと言いましょう。
別に私たちはクレーマーじゃないもん。

より良い番組構成のためにアドバイスしてあげている
貴重な視聴者ですもの。

もっと自身を持って意見をお伝えしましょうよ。

伝える時は煮えたぎる怒りはぐっとこらえて、穏やかにしずかに、ね。

ああ、ホントに相当カットされていますね・・・・
あの番組じゃあね・・・・。
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本当は怖い「脳脊髄液減少症・・・・」

2009年07月21日 | つぶやき
患者さんたちの情報によると、

本日夜8時から、

テレビ朝日系「ほんとうは怖い家庭の医学」で

脳脊髄液減少症と
その発見者である国際医療福祉大学熱海病院脳神経外科の
篠永正道教授が出られる予定とのことですが、

いざ、番組を見て見ないとどういう内容にまとめられているのか
わかりません。

こんな感じかな?と先日予想で記事を書きましたが

一番発症原因として多い「外傷や外からの衝撃」についての脳脊髄液減少症について何も触れられていないとしたら(もしかして、損害保険会社の圧力によるものか?)

テレビ局に要望を出して、
この病が抱える、普通の病とは違った
厳しい問題点の数々を、暴露して、
次回にこそ真実をありのままに世に知らしめてほしいと思います。

それには視聴者の皆さんのご意見が重要だと思います。

ぜひ、見っぱなしにせず、ガンガン意見を届けていただきたいと
思います。

さて、
同じ脳脊髄液減少症の病名をいただいた患者さんの中でも、

症状の程度はピンからきりまでです。

その中の重症部類に入る患者さんたちの中でも、
はたして、
脳脊髄液減少症の「本当の怖さ」を知っている人はどれだけいるのでしょうか?

また、
たとえ症状自体は軽症であっても、

この病の症状の恐ろしさ、無理解にさらされることでの恐ろしさ、
症状が理解されないことで様々な不幸や悪循環に巻き込まれるという恐ろしさに

気づいてしまっている患者さんもいることでしょう。

ブログにしても、
現実でのことにしても、

何かの片手間に、この病のことを伝えるのではなく、

脳脊髄液減少症のことに的を絞って、エネルギーを傾け、
全力で、この病の過酷さ、理不尽さ、悲惨さを伝えようとがんばっている人たちだけが

この病の本当の怖さを知っている人たちではないか?と
私は思っています。

だって、何かの片手間でなんて、とても伝えきれる病態ではないですもの。

この病はそんな生易しいものではないと思います。

真剣に、真剣に、この病のことに的を絞って
思いを伝えても伝えても、なかなか真意が伝わらないというのが
この3年間の私の感想です。

ああ、脳脊髄液減少症ね、名前は聞いたことがある。
そういうところまできたことは大きな成果ですが、
それがどういう風に人の人生を破壊していくかについては

まったく伝わっていきません。

他の普通の病に比べて、この病態には
さまざまな思惑の人たちがうごめいている。

普通の病気として普通に医療的支援が簡単には受けられない
かなり難しい現状があるのです。

それを世の中に伝えるのに、
何かの片手間になんて、伝えられるはずがありません。

私はまもなくブログを書き始めて3年になりますが、
こんなに毎日のように書きつづっても、

私が経験したこと、気づいたこと、の3分の1も書き終えていません。

このまま明日もし事故死してしまったら、
死んでもしにきれないから、

まるで生きいそぐように
毎日のように更新して伝え続けています。

自分のできる範囲で精一杯伝えることができたなら、
いつ死んでも、いくらか浮かばれそうですから・・・。

私がここのところ頻繁に更新しているのは
けっして調子がいいからではありません。

むしろ、この半年、昨年の秋に比べると非常に具合が悪い状態でした。
だからこそ、意地になって書かずにはいられませんでした。

ひどい体験をしたものにしか、
脳脊髄液減少症の本当の怖さは伝えられないと思っていますから・・。

私より、もっともっとひどい体験をした人たちもいるはずです。

その肩がたに声を上げるだけのエネルギーが残っていたら、ぜひ
勇気を出して力を振り絞って、この世の中に
脳脊髄液減少症の実態を伝えてあげてほしいと思います。

とにかく、今夜は、
今だ物忘れのある私ですが、
テレビだけは、しっかり忘れず見たいと思います。

みたら、また感想を書こうと思います。
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今日は「海の日」

2009年07月20日 | 心の葛藤
今日は海の日

遠い、幼い日、
家族で海水浴に行った日を思い出していたら、

いろいろな思いが浮かんできた。

わくわく、うきうき、ドキドキした。

幸せだったあのころ、

体がどこも痛くもだるくもなく、
健やかなのはいつも当たり前だったから

健康のありがたさには気づかなかったあのころ。

大人に依存して、
生活の不安も、生きる不安も悩みも憂いもなく、
純真にたのしめたあのころ。


あのまま、
何事もなく時間がすぎていたら、


もし、あの日、あの事故にあわなかったら、

こんな理不尽な見えない怪我の
脳脊髄液減少症になどなっていなかったら、

私の人生はどんなものになっていたのだろう。

もっともっと元気に自由に活動できただろうか?

やりたかった仕事は続いただろうか?

大いに仕事に恋愛に打ち込んで、
青春を謳歌できただろうか?

思うように生き、納得できる人生になっただろうか?

友達もたくさんできて
今頃同年代の仲間たちもたくさんいただろうか?

職場ではキャリアを積んで要職についていただろうか?

もう帰ってこないすぎさった日々を考えてもしかたがないけど、

タイムマシンにのって

脳脊髄液減少症という
見えない怪我を負う前の、

あの交通事故の前に、もどれるなら、
「事故に遭うから
出かけちゃダメだ。その後何十年も苦しむ理不尽な怪我を負うから
出かけちゃダメだ。」と自分に教えてあげたい。

脳脊髄液減少症を負わなかった場合のその後の私の人生は
考えてももうどうにもならないし、

大切なのはこれからの生き方だけれど、

脳脊髄液漏れを起こしていたのに、
こんなにも長く、ほったらかされ続けてきた私の心の傷は
そう簡単にはいえそうにもない。

だから、
今後もどう生きたらいいのか、考えあぐねている。

自分の経験したことを無駄にしないためにも、
今まで脳脊髄液減少症で経験したこと、気づいたことを

伝え続けることでしか、
私が今後生きていく意味を見出せないでいる。

心に一点の曇りもなく、悩みもなく、憂いもなく、
体のどこにも痛みも重苦しさもだるさも、シビレも不快感も違和感もなく、

心も体も健やかで、

夏の青空のように心がはれやかで、
生きることが少しも苦しくなくて、

おだやかな気持ちで海を見つめる日が、
またいつかくるのだろうか?

そんなもんもんとした海の日、

この「海の日」に今年から別の意味が加わったことを知った。


「海の日」は今年から「ソーシャルワーカーの日」だとのこと。

すべての人を海のように力強くひとつにつなぎ、
すべての人をかけがいのない存在として支援するソーシャルワーカーの活動を
海にたとえたとかで、

今年から「海の日」を「ソーシャルワーカーの日」にしたそうです。

でも、支援が行き届くのはいつも
国で認められた病の人たちばかり。

こんなにも救助と支援を必要としている私たち脳脊髄液減少症患者のことは
視野にも入っていないのでしょうね、きっと。

「人とつながり、社会をかえる?」

それがお仕事なら、ぜひ否定派医師や保険会社をのさばらせる社会を
変えてくださいよ・・・・


本日6時まで、無料電話相談やっています。

脳脊髄液減少症の患者さん、誰か現状を直接訴えてください。


上のリンク先に、

『わたしたち、社会福祉士と精神保健福祉士は、社会福祉の支援を必要とする人の生活をまもります。

 そして、地域社会において貧困や差別、社会的排除を追放し、

すべての人が、住み慣れた地域で尊厳を保持し
自分らしく安心して生きることができる社会を目指します。

そのために社会変革が必要な場合は勇気をもって取り組みます。』と
ありますが、

言葉だけではなく、実際にどれだけ
私たちのような非常に厳しい現状に置かれた社会のシステムからこぼれおちたら人たちを

脳脊髄液減少症の否定派の人たちの妨害を知ってもなお、
毅然とした態度で、
本当に私たち患者を適切に支援していただけるのでしょうか?。

きれいごとの言葉だけではなく、
実際に行動して私達を助けていただきたいと思います。

本当に「勇気を持って」私たちと一緒に否定派と戦い、世間の無理解と闘い、
「勇気を持って」真の被害者や患者たちに救いの手をさしのべてくださるのでしょうか?

ぜひぜひ、脳脊髄液減少症患者にその社会福祉のマンパワーの
熱意とお力をお貸しください。

よろしくお願いします。


参考
ソーシャルケアサービス従事者研究協議会
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過活動膀胱そっくり病

2009年07月17日 | 他の病名との関連性
一日8回以上の頻尿、
夜間の頻尿
急に尿がしたくなりガマンが難しいなどの、
切迫性尿失禁などの症状の陰には

脳脊髄液減少症が隠れているという事実は
多くの人たちにあまり知られていないと思います。

私は
現状では、脳脊髄液減少症の一症状である排尿トラブルについて、

「過活動膀胱(OAB)」などとという病名をつけられかねないと思っています。

つまり、
脳脊髄液減少症は「過活動膀胱そっくり病」です。

ちなみに このチェックシートを、
私はブラッドパッチ前の最悪の状態の時を思い出してチェックしたところ
「重症の過活動膀胱の疑い」と出てしまいました。

(男性の方は こちらのチェックシート

脳脊髄液減少症はその多彩な症状でその本性をひた隠し、
多の病名がつけられてしまうなど、医師と患者をまどわせます。

脳脊髄液の減少によって、人の体と心のコントロール中枢である脳が
機能異常を引き起こすのですから

精神状態にも身体状態にもさまざまな症状が起こっても何も不思議はないのですが
そのことに医師も患者もなかなか気づくことができません。

排尿トラブルは
単なる齢のせいでも、
膀胱のせいでもなく、

脳が原因であることもあるのです

脳脊髄液減少症でも起こるのです。

それは時には尿崩症そっくりの
一日数リットルの多尿症状、激しいのどの渇きの多飲症状もでます。

しかし、
脳脊髄液減少症性の尿トラブルであれば、
ブラッドパッチ治療後、それらの症状は次第に治まってきます。

そのことはブッドパッチで尿に関する症状が治まった
私の経験からも明らかです。


ですから、排尿トラブルに関わっている製薬会社の担当者の方がたや
泌尿器科の医師の皆様にも、

「頻尿」「多尿」「切迫性尿失禁」などの症状からの
脳脊髄液減少症の早期発見のためにも

脳脊髄液減少症と排尿トラブルの関係について学んで知ってほしいし、
脳脊髄液減少症患者のために、お力を貸してほしいと
願っています。

でも、現状では
頻尿などの症状から、病の本性が脳脊髄液減少症だと最初に気づくのは
今だ悲しいかな患者本人だと思います。

脳脊髄液が漏れたままで、ブラッドパッチ治療をしないまま、
泌尿器科の治療を受けても頻尿などの尿トラブルは治らないと思います。

また、真実の病の原因の治療から程遠い、
方向違いの治療がさらに体調を悪化させる危険もあると思います。

まず患者自身が自身が脳脊髄液減少症という
全身や精神状態にまで、多彩な症状を引き起こす病の存在を知り、

排尿トラブルも引き起こす脳脊髄液減少症の尿症状が

「泌尿器科疾患だと誤診される」ことにはくれぐれもご注意ください。

過去記事

排尿トラブル改善.com

アステラス製薬さんのサイトの「排尿トラブルに関連したその他の病気」の項目に

「脳脊髄液減少症での排尿トラブル」や
正常圧水頭症の排尿トラブル」などの

脳脊髄液の増減による疾患の説明が
どこにも見当たりません。

脳脊髄液減少症の排尿トラブルは知らないかもしれませんが、
脳脊髄液が増えすぎる水頭症での排尿トラブルは
まさか製薬会社ですもの、ご存知でしょう?

脳脊髄液の量の異常や、
下垂体など脳の異常でも
排尿トラブルはひきおこされることをきちんと一般の人たちに
説明してあげてほしいと思います。

これでは
脳脊髄液減少症の頻尿は「心因性の頻尿」にされてしまいます。

「おしっこが近い、おしっこで起きる」
おしっこの悩みにユリナール

いえいえ、
脳脊髄液減少症で夜間に3回も4回も、
日中に5分ごとにトイレに駆け込むほどの頻尿がでるのですよ。

だから
「おしっこの悩みにもブラッドパッチ治療」が
効くことがあるのでですよ小林製薬さん。

アステラス製薬さん、
小林製薬さん、

脳脊髄液減少症の一症状としての頻尿についても、
患者さんが気づきやすいよう、もっと脳脊髄液減少症について学んで
正しく情報を流してあげてください。

よろしくお願いいたします。

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脳脊髄液減少症の否定派の皆様へ

2009年07月16日 | つぶやき
先日の記事「人間の天敵は人間」で言い足りなかったことの続きです。

交通事故で引き起こされる「脳脊髄液減少症」という病態について、
今なお、否定的意見の医師と、その医師と深いつながりを持つ
損害保険会社の皆様へ。


私は本来なら人を助けるべき立場の皆様方を、

交通事故での脳脊髄液減少症患者の「天敵」だと
残念ながら思ってしまっています。

そう患者に思わせたのは、否定派の皆様自身の言動です。

私が自分勝手にそう思ったわけでも、
誤解でそう思っているわけでもありません。

皆様の今までの現実を直視しない言動と
事故被害者に対する態度が、
同病患者の私にそう思わせたのです。


皆様にお伝えしたいことがあります。

私は交通事故も、それによる長い長い不定愁訴と、そのドクターショッピングと
ドクハラと医師の無理解と、検査での異常なしと、されてきた経験があります。

そして、RIでの異常アリと、
ブラッドパッチ後の急性効果とその後の悪化したような元にもどったような状況も、
ゆっくりと改善することと、悪化と、再発と、改善と、
気圧や天候による症状の波と、すべて経験しております。

その私が神に誓ってお伝えいたしますが、


交通事故で、脳脊髄液漏れが起きることは事実ですし、
時間はかかりますが、
ブラッドパッチで症状が改善することも事実です。

一度交通事故で体に内部に負った怪我は、
ブラッドパッチ後も、何かのはずみで再発することも、

気圧の変化で悪化したようになることはあっても、

ブラッドパッチが症状を改善させることだけは事実です。

それは、ブラッドパッチが脳脊髄液漏れを止める治療だからだと、
私は体で感じています。

これだけは、
自らの体で何の経験もない否定派の皆様たちに
簡単に頭ごなしに否定されたくはありません。

皆様が脳脊髄液減少症という病態を否定するのは、
自分達の利益のためだとしか私には思えません。

患者被害者のために、否定しているとは
とうてい思えません。

脳脊髄液減少症という病名が、脱水でも起こることがあることが
テレビで広く知られたとしても、

脳脊髄液漏れが、交通事故で起こることは放送してもらいたくないでしょうし、

「交通事故での衝撃でのむちうち状態で、
体の内部にダメージが与えられ、脳脊髄液漏れが起こり、結果的に脳脊髄液が減ってさまざまな不定愁訴が出る」ことに、

一人でも多くの被害者に「気づいてもらいたくはない」ことでしょう。

できれば、そんな病態の存在は闇に葬って、
被害者に気づく機会も与えたくないのが本音なのではないでしょうか?


でも、目先の損得を考えずに、長期的によく考えてみてください。


皆様の未来を長期的に考えて、
何が皆様の本当の利益になるか?分かりますか?

自分達にとって、あっては困るものを、なきものにすることではなく、
真実を正しくとらえ、認識することではないでしょうか?

真の被害者を苦しめ続けることではなく、
真の被害者を正しく判断し、回復を支援し、社会復帰させることではないでしょうか?

脳脊髄液減少症を認めないことは、
皆様の利益になるどころか、やがて不利益につながっていくことでしょう。

なぜなら、
この病の早期発見、早期治療が遅れて、患者が「異常なし」と
治療もうけないまま放置されれば、なかなか治らず
医療費はかさみ、社会復帰は遅れ、

さらに困ることに、
さらなる新たな事故にもつながりかねないからです。

私は、
脳脊髄液減少症患者が、
「新たな交通事故を引き起こす可能性のある危険人物」と言っているのではありません。

脳脊髄液減少患者は適切に診断治療されれば、何の後遺症もなく回復するはずです。

一番危険なのは、けが人なのにそれが認められず、症状があるのに病人とさえ、認められず、適切な診断も治療も支援も受けられないという事実です。

危険を生み出している一番の危険人物は、
脳脊髄液減少症の存在を認めない、
交通事故との因果関係を認めない、被害者患者を適切に支援しない、
皆様方自身かもしれません。

どうか、
いつまでも現実から目をそむけないで、

事実は事実として受け入れていただきたいと思います。


否定派医師や、否定派保険会社の皆様が、

詐欺師でもない、
交通事故被害者で、脳脊髄液減少症になってしまった善良な患者たちを
「未認定」で苦しめ続けることは、

かつての原爆症や水俣病の患者さんが「未認定」で苦しめられたように、

チッソや国が水俣病患者にやってきた仕打ちと同じだと思います。

チッソが水俣病との因果関係を否定し続け、
さらに、被害を拡大させ、
被害者の人々を、さらに精神的にも経済的にも苦しめたようなことと同じことを

皆様は今後繰り返していただきたくはありません。

仮にも、
医師や、保険会社という、
本来「人を助ける立場」の皆様方には、

水俣病の教訓だけは、身にしみて今後に生かしていただきたいと
心から願います。

体が傷つけられ、病に冒され、弱った人たちを、さらに無理解で苦しめ続けたような行為だけは、
今後は絶対にしていただきたくありません。

過去と同じあやまちを繰り返せば、
いつか、真実に気づき始めた国民によって、
やがて皆様は非難を受け、

自らの首を絞め、墓穴を掘ることにつながることでしょう。

あやまちを平気で続けるものたちは
いつか真実に気づいた良心の人たちによって、
つぶされていくと思います。


人間はそんなに馬鹿ではありません。

何が真実で、何が間違っているか、
遅かれ早かれ、
やがて気づくものです。

否定派の皆様も人間である以上、
いつ交通事故被害者の立場になり、
突然、脳脊髄液減少症患者になるかもしれません。

その時、
脳脊髄液減少症の真実と恐ろしさに気づくことでしょう。

自分で体験するまで気づけないのが、
人間の悲しさでしょうか?

そうならないために、
先行く患者たちが、必死に声をあげて、
後に続く人たちのために、危険を知らせているのが

皆様はまだわかりませんか?


皆様が自分の体で、脳脊髄液減少症の恐ろしさを知った時、
助けてくれると思ってすがった相手が
助けるどころか、

実は自分を陥れる人間だと気づいた時、

今までに経験したことのないような恐怖を感じることでしょう。

「人の天敵が人」になることが
どんなに恐怖感と絶望感をもたらすか思い知ることでしょう。


そして、もし誰かに
暖かな理解と救いの手をさしのべてもらえたなら、

「人を救うのは人」であることのありがたさにも、気づかされ
心励まされ、癒されることにも気づくことでしょう。


否定派の皆様方のせいで、
いまだに医学界で統一見解がなされず、

唯一の治療である、ブラッドパッチ治療に
健康保険もいまだに適用されず、

患者が経験して効果があると言っているのに、
脳脊髄液減少症の治療数の多い病院では、

初診の段階から、検査も健康保険がきかないとは
なんとひどい話でしょうか?

自費の治療費が払えない、損害保険会社からも治療費の支払いを拒まれた
交通事故被害者での脳脊髄液減少症患者は

さっさと死ねとでも思っておられるのでしょうか?

皆様は、この残酷な現実に加担していることに、
お気づきでしょうか?

皆様が脳脊髄液減少症を否定することで、

医学界の統一見解が遅れ、
国が健康保険の適用を見送っているとしたら、

皆様が患者を見殺しにしていることと同じです。

皆様は
大きな大きなあやまちと、罪を犯していると思います。


人間の中には、「人という種の保存」のための本能があります。

人の中に芽生えた
「人が人の命や健康を守る」という「種の保存」に基づく気づきは、

真実が、
どんなに反対する人たちによって否定され、
闇に葬られようとしても、

その「自分達の種を守ろうとする本能」によって、

人が自分達の健康と命を守るための「ちえ」は、
人から人へと伝えられていきます。

新型インフルエンザがあれほど大騒ぎされたのも、
未知のウイルスに対し、
人が人間の健康を守り、種を守ろうとする本能だと思います。

脳脊髄液減少症の真実を
それを知らない人たちに伝えようとすることもまた、

人の種や健康を守るための人のDNAに組み込まれた「仲間を助けよう、種を保存しよう」という本能のひとつだと私は思っています。

皆様も人であり、
人が人の種を守ろうとするDNAに組み込まれた本能を
否定することなど不可能です。

だから、
否定派医師と否定派保険会社の皆様は、
いいかげん、目を覚ましてください。

私は何も、
保険金目当ての犯罪者の詐欺師にお金を払え、とか、
病気でもないのに症状を訴える詐欺師や、
何らかの目的で仮病をつかう人間の訴えを信じて助けろとか、
言っているのではありません。

交通事故で、この見えない後遺症を負って、
苦しんでいる被害者が現実にいるのを認め、

真に被害者を助けてあげてほしいと言っているのです。

私のように、何の罪もない交通事故での脳脊髄液減少症患者が
長い間診断も治療もされないで放置されて
人生を思うように生きられず、症状に長く苦しまないよう、

助けてあげてほしいと言っているのです。

脳脊髄液減少症に対して、
正しい知識と正しい認識と判断力を持って、

真の脳脊髄液減少症の被害者が、長く苦しまないよう、
迅速に適切な対応で、治療も支えて、

何の罪もない被害者が、より早く回復して社会復帰ができるよう、
暖かな救助の手をさしのべてあげてほしいと
お願いしているのです。


皆様の中にも「人の情け」というものは存在しているはずです。

「人の健康と命と種」を守りたいというDNAに組み込まれた本能が
存在しているはずです。

いいかげん、自分達の目先のプライドや
利害関係という小さな視野を捨てて、


もっと、大きな
「人類の健康と幸せ」のためというぐらい、広い視野を持ってください。

そうすれば
皆様が、これからどうすべきかが、見えてくるはずです。

どうか、
良心の目で私達患者を見てください

私たちが、保険金めあての詐欺師ではないことを、
しっかりと見抜いてください。

医師や保険会社とは、本来「人を救う立場の存在」であるはずです。

私はそう信じたいです。


近い将来は、皆様が

脳脊髄液減少症患者の天敵や「患者の天敵」としてではなく、

「人を救い、人を助ける」
本来の医師や保険会社としての姿で、存在してくださる日がくることを、

信じています。



そして、医師や保険会社以外の、
社会の多くの一般の皆様の中にも、
必ず存在する、

「人を信じ、人を救う力」にも期待したいと思います。

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夏バテと脳脊髄液減少症

2009年07月15日 | 他の病名との関連性
昨夜、
たけしの本当は怖い家庭の医学で
来週7月21日の予告編をみました。

番組HPの予告編
(動画の他に、詳しい予告内容のリンクが貼ってあります。
クリックしてお読みください。)

テレビでの予告編は
「夏バテの原因は脳にあった。」という内容でした。

来週7月21日に、本当に脳脊髄液減少症が取り上げられ、
脳脊髄液減少症の発見者であるS医師が登場するのか?

はたしてどんなお話をするのか?
番組はどのように編集されているのか?と想像しています。

「本当は怖い夏バテ」という番組内容のようですから、

夏バテと脳脊髄液減少症が関連づけられるとしたら、
どのようになるか?考えてみました。

昨夜の番組の終わりの来週の予告編と
番組HPの予告動画から私が推測したことですが、

夏の脱水状態→

体液の減少→

脳脊髄液の減少→

一時的な脳脊髄液減少症状態

→自律神経失調状態

→体調不良、食欲不振、頭痛めまいの出現、

→塩分などを含まない水ばかりを飲む、

→さらなる脱水状態の進行

→だるさ、めまい、吐き気、頭痛、食欲不振での悪循環

=夏バテ

という番組内容なのかなぁと想像しています。

水分を取らないで、頭痛、めまいが続き、
病院を訪れたところ、告げられた以外な病名が

「脳脊髄液減少症だった」という展開なのかな?

まあ、夏バテは誰にでも起こりうることですから、
脳脊髄液減少症も誰にでも起こりうる病ですよ、ということが
放送されるなら、その点だけでも理解が広まるといいのですが・・・

「脱水は夏バテにつながるし、甘くみると怖いよ、

普通の水を飲んでも脱水は改善されないよ、
経口補水液などの、塩分糖分などをバランスよく含んだ水分や

または塩分のあるものを食べたり飲んだりしながら水分を取らないと
脱水はなかなか改善できないよ」、という内容かも?

「夏の脱水による夏バテといっても、
脳脊髄液が減れば、脳は正常に機能しなくなり、
うつや突然死も招くよ」とか?

また、予告編での鳥胸肉に含まれるある物質とは

以前NHKのサイエンスゼロで、慢性疲労症候群の研究者の間でも
疲労を改善する効果のある
抗酸化物質として紹介されていた

イミダゾールペプチドのことだと思います。

(ろくろさんもなんどか記事にされていましたね。)

もっとも、
慢性疲労症候群の研究班は、脳脊髄液減少症との関連については
そろそろ気づいてくださっているのでしょうか?

なぜなら、脳脊髄液が漏れていることで、慢性的な激しい倦怠感だるさの症状が出ている患者が、漏れを止めるブラッドパッチ治療をしないまま、
「イミダゾールペプチド」を摂取したとしても、
「イミがなーいペプチド」になってしまうと思うからです。

日本予防医薬の研究者の皆様方も
「疲労を科学する」なら

脳脊髄液減少症での激しく恐ろしいまでの疲労感も
しっかり科学していただけませんか?

いいかげん、慢性疲労症候群と脳脊髄液減少症の関係も
正視していただけませんか?

私がもし、慢性疲労症候群の医師を訪ねていたら、
間違いなく「慢性疲労症候群」と診断されていたことでしょう。

でも、今私は「脳脊髄液減少症」という病名がすべての元凶だと思っていますから
この病名ひとつで充分です。


(ちなみに私は毎日ではありませんが、
毎週必ず鳥胸肉を買って、茹でて細く裂いてレタスサラダに載せておいしく
食べています。
脳脊髄液減少症の症状のひとつとして、慢性疲労症候群状態になりますから・・・。)

夏バテ→脱水→脳脊髄液の減少→激しいだるさ倦怠感、さまざまな体調不良

「これを予防するのは
適切な水分補給と
栄養バランスのよい、きちんとした食生活での抗酸化物質の摂取が大切ですよ。」

と無難な線で番組はまとめられるのかな?と想像しています。

番組放送前にネタバレしているように思われそうですが、
私は番組をみたわけでも参加したわけでもなんでもなく、
単なる想像でこの記事を書いています。


とにかく、
来週の7月21日の「本当は怖い家庭の医学で
脳脊髄液減少症の病名が出てくるのか、
出てくるとしたら、どんな風に番組で説明されるのか?

脳脊髄液減少症は夏バテ程度の病と放送されてしまうのか?

夏バテ程度の脱水で脳脊髄液減少症が起こるというより、
激しい衝撃を受けて脳脊髄液漏れが起き、
事故後遺症としての脳脊髄液減少症の方が多いはずなのに、

交通事故との因果関係については、おそらく保険会社の手前
全く触れられないのでしょうね、きっと。

また、S医師が本当に伝えたかった部分は
はたしてカットされずに放送されるのでしょうか?

数々の不安と期待に、いろいろ考えてしまいますが、

とにかく来週の番組を見て見なければわかりませんが、

テレビでS医師を見るのは久しぶりですから、
それだけを楽しみにして、

番組内容は
あまり期待しないで見ようかと思います。

もし、脳脊髄液減少症に関して
あまりにひどい誤解に満ちた番組構成であれば、
即、苦情を言おうと思います。

まあ、病名だけでも放送されれば、それで検索して、

この病の本当の恐ろしさや症状の怖さ、
患者の置かれている現状の厳しさに

一人でも
気づいてくださる人が増えることを期待しています・・・。


ろくろさんからの情報です。

青森県で脳脊髄液減少症の相談窓口ができたとの毎日新聞記事のようです。

いつも最新情報ありがとうございます。
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揺さぶられっ子症候群と脳脊髄液減少症

2009年07月14日 | 他の病名との関連性
続きを書きたいところですが、
気になるニュースを目にしたので、

以下yahooニュースと神戸新聞より転載します。


5歳児死亡、母親に有罪判決=「揺さぶられっ子症候群」認定-神戸地裁
7月13日20時27分配信 時事通信

 5歳の次女を激しく揺するなどして脳腫脹(しゅちょう)で死亡させたとして、傷害致死罪に問われた母親菅由実被告(32)の判決が13日、神戸地裁であり、
佐野哲生裁判長は懲役5年(求刑懲役10年)を言い渡した。

 菅被告は「暴行を加えた覚えはない」などと無罪を主張したが、
判決は乳幼児が強く揺さぶられた場合、頭部の血管などが損傷を受ける
「揺さぶられっ子症候群」とした検察側主張を認め、同罪を適用した。

 その上で、佐野裁判長は「以前にも暴行を加えており、厳しい非難に値する」と批判。

一方で、「長期間、育児に悩んだ。当時は相当不安定な精神状態で、同情できる余地はある」とした。

 判決によると、菅被告は昨年5月12日、兵庫県伊丹市西野の自宅で次女明日香ちゃん=当時(5)=の頭部を激しく揺さぶるなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫の傷害を負わせ、翌13日に脳腫脹で死亡させた。


次女揺さぶり暴行死事件 母に懲役5年判決「日常的ではなく発作的」
7月13日19時51分配信 産経新聞

 自宅で次女に頭を揺さぶるなどの暴行を加え死亡させたとして、傷害致死罪に問われた無職、菅由実被告(32)に対する判決公判が13日、神戸地裁で開かれた。佐野哲生裁判長は「わずか5歳で生命を奪われ結果は重大だが、日常的に暴行を加えていたとは認められない」などとして、懲役5年(求刑懲役10年)を言い渡した。

 佐野裁判長は判決理由で「母親として保護すべき立場にありながら暴行を加えており、厳しい非難に値する」と指弾。その上で「育児に悩むなど不安定な精神状態の下で、次女にだだをこねられて発作的に激高した結果の暴行で、同情の余地がある」と述べた。

 判決によると、菅被告は平成20年5月12日午後、兵庫県伊丹市の自宅で幼稚園児の次女、明日香ちゃん=当時(5)=の頭を強く揺らすなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫により死亡させた。

神戸新聞
母親に懲役5年判決 伊丹女児暴行死事件 地裁 
 昨年5月、次女の菅明日香ちゃん=当時(5つ)=を暴行し死亡させたとして、傷害致死罪に問われた同市西野3、無職菅由実被告(32)の判決公判が13日、神戸地裁であった。佐野哲生裁判長は「暴行を繰り返し加え、厳しい非難に値するが、育児に悩むなど当時の状況にも同情できる」と述べ、懲役5年(求刑懲役10年)を言い渡した。

 激しく揺さぶられ脳が損傷する「揺さぶられっ子症候群」が死因とする検察側に対し、菅被告は「あやしていただけ」と主張。死因などが争点になったが、佐野裁判長は「被害者は自傷行為や病気ではなく、誰かから激しく揺さぶられたりし死に至った」と指摘。

 その上で「当時自宅にいた家族のうち暴行を加えられるのは、体格や力の差から被告だけと推認できる」とし、菅被告の暴行と死亡との因果関係を認めた。

 一方、佐野裁判長は、菅被告が育児に悩み、精神的に追いつめられていたことを挙げ「自己の性格やこれまでの生き方を見直して更生できるよう期待したい」と述べた。

 判決によると、菅被告は2008年5月12日夕、自宅で、明日香ちゃんの頭を激しく揺さぶるなどし、急性硬膜下血腫で死亡させた。

(7/13 17:54)


以上。
 
      


ここからは私の文章です。

この判決は
「激しい揺さぶりは、人体に障害を与え、死に至らしめることもある。」ということを、
認めたことになると思います。

私は、

脳脊髄液減少症は
「大人の揺さぶられっ子症候群」だと思っています。

または、もしかしたら、揺さぶられっ子症候群の少なくとも一部は

「脳脊髄液減少症の乳幼児版」かもしれません。


以前、同病のろくろさんも何度か記事にしておられましたが、

かねてから私も、
揺さぶりという共通の原因で起こる

「揺さぶられっこ症候群」と「脳脊髄液減少症」は
深い関係があると思ってきましたし、

私はそれらは命にかかわることもあるとずっと思ってきました。

それは、自殺だけでなく、
直接の死因としてです。

しかも、何も首の据わらない乳児や幼児に限ったことでは
ないように思います。

実際今回のケースも5歳児ですから、
首のすわらない赤ちゃんではありません。

つまり、
「首のすわった幼児であっても、
揺さぶられるという虐待で死に至ることもある。」
ということを認めたことになります。

つまり、それは首のしっかりすわった大人だって、
強い衝撃によって、頭や首が激しく揺さぶられれば、

同じ現象が起こっても、少しも不思議なことではないということです。

幼児も大人も同じ人間ですから・・・・。

大人の場合、
揺さぶられて「軽度脳損傷」になり、
さまざまな症状がでるというお考えの医師もおられますが、

できれば「軽度」だなんて表現がついが病名は
普及しないでほしいと個人的には思います。

なぜなら、患者の苦しみに対し、
「軽度」という言葉によって、軽症と思われ、
患者が
さらなる無理解や誤解にさらされる危険を感じるからです。

「軽度」なんて形容詞がつく病名では、
患者の苦しみが
正しく世間に伝わらないと思います。

軽度の脳損傷もありえることですが、
それより先に
揺さぶりで起こる可能性があるのは

脳を損傷する以前に、まず、
脳を外力からの揺さぶりから保護しているべき、クッションがクッションの役割を果たさなくなって、
緩衝材としての役割がなくなってはじめて脳もダメージも損傷も受けやすくなるのではないでしょうか?

だとしたら、脳損傷が起こる前に、
脳脊髄液漏れが起こっている可能性の方が高いのではないかと思います。


脳脊髄液減少症についても、交通事故などの激しい衝撃で
激しく頭が揺さぶられることが一因であることは事実であり、

命にかかわらない、とか、軽症だなどと、
甘く見ないでいただきたいと思います。

脳脊髄液減少症専門医でさえ、
「脳脊髄液減少症は命にかかわらない」などどお考えの医師もいるようですが、

もし、脳脊髄液漏れが激しくて、
すぐさまその場で命にかかわってしまった人たちがいたとしても、

その人たちは
自分が脳脊髄液減少症だと気づくこともなく、

脳脊髄液減少症専門医を探しあてることもなく、
亡くなってしまっているのですから、

脳脊髄液減少症専門医の前には、
不定愁訴を訴えて現れることは絶対にないと思います。

脳脊髄液漏れを引き起こしても、
即、命にかかわることを免れた人たちだけが
医師の前に不定愁訴を訴えて現れているはずです。

つまり、死なないですんだ幸運な患者だけが、選ばれて
医師の前に現れている可能性があると思います。

そういう視点を全くなしにして、

医師の目の前に現れる、
「命に即かかわらないですんだ、選ばれた幸運な脳脊髄液減少症患者」だけを見て、

「脳脊髄液減少症は命にかかわらない」と判断するのは
いかがなものかと思います。

命にかかわってしまった人は、
人知れず亡くなってしまっているから、表に出てこないし、
死因だって、「脳脊髄液減少症」だと診断する医師なんていないだろうし、

脳脊髄液減少症によって命を奪われても、
永遠に誰にも真相を知られないままの可能性もあると思います。

脳精髄液減少症の専門医も
「脳脊髄液減少症が直接の原因で亡くなった患者」という視点で
死者を見たことはないだろうし、

揺さぶられて亡くなってしまった子供のケースにさえ、
日常の診療の中ではほとんど出会わないから、

「脳脊髄液減少症が直接の原因で亡くなった患者」もいるかもしれないことに
考えが及ばないだけなのではないでしょうか?

脳脊髄液減少症の専門医にたどりつくのが、
命にかかわらない程度の症状の人たちばかりのために、

その人たちだけを診て、
「脳脊髄液減少症は命にかかわらない」と安易な判断をし続けると、
脳脊髄液減少症の本当の恐ろしさを見落とす可能性があると思います。

少なくとも、私が自らの体で経験した範囲で考えると、
脳脊髄液減少症の
あの恐ろしいほどの心臓や呼吸の苦しさの先にあるものは、
間違いなく「人の死」だと強く感じました。

先生方はそういう経験がないから、
座学でしか、脳脊髄液減少症を知らないから、
「死にいたる可能性のある病」だとはなかなか思えないのかもしれません。

また、
揺さぶられっこ症候群と判断されている症例の中には

揺さぶられたことによって、
大人がむちうち症のような状態に置かれて、体や首を激しく揺さぶられて脳脊髄液減少症を引き起こすこともあるように、

乳児にも脳脊髄液漏れを引き起こしている可能性が見逃されているケースも
あると思います。

今回の幼児のケースだって、
脳脊髄液漏れを起こしていた可能性だってあると思います。

なぜなら揺さぶられっこ症候群と脳脊髄液減少症の
発症状況と症状とがとても似ているからです。

しかし、乳幼児に脳脊髄液漏れが起こったとしても、
あの複雑な症状を言葉に表現して大人に伝えることなど無理だと思います。

ただ、泣くか、泣くこともできなければ、グッタリしているか、
今までと違う行動を取るとか、
今までと違う様子で異常を大人が感じ取るしかないと思います。

でも、揺さぶりの原因を作った人間が親なら、
一番最初に子供の異常に気づくべき親が虐待者なら、

もし、脳脊髄液漏れを起こした子供がいても、
子供が言葉に現せない症状を、見抜くべき大人がいないも同然です。

大人の脳脊髄液減少症患者がいくら言葉で医師につたえても、
信じてもらえず、
「異常なし」と帰されてしまうのですから、

ましてや
親から虐待されて、脳脊髄液漏れを起こした子供達は、
言葉で医師に症状も伝えられず、親も敵では救われる道もないと思います。

もし、
乳児期や幼児期に、揺さぶりを受け、
揺さぶられっ子症候群のような症状が出ている子供の患者に対し、
医師が異常に気づき、

検査をして、正しく脳脊髄液漏れが確認されれば、
ブラッドパッチ治療をすれば

身体症状や精神症状、発達障害などの症状が改善し、
その子ののちの人生も
良い方向へ向かう可能性もあると思います。

親の虐待による揺さぶられっ子症候群や脳脊髄液減少症の場合、
医師が気づけなければ、子供を救うことさえ、できないと思います。


揺さぶられっ子での「障害致死」が認められて、

それより激しい体や首への衝撃であるはずの、交通事故での揺さぶられでの
脳脊髄液減少症による障害が認められないのでは
矛盾しますし、おかしな話だと思います。


専門医の皆様方の
より広い視野での
脳脊髄液減少症の研究や

司法関係者の
より深い洞察と検証を望みます。

よろしくお願いします。

また、
ロックコンサートなどで、頭を激しく振ることヘッドバンキングで起こる障害や症状についても、

脳脊髄液漏れの可能性も否定できないと思います。

「ヘッドバンキング」については、
また日を改めて考えを書きたいと思います。



参考

揺さぶられっこ症候群


なお、本日のテレビ朝日系
たけしの本当は怖い家庭の医学」の番組の終わりに
来週7月21日の予告が流れると思います。

来週のためにも、来週の予告だけでも見ようかと思います。

はたして、来週、本当に、
脳脊髄液減少症はとりあげられ、
S医師の出演収録した場面はオンエアされるのでしょうか?

期待したいと思います。


過去記事

虐待後遺症としての脳脊髄液減少症

軽度外傷性脳損傷2

軽度外傷性脳損傷3

「軽度脳損傷」で検索してこられた方へ

反射性交換神経性ジストロフィー

サイエンスゼロ 疲労

患者を診て、医師の頭にたまたま浮かんだ病名が
正しい病名とは限らないと思います。

なぜなら、医師の頭の中にない病名は
患者につけられるはずがないのですから・・・・。

医師の教科書にものっていないような
脳脊髄液減少症のような病名は・・・・・特に・・・。



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