脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

死に至る病

2008年10月29日 | つぶやき

患者さんを、おどかすつもりも、

不安をあおるつもりもありませんが、

脳脊髄液減少症は、

死に至る病だと私は思っています。

 

そう思うのは、

自分の今までの経験からです。 

脳脊髄液減少症は

正しく診断され、

早期発見、早期治療がなされれば、かなりの確率で治り、

恐ろしい病態ではないと思いますが、

 

正しい診断、治療が遅れれば、遅れるほど、

症状の真の原因に気付くのが遅れれば遅れるほど、

放置されればされるほど、

いろいろな意味で、(症状の苦しさや、症状が生む失業や経済苦、家庭崩壊、人間関係の崩壊、周囲の無理解による絶望感、

二次的に起こるうつ病、それによる自殺、脳脊髄液減少症の高次脳機能障害による、不慮の事故死なども含め)

死に至る可能性がある病だと感じています。

 

早期発見、早期治療すれば治り、

おそるるに値しない病ですが、

発見が遅れ、治療が遅れれば遅れるほど、

命を奪われかねない恐ろしい病という意味では、

 「脳脊髄液減少症」は

「ガン」に似ていると、思います。

 

そのことに気付けるのは、

この病の死にそうな激しい症状を経験したり、

何十年も病名が判明せず、

周囲に苦しさを理解されず、人生を破壊され続けたり、

事故死しそうになったり、事件や災害を引き起こしそうになったり、

理解して支えてくれる、家族、友人知人、配偶者もなく、

あまりの孤独感と、

あまりの症状の苦しみ、医師や周囲の無理解に、

自殺を考えるほど、

追い詰められた経験のある患者だけかもしれません。

 

脳脊髄液減少症は私の回復経験からも、

これだけ、ブラッドパッチで治るなら、

すでに、治療法未確立ではない

と思います

 

少なくとも私の中ではすでに確立しています。

どうやれば良くなるか、経験から学んで、だいたいわかってしまいました。

治療法は確立されつつあるのに、

それを一部の否定派医師と、

医学界が認めようとしないだけだと思います。

 

私の中では、私自身の治療からの回復の経験が

エビデンス(病気にかかった人に実際に使って確かめられた,この医療内容がいいという証拠そのものに

他なりません

 

患者の生の体験は医学界では

「この治療が良いと思える根拠」には認められないのですか?

体験した生の患者の声より、

過去の医学の常識にこだわりますか?

今後の研究を待ちますか?

 

自殺しそうなほどに、痛みや脱力や身体的、

精神的苦痛に苦しみ

一刻一秒を必死で耐えて生きている患者を前にして、

治療に取り組もうとしない医師の皆様は、

そんなに医学的、科学的根拠がはっきりさせることの方が先なのですか?

  まず、何とかして目の前の患者を救おう、患者の苦痛を取り除こう、と動くのが

先ではないでしょうか?

それが医師の仕事なんじゃないですか? 

人の苦痛を取り除く治療の

安全確認のために、

医学的根拠がはっきりするまでは、と

患者をほったらかしにしたまま、何年も時間がかかってしまって、

その間に、何人もの患者が苦痛に耐え切れずに、

 絶望の中、自らの命を絶ってしまっては

 

本末転倒だとは思いませんか?。

 

脳脊髄液減少症はほうっておいても

すぐには死なない病、

 

どうせたいしたことのない

不定愁訴ばかり。

 

患者の訴える症状はおおげさなだけ、

ほうっておいても大丈夫。

などと思って

のんきにかまえてはいませんか?

 

この病で追い詰められて

精神的にも肉体的にも、

緊急性がある場合もあることに、

まだ、気づけませんか?

 

 脳脊髄液減少症なんてありえないなどと、

いつまでも否定しているのでは、救える命も救えません。

線維筋痛症や、慢性疲労症候群や

その他不定愁訴症状を伴う病の

医療にかかわる医師たちが

脳脊髄液減少症の可能性については

無視し続け、頭から否定していたのでは、

救える命も救えません

  この病を否定する医師たちのプライドや、

学会ごとのメンツや、病名ごとの壁や、

 企業の営利優先、自己保身が、

脳脊髄液減少症研究の足かせとなっているとしたら、

救える命も救えません。

 

人命優先のために、

協力しあってもらえませんか?

患者を救うことで、心をひとつにしてもらえませんか?

 

脳脊髄液減少症は

治療もされずに、ほうっておかれれば、

死に至る可能性のある、

深刻な病態であることに、

そろそろ気づいてください。

 

まだこの病をよくご存知ない医師の皆様には、

この病が早期発見、早期治療されないまま

放置されれば、深刻な事態が発生しかねないことを

肝に銘じて、

もっと真剣に、早急に、この病を学んでください。 

命を救うために、

一刻一秒を争う病があるように、

 

脳脊髄液減少症も、同じ様に、

死に至りかねない、深刻な病態なのです。

 

患者の命が失われないためにも、 

早期発見、

早期治療が

本当に大切な病態でもあると思います。

 

いますぐ患者救済のために、

医師の心をひとつにして、

一刻もはやく、治療に国全体で取り組んで、

一人でも多く、

一秒でも早く、

患者を苦痛から解放してあげてください。

 

交通事故でこの病になっても、

保険会社は被害者を助けてくれるどころか、

さらに追い討ちをかけるように、誰にでも詐病を疑い、

精神的に痛めつけ、苦しめ続けるような仕打ちは、

もうやめてください。

 

否定派の皆様が、現実を直視しようとせず、

患者の生の声に耳を貸そうとせず、

自分に都合の悪いことは無きものにしようとして、

研究がなかなか進まないまま、

そうやって、無理解で患者を苦しめている間にも、

苦しみぬいて、追い詰められて

命を絶っていく事故被害者もいるはずです。

 

これでは

ただでさえ、肉体的、精神的、経済的に弱り

力尽き、まいっている患者を、

皆で寄ってたかっていじめ殺しているようなものです。

 

私は、幸い今、回復しつつありますが、

それでも、あの交通事故からの何の補償もない、

症状に振り回され周囲に誤解され否定され続け、

破壊され苦しみ続けた、

私の今までの人生は、

いったいなんだったのかと考えると、

つらくて、つらくて、消えたくなります。

 もう原因がわかり、すべて私のせいではなかったとわかっただけで、今まで生き残ってきたかいがあった、

もう、人生充分、もういいから、

この悲惨な人生リセットしたい、と思うことが、今でもあります。

 受けた心の傷は、今でもなかなか癒されません。

 

だからこそ、

脳脊髄液減少症の

早期発見、早期治療を訴えているのです。

ただでさえ、事故という不幸に巻き込まれた被害者の人生を、

さらに脳脊髄液減少症にじわじわと何年もかけて破壊されたり、

周囲の無理解に苦しめられつづけないように・・・。

  この病に無理解な医師や保険会社の

ひどい仕打ちは今後は

二度と繰り返してほしくはありません。

 

まだ、この病の治療に取り組んでいない、医師の皆様、

殺到する脳脊髄液減少症の患者治療に

一生懸命取り組んでくださっている、

一部の心ある医師の皆様にかかる、

過重な負担を減らし、

過労死させないためにも、

 

 

勇気を出して、

私たち患者に救助の手をさしのべてください。

 

できる範囲でけっこうです。

患者の相談にのるだけでも、

苦しみに耳を傾けるだけでも、

一緒に検査や治療ができる医師や病院を探すことでも、

痛みの対症療法でも、

精神的ケアでも、

なんでもけっこうですから、

 

まず、脳脊髄液減少症という病態を

ガイドラインなどで学んで、

その上で、ご自分のできる範囲で

患者救済にお力をお貸しください。

 

どうか、勇気を持って、

1歩を踏み出してください。

 

生き証人の、

患者のひとりの私の体験も

ひとつのエビデンス(治療がよいと思える根拠)です。

 

死なないですむ患者を

みすみす死なせないためにも、

 

一人でも多くの医師の皆様、

世間の皆様の

ご理解とご協力をお願いします。

 

お力をお貸しださい。

 

よろしくお願いします。

 

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死に至る病 2

2008年10月29日 | つぶやき

でも、

「脳脊髄液減少症は死に至る病」だということを

知っているのは、

私のように、数十年、病名もつかないまま、放置されて、医師や周囲や家族の冷たいしうちや無理解に

2重3重に苦しめられながら、

何度も症状により、命を奪われそうになりながら、

生き残ってきた人間か

あるいは、

事故から病気判明までの年月が短くても、

初期から激しい漏れで、寝たきり同様の体験をし、

脳脊髄液減少症のほとんどすべての激しい症状を体験し、

なおかつ、周囲の無理解と冷たい対応を味わった方で、

死にたいほどに精神的にも肉体的にも追い詰められた経験のある方か、

高次脳機能障害で、危険な思いをした方だけだと思います。





脳脊髄液減少症の症状は

本人も医師も見逃しやすい、不定愁訴ばかりです。



患者さんも、医師も、

脳脊髄液減少症のことを知って、

どんな症状がでるのかを学んで、

どうか見逃さないでください。



早期発見

早期治療が非常に大切な病態だと思います。



赤ちゃんにも、

幼児にも、

小学生にも、

中学生にも、

高校生にも、

大学生にも、

社会人にも、

若者にも、

働きざかりのお父さんにも、

子育て中のお母さんにも、

高齢者にも、



人間である以上、誰にでもどんな年代にでも、

脳脊髄液減少症はすでに起こっていると思います。

ただ、

それに、気付けないだけだと思います。



それらの年代の、不定愁訴を抱えて生きる方がたの一部に、

脳脊髄液減少症は潜んでいる可能性があります。

赤ちゃんやこどもや高齢者で

脳脊髄液減少症の症例が少ないのは、



自分で症状の原因を調べることができず、

自分で脳脊髄液減少症と気付くことのできない年代だからだと感じます。



そのため、

その年代の子供達やお年寄りには

脳脊髄液減少症が見逃されている可能性が高いと思われ、

違う病名がついたり、

障害児扱いや

不登校、

ニート、

ひきこもり、

精神病、

認知症などと

誤解されている可能性を強く感じます。

どうか、

周囲の皆さん、

脳脊髄液減少症は

数々の

精神的、身体的、社会的不調を引き起こす事故後遺症だと

覚えておいてください。

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4.25ネットワークの皆様へ

2008年10月27日 | つぶやき
福知山線脱線事故

4、25ネットワークの皆様へ

先日の私のメールは読んでいただけましたか?

私の声は届いていますか?

見えない事故後遺症の恐ろしさ
を体験した私の声に、耳を傾けていただけましたか?

今も、私と同じ事故後遺症を負いながら、
正しく診断されていない被害者の方がたがいるのではないかと、
とても心配しています。

だから、再度、お伝えいたします。


朝日新聞の ネット記事、asahi.comで

以下の記事を読みました。

JR宝塚線事故の負傷者が自殺 事故後、精神的不調訴え

2008年10月3日17時27分

 『乗客106人が死亡し、562人が負傷した05年4月のJR宝塚線
(福知山線)の脱線事故で、
負傷した兵庫県宝塚市の男性(25)が
2日朝、自宅で自殺した。
JR西日本によると、事故の負傷者の自殺が確認されたのは初めて。

 関係者によると、男性は事故時、大学4年生。
快速電車の4両目に乗って通学中、兵庫県尼崎市で事故に遭い、
首をねんざするなどのけがを負った。

事故後から精神的な不調も訴えるようになり、
通院治療を続けていたという。

2日午前5時半ごろ、自宅で首をつっているのを家族が見つけ、
119番通報した。

 事故直後に男性の家族から相談を受けたという負傷者の一人によると、

「外出もままならない状態だったと聞いていた。
誰にも相談できず、孤立している負傷者は多いのではないか」と話す。

 JR西日本広報部は朝日新聞の取材に対し、
「心の病で長く通院治療を続けておられ、家族や主治医と連絡を取りながら、
治療費の負担やホームヘルパーの派遣など支援を続けていた。
最近は体調も回復していたと聞いていただけに、突然のことで残念だ」

としている。

 脱線事故を巡っては、事故死した別の男性(当時33)と10年余り同居していた32歳の女性が06年10月、
大阪市の自宅マンションから飛び降り自殺している。
女性はJR西日本から遺族扱いされないことへの不満や、男性を亡くした悲しみをつづった遺書を残していた。』




この記事の、大学生の自殺に関しては、

脳脊髄液減少症が関与しているのではないかと私は感じています。


全身に衝撃を伴う事故、

首のねんざ、(事故後は軽症のように思われる。)

事故後に精神的不調、

外出もままならない、

自殺

このわずかなキーワードだけで、

長年この病を理解されずに抱えて生きてきた私には、
脳脊髄液減少症の存在を感じずにはいられません。

もし、まだ、他にも、似たような症状を抱えて
苦しんでおられる被害者の方がおられましたら、

至急、脳脊髄液減少症の可能性がないか、
ネットワークの方の方で、積極的に動いて、調査してさしあげてください。

もし、
脳脊髄液減少症の疑いがあれば、
至急、脳脊髄液減少症の患者会に相談したり、
脳脊髄液減少症の治療に取り組む医師を探して、受診するようすすめてあげてください。

早く手を打たなければ、
また、事故によって、脳脊髄液減少症を発症しているにもかかわらず、

それが見逃され、放置されたことによって、
死に追い込まれていく事故被害者がまた出てしまうかもしれません。

それだけは、
絶対に避けてほしいのです。

だから、家族の方がまず、
脳脊髄液減少症について学んでください。
知ってください。

一刻も早く、似た症状に苦しみ続ける被害者の方が
いらっしゃったなら、専門医に結びつけてあげてください。

でも、否定派医師により、医学界での研究も遅れ、統一見解もまだなく、
治療に健康保険も適用されず、
そのため、
治療に取り組む医師もまだまだ足りず、
どこも患者で一杯で、すぐ受診できないかもしれません。

でも、とにかく、専門医に相談する方向へ進んでみてください。

せっかく、事故から助かった命を、
みすみす、
この、見えない脳脊髄液減少症という後遺症に、殺されることだけは

絶対に避けてほしいのです。

脳脊髄液減少症が、正しく診断されず、放置されると、
私の体験からも、あまりの苦しさ、逃げ場のなさ、医師に助けてもらえない絶望感から、自殺を考えるほどになります。

被害者の身近にいらっしゃる、健康な皆様たちが、
まず、この事故後遺症の存在を知って、

脳脊髄液減少症という見えない怪我の存在と、
治る可能性のある治療法があることだけでも、
どうか知って、被害者本人に伝えてさしあげてください。

よろしくお願いします。

また、
脳脊髄液減少症患者さんで、
もし、私と同じことを感じた方がおられましたら、

どうか、
メールでも電話でも、直接でも、
なんでもいいですから、

脳脊髄液減少症という
事故後遺症のことを、4,25ネットワークの皆様に
お伝え願います。

近くの脳脊髄液減少症患者さんは、
福知山線事故被害者の家族の方に
脳脊髄液減少症のことを教えてあげてください。

私一人の人間の突然のメールよりも、
多くの事故体験者の患者さんの声のほうが、
わかりやすく、
理解しやすく、
耳を傾けていただけるかもしれませんから・・・。

よろしくお願いします。

4,25ネットワークの皆様へのメールは、こちら

事故被害者が、
見えない障害、脳脊髄液減少症によって、
医師や社会の無理解に巻き込まれ、
診断や治療が遅れ、治らないまま放置され、

さらに経済的、身体的、精神的に追い詰められた末、
やっとこの病名に気付いても、

今度は国や保険会社に苦しめられ、と、

何の罪もない事故被害者が、これでもかこれでもか、と
2重3重に苦しめられ続け、
被害者が自殺を考えるほど、
追い詰められることがなくなる社会を
心から願っています。


加害者ばかりを必死にかばう社会ではなく、

お願いですから、
何の罪もない被害者を
何よりやさしく支えて、助けてくれる、

きちんと支援対策が整った社会になってほしいと思います。
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関連記事に思うこと

2008年10月24日 | つぶやき
同じ病気のろくろさんからの情報です。

2008年10月13日産経新聞①

2008年10月13日産経新聞②

2008年10月17日中日新聞

2008年10月23日河北新報記事

あと、

2008年10月19日朝日新聞記事①

2008年10月19日朝日新聞記事②

上の朝日記事は消えてしまったようなので
内容を貼ります。

「「妻追い込んだ 私も加害者だ」 福岡小1殺害、父語る
2008年10月19日3時0分 asahi.com

 「追いつめられていたことに、なぜ気づいてやれなかったのか」。福岡市西区の公園で小学1年の富石弘輝(こうき)君(6)を殺害したなどとして逮捕された母親の薫容疑者(35)の夫(33)が、朝日新聞の取材に断腸の思いを語った。18日で事件から1カ月。夫は、妻の心情にうとかった自分を責めてきた。「妻に謝りたい」。薫容疑者に会える日を、待っている。

 勤務先で知り合った2人が結婚したのは00年。2年後に弘輝君が生まれた。弘輝君はよく女の子と間違えられた。「薫はずっと『ジャニーズに入れる』と、かわいがっていた」という。

 3人で数カ月に1度は水族館や動物園に家族旅行に出かけた。昨年訪ねた沖縄の美(ちゅ)ら海(うみ)水族館。喜び、興奮した弘輝君が近くの海に入ろうとしたことを覚えている。

 が、数年前から体調を崩していた薫容疑者は06年、全身に痛みが走る「線維筋痛症」と診断された。シャワーを浴びるのも痛がる。手に力が入らない、と台所に立つ時は包丁をタオルで手に固定するようになった。

 一方、弘輝君は4、5歳のころ、福岡市内の大学病院などで発達障害があると指摘された。「面白くないと物を投げたり壁をけったりする。薫の手におえず、最後は自分が押さえ込んでいた」。うすうす気づいていたらしい薫容疑者は動揺したそぶりは見せなかったが、内心はどうだったのか。「障害に関する本を買って読んでいた。受け入れざるを得なかったんでしょう」

 夫は障害がわかる前、いうことをきかない弘輝君に手を上げた。それが原因で一時、母子は夫と離れて過ごした。夫は二度と体罰はしないと誓い、昨夏から一家は福岡市内にある薫容疑者の実家で再び一緒になった。

 ただ仕事が忙しく、土曜日も出勤することが多い。多忙で厳しい父と、やさしい母。弘輝君は自然と薫容疑者に甘えるようになっていった。

 今年2月、弘輝君を特別支援学級がある同市西区の小学校に通わせるため、3人は近くに転居した。だが、薫容疑者は8月ごろから体調がさらに悪化。育児の負担も重なり、自殺を図った。夫は「死んだら弘輝も悲しむ」とさとし、入院させる話を進めた。

 その矢先の9月18日、事件は起きた。夫は「(第三者の犯行を装った)薫の言葉を信じた」。が、4日後の朝、テレビに「母親を逮捕へ」と速報が流れる。実家で薫容疑者は泣きながら、体にできたアザの理由を母親(65)らに明かした。「全部、弘輝にされたの。あの日は特にひどかったの」

 薫容疑者は、首のコルセットの両端を引っ張って自殺しようとし、付き添っていた女性警察官に制止された。夫はその場にはいなかったが、「逮捕は信じられない、の一言だった。アザがあったことも初めて知った」と振り返る。

 県警によると、薫容疑者は「弘輝を殺し自分も死のうと思った」と供述した。夫は「薫を追い込んだ自分も事件の加害者だ。接見できたら謝りたい」と唇をかむ。「何年かは1人で事件のことを考えてほしい。自分も反省しながら待っているから」(小林豪)

    ◇

 厚生労働省で線維筋痛症の研究班長を務める聖マリアンナ医大(川崎市)の西岡久寿樹・難病治療研究センター長によると、同症は「原因不明で全身が痛くなる病気」。患者は国内に200万人と推計される。「医師や周囲から十分に症状を理解してもらえず、うつ状態になる人は多い。ただ、薬の副作用を含め、異常行動は考えられない」と話す。

 県警や地検は、薫容疑者が弘輝君の遺体を隠し周囲に捜索を頼んだとして、計画性があったかどうかを調べている。また、当時の心理状態を解明するため、専門家に精神鑑定を依頼した。」



福島の小1男児を公演のトイレで殺害してしまった母親の抱えていた難病とは
「線維筋痛症」だったのですね。

線維筋痛症では、以前にも自殺者がでましたね。

線維筋痛症と脳脊髄液減少症との関係については
脳脊髄液減少症専門医たちは指摘しているのに、

線維筋痛症の専門医から、「脳脊髄液減少症」との関連性については
あまり声が聞こえてきませんね。

もし、あのわが子を殺してしまったお母さんが
脳脊髄液減少症に詳しい医師と出会って、
検査を受けていたら?

もし、あのお母さんの線維筋痛症と診断された症状の原因が

実は脳脊髄液減少症で出ていた症状だとしたら?


もし、
ブラッドパッチ治療を受けて、私のように回復して、体が楽になっていたら?

あそこまで追い詰められることも避けられ、
あの子も殺されずにすみ、

わが子殺しの殺人者に、ならずにすんだかもしれないと思うと、
とにかくやりきれません。

あまりに原因と症状が似ている線維筋痛症、慢性疲労症候群と
脳脊髄液減少症との関係についてのさらなる解明、研究と

それらの病態の治療に取り組む医師の間で
病名や専門科の壁を越えた情報交換と、それによっての統一見解と、

線維筋痛症、慢性疲労症候群治療に取り組んできた医師たちの
脳脊髄液減少症への深い理解と、
脳脊髄液減少症治療や研究への協力と、

これらの類似した症状の病態の、
的確な診断基準と、

脳脊髄液減少症の早期発見、早期治療、
患者の日常生活や治療の支援体制の確立などに、

できる限り早く取り組んでいただきたいと思っています。

そうでなければ、こうしている間にも、

また、「原因不明」の症状に苦しみ、たとえなんらかの病名がついても
治療を受けてもなかなか治らず、

症状の苦しさを抱えて生きることの過酷さと、
周囲の無理解とに追い詰められて、

最悪の事態に陥ってしまう患者の悲劇が、
繰り返されてしまうと思います。

だから、
いつまでもこの病態を否定し続けたり、
無視し続けたり、
見て見ぬふりすることだけは、やめてほしいと思います。


それと、ちょっと気になったニュース

なんだかな~。
時間差で亡くなったところが、なんだかとっても気になるのです。

外傷がなくても、内部に見えない怪我を負っていて、
身体がダメージを受けて、その後
急死するケースは今までにもたくさんあったことでしょう・・・・

多くは脳内出血とか、脳外傷が原因なのでしょうが

私は、「脳脊髄液の急激な減少」という死因もあるような気がしてなりません。

でも、今まで外傷もなく、軽症に見えた人が
のちに急死したという、死に方した人に対し、

誰も、脳脊髄液漏れのでの死の可能性なんて、
考えたことも想像したことも、確かめたこともなかったことでしょう。

たとえ検死されても、脳内は見ても、

脊髄硬膜に傷があるかないか?
脳脊髄液が漏れているかいなか?なんて視点で
検死した解剖医はいなかったのではないでしょうか?

だから、「急激な脳脊髄液の減少での死」という死因が、
今まで存在しないだけなのではないでしょうか?

そんな気がしてなりません。

私の、あの三途の川が見え隠れするほどの呼吸や心臓の異常なリズム、苦しみの経験から、

急激に脳脊髄液が大量に漏れれば、
急死した人もいるような気がしてなりません。

医師の中に、
脳脊髄液漏れでの死という概念が頭になければ、そんな死因自体が生まれないし、
死んだ人はもう、
脳脊髄液が急激に漏れてしまっていたかなんて、検査もできないし・・・。




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とまらない生あくび

2008年10月23日 | 症状の説明

ずっと忘れていたのですが、

脳脊髄液減少症の症状のひとつに

なかなかとまらない生あくび があります。

ブラッドパッチ治療を受けてから、

ほとんど連続する生あくびは出なくなっていたのですが、

先日ちょっと不調だった時にでて、なかなかとまらなくなり、

ふと、生あくび症状がひどかったころを思いだしました。

 

この異常なあくびは

異常な眠気とセットの時もありますし、

 

眠気はそれほど、ひどくないのに、

あくびだけがふぁ~ふぁ~と延々と止まらない時もあります。

以前、仕事がなんとかできていた時も、

仕事中、 あくびが止まらなくなったことがありましたし、

人が集まる公の場所にいても、あくびが止まらなくなったことがあります。

 そんな私を見た周囲の人は、私にどんな印象を持つでしょうか?

 「やる気のない人」

 「だらしのない人」

 「社会人としてマナーのない人」

 「早寝しないで夜更かししてた生活習慣のなっていない人」

 「こんな場所であくびをするような不謹慎な人」

こんな印象をもたれてしまうのがオチでしょう。

 

脳脊髄液減少症患者は、

見た目健常者で、中身が本人だけが感じる重病人のため、

周囲から誤解ばかり受け続け、本当に悲惨です。

周囲の評価も下がり、時には人格まで疑われ、

病気のせいなのに、すべて本人のせいにされてしまい、

人生で損ばかりさせられます。

 

でも違うんです。

患者本人に罪はないんです。

 

寝不足とか、マナーがないとか、生活習慣が乱れているとか、

そういう問題じゃないんです。

 私が悪いんじゃないんです。

 

脳脊髄液減少症という病気がさせていたんです。

脳脊髄液減少症の症状のひとつなんです。

いえ、症状というより、

 頭痛と同じように、

脳が必死で「あくび」という形でSOSを出していたと思うんです。

 たぶん、酸素がたりないか、

何か脳が不健康な状態を察知したり、

何らかの危機に直面していて、

その状態を知らせるSOSであると同時に、

脳が自分でなんとかしようとして、

必死に対応した結果が

生あくびの連続であり、

生命維持の本能が「あくび」をさせていたと、

今なら、思えます。

 

脳脊髄液減少症の脳の危機的状態に、

治療もされないままさらされ続け、

不調を抱えていた当時の私の脳は、

 

自分を救おうとして、

酸素をもっと取り込もうとか、

なんとか覚醒状態を保とうと必死になっていたはずです。

 

頻繁に起こる、止まらない生あくびは、その自分の脳の

必死の抵抗だったのだと、今なら思えます。

 

そういう、ひとつひとつの症状の意味に気付くたび、

人間の体ってすごいと思います。

 

症状で体の異常を知らせようとしたり、

代償機能で補おうとしたり、

人は本当に生き残るようにできているようです。

 

ブラッドパッチ後も体調不良になると、

今でもたまに起こるとまらない生あくびですが、

前ほど頻繁には出なくなりました。

 

もしかしたら、

脳脊髄液の漏れが少なくなり、(止まったかどうか不明)

脳脊髄液が増えてきて、

脳脊髄液の生産量と吸収量でのバランスによる維持量が増え、

脳脊髄液の量が正常に近くなってきて、

脳の酸素も血流も充分になって、 きたのかもしれません。

 

そして、それにより、

脳が置かれている環境が改善しつつあり、

脳もおうちのいごごちが良く、ご機嫌になって

正常に働きはじめたのかもしれません。

 

こんなこと書いても、否定派先生は、

「洗脳された患者の勝手な思い込み」としか

受け止めてくれないんだろうなぁ・・・・

 

       

 

 あくびとは無意識に行う深呼吸のようなもの

あくびとは血液中の二酸化炭素濃度が増えた時に起こる

あくびについて

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不調からの回復が早い!

2008年10月22日 | ブラッドパッチ後の変化

前回の記事の金曜の17日のあのあとのことですが、

その日は結局一日不調で一日家にいました。

半身のシビレもでて、歩行も足を引きずり、

呼吸の苦しい症状も出て、

 結局一日どこにもでかけられませんでした。

呼吸が苦しくなると、以前から、

なぜか、口笛を吹くような、

妊婦の出産時の呼吸法のような、

ろうそくの火を吹き消す時のような、

ふーふー吹くような呼吸に、自然になってしまいます。

それが、同病のろくろさんの記事

慢性の呼吸器疾患の患者さんの呼吸法と同じだと知った時は

本当に驚きました。

人間とはすごい生き物です。

生きるように、生き残るように、死なないように、

体が少しでも楽になるように、代償機能を働かせようとして、本能が自然に導くようです。

その日は、一日そんな呼吸をしていて、

半身をひきずりながらも、いいお天気だったので、

家でほとん干しなど、家事はかなり一生懸命こなしました。

 しかし翌日(土曜18日)にはもう、体調が少し回復し、

足のひきずりは残るものの、呼吸の苦しさはかなり回復しました。

そこで、18日の土曜は午前中近所に出かけてきました。

歩いているうち、だんだんと体が好調に軽くなってくるように感じました。

歩くことで、血のめぐりがよくなってきたのかもしれません。

さらに、一旦家の戻り、少し休んで、午後は自転車で近所にでかけました。

体が重くないく軽く感じるし、すぐ疲れないから、

グングンペダルがこげてしまいます。

ペダルをこぎながら、

自分も医師も「うつ病」だと思っていた遠い昔を思い出しました。

それが今、何も薬を飲んでいないのに、頭重感がなく、体もだるくも重くない。

心もタフになってきて、

少しのことではクヨクヨ、おどおど、メソメソしなくなりましたし、

社交性も回復してきています。

長年うつ病だと誤診されたり、

向精神薬を処方されたりしていたころがウソのような

体と精神状態の回復です。

 つまり、私の長年のうつ病のような頭重感と、仮面うつ病のような体の症状、まるで精神の病のような症状は脳脊髄液減少症によるものだったと、

ブラッドパッチで回復した今、改めて思います。

つまり、精神的なものとされていたり、

精神科を受診している患者さんの中に、

脳脊髄液減少症によって、さまざまな、

精神症状身体症状が出ている方がいる可能性があると思います。 

精神的な病が原因で体調が悪くなっているのではなく、

脳が不調になるような何らかの原因があるから、

体調も精神も不調なのだと発想を転換して考えて、

脳脊髄液減少症の潜む可能性にも、

早く気付いてほしいと思っています。

そんなことを考えながら、自転車をこぎ、秋晴れのさわやかな空気を頬に感じていました。

体が軽く、爽快でとてもいい気分です。

 どこまでも、どこまでも行けそうな勢いです。

秋になってから、本当に

体が軽く感じる日が多くなってきました。

その上、

 たとえ不調になっても、あまり長くひきずらず、

体調を持ち直すのがかなり早くなってきた気もします。

以前は一旦具合が悪くなると、何日も調子悪かったものですが、

今回は、なんと一日で回復しました。

不調になって、症状がぶり返しても、

以前よりひとつひとつの症状が軽いし、

何日も不調が続かないし、

不調になっても、体調の回復が一段と早くなってきました。

 

最近の体の調子のよさ、調子の回復の早さは

最近の安定した高気圧による、

全国的は秋晴れによる、

一時的なものかもしれませんが、

とにかく、とても体が軽く楽です。

 

おとといも昨日も今日もしっかり歩いてきました。

でも、今日は

安定した高気圧での秋晴れも、

そろそろ移動してしまうようで、

そのせいか、

体調もやや、下り坂になってきたのを感じます。

今日は歩いていて、息や心臓がやや苦しいのと、足首がぶらぶらと不安定で歩きにくさを感じました。

次なる目標は、

ますますの回復と、体調がいつも安定すること、

天候や気圧に左右されない体を狙います。

脳脊髄液減少症は、「治らない病」ではなく、

私の経験からも、

的確な診断と、

確実な治療と、充分な経過観察期間と、

適切な療養生活で 、

どうやら「治る病」だとの実感を持てるようになってきました。

 治療を受けても回復まで時間がかかるし、

症状が出たり消えたりして、症状の波が延々と続き、

普通の病より非常に治りづらいけれど、

 私のように何十年も放置されてきても、

漏れを確実にふさいで、脳脊髄液が徐々に増えてくれば、

脳はまた、脳脊髄液に守られて生き生きとよみがえり、

症状も少しずつ消えていき、治るようです。

脳は、すばらしい回復力を持っているようです。 

 

それなのに、なかなか治らないからと、やけになったり、

絶望したり、自分の人生に見切りをつけたくなったりと

早々とあきらめてはならないようです。

人間の体が治ろうとする力を信じて、耐え抜いて

ひたすら時期を待つ辛抱強さを持つことも、

この病の克服には必要なようです。

そして、

ここまで迷路のような道のりを、

身近に相談できる医師も、頼る医師もないまま、

孤独に、迷いながら、試行錯誤しながら、

時には失敗もしながら、

何年も自己流の闘病生活を送って、ここまでたどりついてみて、

 

 脳脊髄液減少症を治すために、

効果的なことも、そうでないことも、

症状を左右させる事柄や生活習慣や天候や季節も、

なんとなくわかってきました。

 

それは、この病を発見された先生の言葉のひとつひとつを

自分の体験で裏付けるものでした。

 

ゴールは見えてきた気がします。

 

ここまで私が治ってきたのは、

まちがいなくブラッドパッチ治療があってのことです。

治してくれた医師に感謝するとともに、

今も、ブラッドパッチ治療に懐疑的で、

治療に取り組む医師を、まるで、イカサマ師のように

軽蔑をこめて批判する方がたに対し、

激しい怒りを感じます。

そういった方がたに、治してもらった患者として、強く抗議します

患者を治せる確率の高い技術と知識と経験を持った

正統派の治療に取り組む

医師たちが悪く言われることは、

治してもらった患者として、悲しみであり

ショックです。

 

私は何の信仰ももたないし、疑い深い性格ですし、

医療も薬も不信感で一杯で、大嫌いでなるべく頼りたくないし、暗示にもかかりにくいし、

ましてや、ブラッドパッチ治療の信者でもありません。

もはや生き残るためには、それしかすがるものがなく、

しかたなく、大金はたいて、大変な思いして、移動して、

期待しないで治療をうけて、

その後も数年苦しみながら、ひたすら耐えて

自分を見守ってきた結果が

今の状態です。

原因不明の不定愁訴は

脳脊髄液減少症が原因で起こっていることがあり、

リスクを最小限に押さえた検査方法と、

正しい診断と正しいブラッドパッチと

充分な経過観察後の、

必要に応じた再ブラッドパッチの対応

かなり治るということに、

私自身の実体験から感じています。

(ちょっと、そこの否定派先生、治療に疑念を持ってる患者さん、

私の話聞いてますか?

 

         

同病のろくろさんの過去記事に

脳脊髄液減少症の呼吸の苦しさが詳しく書かれていますので、ご参考ください。

息が苦しい①

息が苦しい②

息が苦しい③

息が苦しい④

息が苦しい⑤

息が苦しい⑥

息が苦しい⑦

見えないドラ猫①

見えないドラ猫②

見えないドラ猫③

 

(ろくろさんへ、

ブラッドパッチ後にも起こった、

まるで悪化したかのような呼吸困難の症状がひどかった当時、

ろくろさんが経験から学んだことをいろいろ教えてくださり、

本当にありがとうございました。

おかげさまで、最近は、かつての

まるで陸上で溺れて溺死しそうに感じるほどの

あの呼吸の苦しさは、ほとんど出なくなりました。

 

私が過去に脳脊髄液減少症の呼吸の苦しさを

表現した絵

また、

「リスクを最小限に押さえた検査方法と、

正しい診断と正しいブラッドパッチと

充分な経過観察後の、

必要に応じた再ブラッドパッチの対応」に関する

具体的な私の気付きについては、

ここの記事の下のほうに夏に書き足しました。

あくまで、現段階での私個人の体験からの、

独断と偏見での気付きや考えなので、間違っているかもしれませんし、違う考えで正しいこともあると思いますので、

その点はご了承ください。

(「○○な医師」というところの「医師」という文字を「患者」に置き換えてみれば、私が経験から感じた患者としての心得みたいなものもお伝えできるかもしれません。)

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アタミステリー2008

2008年10月17日 | ブラッドパッチ後の変化
きのう、高気圧の晴天にさそわれ絶好調で
調子にのって動きすぎたようで、

今日は背中が痛く、半身の足も手もしびれています。
そちら側の口の中もしびれていますし、
同じ側の足が上がりづらい感じもします。

半身しびれているほうの目の奥が痛いし、手が動きにくい感じがします。
首もギシギシします。
呼吸も心臓も同じ側が少し苦しいです。

それでも、全体的に最悪時の10分の1ぐらいの不調です。
耐えられる範囲です。

朝の体の立ち上がり、(体が動けるようになるまでの時間)は
以前より、明らかに早くなっています。

以前は、朝の体は、
エンジンかけてしばらく暖めておかないと、
すぐには動きだせない冬の車みたいな状態でしたから。

今日も天気はいいようですが
きょうのリハビリは考え中です。


まあ、調子の波はいつものことで、慣れているので、
こんなものだと思っています。

次なる目標は、調子のいい状態を毎日維持できることです。


さて、今年も、
熱海市の毎年の恒例のアタミステリー紀行2008での
ミステリー小説、「アタミステリー」を読みました。

私は以前、検索中にこの短編小説の存在を知ってから、
毎年読むことを楽しみにしています。

ブラッドパッチ直前の私の文章理解力は、ひどく低下していて、
長い文章は、読んでも読んでも
目が文字を追っているだけで頭に入ってこない状態でしたし、

たとえ短編でも読む気力もなく、読もうと思っても
なかなかとりかかれないような障害も感じ、
無理して読んでも、
内容を理解することもかなり困難でした。

ブラッドパッチ後は、
少しずつ長い文章が理解できるようになり、

年々、このアタミステリーを読むたびに、
自分の文章理解力の回復を実感しています。

理解力も推理力も年々早くなってきているのがわかります。

いわば、
私にとって、アタミステリーは
脳脊髄液減少症患者のブラッドパッチ後の回復状態を
自覚するための、ひとつの手段みたいなものになりつつあります。

今年は脳の回復のせいか、
この2年のブログによる、読み書きのリハビリの成果か
以前より、すんなり文章を理解でき、簡単に推理もできました。

以前は、文章を理解するのも、何度も何度も読み込んで、
何日も何日もその意味を考えていたのに、

今回はすんなり読めて、そんなり推理できて、
あまり考えこむこともなく、
お話があまりに単純に感じて(失礼!)
なんだかあっけなくて、物足りないぐらいでした。

脳脊髄液減少症で文章理解力が低下していた私に、
長文理解に挑戦する気を最初に起こさせたのも、

はじめて、ミステリー小説を読む気にさせたのも、

読みながら推理する楽しさを
人生はじめて私に教えてくれたのも
このアタミステリーです。

脳脊髄液減少症患者が集まる熱海の地に住む
ミステリー小説の大家である、森村誠一氏が、

まるで、脳脊髄液減少症患者でも楽しめるようにと
書いてくれたような、とても短いミステリー小説
アタミステリー。

脳脊髄液減少症患者の私が、
読解力のリハビリに利用したり、文章理解力の改善に気づかせてくれた
アタミステリー。

私はそれまで、元気なころも、
殺人がからむ血生臭い、サスペンスドラマは大嫌いで、

その原作になるミステリー小説はもっと嫌いで
避けていましたし、
ほどんど関心がなく、あえて読もうとは思いませんでした。

森村誠一さんの作品も、アタミステリーに出会うまで、
全く読んだことがありませんでした。

でも、
脳脊髄液減少症治療の原点の医師のいる病院のある地、熱海に住んでいて、
執筆活動している森村誠一さんが

熱海の観光のために毎年書いてくださっている、
短編ミステリー小説「アタミステリー」を知って以来、

ミステリー小説も、
森村誠一さんも、熱海市も、とても身近な存在に感じられるようになりました。

熱海市観光課さん、
森村誠一さん、
今年も、アタミステリーをありがとうございました。

秋のひととき、読書を楽しませていただきました。

次回は、もう少し複雑なストーリー、お願いしたいです。


今年のアタミステリーアタミステリー2008「出会いの聖地」


2007年12月13日記「文章理解力の回復」

2006年11月27日記「秋の夜長はミステリー」

過去の記事のリンク先のアタミステリーの短編小説は消えていると思います。)
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体が軽い! 2

2008年10月16日 | ブラッドパッチ後の変化

今日は全国的に晴天のようです。

夏の自分の状態と
秋になってからの状態を比べると、
あきらかに

秋になってからグンと体が楽になりました。

やはり、夏は

発汗が脱水ぎみとなり、影響していたのかもしれません。

きのう、天気予報で、
「明日は風もなく、空気も乾燥して、
3拍子そろった晴天」と言っていたので、
今日は散歩に行くことに決めていました。

夏は暑くてバテバテだったので、散歩は控えていましたが、

最近大雨も、台風も一段落して、
いい季節になってきたので、また再開しようと思っています。

午前中に1時間ほど杖なしで歩いてきました。
何キロ歩いたでしょうか?

体が軽いので、グングンいくらでも歩けます。

今までも、散歩はかなり頑張ってきましたが、
こんなに体が風船のように軽く感じ、
グングンいくらでも歩ける感じになったのは
9月下旬からの、秋になってからのことで
ごく最近です。

まるで、自分の体重が、30キロぐらい軽くなったかのような
身軽さを感じます。

実際は、体重はむしろ元気だったころよりかなり増えたままです。


寝たり起きたりの、ほとんど毎日ひきこもり生活での、運動量の減少と、
経口補水液OS1が買えない時に飲んだ

カロリー高めの甘いスポーツドリンクのせいで、

かなり体重が増えてしまいました。

体重が以前より増加しているにもかかわらず、

回復に伴い、
体が軽く感じるということは、

いかに、脳脊髄液減少症という病は
体感的に、

体を通常よりだるく、重く、疲れやすく感じさせていたか ということだと思います。

これらの私の経験から、

絶対に、慢性疲労の一因に、

脳脊髄液減少症が潜んでいる可能性があると思います。

疲労研究者の皆様

脳脊髄液と疲労との関係も、ぜひ研究してください。

 

また、原因不明の痛みに苦しんでいる方の中にも、

実は脳脊髄液減少症で痛みが出ている可能性もあると、回復してみてますますそう思います


さて、

話がそれましたが、散歩が終わり、帰ってきても、まだ運動したりない物足りない感じがして、

余力を感じたので、
サイクリングしながらひとりで近所にランチをしに行きました。

(最近サイクリングもできるようになったのです。一時はサドルにまたがっている姿勢さえ、3分も困難だったのに・・・。)

そういう気持ちになった自分にも驚きです。

めったにひとりでランチに出かけようなんて

思いませんでしたから。

お金もないので、ランチといっても、200円以下フードによる、ささやかな一人ランチでしたが
一人で外でランチするのは、何年ぶりかで、

ささやかでも、なんともいえない幸せを感じました。

まだ、ボケているので、レジに表示された代金より足りないお金を出して指摘されるまで気づかなかったり、

手から小銭を落としてしまったりと、

小さな失敗はありましたが、

 

まさか、1時間も歩いた後に

さらに、一人でランチしにいける日がくるとは思ってもみませんでした。

本当に自分でも驚きです。

 

人間、すぐにはあきらめないで、とにかく生きてみるもんですねぇ。

人生は、最後まで生きてみなけりゃわからないと、

しみじみと感じました。

グングン歩ける事も、ひとりでの外出ランチも、

普通の大人の人は当たり前にできることでしょうが、

そういう一連のことが今までできなかったのに、

何の苦もなくできたことがうれしいし、自分でもビックリなのです。

体調悪化のタイムリミットを気にすることなく、

財布から小銭をつまむことに、モタモタして、

周囲の目が気になり、そんな自分に落ち込むこともなく、


外出途中で手足のシビレ脱力がはじまり、

帰り道がおぼつかなくなり、新たな帰路の危険にさらされる心配もなく、

 

すべて一人で難なくできるようになったことが
本当に夢のようです。

再ブラッドパッチ前も、

散歩も外出も一人でできるようにはなっていたのですが、まだすべて時間制限つきでした。

家を出てから帰るまでが、1時間が安全圏でした。

昨年の今頃は、ひとり外出は時々できても、

いつも時間制限との戦いでした。

 

大丈夫だと思って出かけても、急に、ワナワナと脱力してきたりして、

行動する際、いつ不調になるか、自分でも先が全く読めない予測できないことが、

この病のやっかいなところでした。

だから、不安で一人での車での外出はすぐ家に戻ってこれる

半径3キロ以内位の近場に限られました。

それ以上の距離になると、

無理すればいけないことはないのですが、無事帰ってこれるかわからない、

一種の賭けのような、命がけのような状態でした。

 

今も安全を考えて、外出は近場に限ってはいますが、

以前と違うのは、

時間制限をあまり心配しなくても、よくなってきたことです。

健康な人と同じように、

体調悪化のタイムリミットを気にすることなく、外出ができるようになってきたことです。

 

期待しないで受けたブラッドパッチが
こんなにも私を回復させてくれるなんて、
想像もしていませんでした。

夢のようです。


今も否定派の医師の皆様には、
ブラッドパッチのみでここまで治った患者が、

こうして現実に存在することをぜひ知ってほしいと思います。

交通事故から数十年も耐え続け、生き延び、
ブラッドパッチ後の体調悪化時も、
ひたすら、あせらずさわがず、
回復の時をひたすらじっと耐えて待ったことが、

今やっと実を結んだのかもしれません。

このいい状態がこの秋だけなのか、

このまま治ってしまうのか?

また、症状の波が現れ、下り坂になるのか?

冬になったらどうなるのか?、
来年の春はどうなるのか?先のことは、

全く未知でわかりませんが、

とにかく今のこの状態は、嬉しい変化です。

本当に以前よるはるかに体が楽で、
毎日生きることがとても楽になりました。

このブログをはじめたころは、

毎日毎日、一瞬一瞬を生きることがまだまだ苦しくて

「とりあえず、今日一日生きよう」

「とりあえず、今日一日は耐え抜こう」

「今日一日はがんばろう」と

おまじないのように自分に言い聞かせていたので

このブログのタイトルを「とりあえず生きてみよか」と

つけたのですが、そんな日々がウソのようです。

全身の痛みがない、

首が痛くない、腰が痛くない、背中が痛くない、

頭が痛くない、腕が痛くない、肩が痛くない、内臓が痛くない、子宮が痛くない、卵巣が痛くない、

足が痛くない、腕が痛くない、脇が痛くない、

目の奥が痛くない、

足裏がビリビリしない、

指が触れただけで激痛が走らない、

目がまぶしくない、

ささいな音がつらくない、
激しいだるさがない、
少しの動作でクタクタに疲れてしまうような、慢性疲労がない、

心臓が苦しくない、

体の締め付けや呼吸の苦しさがない
手足に力が入り動作が楽になる、など脳脊髄液減少症のさまざまな不定愁訴が軽減し、

さまざまな精神症状も改善し、

健康な人ならあたりまえの状態が

こんなにも生きることを楽に感じさせるとは
思いませんでした。

明らかに、

ブラッドパッチ治療が

私のQOL(人生の質)を向上させたのは間違いありません。

神様が、今まで何十年も症状を抱えて生き抜いた私に、
回復というごほうびをくれたのかもしれません。

でも、ひとりでここまでこれたわけではありません。

偶然の幸運の連続と

マスコミを通じて、脳脊髄液減少症という病名に気づかせてくださった先輩患者さんと、

初診時は民間の寝台車を頼もうかと思うほどの状態の私を

なんとか病院まで連れていってくれた方と、

治してくださった医師と、その医師を支えている医療スタッフと

今も否定派医師のバッシングを浴びながらも、

脳脊髄液減少症治療や

研究に前向きに取り組んでくださっている数少ない

人の心ある医師たちと、


今まで支えてくれた私の周りの人たちと、

自らは患者ではないのに、

この病気のことをわかろう、
患者の苦しみを知ろう、
被害者や弱者を救おうとして理解を示し、

力と知恵を貸して今も行動してくださっている方がたと、

私のまわりの一部の皆様と、

OS1を開発してくださった大塚製薬の皆様と、

いつも孤独な闘病生活の中で
ブログを通して、いつも励まし、見守り
応援してくださった皆様すべてに、

心から感謝したいと思います

皆様のおかげでここまでこれました。

本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

 

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体が軽い! 1

2008年10月15日 | ブラッドパッチ後の変化
汗だくだくの、
脱水ぎみの暑い夏が終わって、

暑さ寒さも彼岸までの言葉どおり、
過ごしやすい気候の秋になってから、

私はグッと体調がよくなって
さらなる回復を感じています。

具体的には、
あの慢性的な疲労感、激しいだるさ、体の重さ、背中の痛みなどが
ほとんど消え、明らかに体が楽になったのです。

だるさ、慢性疲労感、痛みだけでなく、
まぶしさも、脱力も、半身のシビレも脱力も、締め付け感も、何もかも
脳脊髄液減少症のすべての症状がほとんど消えかけています。

まだ、つらいと思う症状も時々出現しますが、
思考力の低下や、物忘れ、高次脳機能障害関係の症状も
あきらかに軽減しています。

体の症状はほとんど消えかけています。

特に、まるで、羽が生えたように、
体が軽いのです。

あの、まるで鉛のように感じていた自分の体が
軽いのです。

健康な人って、普段からこんなに
毎日毎日体が楽だったんだ。

もしかして、健康は人は
私が今感じているよりさらに、
体が軽くて、痛くなくて、だるくなくて、疲れなくて、重くなくて
もっともっと体が楽なんだ。

どうりで一日にいくつもの仕事を同時にこなせるはずだ、と
妙に納得してしまいました。

(この感動は、かなり前にも記事にしたのですが、
例によって、あまりに長くてとりとめがない文章で、校正もできないまま、
まだ公開していません。)

体調の改善に伴って、
自己流リハビリにも、新たなメニューを取り入れはじました。

時間制限なく、ひとりでどんどん外出もできるようになりました。

また、完治のゴールが見えてきた気がします。

しかし、ここまで来るのに、
事故から数十年の年月が過ぎてしまい、

最初のブラッドパッチ治療から数年の時間がたっています。

長年放置組みの私のような患者は、回復するのに、
どうやら長い年月年を要するようです。

ブラッドパッチ治療にたどりつくまでの病名不明でほったらかされた時間と
ブラッドパッチしてから回復するまでの療養期間は、
どうやら比例するようですから。

いかに、脳脊髄液減少症の早期発見、早期治療が、
患者の早期の回復につながり、
患者の社会復帰につながり、

病名がわからないまま、眠気やだるさや突然の脱力や体調不良を抱えて
無理して行動する患者による交通事故の再発も予防し、

患者個人のみならず、
社会、国、保険会社にどれだけ利益をもたらすか・・・。
早く多くの人に気づいてもらいたいのです。


この病が的確に診断治療されないまま、
長く放置された時の、
個人や家族や周囲や社会への悪影響や、

脳脊髄液減少症患者が何の治療もされないまま、社会に放置され、
健常者と同じ労働を求められ続けることで起こりかねない交通事故や、

自殺や、親子心中や、

高次脳機能障害による不慮の事故死を、

予防できないことによって、結果的に、
国や保険会社に与える悪影響を考えた時、

脳脊髄液減少症の早期発見、早期治療が、
国や社会や保険会社に
与える損害をむしろ「どれだけ未然に防ぐか」気づいてほしいのです。

否定派医師や、否定派保険会社には
目先の損得にこだわらず、
長い目で見て、
そのことに
早く気づいてほしいと思います。

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マジックアワー

2008年10月13日 | 小さな幸せ
マジックアワー

きのう見た、夕暮れの空。
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脳脊髄液減少症の恐ろしさ

2008年10月04日 | つぶやき

朝日新聞記事

福岡男児殺害事件を起こしてしまったお母さんが、

苦しんでいた病名が何だったのか?

いまだにはっきりとは伝わってきません。

 

でも、

9月中に日本全国で起こった、親による子殺しは

わかっているだけで6件、

年間では100件も発生しているそうです。

 

少なくとも、それらの親たちは、

健康な精神、思考の状態ではなかったことだけは、確かだと思います。

 

脳脊髄液減少症は、

日常に、当たり前に潜んでいる可能性があります。

しかし、その多彩な症状に隠されて、

本性が見えません。

また、この病が二次的に引き起こす、

さまざまな社会的トラブルに、患者も周囲も目を奪われて、

それを引き起こした、「脳脊髄液減少症」という根本原因には

なかなか気づくことができません。

 

これが、脳脊髄液減少症の恐ろしいところです

 

脳脊髄液減少症でも全身に痛みがでます。

悪化すると苦しくて体を起こしていられず、

寝たきり同然になります

 

脳脊髄液減少症でも手足に力が入りません

立ち上がりも困難になります

 

脳脊髄液減少症でも、歩行障害がでます。

脳脊髄液減少症でも、原因不明と言われます

時には、普段の自分なら絶対しない行動をしてしまいます。 

 しかし、一見、病人に見えず、普通に歩けることも、

痛みが消えることもあります。 

脳脊髄液減少症は、交通事故後すぐ症状があらわれるとは限りません。

ポタンポタンと脳脊髄液が漏れて、

毎日の生産量と、吸収量のバランスが正常でなくなり、

脳脊髄液の正常量より、ある一定量を越えて減ってしまった時

つまり、ある閾値を越えて脳脊髄液が減ってしまった時、

はじめて症状が出ることが多いのです。

だから、

交通事故直後は、軽症に見えても、

時間とともに、さまざまな症状が出てきて、

次第に体調不良に見舞われ、

原因不明の数々の症状に患者は翻弄されます。

さらに、検査や、手術で、

腰椎穿刺や、腰椎麻酔などが加われば、

急激に悪化して、寝たきり状態になってしまうこともあるのです。

産後のマタニティーブルーとされている方の中にも、

帝王切開時の腰椎麻酔が原因の方がいるのではないかと私は思っています。

母親が、もし、こういう状態になって、原因不明と医療から見捨てられ、健常者と同じ母親の仕事を求められ続けたら、どうなるか?子供はどうなるか?一度、考えてみてください。

悲観して母子心中を考えても、母親が自殺しても、

私は少しも不思議ではないと思っています。 

また、

福知山線脱線事故での負傷者が自殺

(リンク先は携帯では読めないかもしれません。パソコンでぜひこの記事をお読みください。)

 この方も脳脊髄液減少症だった可能性を私は感じます。

脳脊髄液減少症でも、精神不安定になります

不眠になります。

物がゆがんでみえたり

まるで精神病のような症状もでます。

聴覚過敏で、気が変になりそうにもなります。

眠りが浅くなり、恐ろしい夢ばかりみます

脳の機能低下によりうつ状態になりますし、

体の苦しさから何もする気になれません。

精神症状と身体症状で外出も困難になります。

良くなったり、悪化したり症状に波があります。

過去に交通事故などの事実があれば、

症状は、それらの心的外傷やストレスのせいにされてしまいます。

ましてや大きな事故にでも遭えば心的外傷ストレス症候群と

誤解されやすいと思います。

脳脊髄液減少症でも、心の病と誤診されるのです。

 実際は、心の病でも、心的外傷のせいもなく、

脳脊髄液減少症によって、脳に機能的変化が起こり、脳が不調になったり、

機能低下して、うつ状態になったり、

異常な精神状態が出たり

脳脊髄液減少症の苦しい症状によって二次的に

自殺願望が出たりするのに、

そのことに、医師も、本人も、周囲も

誰も気づけないのです。

 

これが、脳脊髄液減少症の見えない恐ろしさです

 

脳脊髄液減少症は見えない殺し屋だと

私は思っています。

 

本人にも、誰にも気づかれず、人を死に追いやる、

完全犯罪の殺人犯のようだからです。

 一見ありふれた症状や、

その症状によって引き起こされる、さまざまな困難の影に、

脳脊髄液減少症は潜んでいる可能性がありますから、

脳脊髄液減少症は

けっして稀な病ではない と私は思います。

 ただ、脳脊髄液減少症の認知度が低く、

患者も医師も非常に気づきにくいために、

他の病のせいにされていて、表に出てこないために、

あたかも稀であるかのように見えるだけです。

 

激しい脱線衝突事故ならなおさら、

首のねんざですむはずはなく、脳脊髄液減少症になる確率が

高いと私はかねてから思っています。

 

私がぶつけられた車は100キロも出ていない車でしたが、

私は脳脊髄液減少症になったのです。

 

あの脱線事故はあれほどのスピードでぶつかった電車に

被害者が乗っていたのですから、

ひとりも脳脊髄液減少症にならないほうが不自然です。

 

だから、被害者の中に脳脊髄液減少症患者が必ず

いると私は思っています。

 

そして、今も原因不明の症状を、「心の病」

「事故による心的外傷」とされて

方向違いの治療を受けて、治らずに苦しんでいる方がいる気がしてなりません。

 

私は過去に、この脱線事故被害者に向けて記事を書きましたが、

ネットでは、見る人が限られ、

被害者や家族の方がたや被害者の会の人々につたわらなかったとしたら、とても残念です。 

自分の無力さに泣けてきます。

 私はこのブログでぐらいしか、自分の気づきをお伝えできません。

  今も、この病名も知らないまま、

自分の苦しみの本性も知らないまま、

ブラッドパッチ治療の存在も知らず、

力尽きて、亡くなっていく人がいるとしたら、

やりきれません。

 

健康で、体の自由がきく方たちで、

脳脊髄液減少症の患者支援にかかわる方がたや

自殺予防にかかわる方がたが、

もし、ここを見ていたら、

 

福知山線事故被害者の会の皆様に、

被害者の

脳脊髄液減少症の可能性について、

至急、伝えていただけないでしょうか?。

福知山線の脱線事故被害者全員に、

至急、脳脊髄液減少症の問診表だけでも書いてもらって、

脳脊髄液減少症らしい症状が出ていないか、至急調査してあげてほしいのです。

そして、

脳脊髄液減少症の可能性の高い被害者に関しては、

至急、脳脊髄液減少症専門医に紹介してあげてください。 

人の命がかかっています。

 どうか、どなたか、お力をお貸しください。

 

「何でも、脳脊髄液減少症と結びつけて考える。」

「思い込みの激しい人間のたわごとが、またはじまった。」と

私を笑い飛ばしますか?。

 

私は、いろいろな症状、病名、人の苦しみの中に潜む、

脳脊髄液減少症の可能性について、いつも考えてしまいます。

過去の自分の症状や体験から、

 それぐらい、日常のさまざまな社会問題の影に、

脳脊髄液減少症は潜んでいると感じているからです。

 

ニート、ひきこもり、不登校、失業、離婚、自殺、親子心中、子供や大人のまるで発達障害のような注意障害

キレやすさ虐待いじめ職が続かず転々としている、ワーキングプア、などの社会問題の影に、

脳脊髄液減少症が潜んでいる可能性があることに、

私は、うすうす気づいてしまっています。

それは自分の過去の経験に基づいた気づき でもあります。

 

本人も周囲も、病の本性に気づかないまま、

見えない暗殺者に

知らない間にがけっぷちにまで追い詰められていくような、

そんな最悪の事態だけは、避けられる様に、

周囲の健康な人々の、ご理解とご支援をお願いしたいのです。

そして、医師をはじめ、患者の周囲の方がたの的確な導きで、

脳脊髄液減少症の可能性があれば、

早期にそれを見抜き、

治療につなげてあげてほしいのです。

 

そうでなくても、事故被害者は

何の罪もないのに、いきなり不幸に見舞われ、

その後も苦しみぬいているのですから、

せめて元気な人々が、正しい方向へ導いて

助けてあげてほしいのです

 

脳脊髄液減少症はその可能性を心配しすぎるぐらいで、

早期発見にはちょうどいいと思うのです。

疑って検査しても、脳脊髄液減少症でなければ、

それはそれで、メデタシ、メデタシ、でいいのです。

そのぐらい、視野を広げて見ないと、

この病態は早期発見できないと思っています。

 

一刻も早く、脳脊髄液減少症についての知識を

全国民に伝えてないと、

また人の命が奪われてしまうのではないかと

私は危機感を持ち続けています。

 

脅かすつもりはありませんが、

脳脊髄液減少症は

死なない病ではないと思います。

 

私の経験からも、

高次脳機能障害での不慮の事故や、

脳機能低下によるうつ状態、

過酷な症状に耐え切れずに、

死に逃げたくなるなど、

少なくとも、間接的に、

人を死に至らしめる可能性もある

恐ろしい事故後遺症です。

 事故で即死とされている方の中には

もしかしたら、

脳脊髄液の流失が急激で

急激な脳下垂による呼吸障害などで

直接的に亡くなっている方だっているのかもしれません。 

今まで、脳脊髄液減少症の急激な減少という死因を想定して、検死などしなかったから、 

脳脊髄液減少症という死因が

今までなかっただけだと私は思っています。

 

脳脊髄液減少症は、

「死なない病」などと

楽観できる病では決してないし、 

 

知らないでずっと放置されれば、

死に至る可能性もある

恐ろしい事故後遺症だと私は思っています

 

脳脊髄液減少症の恐ろしさは

その病態そのものの恐ろしさというより、

医師も保険会社も社会も、患者の苦しみを理解してくれないことで、

患者が「異常なし」と治療もされないで、何の支援対策もなく、

健常者として、社会に放置されることで起こると思います。

 早期に発見し、事故後遺症とわかり、

早期に的確な診断と治療と、

早期に患者の支援対策がなされれば、

追い詰められる患者も減り、かつ、治り、

やがて、恐れるに値しない病態になっていくと

確信しています。

 

過去記事 JR脱線事故、被害者の皆様方へ

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脳神経外科学会 3

2008年10月03日 | つぶやき

早いもので、もう10月、 

いよいよ秋ですね。

10月1日から、脳神経外科学会がはじまっているようですね。

この3日間、

いろいろな先生が脳脊髄液減少症について、発表されているようです。

ちょうど3日目の今頃も発表されているようです。

この社会の無理解の中、

日々、脳脊髄液減少症患者を治すことに取り組んでくださっている医師の皆様には頭が下がります。

心から感謝申し上げます。

 

また、否定派医師であれ、疑念派医師であれ、

何はともあれ、

こうして議論できる場ができたというだけで

数年前より進歩を感じ、

患者としてうれしく思います。

 

以前は、こういう場すら脳脊髄液減少症には与えられなかったのですから・・・・

 

多くの医師が、この病態に関心をもつことで

ますます議論は深まり、

どんどんと情報交換がなされ、

この病の謎が次々と解明されえていくことを期待しています。

 

 

以下、脳神経外科学会の中のプログラムの中の

脳脊髄液減少症関係の抜粋です。

他にも見落としがあるかもしれませんが・・・

 

脳神経外科学会第1日目の中の

脳脊髄液減少症関係

ここの122ページ~

2008年10月1日(水)

J会場 県民会館特設会場

ポスター 15:15~16:30

頭部外傷 2

  脳損傷患者の脳脊髄液減少症

  高橋 明弘 小樽第二病院

 

(私も以前から何度か記事で訴えていますが、

脳に損傷があると、その目に見える傷にばかりに医師は目がいって、

脳脊髄液減少症の存在を見逃してしまいがちだと思います。)

        

脳神経外科学会2日目の脳脊髄液減少症関係

ここの、150ページと221ページと222ページを参照

2008年10月2日(木)

A会場 県民会館大ホール 8:30~10:30

シンポジウム

脳脊髄液減少症研究の現況

座長:吉峰 俊樹  大阪大学   

    佐藤 慎哉  山形大学

 脳脊髄液減少症の症候学 

  喜多村 孝幸 日本医科大学

 

 脳脊髄液減少症の画像診断指針の策定について

  畑澤 順 大阪大学大学院医学系研究科 核医学講座

 外傷性脳脊髄液減少症の治療経験

  堀越 徹 山梨大学

 脳脊髄液減少症の治療

  篠永 正道 国際医療福祉大学熱海病院

 脳脊髄液減少症と低頭胃液圧症候群の概念

  :overview

   吉本 智信 公立学校共済関東中央病院

 

            

J会場 岩手県民会館特設会場

ポスター  15:00~16:15

脳脊髄液減少症

座長:堀越 徹 山梨大学

 脳脊髄液減少症患者の髄液漏出部位の同定におけ

   る CTミエログラフィーの有用性

  寺尾 亮  東京都立神経病院

 特発性低髄液症の最新MR所見

  登坂 雅彦 群馬大学

 外傷性脳脊髄液減少症の診断および治療の問題点

  戸田 茂樹 日本大学

 外傷性脳脊髄液減少症と特発性低髄液圧症候群と

  頚椎外傷群の比較

  鈴木 晋介 仙台医療センター

 特発性脳脊髄液減少症における、

  「ブラッドパッチ3ヶ所法」の有用性の検討

  藤巻 広也 前橋赤十字病院

 特発性頭蓋内圧亢進症の3症例

  相島 薫  群馬大学

 外傷性低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)における

  頭蓋内圧について

  高木 清   医療法人社団誠高会おおたかの森病院

 脳脊髄液減少症における髄液漏出の病態解析

  竹下 岩男  九州労災病院

 脳槽シンチおよび血中、尿中RIカウントによる

  脳脊髄液減少症の診断

  眞鍋 博明 松山市民病院

 脳槽シンチグラフィーで脊髄髄液も漏の診断に

  苦慮する画像を呈した症例の解析

  不破 功  荒尾市民病院

              

脳神経外科学会3日目、ここの255ページからを参照

 2008年10月3日(金)

C会場 一般口演

岩手県民会館、第二会議室 15:00~16:00

脳脊髄液減少症

座長:鈴木 晋介 仙台医療センター

 外傷性脳脊髄液減少症の治療経験 

  寺田 洋明 福山医療センター

  RI検査からみた、脳脊髄液減少症に対する

  Epidural blood Patchの影響

  眞島 静   福田脳神経外科病院

 硬膜下血腫を合併した、

  脳脊髄液減少症の治療法の検討

  桝田 博之 東邦大学医療センター大森病院

 小児期に発症した脳脊髄液減少症

  ー発症原因と臨床像ー

  高橋 浩一  山王病院

 脳脊髄液減少症研究の現況

  朝本 俊司 国際医療福祉大学三田病院

  当院における思春期脳脊髄液減少症の治療経験

  前田 憲幸 社会保険中京病院

 

             

 (頭も手もまだ、動きも正常ではないので、

もし、打ち間違い、漏れがあったら、すみません。

 

それにしても、

これだけの医師の皆様が、脳脊髄液減少症に関して発表してくださっていたとは、

本当に、それだけでも、わずかでも今後に希望がわきます。

ありがたいことです。

患者として感無量です。

 

今回の学会で、3日間にかなり高次脳機能障害の発表もあるようですね。

しかし、脳脊髄液減少症の高次脳機能障害について発表されている医師はまだいないように思われました。

私が見落としているだけかもしれませんが・・・。

プログラムだけで、内容が詳しくわからないので、題名だけでの判断ですが

ただ、脳外傷の患者会のNPO代表の方が

高次脳機能障害のところの244ページで

「高次脳機能障害者支援に走り続けた11年」と題して

学会発表に参加しているのを見つけ

すばらしいことだと思いました。

 

脳脊髄液減少症でも、深刻な高次脳機能障害、脳血管障害のような症状、頚椎疾患のような症状など、

さまざな他の病態と同じような症状、障害が出ることを、

多くの脳外科医の皆様に、この機会に気づいていただきたいと思っています。

 つづく・・・

 

神奈川県庁HP

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