脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

マルファン症候群と脳脊髄液減少症 

2013年10月25日 | つぶやき

これから書くことは、

無知な素人の見解にすぎない。

 

先日の

ザ・世界仰天ニュースで

マルファン症候群について放送があった。

この「マルファン症候群」

ご存じだろうか?

 

脳脊髄液減少症と関係があるのではないかと、

脳外科医の間でささやかれていることを・・・・。

 

要するに、

「マルファン症候群」患者は結合組織に異常が出る遺伝病だから、

脳脊髄液も漏れやすいのではないか?ということだ。

そのへんは、

こちらを読んでいただければ、そういうことも

ありうることだと思えるだろう。

特に「神経系」のところは

脳脊髄液減少症と重なる点も多い。

ここに書いてある「腰椎仙骨部の拡張」は特に興味深く

結果的に脳脊髄液の減少状態と同じ状態を招くから、

脳脊髄液減少症と同じ、症状が出てもおかしくないと思う。

 

しかし、マルファン症候群という病気の発見は、

今から117年も前の話だ。

実は別の原因や可能性だってあるかもしれない。

 

脳脊髄液減少症がある一人の医師の気づきで見出され、

医学界の激しいバッシングを受けながらも提唱されはじめたのは

今からたった10年ほど前の話だ。

 

脳脊髄液減少症に詳しい医師は、

マルファン症候群について知っているかもしれないが、

マルファン症候群の専門医たちは、

脳脊髄液減少症についてはあまり知らないのではないか?

NPO法人のマルファン協会さんはすでにご存じのようだが・・・。

ここは、脳脊髄液減少症のNPOも、

マルファン協会の皆さまたちと情報交換すべきだろう。

線維筋痛症や慢性疲労症候群の患者会も、

病名の壁をとっぱらって

どんどん情報交換すべきだということは、

私はもう、

何年も前から、このブログで訴えてきた。

(それなのに、なっかなかそれができてなかった。)

 

線維筋痛症にしたって、

慢性疲労症候群にしたって、

マルファン症候群にしたって、

脳脊髄液減少症にしたってまだまだ未解明のことが多い。

脳脊髄液減少症との因果関係や

治療で治る脳脊髄液減少症患者が、

例によって、別の病名に誤診されている事実が、

はっきりわかってくるのは

もう少し先かもしれない。

 

東大病院のマルファン外来ですら、

マルファン症候群と診断するのに、全身評価が必要だというし、

遺伝子検査が必ずしも、否定する材料にならない。」という。

ホームページには以下のように書いてある。

当院ではマルファン症候群の遺伝子診断を臨床業務としては実施しておりません。

特に、マルファン症侯群の遺伝子解析を実施し、異常がないとしても、マルファン症侯群でないと言い切ることは困難なため、マルファン症侯群を否定する材料としての遺伝子解析の施行の意義はあまりないと考えられます。

 


ただし、当院では、マルファン症候群に関する原因遺伝子について研究の一環として遺伝子解析を実施しており、この趣旨にご同意くださった患者さんの遺伝子を無料で解析しております。

そういう事情で、結論に到達できない場合や解析に長時間を要する場合もありますことをご了承下さい。」と。

ようするに、よくわかっていないし、これで絶対という確定診断もないというわけか?

つまり、

マルファン症候群について、よくわかっていないし、遺伝子に異常があるとかないとかだけで判断もできないし

現状では、症状も含め、身体的特徴など総合的に判断するしかなく、

「遺伝子解析をしても意味がない」というわけだと私はとらえた。

ということは、

マルファン症候群自体、まだまだわかっていないことが多いってことだ。

 

たしかに骨折しやすい遺伝病、

出血しやすい遺伝病、というものがあるように、

髄液漏れが起こりやすい遺伝病もあるかもしれない。

ましてや、

結合組織に異常が出て、

肩を叩かれるだけで、目の水晶体がずれることもあるというほどの、マルファン症候群患者が

普通の人に比べて、

同じ衝撃を受けても、健康な人に比べて

髄液漏れを起こしやすいということがあっても、不思議ではない。

 

しかし、

しかしだ。

ちょっと待ってほしい。

そういう髄液漏れを起こしやすい遺伝病への興味より先に、

するべきことがあるだろう?

 

健康な人でも、激しい衝撃を受ければ、髄液が漏れるという、証明だよ。

もっとはっきり言えば、

交通事故で起こるって、証明だよ。

 

健康な人でも、衝撃を受けて漏れるのであれば、

なんらかの原因や遺伝病で、漏れやすい体質の人が、

同じ衝撃を受ければ、もっともっと漏れやすいのはあたり前だろう?

 

遺伝的に髄液が漏れやすい体質であろうが、なかろうが、

交通事故後に症状が出始めたのなら、

それは、

交通事故が原因での発症だろう?

 

交通事故と脳脊髄液減少症との因果関係より、

患者本人の体や遺伝病に原因を求めることに熱心な人の影に、

損害保険会社の影を感じるのは、

私だけだろうか?

 

脳脊髄液減少症の発症の原因としての、交通事故から目をそらせ、

医師たちの興味を、

患者の体質、患者の遺伝病の方に持っていけば、影で得する人たちがいるんじゃないかと

勘繰りたくもなる。

 

たとえば、

遺伝的に髄液が漏れやすい体質の人間がいることが、

将来医学的に証明されたとしよう。

 

その、髄液漏れを起こしやすい遺伝的素質を持った人が、それまでなんの症状もなく、

元気で過ごしていたとしよう。

その人が、

ある日、たまたま友達と車に乗っていて、交通事故に遭い、

その人だけ、脳脊髄液減少症を発症してしまった。

それで損害保険会社と裁判になった時、

損害保険会社側はこんな言い分も言えるんじゃないか?

「たしかに交通事故は起こったが、

交通事故での衝撃で脳脊髄液減少症が発症したのではなく、

その人本人の体に、ささいな衝撃でも漏れやすい素質があったから、発症した。

その証拠に同じ車に同乗していた他の人たちには

脳脊髄液減少症が発症しなかったではないか。」とか・・・・

そして、

補償額の大幅引き下げなどを言ってくるんじゃないか?とか・・・。

 

でもさ、

普通交通事故で怪我をした場合、

その人の体が出血しやすい体だった、

その人の体が、骨折しやすい遺伝病だった、

だから、

その人の体にも、もともと問題があったのだから、

補償額はそんなに高くは出せない」とか、

普通、言われるんだろうか?

言われないよね。

 

脳脊髄液減少症だと、

もしかしたら、

「本人の体に欠陥があったから、

症状が出たのだ。」

と逃げられることが、今後起きるのではないか?と危惧してしまう。

そういう言いのがれができるのと、

できないのとでは、

損害保険会社側の立場は、

全然違ってくるのではないかと・・・。

 

 ささいな記述にもカチンとくる。

ここにも書いてあるけど、

脳脊髄液減少症の原因の最初に、

組織の脆弱性など、その人の人体そのものに原因があるようことが先に書かれ、

交通事故やスポーツなどでも起こることがある、みたいな

こんな書き方は不愉快だ。

まず、一番の原因は、健康な人をも髄液漏れにさせるような、衝撃だと

私は思うよ。

次に、組織の脆弱性屋漏れやすい体質の人が

ささいな衝撃で漏れることもある、という順序で書いてほしい。

原因としての交通事故を後回しにしないでほしい。

もっと、声高らかに、

脳脊髄液漏れの原因としての、交通事故をもっと世界中に広めてほしい。

それを阻むなにかが、

今もあるとしか思えない。

その人の人体のせいにしたほうが、得するやからが・・・。

 

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「生活の困難さ」は治療前の脳脊髄液減少症も同じ

2013年10月01日 | つぶやき

きょうの朝日新聞生活面の記事に、

また、慢性疲労症候群の患者の記事が載っていた。

「病名よりも生活の困難さ見て」

 

だって。

それをいうなら、

脳脊髄液減少症だって同じだ。

記事に書かれていることはこうだ。

「体力の消耗が激しくなかなか回復しない。

調子の悪い時は、トイレに行くのもやっと。

一日の半分は、布団に横たわってすごす。

症状の進行とともに、以前はできた掃除や洗濯、料理をするのが難しくなった。」

これは、

私は同じことを、

脳脊髄液減少症で経験している。

一日の半分どころではない、

一日のほとんどを横になって過ごしていた時期もあった。

起きていられる時間の方が短かったのだから・・・。

 

いつも、こういう慢性疲労症候群の患者の記事を読むたび、不安になる。

 

この患者も、この記事を書いた記者も、

「脳脊髄液減少症でも、全く同じ状態になることも、

もし脳脊髄液減少症が原因なら治療で治ることも、

専門医の存在も、

なにも

知っていらないのではないか?」と。

 

「この患者さんは、脳脊髄液減少症の専門医による、

髄液漏れのRI検査やその診断を受けているのだろうか?」と。

おそらく、

脳脊髄液減少症に関しては、

疑いもしていないんじゃないかって・・・。

読む限り、かつての私の症状とかなり重なる。

 

この人、

原因不明の難病の慢性疲労症候群ではなくて、

もしかして、

なんらかの理由で、

髄液漏れていて、

漏れたまま、治療もされずに放置された結果、

こういう状態になってしまったんじゃないかって思ったりする。

おそらく、

患者さんも、記事を書いた記者も、

脳脊髄液減少症の症状がどんなものかも、

それが、どんな風に日常生活をできなくさせていくのかも、

全く知らないのだろう。

脳脊髄液減少症の検査も受けていないのではないか・・・?

全く同じ症状が脳脊髄液減少症で起こることも、

治療で治ることも、

何もしらないんじゃないか?

 

脳脊髄液減少症の除外診断もされないまま、

慢性疲労症候群の病名だけを信じ切っている人たちが、

いったいどれだけいるんだろう。

 

慢性疲労症候群という病態が、

脳脊髄液減少症とまったく別の病態なのか、同じなのか、

それは今後の医学の進歩にゆだねるしかないかもしれない。

けれど、

現実に、

慢性疲労症候群と一度は診断された患者の中に、

脳脊髄液減少症患者がいたのは事実なはず。

なのに、

そのことが、

どれだけ世間に知られているんだろうか?

 

なぜ、

慢性疲労症候群のことばかりが、

記事に取り上げられるのだろうか?

 

それは、

脳脊髄液減少症という病態概念がこの世に現れたはじめたのは、

いまからたった、10年ちょっと前ぐらいだけれど、

 

慢性疲労症候群という病名を、

私がはじめて知ったのは、

いまから25年以上も前の話だから。

 

慢性疲労症候群の方が、知られ始めてからの

歴史が長い分、

医師にも世間になんとなく「そういう病態がある」のだと認知されているのかもしれない。

症状は

なんら、「脳脊髄液減少症」と変わらないのに。

 

その症状が、

脳脊髄液減少症と酷似していることに

気づけるのは、

同じ症状を経験し、

治療で回復した脳脊髄液減少症患者だけかもしれない。

 

脳脊髄液減少症は

医師の無理解では、

慢性疲労症候群よりひどいかもしれない。

 

だって、原因不明で治療法もない慢性疲労症候群のような病名を、

この世からなきものにしようとたくらむ輩はいなくとも

 

交通事故が絡んでいる脳脊髄液減少症は、

利害関係を考えてか、この病名をなきものにしようとたくらむやからが

大多数だったんだから。

 

なんだかわからないけど原因不明の体調不良で日常生活も困難になるほどに、

動けなくなる人たちに

それがなんらかの事故で起こった髄液漏れが原因だ、なんて気づかれるのは、

困る人たちもいることだろう。

一人でも、気づかないでほしいと

願う輩もいるだろう。

「本当は交通事故で起こった髄液漏れなのかもしれないが、

ひとりでも多く、そのことに気づかずにいてもらいたい。

裁判なんて起こしてもらいたくない。

できれば、

うつ病でも、更年期障害でも、心因反応でも、ストレスのせいでも、

原因不明の難病でもなんでもいいから、患者が脳脊髄液減少症かも?と気づけないまま、

事故が原因での症状と一生気づけないまま、他の病名のままで過ごしてくれたら助かるんだけどと

思っている輩もいるんじゃないか・・・?

たとえば、

交通事故での脳脊髄液減少症の存在を

長い間否定してきた人たちとか・・・?

 

 

もし、

慢性疲労症候群という診断が誤診で、

実は、

脳脊髄液漏れによって、そのような症状が出ているとしたら、

治療で治るのに。

 

治らないまま放置されれば、

日本の労働損失は、ものすごいと思うのに。

 

だれか教えてあげてよ。

きょうのこの記事書いた、

久永隆一記者さんに。

この記事の患者さんに。

脳脊髄液減少症のこと、教えてあげてよ。

 

できれば、一度は、別の難病みたいな病名つけられながら、

脳脊髄液減少症の治療で治った患者さんなら、

特に信ぴょう性が増すから。

 

脳脊髄液減少症でも、まったく同じ症状が出るってこと、

もし、脳脊髄液減少症の情報をなにも持ち合わせておらず、

専門医も検査も受けていないなら、

脳脊髄液減少症の可能性は高いかもしれない。

 

もし脳脊髄液減少症が原因なら、

治療で動けるようになるってことを・・・。

教えてあげてよ。

 

治療で治るべき脳脊髄液減少症が、

医師にも知識がないために見逃されたり、誤診されたり、

原因不明とされてしまうことが、

今も起こっているのは紛れもない事実なんだから。

 

朝日新聞は今までも、

ほとんど脳脊髄液減少症を記事にしてないんだから、

もっと、

朝日新聞は

脳脊髄液減少症について

興味関心を持った記者さんが増えてほしいと思う。

 

でないと、

脳脊髄液減少症かも?って気づける人は増えないよ。

誤診されたり、精神科の病扱いされたり、

原因不明とされたりする、

脳脊髄液減少症患者は、減らないよ。

 朝日新聞へのお問い合わせはこちら

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