脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

脳脊髄液減少症の否定派の皆様へ

2009年07月16日 | つぶやき
先日の記事「人間の天敵は人間」で言い足りなかったことの続きです。

交通事故で引き起こされる「脳脊髄液減少症」という病態について、
今なお、否定的意見の医師と、その医師と深いつながりを持つ
損害保険会社の皆様へ。


私は本来なら人を助けるべき立場の皆様方を、

交通事故での脳脊髄液減少症患者の「天敵」だと
残念ながら思ってしまっています。

そう患者に思わせたのは、否定派の皆様自身の言動です。

私が自分勝手にそう思ったわけでも、
誤解でそう思っているわけでもありません。

皆様の今までの現実を直視しない言動と
事故被害者に対する態度が、
同病患者の私にそう思わせたのです。


皆様にお伝えしたいことがあります。

私は交通事故も、それによる長い長い不定愁訴と、そのドクターショッピングと
ドクハラと医師の無理解と、検査での異常なしと、されてきた経験があります。

そして、RIでの異常アリと、
ブラッドパッチ後の急性効果とその後の悪化したような元にもどったような状況も、
ゆっくりと改善することと、悪化と、再発と、改善と、
気圧や天候による症状の波と、すべて経験しております。

その私が神に誓ってお伝えいたしますが、


交通事故で、脳脊髄液漏れが起きることは事実ですし、
時間はかかりますが、
ブラッドパッチで症状が改善することも事実です。

一度交通事故で体に内部に負った怪我は、
ブラッドパッチ後も、何かのはずみで再発することも、

気圧の変化で悪化したようになることはあっても、

ブラッドパッチが症状を改善させることだけは事実です。

それは、ブラッドパッチが脳脊髄液漏れを止める治療だからだと、
私は体で感じています。

これだけは、
自らの体で何の経験もない否定派の皆様たちに
簡単に頭ごなしに否定されたくはありません。

皆様が脳脊髄液減少症という病態を否定するのは、
自分達の利益のためだとしか私には思えません。

患者被害者のために、否定しているとは
とうてい思えません。

脳脊髄液減少症という病名が、脱水でも起こることがあることが
テレビで広く知られたとしても、

脳脊髄液漏れが、交通事故で起こることは放送してもらいたくないでしょうし、

「交通事故での衝撃でのむちうち状態で、
体の内部にダメージが与えられ、脳脊髄液漏れが起こり、結果的に脳脊髄液が減ってさまざまな不定愁訴が出る」ことに、

一人でも多くの被害者に「気づいてもらいたくはない」ことでしょう。

できれば、そんな病態の存在は闇に葬って、
被害者に気づく機会も与えたくないのが本音なのではないでしょうか?


でも、目先の損得を考えずに、長期的によく考えてみてください。


皆様の未来を長期的に考えて、
何が皆様の本当の利益になるか?分かりますか?

自分達にとって、あっては困るものを、なきものにすることではなく、
真実を正しくとらえ、認識することではないでしょうか?

真の被害者を苦しめ続けることではなく、
真の被害者を正しく判断し、回復を支援し、社会復帰させることではないでしょうか?

脳脊髄液減少症を認めないことは、
皆様の利益になるどころか、やがて不利益につながっていくことでしょう。

なぜなら、
この病の早期発見、早期治療が遅れて、患者が「異常なし」と
治療もうけないまま放置されれば、なかなか治らず
医療費はかさみ、社会復帰は遅れ、

さらに困ることに、
さらなる新たな事故にもつながりかねないからです。

私は、
脳脊髄液減少症患者が、
「新たな交通事故を引き起こす可能性のある危険人物」と言っているのではありません。

脳脊髄液減少患者は適切に診断治療されれば、何の後遺症もなく回復するはずです。

一番危険なのは、けが人なのにそれが認められず、症状があるのに病人とさえ、認められず、適切な診断も治療も支援も受けられないという事実です。

危険を生み出している一番の危険人物は、
脳脊髄液減少症の存在を認めない、
交通事故との因果関係を認めない、被害者患者を適切に支援しない、
皆様方自身かもしれません。

どうか、
いつまでも現実から目をそむけないで、

事実は事実として受け入れていただきたいと思います。


否定派医師や、否定派保険会社の皆様が、

詐欺師でもない、
交通事故被害者で、脳脊髄液減少症になってしまった善良な患者たちを
「未認定」で苦しめ続けることは、

かつての原爆症や水俣病の患者さんが「未認定」で苦しめられたように、

チッソや国が水俣病患者にやってきた仕打ちと同じだと思います。

チッソが水俣病との因果関係を否定し続け、
さらに、被害を拡大させ、
被害者の人々を、さらに精神的にも経済的にも苦しめたようなことと同じことを

皆様は今後繰り返していただきたくはありません。

仮にも、
医師や、保険会社という、
本来「人を助ける立場」の皆様方には、

水俣病の教訓だけは、身にしみて今後に生かしていただきたいと
心から願います。

体が傷つけられ、病に冒され、弱った人たちを、さらに無理解で苦しめ続けたような行為だけは、
今後は絶対にしていただきたくありません。

過去と同じあやまちを繰り返せば、
いつか、真実に気づき始めた国民によって、
やがて皆様は非難を受け、

自らの首を絞め、墓穴を掘ることにつながることでしょう。

あやまちを平気で続けるものたちは
いつか真実に気づいた良心の人たちによって、
つぶされていくと思います。


人間はそんなに馬鹿ではありません。

何が真実で、何が間違っているか、
遅かれ早かれ、
やがて気づくものです。

否定派の皆様も人間である以上、
いつ交通事故被害者の立場になり、
突然、脳脊髄液減少症患者になるかもしれません。

その時、
脳脊髄液減少症の真実と恐ろしさに気づくことでしょう。

自分で体験するまで気づけないのが、
人間の悲しさでしょうか?

そうならないために、
先行く患者たちが、必死に声をあげて、
後に続く人たちのために、危険を知らせているのが

皆様はまだわかりませんか?


皆様が自分の体で、脳脊髄液減少症の恐ろしさを知った時、
助けてくれると思ってすがった相手が
助けるどころか、

実は自分を陥れる人間だと気づいた時、

今までに経験したことのないような恐怖を感じることでしょう。

「人の天敵が人」になることが
どんなに恐怖感と絶望感をもたらすか思い知ることでしょう。


そして、もし誰かに
暖かな理解と救いの手をさしのべてもらえたなら、

「人を救うのは人」であることのありがたさにも、気づかされ
心励まされ、癒されることにも気づくことでしょう。


否定派の皆様方のせいで、
いまだに医学界で統一見解がなされず、

唯一の治療である、ブラッドパッチ治療に
健康保険もいまだに適用されず、

患者が経験して効果があると言っているのに、
脳脊髄液減少症の治療数の多い病院では、

初診の段階から、検査も健康保険がきかないとは
なんとひどい話でしょうか?

自費の治療費が払えない、損害保険会社からも治療費の支払いを拒まれた
交通事故被害者での脳脊髄液減少症患者は

さっさと死ねとでも思っておられるのでしょうか?

皆様は、この残酷な現実に加担していることに、
お気づきでしょうか?

皆様が脳脊髄液減少症を否定することで、

医学界の統一見解が遅れ、
国が健康保険の適用を見送っているとしたら、

皆様が患者を見殺しにしていることと同じです。

皆様は
大きな大きなあやまちと、罪を犯していると思います。


人間の中には、「人という種の保存」のための本能があります。

人の中に芽生えた
「人が人の命や健康を守る」という「種の保存」に基づく気づきは、

真実が、
どんなに反対する人たちによって否定され、
闇に葬られようとしても、

その「自分達の種を守ろうとする本能」によって、

人が自分達の健康と命を守るための「ちえ」は、
人から人へと伝えられていきます。

新型インフルエンザがあれほど大騒ぎされたのも、
未知のウイルスに対し、
人が人間の健康を守り、種を守ろうとする本能だと思います。

脳脊髄液減少症の真実を
それを知らない人たちに伝えようとすることもまた、

人の種や健康を守るための人のDNAに組み込まれた「仲間を助けよう、種を保存しよう」という本能のひとつだと私は思っています。

皆様も人であり、
人が人の種を守ろうとするDNAに組み込まれた本能を
否定することなど不可能です。

だから、
否定派医師と否定派保険会社の皆様は、
いいかげん、目を覚ましてください。

私は何も、
保険金目当ての犯罪者の詐欺師にお金を払え、とか、
病気でもないのに症状を訴える詐欺師や、
何らかの目的で仮病をつかう人間の訴えを信じて助けろとか、
言っているのではありません。

交通事故で、この見えない後遺症を負って、
苦しんでいる被害者が現実にいるのを認め、

真に被害者を助けてあげてほしいと言っているのです。

私のように、何の罪もない交通事故での脳脊髄液減少症患者が
長い間診断も治療もされないで放置されて
人生を思うように生きられず、症状に長く苦しまないよう、

助けてあげてほしいと言っているのです。

脳脊髄液減少症に対して、
正しい知識と正しい認識と判断力を持って、

真の脳脊髄液減少症の被害者が、長く苦しまないよう、
迅速に適切な対応で、治療も支えて、

何の罪もない被害者が、より早く回復して社会復帰ができるよう、
暖かな救助の手をさしのべてあげてほしいと
お願いしているのです。


皆様の中にも「人の情け」というものは存在しているはずです。

「人の健康と命と種」を守りたいというDNAに組み込まれた本能が
存在しているはずです。

いいかげん、自分達の目先のプライドや
利害関係という小さな視野を捨てて、


もっと、大きな
「人類の健康と幸せ」のためというぐらい、広い視野を持ってください。

そうすれば
皆様が、これからどうすべきかが、見えてくるはずです。

どうか、
良心の目で私達患者を見てください

私たちが、保険金めあての詐欺師ではないことを、
しっかりと見抜いてください。

医師や保険会社とは、本来「人を救う立場の存在」であるはずです。

私はそう信じたいです。


近い将来は、皆様が

脳脊髄液減少症患者の天敵や「患者の天敵」としてではなく、

「人を救い、人を助ける」
本来の医師や保険会社としての姿で、存在してくださる日がくることを、

信じています。



そして、医師や保険会社以外の、
社会の多くの一般の皆様の中にも、
必ず存在する、

「人を信じ、人を救う力」にも期待したいと思います。

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