脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

「激しいだるさ、慢性的な疲労感」にひそむ、髄液漏れ、低めの髄液圧

2012年08月31日 | 症状の説明

今年で8月も終わりです。

激しい猛暑に、連日クーラーと扇風機に頼りきって、生き延びました。

夏の疲れ、夏バテの症状のひとつに、

体が重い、だるいというのがありますが、

脳脊髄液減少症患者の体の重さ、だるさはそりゃ~尋常じゃありません。

 

脳脊髄液減少症の症状として、

立っていたり座っている姿勢で悪化する頭痛で、横になると和らぐ頭痛、いわゆる起立性頭痛

ばかりが取りざたされていますが、

現実は、そんなもんじゃありません。

症状は数々あれど、

頭痛に負けず劣らず、つらすぎる症状として、激しい疲労感があります。

 

今まで経験したことのない、慢性的なひどい倦怠感、

ちょっと動いただけで、動けなくなるほどの激しい疲労感、だるさ、

日常生活さえ、困難になるほどの体のしんどさ、重さ、という症状があります。

 

原因不明の激しい疲労感に苦しまれている人たちは、

「慢性疲労症候群」の専門医に、その病名をもらい、その病名に納得してしまう前に、

必ず、

脳脊髄液減少症専門医に、ご相談されることをお勧めします。

 

これだけ症状が似ているというのに、

線維筋痛症や慢性疲労症候群について、積極的にテレビや新聞で語る患者会の方々にさえ、

脳脊髄液減少症についての情報をほとんどお持ちでないという事実に、

私は正直愕然としています。

 

いったい、この日本には、症状の原因が実は髄液漏れであって、

治療で回復可能なのに、「原因不明」とされて

放置されている患者たちが、どれほど潜在しているのだろうと思いました。

 

うつ病、起立性調節障害、不登校、更年期障害、パニック障害、線維筋痛症、

髄液漏れが放置されたことで起こるその症状に、つけられかねない病名はたくさんあります。

 

だけど、自分の症状が脳脊髄液減少症かどうかは

今までの主治医や、そこいらの内科医、脳外科医に聞いたって、ダメです。

 

多くの医師たちは、脳脊髄液減少症の知識があまりなく、

多くの患者を診た経験もないいんですから。

そういう医師に相談したって、

その症状の影に脳脊髄液漏れが潜んでいても、見逃される恐れがあります。

 

第一、今までの同じ医師に髄液漏れの可能性について相談することは、

セカンドオピニオンとは言いません。

 

だって、その症状で髄液漏れかも?と疑っていたら、とっくに専門医を紹介しているはずですから。

 

全く違う視点の、全く違う考えで症状を診る医師に相談して意見を聞くのが、

セカンドオピニオンだと思います。

 

私の経験からも、

脳脊髄液が漏れていたり、

漏れがなくても、

髄液圧がたとえ正常範囲であっても低めであったりすると、

激しい慢性的な倦怠感、疲労感、信じられないほどの体の重さ、だるさがでるようです。

 

これは、脳脊髄液減少症と診断され、治療で、その激しいだるさが軽減した経験のある患者と、

脳脊髄液減少症専門医ぐらいしか、知らないことだと思います。

 

けっして、自己判断、そこいらの脳脊髄液減少症の検査や診断や治療に経験の浅い医師の

「脳脊髄液減少症ではない。」という、意見を安易にうのみにせず、

必ず、「脳脊髄液減少症の専門医」に相談されることをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

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脳脊髄液減少症は呼吸の苦しさも、激しい倦怠感も熱も出るのです。

2012年08月30日 | つぶやき

きのうの8月29日放送

ためしてガッテンは

過呼吸についてでした。

 

あのね~みんな知らないだろうけどね~

脳脊髄液減少症もね、それはそれは窒息感のすごい、呼吸の苦しさがでるんだよ。

知らない医師が見たら、

ストレスによる、過呼吸だと思うだろうけど。

来週のためしてガッテンは「耳鳴り」を取り上げるみたいだけど。

 

あのね、

脳脊髄液減少症はね、耳もつまったようになるんだよね。

知らないでしょ。

 

 

いったいいつになったら、NHKは「脳脊髄液減少症」を

NHKスペシャルや、ためしてガッテンや、きょうの健康で取り上げてくれるのか?

なんで、NHKはきょうの健康で「慢性疲労症候群」は取り上げても、

「脳脊髄液漏れ」については一切番組で取り上げないのか?」

NHKで詳しく脳脊髄液減少症について取り上げれば、

気づける人も出てくるはずなのに。

どうして?

どうして脳脊髄液減少症は、どの病気よりも、周囲の扱いが冷ややかなんだろう?

 

交通事故に関係していない病だったら、

損害保険と関係のない自然発生的に、人体に起こる病気だったら、

利害関係がないから、

 

これほどの冷たい仕打ちにはあわなかったんじゃないだろうかとも考える。

本日の、NHK 総合診療医ドクターGは

「熱が下がらない」病気がとりあげられるらしい。

脳脊髄液減少症は、脳の体温調節機能がおかしくなるから、

暑さ寒さに弱くなるし、微熱も続くし、人によっては低体温にも、高熱にもなる。

しかも、免疫力も下がって感染症にかかりやすくなるから、

脳脊髄液減少症が原因で発熱と感染症に感染することの二つが同時に起これば、

感染症が原因での発熱、それがきっかけでの激しい倦怠感、などという、考え方に

内科医はなりがちだと思う。

 

この事実は、髄液漏れが原因とわかり、診断がつき、治療で微熱も感染症にかかりやすいことも、なくなった患者のみが気づけることにすぎない。

いくら医学の知識があっても、既存の考え方では、けっして、脳脊髄液減少症が原因での症状という発想には至れないと思う。

脳脊髄液減少症は原因不明の全身痛はもちろん、筋肉痛のような痛み、や頭痛や、内蔵痛まででるから、

「なんとなくおなかが痛い」って症状の影にだって、隠れている可能性もある。

 

 

脳脊髄液減少症患者ら、県に治療費軽減など要求 読売新聞 福井

脳脊髄液減少症 治療体制整備を 朝日新聞 福井

 

やっぱり加害者側が控訴したか。

ただでさえ具合が悪い被害者は弱者であり、

裁判を続けられるだけの気力と、体力と、お金と、協力者と、いい理解ある勉強熱心な正義感あふれる弁護士さんと、経済的にも精神的にも 弁護士さんとのやりとりにも、患者に代わって動いてくれる、超熱心な親身な家族でもそろわない限り、

裁判を起こすこと、最後まで闘い抜くことさえ、難しいんだよね。

それらをすべてクリア―した患者さんたちが闘っても、

それでも、大半は負けて、被害者の訴えが認められないこと自体が、おかしいんだよね。

裁判に頼らずとも、

早期発見、早期治療、早期補償が、当たり前な時代になってほしい。

病名にたどりつくのも、裁判で事故後遺症だと認められ勝訴するのも、

偶然の幸運、家族の協力、お金、ありとあらゆる条件がそろった人のみが、たどりつけるなんてこと自体が、

そもそも不平等で、おかしいんだよね。

つまり、

天涯孤独で、お金もなく、自分のために熱心に動いてくれる家族もいなければ、

脳脊髄液減少症の専門医にたどりつくことも、その病院まで、交通費かけて何度も通院することも入院することも、連れて行ってもらうことも、裁判を起こすことも、最高裁まで闘いぬくことも、

一切できないまま、泣き寝入りするしかないんだよね。

 

お金と自分自身の知力と体力と、家族の協力と、いい弁護士さんと、

周囲の理解にめぐまれた人のみが、

脳脊髄液減少症になったのは、事故後遺症だとやっと認めてもらえるような

不平等な世の中は、もう終わりにしてほしい。

がん対策基本法とか、カネミ油症患者救済法みたいに、

 

脳脊髄液減少症対策基本法とか、

脳脊髄液減少症患者救済法とかつくって、

さまざまなことから漏れ落ちて、正当な補償も障害年金も受け取れないような人たちを、

なんとか平等に救ってほしい。

 

 

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脳脊髄液減少症の理解が救急の現場でも進むか?

2012年08月29日 | 心の葛藤

市川染五郎さんが、

舞台公演中に、目測を誤ってか、3メートル下に降りていたセリに

落ちてしまった事故。(詳しくはこちら、2ページあります。)

側頭部の打撲と半身の打撲ですんだという診断のわりに、

首も動かさない、絶対安静の

大事をとっている様子である。

 

もしかして、救急医療の現場にも、

脳脊髄液減少症の早期対応方法が浸透しつつあるのではないか?と

思った。

運ばれた病院が、あの、耳鼻科にも、脳脊髄液減少症に詳しい医師のいる、

慶応大学病院のようだし。

 

これから、全国の救急医療の現場医師が、

一般的な脳や全身の検査で骨折や出血などの異常が見つからず、

全身や頭部の打撲程度と判断したとしても、

いつも必ず頭の片隅に、脳脊髄液漏れが起こっている可能性を頭に置いて、早期に対処してくれれば、

私のように、何十年も「 脳脊髄液漏れ」の遺症に苦しむ患者を出さなくなると思う。

 

私なんて、当時出血までしていたのに、その日のうちに家に帰されました。

ましてや、

当時のさまざまな全身に衝撃を受けるような事故の患者であっても、

出血もないような、打撲程度の患者は、「異常なし」「軽症でよかったね。」で終わり、

その日のうちに、家に帰されて、

それから、さまざまな症状が出ても、誰にもその死ぬほどの苦しみを理解してもらえなかっただろう。

 

今から、20年前、30年前、40年前も、全身に強い衝撃を受けるような事故は存在していたはず。

交通事故だけでなく、馬から転落したり、屋根から転落したり、工事現場の高所から転落したり、

暴力で殴られたり、蹴られたり、虐待で殴られたり、スポーツで頭や体に衝撃を受けたり、

さまざまなことで、髄液漏れは起こっていたはず。

 

その中で、今生き残って、当時の症状の苦しさや、当時の周囲の冷やかさを証言できる人は、

今どれくらいいるのか?

戦争体験者と同じように、それらの人たちが死に絶えた時、

誰も証言できなくなってしまう。

今のうちに、その証言を集め、残してほしいと思う。

後世に伝えるために。

 

昔、原因不明で治療法がなく、死病とおそられられた脚気も、

今では、恐ろしいものではなくなった。

ビタミンB1の不足が症状を起こすことは、中学生にも学校で教えられるようになった。

病気を重症化させず、未然に防ぐ知恵は、簡単に手に入るようになった。

 

過去の患者さんの犠牲や、

それをなんとかしようとしてきた人たちの悪戦苦闘の闘いがあったからこそ、

今の患者さんは、その恩恵を簡単に受けられているのだ。

 

そういった病は多い。

結核もそうだろう。

 

昔の患者さんたちの症状の苦しみや、周囲の偏見や誤解など、

今の私たちには、その苦しみがあまり伝わっていない。

当時の患者さんたちの苦しみを自ら調べ、知ろうとしない限り、学校でその病の歴史を教えられることもない。

 

 

脳脊髄液減少症も、そのうち、

誰もが早期に医療で、その発症を未然に防ぐような処置を充分に受けられる時代になるだろう。

 

たとえ、症状が出てからも、

早期の検査と早期の診断と早期の治療で、

私のような生き地獄の症状を延々と何十年も苦しむ患者さんはいなくなっていくのだろう。

 

その時、

未来の患者さんたちは、

 

過去に、脳脊髄液減少症の無理解と闘い続けた医師や患者たちがいたことを、

知ることがあるのだろうか?

おそらくないだろう。

そんなことは教えられないはずだから。

 

未来の患者さんたちは、

私たちや、脳脊髄液減少症の専門医たちの、

医学界と世間と損害保険会社の無理解と無関心と反撃との

闘いを、何も知ることもなく、

ごく当たり前に、医療の恩恵を簡単に受けるようになるのだろう。

 

今、様々な予防接種や治療や麻酔技術が整い、私たちがそれを簡単に受けられるように。

それを私たちが、いちいち、過去の患者さんたちの苦しみや、医師たちの悪戦苦闘の闘いがあったことなど、考えることもなく、当たり前に、現代医療の恩恵にあずかれるように・・・。

 

私たち脳脊髄液減少症患者たちの、過去の悲惨な状況や、医療界での理不尽な対応や、

 

症状を抱えながらの命がけの、無理解との闘いは、

未来の患者さんたちには、想像もできないだろう。

 

私たち、過去の脳脊髄液減少患者の証言など、

そして、脳脊髄液減少症治療に取り組んできた、医師たちの同じ医師による迫害のことなど、

あえて、これからの子供たちに教えられることもなく、

忘れさられてしまうのだろう。

 

本当は、教訓として、これから伝え続けなければならないのに。

 

どうせ、未来の人たちになんか、過去の患者や医師の命がけの闘いなんて、

興味ないんだろう。

 

自分たちが、早期に診断と治療にたどりつければ、それでいいんだろう。

 

今、当たり前に受けられる医療の影に、さまざまな人たちのさまざまな闘いが何年も繰り返されていたことなど、私たち自身もあまり考えないように・・・・・

未来の患者さんたちも、おそらく同じように考えないんだろう。

 

だから、せめて、書き残したい。

 

私が体験した、脳脊髄液減少症の話。

私が、治療を受けることもなく、苦しんだ人生日々の話。

 

将来、救急医療の現場医師たちの誰もが、一度は、「脳脊髄液漏れ」の可能性を視野におきながら、

患者を診る時代が来ても。

 

内科系医師が、だるさやしんどさなど、さまざまな不定愁訴を訴える患者が受診してきたら、

一度は、脳脊髄液減少症を疑い、自分で判断して患者を抱えこまず、

積極的に脳脊髄液減少症の専門医に紹介状を書いて患者を送り出す医師が増えてくる時代が来ても。

 

過去の、見逃され続けた脳脊髄液漏れの交通事故被害者の、非痛な体験は、

今後の

医療、看護、の現場で、教訓として、語り継いでもらいたい。

 

現代の事故から数年のごく幸運な方々ばかりでなく、

家族の理解と手厚い支援に恵まれた方々ばかりでなく、

この病のために、一家離散になった人や、

離婚に至った例や、

失業した例や、

 

裁判でひどい誤解で負けた例や、

損害保険会社のむごいしうちを受けたり、

 

何よりも、

何十年も医師や家族の無理解の末に、脳脊髄液減少症とわかった人ほど、

その体験を勇気を持って、世間に伝え続けてもらいたいと願う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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本日の毎日新聞記事

2012年08月26日 | 情報

本日の毎日新聞記事

その1

その2

その3

その4

 

私は手放しには喜べないな。

第一、

私たち、過去の交通事故被害者の髄液漏れ患者には、全く何の恩恵もなく、

最近の患者さんが裁判で勝ったって、

うらやましいだけで、

さらに昔の事故被害者と、最近の患者との待遇の落差に落ち込むだけだ。

 

時効で、裁判さえできない、

不起訴不当の訴えさえ、起こせない、泣き寝入りの過去の交通事故の髄液漏れ患者は、

 別の支援が必要だと思う。

 

まあ、そのためには、裁判で勝つことも大切なのかもしれないが、

私たちが、その恩恵を受けられることはあまりない気がする。

 

それに、

巨大損保は控訴してくるはず。

お金がたくさんある巨大組織は、いくらだってお金を積んで有能な弁護士たくさん雇うこともできるし、

裁判なんて、用は、真実が何か決められるのではなく、

どちらが裁判官をうまく自分側に巻き込むか、

どっちがその裁判官を納得させるそのテクニックが上か、なんだと思うから。

個人の弱者には、なかなか勝ち目はないよ。

まだ、この病気で「激しいだるさ」もでることも知らない内科系医師がいるような、

似た症状の別の病名の患者さんたちの中にさえ、

脳脊髄液減少症という病態の存在さえ、知れ渡っていないような、現状じゃ。

先が思いやられるよ。

 

 

それに、こういっちゃなんだけど、

この方個人に限らず、

全体的に見て、

 

男性って、痛みにものすごく弱いよね。

 

私のまわりの男性たちも、みんなそうだから。

性別でひとくくりにしてしまうのは問題かもしれなけど、

 

私は生まれつき女性の方が痛みに強くできている気がするの。

 

だってさぁ。

毎月のあの激しい生理痛を何十年も耐え抜き、

生理に伴う頭痛なども耐え抜き、

つわりに耐え、

出産も何回もこなすんだもの。

いちいち痛みに弱くちゃ

種が途絶えちゃうよね。

 

これから検査や治療を受ける男性患者さんに

私は言いたい。

検査や治療の痛みなんて恐れるに値しないよって。

 

検査を恐れて、

髄液漏れ放置された末の症状の方が、ものすごく恐ろしいことになるよって。

 

長年放置された私がいうんだから、本当だよって。

RI検査やブラッドパッチなんて、

髄液漏れを放置した末の恐ろしい症状に比べれば、どうってことないよって、

私は言いたい。

 

痛みに対しては、個人差や医師の技量もあるだろうけど。

 

ブラッドパッチが痛くて二度と受けたくない、という表現なんて、

若い一人の男性の個人的な感想で、

そんなことに耐えられないようじゃ、 

女性はみな子供なんて産めないと思うわ。

女性はみな、一度お産したら、

それで二度とお産はしなくなって、みんな、一人子で、人口は先細りだわ。

 

先日、無痛分娩の腰椎麻酔が記事に出ていたけど、

分娩の痛みを和らげるためにだって、

腰に針刺さなきゃならないものね。

 

ということは、腰椎麻酔より、分娩の方が痛いってことよ。

痛いからこそ、

腰椎麻酔の方がましで一瞬だから受けるわけだし。

 

腰椎麻酔とブラッドパッチは痛さが違うけど、

それにしたって、 

これから治療を受ける人たちを

いたずらに怖がらせるような表現は

検査や治療をためらわせることにもつながりかねないから、

記事にする時は、表現は配慮してほしいな。

 

痛みに対してものすごく忍耐強い方の私にとっては、

痛くないわけじゃないけど、

髄液漏れの放置の末の延々続く苦しい症状に比べたら、

一瞬のことだし、

RI検査もブラッドパッチも、

私にとっては、少し大きな蚊が刺すようなもんだけど。

 

ま、先生がうまいせいだろうけど。

たしかにへたくそな医師の時は、痛かったけどさ。

それだって、私の中では耐えられない痛みじゃない。

 

反対に、再発でブラッドパッチを複数回することを余議なくされ、

怖がらず何回も受けるような患者には(しかたなくなんだけど)

「ブラッドパッチ依存症」みたいに、言われたりもするし。

 

患者はいろいろ、大変だけど、

検査や治療は、怖がらず、受けてほしいと思う。

 

それから、みんなで、毎日新聞社に、お礼を言おうよ。

だって、

これほど継続的に、記事にしてくれてるの、

毎日新聞だけだもん。

 

他の新聞社はぜんぜん、だめじゃない。

読売も、日経も、朝日も、みんなこれほど継続してこの問題を報じてくれる記者は皆無だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

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今夜の24時間テレビのドラマ

2012年08月25日 | つぶやき

毎年放送される、

24時間テレビの、闘病、障害者ドラマ

今年のドラマは

「車椅子で僕は空を飛ぶ」

今まで、どんな闘病、障害ドラマを見ても、

脳脊髄液減少症患者の抱えた問題点や苦しみとは

「全く次元が違う」と感じてきた。

 

それは

ドラマの主人公の多くが、

病名や障害名にたどりつくのに、さほど時間がかからず、

病院や医師や、医療スタッフや家族の、理解や手厚い支援に守られながら、

闘いの相手が、病や障害との闘いが主で、話が進むからだ。

 

病人として認めてもらうまでが長い、

私の経験した脳脊髄液減少症患者の苦しみは全く違う。

 

脳脊髄液減少症は

苦しみの問題や、闘う相手が、病だけではなく、

それ以前の問題なのだ。

 

症状を信じてもらえない。

まず、病人として、認めてもらえない。

 

そこのところから闘い、乗り越えなければならない。

病と闘う前に、

いくつもの闘いのハードルが構えているような感じだ。

 

ハードルをいくつもいくつも乗り越えて、ゴールについたら、

そこが、

病との闘いのスタートラインだった、

という感じだ。

 

とにかく、髄液漏れだと診断される、

そのスタートラインにさえ、なかなかたどりつけない。

 

診断され病人と認められてはじめて、

医師がまともに相手にしてくれる。

それが病院というものだ。

 

病人と認められなければ、

医師はまともに相手にしてくれない。

 

脳脊髄液減少症は、

つい最近、ごくごく一部の病院で先進医療が認められたばかりで、

まだまだ、医療体制が整っておらず、いつでもどこでも検査や治療が受けられるとは限らない。

 

たとえ、幸運にも遠方の専門医により診断治療が受けられても、

地域に帰ってからの、地域の医療体制がほとんど整っていない。

 

地元病院でリハビリを受けることもできない。

 

さらに、周囲に、脳脊髄液減少症という病態の症状がどんなものか、

どんな風に患者は日常生活を阻害されるのか、

どんな症状が患者を苦しめているのか、

全く理解がされていなから、

 

病や症状の苦しみと闘う以前に、

医療や、家族や、周囲の無理解との闘いが先で、

それらのことに闘いのエネルギーを奪われてしまうところが、

 

今までの闘病ドラマにはない、

脳脊髄液減少症患者ならではの、

体験したものしかわからない、

あまりにも過酷な現実だと思う。

 

そんな私から見たら、

医学に認知された病の患者さんたちのドラマが、

みんな、

人権を認められ、患者として認められた上での闘いからのスタートで

私の経験とはまるで違うと感じる。

 

たとえ、どんなに重い病であっても、障害であっても、

たとえ、病に命が奪われるような重い病であっても、

その人の人権が認められ、

医師や医療スタッフや、家族の理解に恵まれ、

温かく支えられていれば、

その人の心は安らかだと思う。

 

でも、

見た目健康そうに見えても、命はなかなか奪われなくても、

脳脊髄液減少症患者で長期間見逃されてきた患者たちは

さまざまな症状で、日々生きるのもつらいのに、

そのことを理解されず、

怠けもの、だらしがない、気がきかないダメなやつ、精神的に不安定なおかしなやつ、

などと、

周囲から低い評価で、バカにされたり、人格まで否定されたり、ののしられてまでして

生きるのは、

病の苦しみ以上につらいことが多すぎる。

 

そのことで心に深い傷を受け、

その傷は今もなかなか癒えない。

 

脳脊髄液減少症患者には、

見た目元気そう、症状は生き地獄、

周囲からはなまけものにしか見えない私のような患者もいる。

 

車椅子に乗っているから、脳脊髄液減少症患者として重症で

立って歩けるから、軽症というわけではないと思う。

 

車いすに乗っていても、高次脳機能障害がない患者さんもいるかもしれない。

歩行障害はあっても、椅子に長く座っていられないほどの激しいだるさや不調がなく、高次脳機能障害もないか軽いから、

一人で遠出できる人もいる。

 

見た目どこも悪くなかったとしても、

時間により、激しい倦怠感で起き上がれなかったり、

激しい高次脳機能障害で、さっきのことも忘れてしまい、

日常生活が困難な人もいるはずだ。

 

脳脊髄液漏れ患者の症状は、

受けた衝撃の程度、漏れの程度、漏れのかしょ、漏れの量、

などで、症状の種類も程度も変わるはずで、

 

同じ脳脊髄液減少症患者であっても、見た目だけで

その重症度を判断してはいけないと思う。

 

髄液漏れに関しては、見た目や普通の検査に異常はないから、

ながらく

医学界では「そんな病ない」と言い張る医師までいて、

病の存在すら認められなかった。

 

この病に理解ある医師は少なく、実際検査診断治療をする医師は、もっともっと少なく、

なかなか検査も診断も治療も受けられない。

 

受けられた後も、社会に理解はなく、

だから、理解も支援もなかなか受けられず、誤解を受けて、

ただでさえ、症状で生き地獄なのに、さらに心まで徹底的にズタズタにされる。

 

こんな病態は、今までの病や怪我にはない、特異な苦しみに満ちている。

 

だから、こんな病は、今後もテレビドラマ化されることはないと思う。

今までの病の概念と違った、その不思議な症状は

脚本化するにも、役者さんが演じるのも、表現が難しくて、

たとえ、表現できたとしても、

 

普通の病気の概念しかない視聴者には

理解されることも難しいだろう。

 

だから、24時間テレビに毎年採用される闘病記は、

だれもが理解できる、医学的に理解が進んだ病や障害を経験した話ばかりだ。

 

見た目健常者の脳脊髄液減少症患者の苦しみから立ち上がる物語なんて、同情されにくいし、涙も誘いにくいし、

感動も起こしにくいだろう。

 

まして、患者が若くもなく、美しくもない、私みたいな髄液漏れ患者なんて、

世間の関心も集めないし、同情さえ受けられないし、

ただ、自分の不運と事故にあった時代の悪さと、この病の理不尽さを嘆き悲しみながら、

誰にもその苦しみを理解されないまま、人生を終えて死んでいくだけだよ。

 

かなしいね。

特に、過去の交通事故での髄液漏れ患者は。

救われない。

私の他に、同じ状況の患者が、日本にまだどれだけ潜在しているんだろう。

自分の症状が、あの交通事故での髄液漏れでの症状だと気づけないまま。

 

ともかく、今夜のドラマ、見てみるか・・・・。

 

 

 

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「認知症と脳脊髄液減少症の関係」に早く気づけ!

2012年08月24日 | つぶやき

以下本日のNHKニュースより

「要介護の認知症患者300万人超」

 介護を必要とする認知症の高齢者の数が全国で300万人を超えたことが、厚生労働省の推計で分かりました。


前回、平成14年の推計より、およそ10年も早く300万人に達したことになり、国は、認知症対策の大幅な強化を迫られることになりました。

認知症は、アルツハイマー病や脳梗塞などが原因で脳の働きが悪くなり、記憶の障害や判断力の低下、はいかいなどを引き起こすもので、日本の高齢対策で最大の課題となっています。


厚生労働省は、10年前の平成14年、要介護認定を受けた人に占める認知症の人の割合から、介護を必要とする認知症の高齢者の数を推計しました。

その結果、平成22年に全国で208万人、平成27年に250万人、平成32年に289万人、平成37年に323万人と推計され、これに基づいて認知症対策を進めてきました。
その後、平均寿命が延びたことなどから、厚生労働省が改めて推計を行ったところ、認知症の高齢者の数は平成22年の時点で280万人と、前回の推計の1.35倍に増えていたことが分かりました。すでにことしの時点で305万人に達し、前回の推計よりおよそ10年も早く300万人を超えたことになります。


さらに、5年後の平成29年には370万人、いわゆる団塊の世代が75歳以上になる平成37年には、400万人台に達する見通しです。
認知症の高齢者が、想定を大幅に上回るペースで増え続けていることから、国は、認知症対策の大幅な強化を迫られることになりました。
高齢対策に詳しい淑徳大学の結城康博准教授は「認知症の高齢者の急増に地域の取り組みが追いつかず、独り暮らしの人の認知症の発見が遅れることなどが懸念される。これまでの対策を抜本的に見直し、専門家がもっと地域に出て早い段階から医療や介護のサービスにつなげる仕組みを作る必要がある」と話しています。

支援計画は

認知症の高齢者の急激な増加に対応するため、厚生労働省は、来年度から5か年計画で、認知症の本人や家族の支援体制を整備していくことにしています。
計画では、認知症の高齢者を受け入れる施設が足りなくなることも予想されることから、専門家のチームが高齢者の自宅を訪問して早期の診断や治療につなげたり、診療の拠点となる医療機関の整備を進めたりして、認知症になっても地域で暮らし続けられる対策に重点を置くことにしています。
ただ、認知症の対策は、治安や交通、住居の整備など幅広い分野に及ぶため、世界に例のないペースで高齢化が進む日本にとって、国を挙げて取り組むことが求められています。

_____________

以上NHKニュースより。

高齢対策に詳しい専門家も、厚生労働省の高齢者対策担当課も、

認知症と脳脊髄液減少症の関係性に充分に気づいて、危機感を持ち、その対策はまだ何も行っていないだろう。

認知症と診断する精神科や神経内科の医師の多くは、

脳脊髄液減少症で、脳の働きが悪くなり、記憶障害や判断力の低下などの認知障害が出ることは

あまり知られていないのが現実だろう。

 

そのことを知っているのは、脳外科の脳脊髄液減少症の専門医と

その専門医と共に脳脊髄液減少症について情報交換と勉強を重ねている、脳外科以外の医師たちと、

脳脊髄液減少症の認知障害を自ら体験したのち、治療で回復した患者たちのみだと思う。

 

 

このブログでも何度も書いてきたが、

脳脊髄液減少症でも、記憶障害や高次脳機能障害が出る。

脳脊髄液減少症はあらゆる年齢層で起こる。

しかし、診断治療に至れる患者が少ない。

ということは、高齢になればなるほど、診断も治療も受けていない患者分布が増え、

累積患者数が多いのではないか?

つまり、

高齢者の認知症とされている人たちの中に、

髄液漏れで、認知症が出ているのに、髄液漏れについて、何も診断治療を受けていない人たちが

いると思われる。

 

最近では、脳脊髄液が増えすぎて起こる

「特発性正常圧水頭症」が「治る認知症」として認知されてきた。

しかし、その逆で、脳脊髄液が漏れて減ることで起こるさまざまな身体的精神的症状は

 

同じように、脳脊髄液は、減り過ぎても、「水頭症」とほぼ同じように、歩行障害、認知障害、頻尿などを引き起こすのに。

脳脊髄液減少症での認知障害は「治る認知症」にもかかわらず、

診断治療できる医師が少ない現状では、

その多くが見逃されている可能性があると思う。

 

人が正常な身体機能、精神機能を保つためには、

脳脊髄液は、増えすぎても、減り過ぎても、いけないということに、

多くの医師はもちろん、国民全員が早く気づき、

医師は自分の診療分野でも脳脊髄液減少症の知識を診断に生かすべきだし、

患者は、自分の症状と脳脊髄液の増減の関係性に気づくべきだと思う。

 

とにかく、この300万人の認知症患者の中から、

一人でも多くの「治る認知症患者」を見つけ出し、治していけば、

要介護にかかる国のお金も浮くんじゃないの?

 

 

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吐き気がとまらない

2012年08月23日 | つぶやき

オリンピックが終わり、

またNHKで「総合診療医ドクターG」がはじまりました。

本日の放送は「吐き気がとまらない。」

 

脳脊髄液減少症だって、「吐き気がとまらない」症状はでますよ。

そんな症状、

たとえ、優秀な総合診療医であっても「止まらない吐き気」から「髄液漏れ」という原因にたどりつける医師は少ないと思います。

 

脳脊髄液減少症は、

脳脊髄液減少症専門医と言えるような医師でないと、その診断は難しいと思います。

 

今までの主治医が、詳しい「髄液漏れがあるかどうかを目的とした、詳しい診る」検査もしないで、

髄液漏れを診る以外の目的で検査された今までのデータだけで、

「脳脊髄液減少症だとは思わない。」「脳脊髄液減少症は考えられない。」

「異常なし」「あなたの病は別のもの」「あなたの症状はあなたの思いこみによるもの。」

「精神的なもの」と言ったとしても、

それを信じてはいけません。

 

あなたが脳脊髄液漏れを疑って、専門医を受診しない限り、髄液漏れかどうかはわかりません。

しかも、

脳脊髄液減少症の専門医であっても、そこは人間ですから、経験には幅があります。

ですから一人の医師に否定されたとしても、複数の医師の意見を聞いたほうがいいと思います。

 

来週の総合診療医ドクターGは「ずっと熱が下がらない」

あのね、

髄液漏れた人体でもね、ずっと熱が下がらない現象も症状のひとつとしておきるの。

 

髄液漏れた人体の脳はね。

体温調節機能が正常に機能しなくなるから、汗が出なくなったりして、

体温の恒常性が落ちてしまうの。

そのため、暑さ寒さに弱くなるし、体温を一定に保つことができなくなるから、

人によっては、高熱が続いたり、微熱が続いたり、低体温になったりするの。

その上、髄液漏れると免疫力まで下がってしまうようで、

とにかく感染症にかかりやすくなるの。

口内炎はできやすいわ、できるといつまでもなおりにくいわ、風邪はひきやすいわ、一度かかると治りにくく重症化するわ、公衆浴場のバスマットで、水虫にはすぐ感染してしまうわ、プールに行けば感染するわ、

元気なころにはそんなことなかったことが、ものすごく抵抗力が弱くなったもんだわ。

当時は、まさかそれが、髄液漏れた体の免疫力低下だとは「想定外」だったけど、

今なら、そうだと確信できる。

そりゃ~エンドレスに何かに感染し続けたわ。

 

なんでこんなに病弱になってしまったのか、とても不思議だった。

脳脊髄液が漏れたままにしておくと、万病のもとです。

できるだけ、早期に、そのあなたの症状の根本原因は、髄液漏れにあるかもしれないと自分で気づいて、

できるだけ早く、必ず診断治療の症例数豊富な「脳脊髄液減少症の専門医」に相談してみてください。

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名古屋市教育委員会、脳脊髄液減少症実態調査

2012年08月22日 | つぶやき

名古屋市教育委員会

脳脊髄液減少症実態調査

患者の数がこんな少ないはずはないだろう。

この数字は氷山の一角にすぎないだろう。

でも、調査も何もしないで、実態を把握していない自治体よりは、ものすごく先進的なすばらしい取り組みだ。

実態を調査することで、ゼロではない、意外にもいるんだとだんだん気づくことで、

患者の早期発見につながると思う。

 

でも、現状では、こんな数。

「少ないじゃない、やっぱりまれな病なのね、

うちの子が当てはまるとはおもえないわ、そんな難しい病名であるはずないわ」で終わってしまってはこまる。

 それでは、子供患者が早期発見には至れない。

親も先生も養護教諭も、医師でさえ、

脳脊髄液減少症の情報が少ない現状では、気づけないまま放置されていたり、

他の病名がついているまだまだたくさんの脳脊髄液減少症の潜在患者の子供たちがいると思われる。

周囲から、なまけ病とか、心の病とか、誤解されたまま。

 

今回、この数字に上がってきたのは、

親や教師のいずれかが、脳脊髄液減少症の情報をたまたま偶然得て、

もしかしたら?と思い、

実際に行動を起こし、

脳脊髄液減少症かどうか、きちんと検査診断できる医師にたどりつき、

そこで、診断された、ごくごく一部の、

情報収集力と行動的な親に恵まれた、

ものすごく幸運なこどもの患者さんたちの

そのまたごく一部の勇気を持って、調査に応じた数がこれだろう。

申告しない親もいるはずだから。

 

ちなみに、名古屋市の病院はこちら

声を大にして言いたいことは、

脳脊髄液減少症かどうかは、脳脊髄液減少症の特殊外来、専門外来の医師でないと、

診断は困難だと思うってこと。

 

そこいらの医師や、たとえ専門医でも、

髄液漏れが専門外の医師では、

診断することは難しいと思います。

 

私が、数々の脳脊髄液減少症にだけは詳しくない「専門医」たちに、

「髄液漏れ」を見逃され続けたから。

私の症状は「髄液漏れ」ではないですか?と聞いても聞いても

「違う」「ありえない」「異常なし」と複数の医師に言われたから。

 

それでも、漏れていた、その漏れを止める治療で症状が軽快したってことは、

やっぱり漏れていたせいでの症状だったのだと思います。

 

つまり、それまでの医師たちは、私の髄液漏れの症状を「異常なし」と見逃してたってことだと思います。

 

 

 

 

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私の経験した「脳脊髄液減少症」の多彩な症状とその特徴

2012年08月19日 | 情報

まずは、先月の

2012年7月5日放送、フジテレビ、スーパーニュースの

「脳脊髄液減少症」の放送をご覧ください。

 

あと、私は大阪市立大学疲労クリニカルセンターの自己チェック表

判定結果

身体的評価27点

精神的評価40点の

合計67点の、高得点です。

こんな私が、慢性疲労症候群と診断されずに、どんな患者さんがそう診断されるのでしょうか?

誰か教えてください。

 

それに、8月15日の毎日新聞記事に書いてある脳脊髄液減少症の記事の

2ページめの記事文、

『「脳脊髄液減少症患者・家族支援協会」の中井宏代表は「この病気が理解されないので、他の病名で障害年金を申請せざるを得ない患者もいた。今回の対応を大きく評価したい」と話している。」』

 

の「他の病名」とはいったい何なのか?

具体的にその病名を書いてほしかったです。

軽度外傷性脳損傷ですか?

慢性疲労症候群ですか?

線維筋痛症ですか?

なんなんですか?

似た症状の別の病名はたくさんありますが、いったい何の病名での申請が実際に多いのか

はっきり書いてほしかったです。

はっきり書くと、何かまずいことでもあったんでしょうか?

 

その記事により、似た症状である別の病名の人たちに、「自分の症状も実は髄液漏れが原因かも?」と

気づいていただけたかもしれないのに。

 

少なくとも、自分の症状は脳脊髄液減少症が原因だとわかりつつも、脳脊髄液減少症に対する理解がないために、

やむなく脳脊髄液減少症より理解がされている他の病名で障害年金を申請せざるをえないという現実があるという事実があるなら、

包み隠さずその病名を記事に書いてほしかったです。

 

 

 

脳脊髄液減少症とは

 まずはご自分の住所地の都道府県庁ホームページを開き、そこのサイト内検索で

「脳脊髄液減少症」で検索してみてください。

 

私が「脳脊髄液漏れ」で経験した症状の一部

順不動、思いつくまま。内容がだぶることあり。(  )の中は素人患者の私が勝手に考えた症状のわけ

  • 記憶力、集中力の低下
  • 方向がわからなくなり、自宅に帰る際も道に迷う。(まるで認知症のように道に迷うのは、地理や場所や方向がわからなくなる地誌的障害という高次脳機能障害のひとつ。原因は脳なんです。)
  • 思考力が落ち、簡単な計算もできなくなる
  • 気力の低下、やる気の低下、判断力の低下、うつ病様の症状
  • 自発性の低下、やらなければならないことがあってもなかなかとりかかれない(高次脳機能障害)
  • 物忘れ、物をよく失くす、手に持っているものを次々どこかに置き忘れる。しまい忘れも。
  • 体を起こしていられないほどの激しい全身倦怠感。
  • 寝ていても自分の体に重力を感じるほどの泥沼に沈んでいくような、体の置きどころのないくるしさ。
  • 免疫力が低下しているのか感染症にかかりやすい。
  • そのため、さまざまな感染症に次々かかってしまう。(だから感染症をきっかけに症状が悪化する病と誤解されてしまうのかも?) 
  • そのため口内炎ができやすく、治りにくく、またできやすい。
  • 筋肉痛のような全身の痛み
  • 腫れを伴わない全身の関節痛、
  • 手足、指などありとあらゆる関節の痛み
  • アゴの関節も例外ではなく、顎関節症のようになる
  • 口が開けにくい。
  • 味がわかりにくい。(味覚障害)
  • においがわかりにくい。(嗅覚障害)
  • 片方の耳がつまった感じ。
  • 片方の鼻がつまった感じ。
  • のどになにかひっかかった感じ。
  • 飲み込みにくい感じ。
  • 実際に嚥下障害
  • むせやすい
  • 指の感覚がおかしい。何かさわっても、紙一枚隔てて触っている感じで温度がわかりにくい。(触覚障害)
  • 顔の違和感、こわばり感、顔面麻痺様シビレ、こわばり、顔が動きにくい
  • 声がでにくい。声が小さなつぶやきみたいになってしまう。
  • 言葉が思うように出ない。出ても思っていることと違うことを言ってしまう(言語障害、高次脳機能障害)
  • 人の言っていることが理解できない、外国語のように聞こえる。(髄液漏れによる言語中枢の障害?)
  • 聴覚過敏で人の普通の話声が耳触りに感じてつらい、そのため人と会うのも話すのも、いやになる。
  • 動悸、息切れ、頻脈、除脈、不整脈
  • 性欲と性機能の低下
  • パニック障害のような、当然の動悸、息切れ、呼吸困難、胸の締め付け感、
  • 心臓病のような胸の痛み、締めつけ感
  • 立っていたり、座っていたりすると次第に具合が悪くなり、さまざまな症状が出てくる傾向(脳脊髄液が漏れて減っている人体では、充分な脳脊髄液で脳を正常な位置に保つことができないため、座っていたり、立っているような頭を上にした姿勢だと脳が重力で下がってくるため?)
  • ひどい時には横になっていても、自分の体の重力を感じて重くてだるくてつらくて、1分1秒が長く感じてこんな肉体いらない、死んだ方がましと思うほどちうらくしんどい。
  • そのために、自然に横になっている時間が長くなる。
  • 唾液や汗がでにくい、そのため口が渇く。
  • 唾液が出ないために、ドライマウスになる。
  • のどの異常なかわき、水分と塩分がほしくなる。
  • のどの痛みや微熱などの風邪のような症状が続く
  • 首の痛み
  • 激しい肩こり
  • 肩甲骨の下あたりが石のように硬くこる。
  • 腕が肩から上にあげにくい。
  • 腰の激痛(腰からジャジャ漏れの時、そういう症状がでました。)
  • わきの下の強い痛み
  • 関節以外の手足の痛み
  • 全身の皮膚の触れるだけの痛み
  • むずむず足症候群のような足のムズムズ、ジンジン、ピリピリ、熱いような感じ、ほてる感じ、ピクピクする、なんとも表現しにくい症状(こうした薬が効くということは、むずむず足症候群と言われている疾患も脳が関係しているということだろう。睡眠専門医、神経内科医だって、髄液漏れでこんな症状がでるなんてあまり知らないと思うよ。)
  • からだのあちこちがピクピクと痙攣する。(疲れ目の時、目の下がピクピク痙攣するみたいに、体のあちこちがピクピクする。
  • 体の芯を締め付けられるような痛み
  • 風や人の大声や音や、何かが触れるだけでもありとあらゆる痛みを感じる。
  • 衣服が体に触れるのさえ、不快でつらいことがある。
  • 思考が混乱する感じ、考えがまとまらない感じ(髄液が少ないための脳の機能障害)
  • 些細なことで起こりやすくなり、キレやすくなる。(易怒性=高次脳機能障害)
  • 内臓の痛み(内臓には原因がないのに)
  • 子宮の痛み(子宮にこれといって原因がないのに)
  • 背中の痛み
  • 指の痛み
  • 皮膚の痛み、物に触れるだけで痛い。
  • 目の奥の絞られるような痛み
  • 軽いシビレ側、麻痺側の目の瞳孔が大きくなる。
  • 涙がでにくい。
  • そのため目の乾燥、ドライアイで目がショボショボする。
  • 頭を殴られるような激しい頭痛
  • 特に前頭部の痛み
  • 前頭部の頭重感
  • 頭に霧がかかったような、ぼんやりした意識状態
  • 目にカスミがかかったような、ぼんやりした世界に見える状態なかなか眠れない入眠障害
  • 眠っても頭痛で起きてしまう睡眠障害
  • 眠ってもリアルな夢ばかり見てぐっすり眠った感じがしない
  • 昼間でも何時間も眠ってしまう過眠
  • まるで睡眠時無呼吸症のような日中の眠気、ぼんやり(髄液漏れの脳では脳の正しい位置が維持できず、立っていて活動していると脳が重力で下がるから?)
  • まるで睡眠時無呼吸症のような起床時の頭痛やだるさ。
  • まるで睡眠時無呼吸症のような大きないびき(髄液漏れによる上気道の閉塞のため?)
  • まるでCOPDのような、ぜんそく発作時のような激しい呼吸困難(うまく吐けない症状=気道が狭まっているため?)
  • 生アクビが止まらない(脳脊髄液が減少し脳の機能低下により呼吸困難などで、脳の酸素不足?)
  • ひくすぎる低血圧
  • 死にそうな危機感ある、さまざまな耐えがたい症状。しかし気のせい、精神的なものにされる。
  • 胃腸が過敏で、下痢や便秘のようになる
  • 体の体温調節ができにくくなり、汗がでない、寒がりになるなど、暑いのも寒いのも苦手になる。
  • 体温調節できにくくなり、微熱、低体温などで、平熱を保てない。
  • 急にものすごい悪寒に襲われガタガタと震えることもあり。
  • 些細な日常生活音が脳にこたえるかんじで、とても不快に感じて通常の家族との日常生活すら困難になる。
  • ささいな光に対して目がまぶしく、病院でも白い蛍光灯の光がつらい。夜でも、白い明かりが目につらい。パソコン画面の白い光がまぶしくて、パソコンもできなくなる。
  • 視力が落ちたようになる。
  • 物が二重に見える。
  • 物が左右に揺れながらブレテ見える。
  • まぶたが下がってきてしまう。まぶたが重い。目が開いていられない。
  • 文字がぎっちりしているとチカチカして読みにくい(すみません、この文体は間あけたくてもできないんです。あとで読みやすく書きなおします。)
  • 手指の動きが悪くなり、字が下手になる。しかも文字を書くことが非常に重労働に感じ疲れてしまう。
  • 手指の動きが悪くなり、はしが使いにくくなる。
  • 食べることが重労働で、食事を口に運ぶのも疲れてしまう。
  • 着替えも、入浴も、髪洗も、すべての自分の世話が、疲れて思うようにできなくなる、重労働に感じる。
  • つけまつげなんて、重くて体が苦しくてつけていられないくらい顔もも腕も体もすべての体がしんどい。
  • 化粧を皮膚に乗せているだけで、体が苦しくて、化粧なんてできない。
  • 時計も指輪もネックレスも、重くて体に負担に感じてつけていられないくらいの体の重さしんどさ。
  • 些細なことで激しく疲れてしまう。
  • 普段意識しないのに、自分の首を支えることが非常に大変に感じ疲れてしまう。
  • 首がすわらない赤ちゃんみたいに、首が不安定に感じる。
  • 首が苦しくて、ネックレスなどができなくなる。
  • 体全体が重くてつらくて苦しくて、衣類さえ、布団さえ重く感じて、裸でいたくなるほど、体がつらい。
  • 肉体を捨てたいほど自分の体が重くてしんどくてつらい
  • 手足に力が入りにくくなり、握力、足を上にあげる力などどんどん筋力が衰える感じ
  • 手足のしびれ、動きにくさ
  • 半身のしびれ、軽い麻痺
  • 歩行障害
  • 足がうまくあがらないためすり足のようになったり、足首がぶらぶらになり、足首を振り回すような歩き方になったり、画にまた歩きのようになったりする。(まるで水頭症患者の歩行障害の特徴みたいに)
  • ささいな隆起でつまづきやすくなる
  • パーキンソン病のような前かがみ姿勢になる
  • パーキンソン病のような歩き方になる。
  • パーキンソン病のようなさまざまな神経症状が出る。
  • 冷たくて眠れないほどの、手足の先の冷え
  • 原因不明の歯やアゴの骨の痛み
  • 些細な家事などで、疲れてしまう。
  • 比較的調子のいい日で動いた翌日は寝込むなど、その後体調が悪化し、動けないほどの激しい倦怠感や、さまざまな症状に苦しむ(=調子のいい日に一日横にならず動いたため髄液が少ない脳では脳が重力で下に下がったため?)。
  • 生理不順(脳脊髄液が減ったことで、脳が正しい位置を保てなくなり、立ったり座ったりすることで脳が重力に従い下にさがる。すると、脳の一番下にある、下垂体というホルモンの中枢を圧迫、すると、下垂体が正しい機能を保てなくなり、機能低下し、さまざまなホルモン障害がでる?)
  • 生理周期で症状が悪化したり、改善したりを延々と繰り返す。
  • 表情がとぼしくなる。(顔面神経が麻痺するから)
  • 動作がゆっくりになる。(パーキンソン病みたいに)
  • まるで「過活動膀胱」のような激しい頻尿 
  • 尿意切迫、尿失禁(まるで水頭症患者と同じ)
  • 人格変化が起こる(温和→凶暴)
  • まるで尿崩症のような激しい異常な多尿
  • 激しい、呼吸困難、窒息感、ぜんそく様の呼吸困難
  • 夏場や梅雨時に悪化する。(暑さによる脱水で髄液が減り気味になったり、低気圧で、人体にかかる気圧が減り、結果髄液が減ったような状態になるため。←この部分は説明が大変なのでまた後日説明)
  • 生理で悪化する。(女性は生理で毎月月経で出血するため、髄液は血液から作られているため?、些細な出血でも髄液生産量に影響する?)
  • 生理前のイライラ、怒りっぽさ、頭重感、頭痛など、月経前症候群がひどく異常に重症になる。
  • 平衡感覚がおかしくなる。そのため、自転車に乗れなくなる。ぐらぐらする。ゆらゆらする。地震かと思うようなめまいが起こる。ぐるぐるすることもあり。
  • 体調が、その日その日、日替わりで、その日になってみないとわからず、予定が立てられないため、なかなか人との約束ができなくなる。
  • そのために、友人知人が離れていき、人間関係が疎遠になる。
  • 家族にさえ、このような、症状の変動が理解されず、精神的なものと誤解されることがある。
  • これらのさまざまな症状が出たり消えたり、さまざまに組み合わさったり、ある症状がひどくなったり、とある症状が軽くなったり、治ったかと思ったら、また症状が出たりを延々と繰り返す。
  • 見た目元気そう、見た目どこも悪くなさそう、見た目健康そうに見えることがほとんど。
  • これらの症状で死にそうに限界に苦しんでいても、そう周囲には受け取ってもらえず、軽い扱いを受ける。
  • これらの症状のひとつひとつを、その症状が該当する専門医に詳しく検査してもらっても、異常が出ないことが多い。(当たり前だよ、脳脊髄液漏れが原因での二次的症状だもん。)
  • たまたま悪化した時をうまく検査で捕まえられれば、検査でたまたま異常がとらえられることもあるが、医師は首をかしげ、そのまま放置されることがある。
  • 症状が重い時は、体がつらくてとても病院になんて行けない。そのため、病院に行ける時は、その最悪の症状の状態を脱してからになる。そうなると、最悪の状態を医師が診るわけでもないし、最悪の状態の時に検査するわけではないから、なかなか異常値もとらえられない。
  • 多彩な症状が出るために、症状が該当する神経内科、内分泌内科、循環器内科、婦人科、耳鼻科などを受診してしまうため、髄液漏れでの症状だとは脳外科ではない医師はなかなか気づけない。(まさか微熱や激しいだるさや全身の痛みで脳外科には行こうとは普通の患者は思わない。多くは内科に行ってしまう。私もそうだった。)

 

これらの症状は、体のあちこちでバラバラの症状で、ひとつひとつつながっているようにはなかなか思えないけれど、

よ~く考えてみれば、

これらの症状の根っこにある共通点は

「脳」だと思いませんか?

 

私はある日、ヒントをもらって、ピンときてしまったんですよ。

私の症状の原因は、「髄液漏れかもしれない。」ってね。

その時はまだ半信半疑だったけどね。

かかりつけ医に相談したら、否定されたけど、

自分の直感を信じて、突き進んだ結果。

やっぱり髄液漏れだと判明。

だって、その証拠として、

髄液漏れを止めるブラッドパッチ治療で

症状が改善しはじめたから。

治療で、いままであったさまざまな症状がだんだん薄れて軽くなってきたってことは、

髄液漏れでそれらのすべての症状が出てたってことでしょう?

違うかな?

脳なら、ありえることで、すべて説明がつくわけよ。

 

線維筋痛症や慢性疲労症候群とされてきた症状に

似ていませんか?

脳脊髄液漏れでの症状、脳脊髄液減少症という概念がない時代には、

髄液漏れでの症状に、それらの別の病名がつけられていた可能性だって考えられるとは思いませんか? 

これらの症状のすべてがそろわないからと言って、自分の症状は脳脊髄液減少症ではない、と、早まって決めつけないでください。

さまざまな原因不明の症状がある人で、

医療機関でどんな検査をしても異常がでないために

原因不明と言われている人たちは、

一度はまず、「髄液漏れ」を疑ってほしいです。

「髄液漏れは考えられない」と複数の脳脊髄液減少症に詳しい専門医が判断してからでも、

「原因不明の病」にたどりつくのは、遅くはないと思います。

 

その上、さらに過去に交通事故の経験のある人は、ますます怪しいです。

普通の脳外科医ではなく、必ず脳脊髄液減少症に詳しい専門医を受診して相談してください。

 

さまざまな症状で日常生活に支障が出ているにもかかわらず、

一般的な検査では異常がでないため、精神的なものでの症状(身体表現性障害)などと思われやすい。

年齢によっては更年期障害やうつ病と間違われやすい。

髄液漏れによる脳の不調で精神的にも不安定におかしくなっているのに

単なる精神科の病だと思われ、髄液漏れをそのままにしたまま、

睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬など投薬治療が行われやすい。

 

こまかく書き出せば症状はまだまだある。

頭の先から足の先まで、皮膚から体の奥まで、

身体から精神まで、ありとあらゆる症状がでる。うそではなく、本当。

 

人は一番苦しい症状だけを医師に訴えるから、脳脊髄液減少症の詳しい症状を知らない医師は

医師の方から、「他にもこんな症状はない?」と問診することもできない。

患者は今一番つらい症状だけを強く感じ、医師に訴える。

たとえば、

頭痛とか、体のひどいだるさ、倦怠感、手足のしびれや痛みなど。

医師は、患者が訴えなければ、他にも出たり消えたりする症状があることに、気づきようがない。

患者は、痛みのない、症状が自分の中にも存在していることに、患者自身気づいていないこともあると思う。

痛くないしつらくないから、あまり気づけない、微妙な症状、たとえば

味覚障害や、嗅覚障害、

普通、回数を数えたり、量を測ったりしない、頻尿や、多尿の症状、

自分では普段自分の表情を見たりしないから、自分の顔が「無表情」になっていることにも他人から指摘されない限り気づけない。

高次脳機能障害についても、話しているうちに、話題が次々とすりかわってしまうとか、

そういったことは、患者自らでは気づけないことが多い。

それが、脳脊髄液漏れによる、脳の機能障害だなんて、

普通の患者にはなかなか気づけない。

気づけないから、その専門医にその症状を訴えて受診することもなかなかできない。

 

自分から気づいて医師に訴えることができる患者は、全体の患者のごく一部だと思う。

 

 

これらの症状が、すべて一度に出るわけではなく、

いくつかの症状が、さまざまに組み合わさったり、それが出たり消えたり、

一つの症状が強かったり、

出たり消えたり、ひどくなったり、少しよくなったり、

日常生活が困難なほどに、介護が必要なほどに寝たきり同様に重症化することもあれば、

体調不良で仕事や学校を休みがちながらも、

なんとか通勤通学できることもある。

1時間とか、2時間とか時間限定でなら、座っていることもできるし、歩くこともできるが、

その後、歩けないほどの体調が悪化し、外出時車いすのお世話になることもあった。

しかも、店においてある車いすだとリクライニングができないため、

どこでもいいから、横になれるところを探して、横になって休むしかなかった。(脳脊髄液は立位や座位では重力で漏れやすいため、横になるとやや楽になるらしい。)

 

元気な人のように日によって時間限定で動けたりする。

だから、その症状の変化ぶりに、

精神的なもの、演技、仮病と誤解されやすい。

でも、演技でも仮病でもなんでもない。本当に日により、天候により、生理により、台風により、

くるくると症状が変化する。

 

脳脊髄液が毎日生産と吸収を繰り返して脳のまわりをぐるぐるまわっているのを考えれば

脳脊髄液の量は日々変化しており、

そういった視点で考えると少しもおかしなことではないがそんな視点で素人の患者は

自分の症状を考えられないと思う。

 

改善したり、悪化したり、を繰り返しながら、

延々と治ることなく続いていく。

症状が多彩なために、患者は、その症状ごとに、医師を選択して、受診してしまう可能性がある。

私のそうだった。

手足のシビレや首の痛みや腰の痛みに関しては、整形外科

生理不順に関しては婦人科

原因不明の神経難病のような症状については、神経内科。

めまいや、耳やのどの症状に関しては耳鼻科。

目のかすみは眼科という風に、医師を転々としてしまいやすい。

 

その一見ばらばらに見える症状の原因が脳という場所でつながっており、

根本原因が脳にあり、

その「脳が機能低下」している原因が

脳脊髄液の漏れでの脳を浮かべている脳脊髄液が減ったことによる

「脳の環境悪化」だったとは、

私は何年も何年も気づけなかった。

 

脳が「脳脊髄液が減ったような過酷な環境に置かれて」

元気に機能できるわけがない。

 

脳は異常を知らせるべく、

さまざまな症状を出して、助けてくれ、私はいまつらいんだ。と症状を出していたのに、

誰もその脳の叫びに気づけないなんて。

 

医師の間で、脳脊髄液減少症で人体に起こることが、まだまだ知られていないせいだ。

 

 

私の場合も

医師もそんな原因があることは、教えてくれなかった。

脳脊髄液減少症という疾病概念が生まれる前だから仕方ないが。

脳脊髄液減少症という疾病概念が生まれた後も、

「そんな病気ない」「あなたがその病であるはずがない。」「脳脊髄液がそう簡単に漏れるはずがない。」と頭から否定し、笑いとばし、

聞く耳を持たない医師がほとんどだった。

 

報道で脳脊髄液減少症に似ていることに自分で気づき、

それまで診ていただいた前医に「私の症状は脳脊髄液減少症ではないか?」と相談しても

相手にしてもらえず、

自分の直感を信じて、

自分で医師を探し、脳脊髄液漏れかどうかの詳しい検査を受けた。

腰に針を刺すRI検査を受けた。

怖くなかったわけではないが、長年の自分の症状が何なのか、原因を突き止めたかったから、

そんな怖がっている場合ではなかった。

どんなことも納得するまでためしたかった。

まだかろうじて気力と自分を救う体力が残っているうちに。

 

本当の原因がとにかく知りたかった。

 

その後の度重なる治療も検査も、回復過程で起こる悪化と改善の波も、今までの苦しみを思えば

へいちゃらだった。

 

今までの「原因不明」「気のせい」「精神的なもの」と言われ続け、

その症状のつらさを誰にも理解されず、治療もされず、苦しみに耐えるしかなかった時代を考えれば、

どんなことも乗り越えられた。

 

髄液漏れが原因だとわかった時には、心底、ほっとしたし、嬉しかった。

 

やっぱり、私の症状は幻覚じゃない。自分で作り出した症状でもない。

ちゃんと原因があったんだってわかったから。

 

原因が、髄液漏れだと思われ、治療を受けたら、その日のうちに、一部の症状が劇的に消えた。

驚いた。

その後一時的に悪化したようにもなったが、

その後、、

悪化と改善の波を繰り返しながら、

薄皮をはぐように

症状がひとつ、また一つと消えていった。

 

その悪化したようになったり、改善したりを繰り返す治り方は、今まで経験したことのない治り方で、

驚いた。

こんな不思議な治り方をする病は、今まで生きてきて、初めてで、信じられない未知の治り方だった。

ともすると、

「治療で悪化したじゃないか」「だからもう検査も治療もしない」と誤解して、治療を中途半端でやめてしまい、

他の病名を提唱する、他の医師に流れてしまいかねない危険もあると感じた。

 

 

それから何年か治療と検査を重ねて、今まできたが、

ここに書いてあるほとんどの症状は、軽快している。

ほとんど消えた症状もある。

それにより、

これらの症状は、私の場合、髄液漏れの機能不全の脳が起こしていた症状だったと、確信した。

 

この体験を、広く、「原因不明の病」に苦しんでいる人たちに伝えたいが、

ブログを6年も書き続けても、いまだに、この病態の詳しい症状が伝わり切れていない現状に、

ブログでの情報発信も限界を感じている。

 

どうしたら、ひろく、多くの人たちに、「その症状は、髄液漏れが原因かもしれませんよ。

治療で治るかもしれませんよ。」と伝えられるのか?

私に何ができるのか?

悩んでいる。

 

だいたい、30年も前に提唱された疾病概念にいつまでもこだわらないで、

今にあてはめて新しい視点で考えたら、違ったものが見えてきて、

新たな解決策も見いだされてくることもあるんじゃないか。

 

激しい疲労感が、脳脊髄液の漏れや減少で起こることは、もはや疑う余地はないと思う。

実際に自分の体で体験した患者が一番そのことをわかっているはず。

何も経験したことのない医師は、実際のところ、教科書的に病を学んでいるだけで、

教科書にもその症状の詳細が書かれていない、脳脊髄液減少症に関しては、知らないことも多いはずだ。

だからこそ、患者の体験から学ぶべきだと思う。

 

 

厚生労働省の疲労研究班の先生方も、

ぜひ、厚生労働省の脳脊髄液減少症の研究班の先生方と情報交換していただきたい。

 

でも、先に、疲労の原因究明の研究をしていたのに、

激しい疲労感を出す原因のひとつに脳脊髄液の減少にあったことに気づけなかったこと、

そのことを別の医師に発見されてしまったことで、

 

脳脊髄液漏れが、激しい疲労感や激しい全身の痛みを生み出すことを認めることは

プライドが許さないかもしれない。

 

けれど、そこは医師の本来の姿に立ち返って、

医師や学会や研究班のプライドなんかかなぐり捨てて患者優先で動いていただきたい。

 

患者の救済、患者の回復を第一目標にする、本来の医師の姿にもどっていただきたい。

 疲労研究の成果は、脳脊髄液減少症の治療にも役立てられるはずだ。

無駄ではないのだ。

 

なぜなら、

髄液漏れを止めたあとも、なかなか消えない激しい疲労感がある脳脊髄液減少症患者に、

疲労研究の先生方の研究成果が活かせると思うから。

そう思う理由は、長くなるので後日。

 

だから、似た症状の患者も医師も病名にこだわらず、

常に情報交換し、連携してほしいといつも思っています。

 

あと、自分でできる、脳脊髄液減少症の可能性があるかないか、判断する一手段を紹介する。

あくまで、脳脊髄液漏れの素人の患者の私の体験から学んだことにすぎないので、

最終判断はあなたの信頼する医師と自分のご判断でお願いしたい。

 

医師に相談の上、

ドラックストアで売っている、経口補水液 OS1を数本買ってきておき、

症状がひどい時に、

午前に1本、午後1本、など、をちびりちびりと点滴のように飲みながら、一日を通じて、水分補給につとめ、

体を横にし、

頭を枕をしないで、低めにして休んでいて、

翌日、症状がいくらかでも改善するかどうか?

 

もし、髄液漏れが原因での症状なら、

経口補水液や、点滴での水分補給で、一時的に症状がやわらぐ傾向があります。(私の実際の経験)

 

つまり、経口補水液で症状がやわらぐ人は、脳脊髄液が減少しているための、脳の機能低下による、

症状なのかもしれない。

 

ただし、

私という髄液圧低めの同じ人間であっても、点滴や、経口補水液の効果が出ない時もあった。

あくまで、長期的にためしてみて、

脳脊髄液減少症の症状は、立っていたり座っていると症状が悪化し、横になると少し楽になり、

点滴や経口補水液での水分補給と横になることで、

症状が和らぐ傾向がある。

この傾向があったばあい、その症状は、原因不明で治療法もない症状ではなく、

髄液漏れという原因がある症状かもしない。

 

 

 

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もしかして?慢性疲労症候群?いいえ、私は脳脊髄液漏れでした。

2012年08月18日 | つぶやき

 

ここ

ここ

 

ここに書いてある症状のほとんどを、私は経験しています。

 

でも、私の症状は原因不明ではありませんでした。

脳脊髄液が漏れていたのです。

今も止まっているかわわかりませんが、

少なくとも前よりはブラッドパッチ治療で症状がかなり軽くなりました。

 

だって、以前は、椅子に座っていることさえ長くは無理で、すぐ横になりたくなり、

こうしてパソコンを打つことなど、

不可能だった時期がありますから。

少し動くだけで、その場にうずくまってしばらく動けないほどの激しい疲労感でした。

それはそれは言葉で表現できないくらいの強烈な、今まで経験したことのないような疲労感、倦怠感でした。

自分の肉体を脱ぎ捨てたいほどの重さでした。

 

私は治療で回復を実感したからこそ、この体験を誰かに伝えなければと、

このブログをはじめました。

 

 

私は脳脊髄液の漏れを止める治療で、症状は軽快しました。

漏れの再発とともに、症状はまた現れました。

また漏れを止める治療を受けると、また症状は軽快しました。

これにより、人間は脳脊髄液が漏れると、

ここや、ここに書いてある症状と同じ症状が出るということ、

髄液が漏れた脳は、激しいだるさ、倦怠感、疲れ、などさまざまな症状を出すということを確信しています。

脳は重力で下がると苦しくてさまざまな症状を出すようです。

私も背もたれが直角の車いすには苦しくて座っていられませんでした。

 

だから、その症状が、車いすさえリクライニングして移動しないとならない

慢性疲労症候群の方々の苦しみと非常に類似点を感じます。

 

 

もしかして?慢性疲労症候群?と思った方は、

その前に、

もしかして?脳脊髄液減少症?

と一度は疑ってみてください。

こちらも参照 

ホームはこちら

 

患者さん自身が疑わないと、セカンドオピニオンも求めないし、

同じ症状でも違う視点で診る専門医にもたどりつきませんから。

 

自分が治るためなら、前医に遠慮する必要はありません。

前医だって、患者が治ってくれることは嬉しいことのはずですから。

 

一度は脳脊髄液減少症を疑って、専門医を受診し、医師の判断で検査を勧められたら、勇気を持って検査を受けてみてください。

もし、髄液漏れが原因での症状なら、治療で治る可能性がありますから。

 

ただし、症状が長く放置されていた場合は、

治療後の回復の過程も、一時的に症状が悪化したようになりながら薄皮を剥ぐように、

悪くなったりよくなったりを繰り返しながら、治っていきますから、

かなり、自分でも勉強しないと、新たな主治医の治療方針に疑いがわいて、

治らないじゃないか!、やっぱり別の病気なんだ!となって、

脳脊髄液減少症の医師から離れてしまい、

治療が続かないことがあると思います。

 

放置期間が長ければ長いほど、治療にもかなりの覚悟と忍耐と継続が必要だと思います。

 岐阜県庁ホームページ

 

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夕刊記事と、セミナーのおしらせと、先進医療の病院について

2012年08月17日 | 情報

日本経済新聞

昨日の8月16日(木)、夕刊記事

脳脊髄液減少症、最新療法  保険診療と併用可能に

患者の費用負担軽減、課題なお多く

その1

その2

その3

 

最新療法というか、ブラッドパッチ療法は前からあったんだよね。

麻酔科の先生なら、知らない先生はいないはずだよね。

腰椎穿刺後の頭痛に、針穴からの髄液漏れを止める

なのに、なんで、最新療法の扱いになっていったのかは、

説明すると長くなるからしない。

自分で、交通事故での脳脊髄液減少症とブラッドパッチの今までのイバラの道の歴史を

調べて。

そうすれば、理由がわかるから。

 

それに、脳脊髄液が漏れている人間に起こる症状は、

私が実際に経験しただけでも、実にさまざまです。

一人の人間がこれだけ多くの症状を経験するってことは、

人体に受けた衝撃の程度と、

漏れている量、漏れている場所、漏れを放置された時間、漏れている個所の数、などによっても、

人それぞれで、

その症状の組み合わせはさまざまだろう。

 

絶対に起立性頭痛だけじゃありません。

昨日スーパーニュースで報道されたような、慢性疲労症候群とほぼ同じ、

日常生活も困難になり、リクライニングできるような体制がないと外出もできないような、横にならないと体がしんどくて、もたないような、

激しい激しい倦怠感、だるさもでるんですよ!

ここに書かれているような、まさに脳に霧がかかったようでした。

思考力や視力や、意識に、霧がかかったような状態も

私は経験しています。

しかも、それが髄液の漏れを止めるブラッドパッチ治療で改善しています。

今は、あざやかな現実感ある世界にもどってきましたが、

かつては夢の中にいるような現実感のない世界に生きていました。

誰にもそんなこと話しても、信じてもらえないから言わなかったけど。

 

なお、記事にある、

患者団体が千葉県鎌ケ谷市で開いたセミナーとは

こちらのことです。

今月21日にも、セミナーがあります。

詳しくはこちら

 

申し込みは本日までです。

脳脊髄液減少症について知りたい方、参加したい方は急げ!

 

なお、本日、脳脊髄液漏れの治療法である、ブラッドパッチ=硬膜外自家血注入

の先進医療が認定された病院が新たに追加されました。

 

新潟県 新潟市民病院
東京都 日本医科大学付属病院
愛知県 社会保険中京病院
兵庫県 医療法人明仁会 明舞中央病院
広島県 独立行政法人国立病院機構 福山医療センター
福岡県 社会医療法人 製鉄記念八幡病院
北海道 医療法人社団 函館脳神経外科病院 8月17日
東京都 医療法人順和会 山王病院 8月17日
静岡県 国際医療福祉大学熱海病院 8月17日
愛知県 名古屋市立大学病院 8月17日
岡山県 川崎医科大学附属病院 8月17日
長崎県 日本赤十字社長崎原爆病院 8月17日

 日本赤十字長崎原爆病院は、神経内科が行っているようですね。

新潟県庁ホームページ

東京都難病相談支援センターホームページ

愛知県庁ホームページ

兵庫県庁ホームページ

広島県庁ホームページ

福岡県庁ホームページ

北海道庁ホームページ

静岡県庁ホームページ

岡山県庁ホームページ

 長崎県庁ホームページ

慢性疲労症候群と診断されたが、原因は脳脊髄液減少症だった患者さんの手記はこちら

 

 

ブラッドパッチ治療の先進医療承認病院については、

詳しくは、厚生労働省ホームページの先進医療のこちらの

63のところに書いてありますのでごらんください。

脳脊髄液減少症は、

頭痛やめまいや、全身の痛みなどさまざまな症状が出て、

座っていたり、立っているなど、の姿勢だと、それらの症状がだんだんひどくなり、

いろいろな症状で横になりたくなり、

さまざまな症状で日常生活が困難になる病です。

 

専門医による詳しい検査で、髄液漏れと判明すれば、

髄液が漏れている場所を、自分の血液で止める、ブラッドパッチ=硬膜外自家血注入療法で

だんだんと薄皮をはぐように、症状が緩和し改善していきます。

時間はかかりますし、ブラッドパッチ後に、悪化したようになり、悪化したり、改善したりの波を乗り越え、ながら、だんだんと回復していきます。

 

けっこう長く、つらい道のりですが、どんなに一時的に悪化したようになろうとも、

主治医を信じて、検査と治療を何度も何度も何度も繰り返し、私は今、こうして、

こうしてブログで思いを書けるようになりました。

 

治療前は、パソコンの前に、座っていることも困難でした。

指もシビレてこんなに動きませんでした。

私がこんなに毎日ブログを更新できるようになったのは、

専門医により髄液漏れが判明し、ブラッドパッチ治療を受けたからです。

 

それまでは、ほぼ一日横になって過ごしました。

たとえ、横になっていても、自分の体の重さだるさで少しも休めない苦しさでした。 

それは、

本日、「徹子の部屋」で、

宇宙飛行士の野口聡一さんが、宇宙から地上へ帰ってきたときの自分の体について、

無重力の世界から重力のある世界に帰ってきたとき、

 

「まぶたが重く、(自分の)まつげにさえ、重力を感じた。」と表現しているのと、

とても似ていると感じました。

そう、自分の手足さえ、重くて自分の肉体の存在すらつらい状態でした。

 

自分の体がだるくて、重くて、動けないほどで、寝ていても、一秒たりとも安らぎがない、体のつらさ

苦しさでした。

自分の首で、頭を支えきれない感じで、首のすわらない赤ちゃんのように、

座っているという人のあたりまえの姿勢でさえ、

頭を支えることが苦しくて、頭がごろんと首から落ちそうな不安定感でした。

したがって立っていることは、時間とともに苦しくなりました。

そのため、楽な姿勢をとると、それが寝た状態になりました。

車の助手席も、リクライニングしないと座っていられませんでした。

すべて、体を地面に対して水平にして寝ないと、苦しくてたまりませんでした。

寝ても、だるくて、たまりませんでした。

それが、髄液漏れた人間の症状でした。

今は、だるさの症状は軽快しています。

今日は一日ずっと横にならず、家の中で動き続けることができました。

あの時、

自分の症状は脳脊髄液減少症ではないか?と自ら気づいて行動を起こさなかったら、

あるいは、脳脊髄液減少症の専門医を探し当て受診しなかったら、

そして、検査を怖がり、ブラッドパッチ治療を怖がり、何も行動を起こさなかったら、

私はあのトイレに行くのも、玄関にたどりつくのもやっとの最悪の状態のまま、

髄液漏れたままではますます悪化し、

寝たきりで一生を終っていたと思います。

 

脳脊髄液減少症とは

 

医師はおろか、親や教師に、脳脊髄液減少症の知識がないと、

寝てばかりいるこどもに対し、

不登校や、起立性調節障害、と間違った認識を持たれることがあります。

こどもの脳脊髄液減少症を早期発見するには、

大人たちが、

脳脊髄液減少症は、ものすごく信じられないほどにだるくて、頭や体が痛くて、

日常生活さえしんどい病で、

一般的な検査では異常がでないために、「なまけ病」と誤解されやすいと、知る必要があります。

 

しかし、原因は髄液漏れであり、髄液漏れを止める治療で

脳が元気になれば、体の症状も消えて元気になって行くということ、

どこに専門医がいるのかを、きちんと知識として学んでほしいものです。

専門医の選定にあたっては、医師の経験が一番ですが、いくら経験豊富でも、あまりにも遠い医師だと、

繰り返される検査や治療の通院が続きませんし、体もしんどいです。

 

それに、せっかくブラッドパッチしても、病院での帰路、飛行機などに乗って移動すると、

気圧が低いところでは、せっかく治療したのに、また具合が悪くなりかねません。

新幹線の加速も、体に応えます。

乗り換えも移動も、すべての行為が、髄液漏れ患者には負担になります。

車の移動も、高級車ならいざ知らず、普通の乗用車では、そのささいな揺れ、ブレーキ、加速、

カーブの遠心力、その動きですら、体が耐えられません。

距離が遠ければ遠いほど、病院に行くだけでよけい具合が悪くなってしまいます。

 

もし、髄液漏れだとわかっても、たった1度の治療で回復するとは限りません。

治療後、半年、1年と経過を見ながら、次の治療を考えることもあります。

長期戦です。

 

だから、長期戦に備えて、できるだけ、継続した通院可能な病院の医師を選ぶべきです。

先生のご経験と知識と、距離とを天秤にかけながらよく考えて、

交通費も、検査費用も、バカになりませんし、通院につきそう家族の負担も考えて、

継続した通院ができるような病院を選んだほうがいいと思います。

 

 

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似ている!あまりにも似ている!

2012年08月16日 | つぶやき

本日2回目の投稿です。

 

あまりにも似ている!

慢性疲労症候群の患者の特徴と、脳脊髄液減少症の私のかつての症状の特徴が・・・・・

時間限定なら、座っていられること、体を起こしていられること。

でも、すぐに立っていられなくなるほど、体がつらくなってくることも。

記憶力の低下が起こることも。

体の痛みも。 

少し動いただけで、激しい疲労感がでることも。

座位が保てず、体を横にしないといられないことも。

首を1時間も支えていられないこと。=つまり頭を上にした座位の姿勢が保てないってこと。

痛みどめが対症療法にしか過ぎないことも。

普通の車いすには座っていられず、リクライニングできる車いすでないと体がつらいことも。

車いすであっても、背中を起こしていると、だんだんつらくなってくることも。

 

同じ。まるで同じだ。

脳脊髄液減少症と慢性疲労症候群は、

同じ症状に、医師によってつけられた病名が違うだけではないか?と思うほどだ。

 

脳脊髄液減少症は、その症状の詳細を知っているのは、患者だけだ。

しかも、髄液漏れが検査でわかり、ブラッドパッチ治療で回復した患者だけが、

あの症状は髄液漏れの症状だったとはじめて気づく。

だから、ごく一部の患者しか気づきえない。

 

私は、痛みどめの処置で1時間しかもたなかった。

あまりにも似すぎている。

少なくとも、慢性疲労症候群と診断された患者さんの中に、

ブラッドパッチで回復する同じ髄液漏れ患者が

紛れこんでいることは、間違いないと、改めて確信してしまった。

 

いくら、聖マリアンナ医科大学の慢性疲労症候群に詳しい医師でも、

体験者でない以上、知りえないこともあるだろう。

たとえば、私が経験したような症状が、髄液漏れで起こっていたというようなことを。

ブラッドパッチ後、

少なくとも食事もしんどくてできない、口に運ぶことさえ疲れるというような状況が改善したことも。

きっと知らないんだろう。

いくら慢性疲労に詳しい医師でも。

 

想像もできないかもしれない、同じような症状でも、「髄液漏れ」なんて、そんな視点。

 

それに、

慢性疲労症候群の患者会のホームページで「脳脊髄液減少症」で検索しても、

何も出てこない。

これはいったいどういうことなの?

こんなに状況も、症状もそっくりなのに。

病名が違うと、同じ症状でも無視するの?

本当に患者を救いたいのなら、幅広く情報を発信してほしいのに。

 

私と同じで、「似ている!」と感じた、髄液漏れが原因での日常生活も困難なほどの慢性疲労、座位困難、

などを経験し、ブラッドパッチで症状改善した経験のある、

脳脊髄液減少症患者さん、

スーパーニュースに、その体験を伝えてくれませんか?

スーパーニュースは、つい先月、

脳脊髄液減少症についてとりあげてくれた番組ですから。

 

脳脊髄液減少症は、脳が正常な位置を保てないために出る症状だから、漏れている量や

漏れているかしょや、漏れている数などによって、

実にさまざまな症状が出るのかもしれません。

だから、

頭痛が激しい人もいれば、

倦怠感が強い人もいる、

睡眠障害が強い人もいれば、

手足に力が入らない人もいる。

片麻痺のようになる人もいれば、そうならない人もいる。

高次脳機能障害が出る人もいれば、でない人もいる。

ろれつがまわらなくなる人がいれば、そういう症状が出ない人もいる。

腰だけが痛い人もいれば、首だけが痛い人もいる。

全身が触れるだけて痛い人もいれば、そんな激しい痛みはない人もいる。

不安や焦燥感など精神症状が強い人もいれば、症状は体だけで、心は元気な人もいる。

原因は脳だと考えれば、

どんな不可解な現象も説明がつく。 

そうじゃないですか?

 

脳脊髄液の減少で、ほとんどの症状は説明がつくんです!。

 

だから、感じたことを伝えましょうよ。

 

深層はこれからの研究と医学の進歩にゆだねるとしても、

患者が実際に自分の体で体験して知ってしまったことは、伝えていきましょうよ。

 

スーパーニュースへのメールはこちら。

もし、慢性疲労症候群と診断されている人たちの中に、髄液漏れ患者が紛れていたら?

治療で症状が軽快するはずの人が、

「原因不明で根本的な治療法のない病」として髄液漏れたまま放置されてしまう。

 

治る人が、情報がないために苦しみ続けることだけは、もう繰り返してもらいたくない。

これからは、私のような見逃され患者はゼロにしてほしいから。

 

 

 

 

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慢性疲労症候群と脳脊髄液減少症との類似点

2012年08月16日 | つぶやき

本日、

フジテレビ、の夕方のスーパーニュース

苦悩する美女モデル」「慢性疲労」という病

が放送予定です。

このブログでも何度も書いてきましたが、

慢性疲労症候群と脳脊髄液減少症は、

症状がかなりかぶります。

このモデルさんは、

「脳脊髄液減少症ではない」との除外診断は受けているのでしょうか?

 

 

同じ病態を、診ている医師の角度が違うだけじゃないか?と思ったりします。

 

たとえば、三角錐を上からみれば、丸に見え、

横から見れば、三角に見えるような、

そんなイメージではないか?と想像したりします。

私には、そのあまりの症状の類似点に、別の原因での病気とはとうてい思えないのです。

 

もし、別の原因での、全く別の病態であったとしても、

 

少なくとも、慢性疲労症候群と診断された人がのちに、

症状の原因が、髄液漏れであったと判明したケースがある以上、

 

脳脊髄液が漏れて減っているために起こっている症状を見逃され、

原因不明の「慢性疲労症候群」と診断されている人もいるのではないでしょうか?

 

あるいは、長期の髄液漏れが見逃されたため、脳が長年、下がり続け、

正常な位置になかったための後遺症としての「慢性疲労症候群」とされているような症状が残ってしまった状態という可能性もあると思います。

 

とにかく、

慢性疲労症候群と言われている人たちの症状は脳脊髄液減少症の髄液漏れ重症例の患者とほとんど同じだと思います。

 

そのことは、かつて、慢性疲労症候群とほとんど同じ症状を経験し、あるいはそう診断され、

のちに、その症状の原因が、「髄液漏れ」と判明し、

ブラッドパッチで症状が改善した、一部の患者のみしか気づけないことだと思います。

 

慢性疲労症候群の専門医たちが、

脳脊髄液減少症の患者の話をたくさん聞いていなければ、その類似点にも気づけないと思います。

 

 

症状はまるで同じでも、

原因が髄液漏れの「脳脊髄液減少症」に対し、

慢性疲労症候群が別の原因で起こっているかもしれないことは、今後の研究に期待します。

 

でも、

最初に慢性疲労症候群と診断された患者が

のちに、

本当の原因は、脳脊髄液漏れであったと判明したケースが実際に存在した以上、

 

すくなくとも、慢性疲労症候群と診断された患者の中に、

髄液漏れ患者がいることは、疑いようがないと思います。

 

脳脊髄液漏れが原因でそのような症状が出ている患者さんが、

「慢性疲労症候群」と診断されている患者さんの中に、ひとりやふたり、

いや、それ以上必ずいると思います。

 

だって、脳脊髄液減少症の詳しい症状を知らない医師が日本中の医師のほとんどなんですから。

だって、脳脊髄液減少症は、さまざまな症状が出てしまうために、その症状の強さが、人により、違うために、

その強く出た症状ごとに患者が医師を選んで受診するために、

症状ごとに病名がついてしまう可能性が高いのですから。

 

たとえば、起立性低血圧、

たとえば、起立性調節障害、

たとえば、うつ病、

たとえば、パニック障害

たとえば、更年期障害、

たとえば、線維筋痛症

たとえば、自律神経失調症、

たとえば、統合失調症

そのほか、睡眠障害、ホルモン障害、手足のしびれ、痛み、手足の麻痺、ろれつがまわらない、思考力が低下する、記憶障害、高次脳機能障害、

などなど、脳にまつわる症状が実にさまざまにでます。

私は長年の髄液漏れの放置のため、それらのほとんどを実際に経験したからこそ、

脳脊髄液漏れの恐ろしさ、脳脊髄液減少症が万病のもとだと知っているのです。

 

 

症状を訴えてくる患者に対して、

まずは、「治療で治る可能性のある」

髄液漏れがあるのかないのかのスクリーニングが必要じゃないかと思うんです。

 

それなのに、

慢性疲労症候群の患者会も、

慢性疲労症候群と診断する医師も、

相談してくる患者に対して、

まずは、

脳脊髄液減少症かどうかを調べるセカンドオピニオンを勧めているようには

私にはとうてい思えないんです。

 

病名の壁なのか?、

内科と脳外科の壁なのか?

学会の壁なのか?

お世話になってる医師の後援会的な患者会の主治医たちへの気遣いの壁なのか?

 

わかりませんが、

どうして共に情報交換したり、

医師たちが共同で研究できないのでしょうか?

 

厚生労働省の慢性疲労症候群の研究班の医師たちも、

脳脊髄液減少症の研究班の医師たちと、連携しているようにも思えないんです。

 

脳脊髄液がじゃじゃ漏れていた私は、

かつて、ものすごい疲労感に日常生活も困難な時がありました。

 

具体的には、食べるという行為も、飲むという行為も、歯磨きも、入浴も、着替えも、

階段を10段上ることも、

ものすごい重労働に感じて、激しい疲労感で、動けなくなり、その場にうずくまるほどでした。

その疲労感といったら、すさまじく、

今まで交通事故に遭う前までは、どんな病でも経験したことのないような、激しく、なんともいえない、

体が重くてだるくて、どうにもならない疲労感、倦怠感でした。

 

健康なころは、なんでもなかったすべての日常生活の行為のひとつひとつが、

ものすごく大変になりました。

思うように、体が動かなくなり、思うように、日常生活をこなせなくなりました。

自分の体をこの世に維持することだけで、疲れてしまうような、激しい、言葉にしにくい、猛烈なだるさでした。

 

私には、他にもいろいろな症状が出ましたが、

こんな私が、慢性疲労症候群の専門医を受診して、

慢性疲労症候群と診断されないとしたら、

 

いったい、どんな患者さんが慢性疲労症候群と診断されるのかと思います。

慢性疲労症候群は、原因不明で、治療法もないとされています。

けれど、

脳脊髄液減少症は、同じ症状であっても、

研究途上ではありますが、「髄液漏れ」や「髄液減少」という「原因」がわかってきており、

治療法も思考錯誤しながらも、あるのです。

 

だとしたら、

激しい疲労感、だるく重い体、少し動いただけで寝込む、日常生活も困難なほどの倦怠感を感じている方々は、

慢性疲労症候群の医師を受診する前に、

 

まずは、「症状の原因が解明されつつあり、治療の可能性、回復の可能性のある」脳脊髄液減少症を疑い、

脳脊髄液が漏れているかどうかを自ら疑って、考えて、自分で徹底的に調べて、

 

もし、脳脊髄液減少症に、思い当たるようなことがあったら、ぜひ

一度脳脊髄液減少症の専門医に相談してもらいたいです。

 

原因があり、治療法がある病を先に疑ってからでも、

原因不明で治療法もない慢性疲労症候群を疑うのは遅くはないと思います。

 

とにかく、病名の壁を越えて、

いろいろな縄張りの壁を越えて、

医師も患者も情報交換していただきたいと思います。

 

患者会も、「似た症状が出る病」として、

情報発信をしていただきたいと思います。

 

線維筋痛症も、脳脊髄液減少症と、交通事故で起こることがあるという原因も、

症状も、ほとんど同じだと思うのですが、

線維筋痛症の患者会が、そのホームページの中で、

「他の疾患について」として、

似たような症状が出る、他の疾患や、

鑑別すべき病名を挙げていますが、

そこに、脳脊髄液減少症や、脳脊髄液漏出症がまったく書かれていないことに、

私は非常に疑問を持っています。

 

私たち、「髄液漏れ」と診断され、ブラッドパッチで髄液漏れの場所を治療することにより、

激しい痛みが治まった患者が、

これだけ、「症状が似ている」と警鐘を鳴らしているというのに、

 

どうして、そちらからは、脳脊髄液減少症に症状が似ている、という情報を

積極的に発信していただけないのでしょうか?

 

線維筋痛症とはじめに診断されたが、実は、髄液漏れでの症状だった、というこどもたちの事例は

こちらのホームページの「小冊子」に書いてあります。

小冊子は、左の「小冊子購入」をクリックすると出てきます。

ぜひ、ご一読ください。

 

 

もし、本当に、痛みで苦しんでいる患者さんを救うために、情報を発信するのなら、

考えられる限りの、今わかっている情報を、包み隠さず、もっと積極的に

すべて知りうる情報を伝えてあげるのが筋ではないでしょうか?

たとえ、それが、自分がお世話になっている専門医のプライドを傷つけるようなことになったとしても。

 

主治医に気を使うよりも、

人命救助が優先だと思うんです。

すでに何人も、自殺者が出ているんですから。

 

同じような症状であっても、別の視点で診れば治る可能性があることが少しでもあるのなら、

その存在を教えてあげてほしいんです。

 

ここにも、病名の壁、医師同士の壁という、見えない壁が存在して、いるような気して、

残念でなりません。

 

だいたい、人間の体に起こっている症状にね、

原因不明なんてことがあるわけないんだよ。

 

体は必死に、「症状」というSOSで「助けて」と必死に訴えているのに、

徹底的に治る可能性を探りもしないで、

「原因不明」の病で、患者が耐えるだけにまとめあげてしまう医師も医師だわ。

 

「別の原因があるかどうか、徹底的に調べ、つきとめる。」

 

「もし、別の原因が見つかったら、

その原因をなんとかする可能性をさぐる。

治療で症状が治る可能性があるのなら、ためす。」

 

あきらめるのは、まだ早い。

 

 

 

 

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本日の毎日新聞記事から

2012年08月15日 | 情報

本日の毎日新聞記事

脊髄液減少症:障害年金認定に国が事例集 その1

 

その2

 

その3

 

障害年金についても、こぼれおちる患者がいる。

私のように。

 

条件のそろった一部の患者のみが当てはまり救われるのではなく、

自分に落ち度がない交通事故で、脳脊髄液減少症になって障害を負ったら、

誰もが公平に助けてもらえる制度にしていただきたい。

 

助けてくれる頼れる家族がひとりもいなくて天涯孤独でも、

就職前の学生でも、

いつでもどこでも、医師に早期発見してもらい、専門医に紹介してもらい、早期に診断治療がなされ、

障害を受けて回復が難しいとわかったら、

それを適正に判断してもらえるようにしていただきたい。

過去の交通事故での髄液漏れ患者に対しても、何らかの救済策を講じてほしい。

 

最近の朗報は、みな、最近の患者さんのみに朗報であって、

私たち、

大昔の交通事故被害者での髄液漏れ患者は、かやの外に感じて悲しい。

「過去の交通事故被害者は、過去だからあきらめな、しかたないよね。」ですまさないで

きちんと過去の交通事故被害者も助けてほしい。

また、最近の患者でも「裁判で理不尽な負け方をした患者」も

なんらかの救済をしてほしい。

勝った患者だけが、認定が認められた患者だけが救済されるのでは、

水俣病と、原爆症と同じで、救済されないで、泣き寝入りの人たちを出してしまう。

 

それだけは、なんとか最小限にしてほしい。

さまざまな救済からこぼれおちる髄液漏れ患者たちも、なんとか救われるような、法整備をしてほしい。

 

 

医師に恵まれ早期発見早期診断に至れ、

家族に恵まれ、患者の代弁者になって動いてくれる人たちにより、恵まれた認定を受けられたり、

職場に恵まれたり、

弁護士に恵まれ、裁判官に恵まれ、判決に恵まれ、相手の損害保険会社に恵まれ、

幸運の連続に恵まれた人たちのみが受け取れる補償のお金ではなく、

この障害を負って助けが必要な人たちが、誰もが

医療でも、補償でも、公平に助けてもらえるようにしていただきたい。

 

たとえ、天涯孤独な患者であっても

自分に代わって訴えてくれたり、裁判を起こして闘ってくれるような家族がいない患者であっても。

体の不調で、ひとりでは役場に行けない患者であっても。

高次脳機能障害で、難しい書類を集めたり、申請したりすることが困難になったり、症状でそんな気力もやる気も起こらない患者であっても、

どこかに相談電話1本するだけで、誰かが知恵と知識と代わりに動いてくれて、

助けてくれて、誰もが公平に救済される社会にしていただきたい。

 

 

あと、

8月12日 毎日新聞 地方版/山形

この人に聞く その1

 

この患者さんも恵まれているな、だってかかっていた医師に、脳脊髄液減少症かも?って思ってもらえ、

専門医を紹介してもらえたんだもん。

患者自身が医師めぐりの末に、自分で症状を調べて「脳脊髄液減少症じゃないか?」と気づいたわけじゃないもの。

それだけでも、すごく恵まれている。

やっとそういう時代になったのね。うれしいけれど、自分の時代と比べて、なんて自分はひどい時代に交通事故にあったのかと考えて落ち込んでしまう。

自分で気づいて、整形外科医に、「治らないのは、脳脊髄液減少症だからじゃないでしょうか?」なんて言おうものなら、医師は激怒して、

「そんな病気存在しない!」と一蹴された時代がたしかについ最近まで続いていたもの。

それだけでも今の患者さんはすごく恵まれている。

しかも、事故から1年以内に医師が先に気づいて、

専門医に紹介してもらい、診断治療に至れる患者さんが増えてきたのはいいことだ。

その2

この記事のまとめ方はちょっとまずいな。記者が勉強不足だとこんな記事になる。

たぶん、脳脊髄液減少症の記事を書くのははじめてなんじゃないか?

 

まるで、ブラッドパッチに効果がないみたいな印象を読者に与えちゃうじゃない。

患者さんが悪いんじゃない、記者さんの記事の書き方がへたくそなだけ。

 

今は、「体力がもどった。」なら、結果的に回復に向かってきたんじゃない。

「ブラッドパッチ後一時的に体力が以前よりなくなったようになったが、

今は徐々に体力がもどってきた。」と記事にするなら、わかるが・・・。

こういう書き方ができない記者は、ブラッドパッチの効果の出方をしらない記者なんだよな。

ブラッドパッチが一度や二度の、

病歴の短いビギナー患者がいうままに記事にすると、こうなる。

 

ブラッドパッチ後、一時的に、かえって症状が悪化するのは、私も経験済み

だけど、それは回復過程に起こる、好転反応みたいなもの。

そのことが、患者にわかっていないと、ブラッドパッチ後悪化した悪化したと患者が大騒ぎして、

間違った情報が飛び交うことになる。

今までもそういう患者の存在や声が、「ブラッドパッチに否定的な医師」を喜ばせてきた。

「ほらみたことか」と。

そして、患者の「ブラッドパッチの回復の仕方に関する誤解」は、結果的に、よけい健康保険適用の足をひっぱる。

困ったもんだ。

脳脊髄液減少症に対するブラッドパッチの保険適用の足を引っ張るのは、否定派医師というより、

意外に、同じ患者たちかもしれない。

それも「ブラッドパッチの回復の仕方の特徴」にまるで知識がない患者たち。

 

 患者も孤立せず、患者会から情報を得るなど、インターネットだけでなく、生身の人間のつながりから

情報を集める努力も必要だと思う。

ネットだけの情報ではなく、

脳脊髄液減少症に関する、すでに出版された一般書や医学書、全国各地の新聞のバックナンバー記事までも、実際に取り寄せて、徹底的に読みあさるぐらいの

情報収集力も必要だと思う。

それに、家族に理解されない、配偶者にも理解されないのが、この病気の問題点であり、他の病ではなかなかありえない特徴だとも思う。

それなのに、

マスコミに出てくる患者の中には、親にも配偶者にも理解がある人たちが多いのが非常に気になる。

もっとも、そういう人たちでないと、精神的にも、肉体的にも、

マスコミの取材に応じられないのはわかるけど。

 

一人暮らしで、家事もままならず、掃除もできず、働くことはおろか、食事を作ることも、ゴミを出しにいくことも、家の中を片付けることも、入浴をすることも大変でできなくなり、頭はまわらず、思考力もなく、

行政に相談する気力もなくなり、

家の中はゴミ屋敷になり・・・・・、

そんな状態に陥った人たちが、取材に応じられるわけもないのだが、

現実はもっともっと厳しいのがこの病の問題点なのに、

それが、家族や配偶者の理解に恵まれた人たちだけの取材報道だと

問題の深刻さが、全然世の中に伝わらない。

 

 

本当は、そんなもんじゃないはずだ。

究極のところまで追い込まれた人たちは、

黙って孤独の中、悲しみと絶望の中、亡くなっているはずだ。

 

脳脊髄液減少症が原因だということさえ、気づかないままの人たちだって

大勢いるはずだ。

それぐらいきついんだよ、この事故後遺症は。

 

 

 

その3

 

そうなんだよね。

脳脊髄液が減少すると、人間はやる気がなくなり、うつになり、人との接触もいやになり、

そのせいもあって、

「誰かがやるべ」と思って、誰も積極的に、脳脊髄液減少症のことを、訴えようとしないんだよね。

でも、それではいつまでたっても世の中は変わらないんだよね。

一人ひとりの患者たちが動かなきゃ、誰も動かないと、皆が思って、自分のできることを少しでも声をあげてくれれば、

みんなの力が集まって大きな力になることを、

患者のひとりひとりが気づくべきなんですよね。

それに、上でも書いたけど、この病気に関して情報がないので、患者が自ら情報を集めて勉強する努力をしなければダメなんですよね。

その努力を怠っている患者、家族が多すぎると感じる。

情報を集めもしないで、ただ、専門医につながって、治療をしたら、治るとでも思っている。

その間に起こることや、日常生活での注意点や工夫の知識がないくせに、症状が悪化すると、ただでさえ、忙しい主治医にむりやり押しかけて、大騒ぎするのだけはやめてほしい。

自分で情報を集め、どんな時に症状が悪化しやすく、悪化したら医師に駆け込む前に、自分でどういう対処をしたらいいのか、

症状緩和のために自分でできること、など、努力して、勉強してほしい。

 

眠れないからと夜は遅くまで(白い光で脳を興奮させよけい眠くならなくさせる)パソコンを眺め、

朝はだるいし頭いたいし、起きられないから、病人なんだからいいだろう、と昼過ぎまで寝て、

食べるとムカムカして吐き気がして気持ちわるいからと食べず、飲まずで、

そんなことしていたら、いくらブラッドパッチしたって、治るわけないだろう?

患者が自分で回復のためにできることを、徹底的にして、

治療も徹底的に、主治医がもうこれ以上やることない、というまで、前向きに取り組んで、

どうしても治らない場合、障害年金支給にしてほしい。

 

原則、

患者も最初から障害年金をもらうことばかりを焦点に当てるのではなく、

早期発見と早期治療と、健康保険適用でも充分な治療を重ねることと、損害保険会社の充分な補償から、

元の体に戻してもらい、社会復帰して働ける状態にもどしてもらえることに、

重点を置くのが先だと思う。

 

 

ともあれ、

実名で取材に応じてくださった患者さん、ありがとう。

あなたの勇気を称えます。

 

患者はみな、なんらかの不調を抱えているし、

髄液漏れの患者はうつぎみで心を開かなかったり、高次脳機能障害で、怒りっぽかったり、

不安神経症みたいになっていたり、

症状のために普通の連絡がとれなかったり、対人コミュニケーションがおかしなことになっていたりで、

患者は非常に扱いにくく、

 

同じ県内の患者をまとめていくのはとても大変だろうけど。

 

そういう患者の特徴も勉強しつつ、県内にいるであろう、他の患者会の人たちとも、

壁をつくることなく連携して活動していってもらえたらと思います。

そのためにも、まだまだ勉強していってください。

インターネットだけの知識では、絶対だめです。

生身の人間、過去の新聞記事、文献、医学書、患者の書いた一般書、

まだまだこの病気に関して、情報を集めて学んでいってください。

 

期待しています。

がんばってください。 

 ________

毎日新聞はいままでも、全国的によく記事を書いてくれている。

毎日新聞は部数は他紙より少ないのかもしれないが、

記者に、記者魂を感じる。

 

朝日新聞はどうだかわからない。

2006年ごろ、毎日新聞がさかんに記事にしてくれていたころ、

朝日新聞はたった一度だけ、単発で一人の記者が記名記事を出しただけで、それっきりしばらくパッタリと

脳脊髄液減少症に関する記事は、何年も途絶えてしまった記憶がある。

その後、朝日小学生新聞で小学生の患者さんのことや、

大阪の高校生の患者さんの記事を、朝日がポツリポツリと載せ始めたが、(本当にこれらの取材に応じてくださったお母さんとそのお子さんたちの勇気には頭が下がります。)

毎日新聞みたいな、全国の記者が全国あちこちで

脳脊髄液減少症の実際の患者を取材し、記事にするようなことは、朝日新聞にはいままでなかった。

朝日新聞は「患者を生きる」のコーナーを持ちながら、

「患者を生きる」以前の問題で苦しんでいる、脳脊髄液減少症患者の実情は、あまり報じてこなかった。

毎日新聞に比べて、「脳脊髄液減少症」については出遅れていた。

 

反対派医師の勢力が最盛期のころだったから、様子みだったんだろうと思う。

いくじなしだったな、朝日新聞は。

戦争中みたいな誤った新聞先導みたいになったらまずいとこの病気に触れた記事を書くのは

あえてさけたかったのかな?

今はどうかわからない。

とりあえず、ダメ元で

みんなで伝えてみようよ、朝日新聞「患者を生きる2000回」ご意見募集に。

皆で伝えても、それでも「患者を生きる」で「脳脊髄液減少症」を詳しく取り上げなかったら、

朝日新聞は脳脊髄液減少症に無理解だということが

わかるだけだから。

 

その時は、

医師にも患者にも知れ切った既成の病名の情報しか流さない新聞なんて、

今後購読しなきゃいいんだから。

最新情報も流さないそんな新聞、情報誌として、価値が低いってことがわかったってことなんだから。 

 

 

 

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今夜のNHKスペシャルから

2012年08月14日 | つぶやき

今夜のNHKスペシャル

戦場の軍法会議

処刑された日本兵

 

人を裁くのは人、法律を考えるのも、それを現実あてはめて、解釈するのも人

事実を見抜けることも、見抜けないこともあるのが人

事実をわかっていても、立場上、正義を貫けないのも人

間違いを起こすのが人

だから、人を裁く時にも、間違いが起こる。

でも、

その間違いで、罪のない人たちがさらに苦しむことだけは、

今後は

限りなくゼロにしてほしいと願う。

 

真実は当事者しかしらない。

 

だから、私たちも伝えましょう。

体験したこと、

真実のこと。

そこから気づいたこと、考えたこと。

とりあえず、今は、

意見を募集している

朝日新聞「患者を生きる」2000回係へ

 

でもね、

朝日新聞も、戦時中は、戦争に負けそうになっている日本の現状、本当のこと、

伝えなかったんだよね。

むしろその逆を伝えて、国民をあおってたみたい。

当時は、戦意高揚がすべて、の時代だったから、仕方ないけどね。

 

気になる本が出た。

『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』

こういう本を出版する、双葉社もえらいな。

こういう本、

新聞社が自ら出したら、たいしたもんなんだけど。

 

 新聞社が情報操作されては困るな。

脳脊髄液減少症に関しても、患者の現状をよく報道する新聞社と

そうでない新聞社があるよね。

 

やはり、書く人次第なんだろうね。

でも、書く人も人間だし、サラリーマンである以上、立場もあるし、家族も路頭に迷わすわけにはいかないから、

上の指示や、

会社の方針に従うしかない人たちもいるんだろうね。

でも、そういう人たちばかりじゃないと信じたい。

今夜のNHKスペシャル、見て考えたい。

当時の、上の指示に従うしかなかった人たちの存在や

理不尽な裁きで命を落とした人たちの無念さを、

こうして調べて報道してくれる人たちがいるから、私たちは知ることができる。

 

脳脊髄液減少症の真実も、早くNHKがNHKスペシャルにまとめてくれないかな。 

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