本日のNHKおはよう日本で
乳幼児揺さぶられ症候群について放送がありました。
特に、
東京工業大学の宮崎祐介教授の
ダミーの脳と頭骸骨を使った
「加速損傷」の実験映像は必見です。
(2010年12月2日の記事などで書きましたが、こどもの事故の専門家の柔道での脳の加速損傷などにも詳しい山中龍宏先生と宮崎先生は
こちらの会でのお仲間なんですね。)
それに、先生の衝撃工学の講義のページの
ここに書いてある文章を
脳脊髄液減少症にあてはめて、考えてみると、
「人体に動的な荷重が作用すると、
波動が発生し伝播と反射を繰り返す。
それは、閉鎖された人体内での空間での脳脊髄液の振動の伝播と反射を繰り返し、その結果破壊が発生する。」と
読み解けませんかね。
人体だって中身を持った物質ですから、衝撃によって、
外側は壊れなくても、
中身だけが波動の伝播とその波動の反射の繰り返しで、
内部が破壊されるってこともあると思うんですが・・・。
その考え方は、
かねてから「首を激しく振られて、むちうち症で、
なぜ、腰椎あたりから髄液が漏れるのか?」の
脳脊髄液減少症に対して否定的な多くの医師の疑問に関して、
脳脊髄液減少症の専門医たちが、仮説を立てて言ってきた、
「交通事故などの激しい衝撃で首を激しく振られると、
髄液内で振動が人体内を伝播して、
波動のエネルギーが、閉鎖された中で逃げ場を失い、
腰椎当たりで破壊をもたらして、髄液漏れを引き起こす。」という、
仮説につながるんじゃないですか?
(こちらも参考にしてください。)
こういうダミーによる衝撃を加えることでの実験が
脳脊髄液減少症の解明には必要だと、
私は数年前の初期のこのブログでも書いてきました。
「医学の力だけでは、
脳脊髄液減少症のメカニズムは絶対解明されない」と。
「脳と脳脊髄液に似た人工のダミーを作って、実際にぶっつけて実験してみないと、
髄液漏れや脳が受ける衝撃については解明されない」と。
東京工業大学の宮崎先生の実験や、着眼点は、
「乳幼児揺さぶられ症候群」のメカニズムの解明にとどまらず、
脳脊髄液減少症のメカニズムの解明にも十分応用できるものであると
私は感じました。
ぜひ、脳脊髄液減少症の研究にも参加していただきたい方です。
今回の映像は、
脳脊髄液減少症患者と家族と支援者と、
特に、脳脊髄液減少症の治療にかかわる脳外科医の皆さまには、
ぜひ、見て、
考えていただきたい内容でした。
まだ、YOUTUBEには動画の投稿もありませんから、
見る方法としては、
NHKオンデマンドの「見逃し見放題パック」945円を購入すれば、
、
本日の「おはよう日本」のニュースの中の
「乳幼児ゆさぶり症候群」についての放送が見られるようです。
ただ、本日見放題パックを購入しても、もう今月はすでに1週間も残されていないので、
急ぎでないなら、5月1日に入会すれば、5月1日と2日と3日と、3日間は、
26日のおはよう日本のニュース報道が見られるし、
その後も月末まで、見逃し番組は過去2週間のものなら見られるようです。
お金を払っても、
「乳幼児ゆさぶられ症候群の東京工業大学の宮崎祐介准教授の
実験映像」をぜひ見たいという方は、どうぞ。
また、乳幼児揺さぶられ症候群を研究している
東京工業大学の宮崎祐介先生(宮崎先生は衝撃工学の先生です。)の他にも、
心身障害児総合医療療育センターの
米山明先生が出ていました。
昨日の、
NHKニュースでの
自動車メーカー各社の
交通事故での歩行者への交通事故への衝撃の軽減のとりくみの
報道ともども、
ぜひ、自動車メーカーの研究者や
小児科の心身障害児の専門の先生方や、
衝撃工学の研究者の皆さまのお力を、
脳脊髄液減少症の研究にも生かしていただきたいと強く思いました。
また、
心身障害児総合医療療育センターの
小児科医の米山 明先生は「乳幼児ゆさぶられ症候群」だけでなく、
不登校や、発達障害などのこどもたちにもかかわっておられるようで、
なおさら、
ぜひ、「脳脊髄液減少症」についても、関心を持っていただきたいと思いました。
昨年行われた「日本子ども虐待防止学会」にも、米山先生は虐待と身体障害児のことで、参加されたようですが、(ここの10ページ参照)
虐待防止にかかわるすべての研究者、行政の医療福祉関係者の皆さま、
「日本子ども虐待防止学会」にも
「人体への激しい衝撃で起こる髄液漏れという見えない重大な怪我」についても、
もっともっと関心を持っていただきたいと思いました。
髄液漏れは、
夫婦間や恋人間のDVでも起こるし、
親から子への虐待
荒れた子から親への暴力でも起こると私は思いますから。
けっして、
交通事故だけの問題ではないと思うのです。
損害保険会社が存在を否定している場合ではないのです。
早く社会に広く知ってもらい、事故防止や重症化防止に向けて、
早くさまざまな分野、さまざまな角度からの支援が必要だと思います。
小児科医の先生方、工業大学の先生方にも、
お母さん方の相談にのる立場の方々、
虐待や、DV被害の支援者の皆さま方、
いろんな視点の方々がかかわってはじめて、
脳脊髄液減少症の真の姿、実態が今後次々と浮かび上がってくるはずです。
(この人たちにも誰か伝えて、脳脊髄液減少症のこと。)
それに伴い、世間の関心も、
取り組みも本格化してくるはずです。
「人体への衝撃」という観点で考えれば、
なにも交通事故に限ったことではないはずだから。
今回ニュースで報道された、米山先生にしても、
宮崎先生にしても、
厚生労働省の脳脊髄液減少症の研究班への参加はいきなりは難しくとも、
せめて、脳脊髄液減少症の研究会には参加していただき、
脳脊髄液減少症治療のパイオニアの先生方とも
ぜひ情報交換していただきたいと心から思いました。
脳脊髄液減少症の全体像の解明や、発症メカニズムの解明は、
あの、厚生労働省の脳脊髄液減少症の研究班の8学会の承認や
それら所属の医師たちだけでは、
絶対に解明できないと私は思っています。
絶対に、衝撃工学の専門家の意見や視点での研究だって必要だと思っています。
小児科医、内科医、精神科医、交通事故研究にかかわる人たちなど、
さまざまな視点で、考え、研究する人たちの力を借りなければ、
脳脊髄液減少症という病態の全体像の解明は難しいと私は感じています。
_____________________________
柔道事故での脳の加速損傷、
交通事故での脳脊髄液減少症、
ゆさぶり虐待での乳幼児揺さぶれ症候群。
これらはどれも、共通点があると私は思います。
それは、人体に加わった激しい衝撃や首の揺さぶりによって、
脳が(直接的あるいは間接的に)ダメージを受けるという点だと私は思います。
激しい揺さぶりや衝撃によって、
脳が揺さぶられ、脳血管や神経が傷ついたり、脳が直接ダメージを受けたり、
脳脊髄液が漏れて減ることによって、間接的に脳機能が低下したりして起こる、全身機能への悪影響を考えると、
これら3つの病態は、共通することも多く、
無関係ではないと患者の私は感じています。
特に、乳幼児の脳脊髄液漏れについては、
検査も診断も治療も、手つかずなの現状ではないでしょうか?
若いお母さんたちに「乳幼児揺さぶり症候群」の危険を伝える、
行政の取り組みが紹介されていましたが、
乳幼児揺さぶり症候群については、知識を持っていても、
「脳脊髄液減少症」については、
若いお母さんたちを指導する立場の、
保健師さんや、看護師さん、助産師さん、なども
十分な知識をお持ちでないのが、現状ではないでしょうか?
これからは、
乳幼児揺さぶられ症候群を予防しようと活動されている方々にも、
同時に、
脳脊髄液減少症にも学んで知ってもらう必要があると私は思います。
同じ人間である以上、
成人にも高齢者にも学童にも起こることが、
乳幼児にも起きないわけがないと私は思います。
むしろ、体の筋力もなく、首の座らない乳幼児だからこそ、
衝撃で受ける脳のダメージや、髄液漏れの可能性は高いのではないかと
想像します。
もしそうなら、相当数の乳幼児の脳脊髄液漏れが見逃されているかもしれません。
乳幼児揺さぶられ症候群については関心や研究が高まっていても、
乳幼児の脳脊髄液減少症については、研究されているのでしょうか?
乳幼児の脳脊髄液漏れが見逃されているケースも、
私はあると想像します。
現在では、乳幼児の髄液漏れが潜んでいる可能性を頭において、
患者の症状を診る医師は、
ほとんどいないのが現状でしょうから。
今後、ぜひ、多くの分野の専門家の皆さまが、それぞれの視点で、
脳脊髄液減少症という病態の発症メカニズムや、
全体像の解明の研究に取り組んでいただきたいと思いました。
脳脊髄液減少症は、
起立性頭痛があるとは限りません!。
経験した患者が言うんだから間違いありません。
それなのに、「起立性頭痛」がある患者のみを集めて、
診断基準を作ったことは、愚かきわまりません。
最初から、起立性頭痛がある患者しか集めていないんだから、
100パーセントの患者に起立性頭痛があるに
最初から決まっているじゃないですか!
そんな診断基準があるか!
それは、痛みがある「ガン」患者さんを集めて、
がんの診断基準をつくり、
がんと診断される絶対条件が「痛みがあること」にして、
「痛みがないガン患者なんてありえない。」とする、
診断基準を作ったに匹敵するおろかさです。
診断基準を厳しくして、なるべく交通事故での症状を訴える患者の中から、脳脊髄液減少症と診断される患者を出さず、
少数に絞っておけば安泰だと、
思いこんでいる愚か者はいませんか?
脳脊髄液減少症は、そんな甘いもんじゃないんですよ。
視点を広げて考えれば、
社会問題にもつながる重大な疾患なんですよ。
なるべく早期に見逃さず、
早期発見、早期治療することが、
ひいては、損害保険会社にとっても、国にとっても、社会にとっても、個人にとっても、
介護保険料や健康保険料や、生活保護費を抑えるためにも、
どれだけ利益があることか、
早く気づいてほしいのです。
脳脊髄液減少症はなるべくその存在を人々に気づかれず、
たとえ気づかれたとしても、そうだと診断されるのは一部の患者に抑えられるようにしむけておけばいいんだ、
なんて考えている人たちがいるとしたら、
そんな目先の利益だけではなく、
何が本当の人々の利益であり、幸福につながるのか、
目を見開いてもう一度考えてみてほしいのです。
追伸
でも、宮崎先生、あの、脳脊髄液減少症をバッシングし続けてきた、
脳神経外傷学会所属なのね・・・・・ちょっとドッキリ、そしてガックリ。
脳脊髄液減少症の患者救済のための研究ではなく、
損害保険会社に有利な研究をされては困るな~
ねえ、先生、そんなこと、ないよね・・・・
虐待が原因での「乳幼児揺さぶられ症候群」の実験や研究はするけど、
実験して衝撃と髄液漏れが科学的に証明されては、損害保険会社が困るだとうから、
交通事故が原因での「脳脊髄液減少症」の実験や研究はしないよ、なんて
言わないよね・・・・。
企業の利益なんかより、人間の命、健康、体、優先の研究にきまっているよね・・・・・先生・・・
参考はこちら。