東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

Birkebeinerne

2018-04-08 19:50:38 | 映画 movies
めずらしくノルウェー映画を観ました
(テレビでですが…)



ノルウェー人なら知らない人はいないであろう
有名な史実がベースになっています

タイトルの Birkebeinerne は
とあるバイキングの部族の名前で
その部族の2人が主人公です
(国外用の英語のタイトルは個人的にはちょっと残念な Last King)

西暦1200年頃のこと
(※ 海賊のようなイメージのバイキング黄金時代は終わっています)
ノルウェー国内の部族間の勢力争いに
デンマークやスウェーデンなどの他国がからんでの戦国時代

王であった父が亡くなったため
たった2歳にして王位を継ぐこととなる男の子を敵の攻撃から守るべく
命懸けで雪山越えを成し遂げた猛者たち



ストーリーはもちろん感動的でしたが
目を見張ったのは彼らのスキー姿の格好よさ!
「ロシアより愛をこめて」の007かと思いました

しかも007よりはるかに原始的な装備で54kmのロングラン
赤ん坊しょって(あるいは前に抱いて)道なき森を抜け
ギャップをジャンプするわアップヒルを駆け上がるわ
とにかくすごいの一言です

ノルウェー人のスキー魂のルーツを見た気がしました


(絵画にもなっている)

ノルウェー語学校に通っていたときに
教科書に載っていたのか先生から話を聞いたのか忘れましたが
この本当にあった伝説的なストーリーと
それをもとにしたクロスカントリースキーのレース
「ビルケバイネレンネ(Birkebeinerenne)」について
ぼんやりと覚えていたので
ノルウェー語(字幕なし)の映画の割に意外と楽しめた次第です

余談ですが
birk (bokmål では bjørk) は「樺の木」
bein は「脚」の意で
防水生のある樺の木の皮をひざ下に巻きつけている(スキーブーツのかわり?)のが
この部族の名前の由来だとか

この樺の木の皮は今でも結構いい値段で売れるから
薪(樺の木で作る)を作る時間が余ったら皮を集めようかな、と
以前相方が言っていたことを思い出しました
本気かどうかわかりませんが…




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