東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

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2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

昔の窓の修理

2021-06-15 00:13:27 | ノルウェー山暮らし fjellgård
数年前の嵐の時に壊れたまま
板を打ち付けて放置していた食料庫の窓ガラスを
義父が修理してくれることになったので
手伝いがてらやり方を教わりました

知らない間に採寸してオーダーしてくれていたガラスは2枚
1枚は次にまたほかのガラスがだめになった時のための予備です
いつものことながらとても気が利く義父



窓は内側からは取り外せないので
梯子をかけて外からはずしにかかります



これが自分の父(81歳)なら
なんとしてでも止めてわたしが登るところですが
屈強な義父(83歳)が自分がやるという場合は止める理由がないので
下で工具を受け渡しする係に徹します

ガラスの固定に使うのは亜麻仁油のパテ



固めのクレイのようなもので
乾燥すると硬化します



木枠の四方ぐるっとこのパテを押しつけて伸ばして
その上にガラスを乗せてみると
ほんの少し枠に当たってキッチリ収まらない角が1か所



ガラスを切るより木枠を削る方が簡単だからと
玄関先に転がっていた錆びたナイフを拾ってきて
力で押し切る義父



ガラスが収まったら釘で補強をするのですが
普通の釘ではなく折り目のある細い棒状の金属を使います



これを最初の折り目で直角に折り曲げて
短い方を木枠に差し込み角を叩いてある程度押し込んだら
ポキッと折っておしまい



カナヅチが使えない細かな作業にとっても便利なこの棒状の釘
頭がないので最後に周囲をパテで押さえてしまえば
ほとんど目立ちません



ちなみにこの亜麻仁油のパテは美味しいのか
鳥が好んでつついて食べるそうです
軽く見張りながら少し乾かしたら
元の場所に取り付けて作業完了


(窓に映る空がキレイ)

これで次にまたどこかがこわれても
ひとりで修理ができそうです

注意書

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