多摩森林科学園のシダ植物の2回目です。コバノヒノキシダとリョウメンシダを採り上げました。
コバノヒノキシダ(小葉の檜羊歯):チャセンシダ科・属の常緑性で2~3回羽状に切れ込むシダ植物です。山地や山麓の岩上や石垣などに見られます。ここでは第1樹木園の岩上にありました。特徴は中軸の溝の中央が盛り上がることです。ここのものにはソーラスが付いていませんでした。
この写真はストロボを焚きましたので色が変化しています。
ストロボなし
中軸
同じものが片倉つどいの森公園にもありましたので再掲します。
ソーラス
次はリョウメンシダ(両面羊歯):オシダ科カナワラビ属で3~4回羽状に切れ込む常緑性のシダ植物です。特徴は最下羽片の下側第1小羽片が最も長く、ソーラスの付かない葉の表裏が同じように見えることです。山地のやや湿った林下に多い。ここでは第2樹木園にありましたが、片倉城跡公園にもありました。
葉の表
葉の裏
ソーラス
以上
シダはまだまだこれからです。
教えていただいたシダは通る機会があれば確認してみます。
今後ともよろしくご教示ください。