八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

イガホオズキ、クモキリソウ

2017-06-22 15:59:22 | 
梅雨の間の晴れ間というので高尾山へ。

今日見た花のハイライトは一丁平のヤマボウシでしょう。
赤みがかった花と真っ白の花がまじりあって見事な綺麗さでした。


今年もイガホオズキを見ることが出来ました。
小さく目立たない花ですが果実には棘があって面白い。昨年、市内の滝山公園でも見ることが出来ましたが、ここ奥高尾にもありました。






ご参考に前に撮影した果実を添付しておきます。


先週来た時にはまだ咲いていなかったクモキリソウが咲いていました。しかし、近くにもう一株あるはずのが見当たりません。ひょっとしたら盗掘されたのでしょうか、それとも見逃したのか?




あちこちで白い葉が目立ちマタタビが咲いていました。




ムラサキシキブもあちこちに咲いていました。


日影沢にまだエンレイソウが咲いていました。


花は終わっていますが、ベニバナヤマシャクヤクの果実です。これから果実がはじけるまで観察しよう。

同じくタチガシワの果実です。この花はなかなか結実しないそうですが果実がありました。V字型のが果実です。これもはじけて白い毛が付いた種子が出てくるまで観察しよう。


小仏城山近くに沢山出来ていたニガイチゴです。名前からは考えられませんが甘いそうです。



ここからは花と花に来ていた昆虫です。

クリの花に来ていたトンボエダシャク


同じくホシベッコウカギバ:シロチョウと間違いそうです。でも、触角をご覧ください。蛾である証拠に櫛状ですね。


ナンテンハギに来ていたダイミョウセセリ


ニガナに来ていたスジグロシロチョウ


ここからは今日出会った昆虫たちです。

高尾山口で石垣で集団吸水していたルリシジミ達です。この蝶はよく集団で吸水します。


ケーブルの山麓駅近くにいたヤブキリ:同じ格好で2匹いました。

ヤマトシジミ


ムラサキシジミ


アヤシラフクチバ:ヤガ科シタバガ亜科の蛾です。左翅が正常ではありません。

ナナフシ:植物の枝などに擬態しているといわれます。


以上


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ギンリョウソウ(銀竜草)、ウメガサソウ(梅笠草)

2017-06-17 09:15:28 | 
6月16日、今日は珍しく午後に高尾山へ行きました。
山上の展望台から見た我が家の方向には雷鳴がとどろき、真っ黒になって雨が激しい様子がうかがわれました。
帰り道では大きな雹が降ったと見えて街路樹の葉が道路に散らばり、排水路が溢れたように見えました。
夜のニュースでは凄い雷雨の様子が報道されていました。
高尾山ではほとんど雨は降らず、すぐ近くなのに随分違うものです。

3号路にギンリョウソウ(銀竜草)が咲きかけですが姿を見せていました。


先日ご案内したシャクジョウソウとは同じ仲間の腐生植物とはいえ、色が違うだけで随分感じが異なります。

ムヨウラン、サイハイラン、イチヤクソウも咲いていました。

ムヨウラン


サイハイラン


イチヤクソウ




また、山頂近くにはごく小さくて可愛いウメガサソウ(梅笠草)が咲いていました。
ウメガサソウはソウ(草)と名が付きますが、常緑のれっきとした小低木で毎年同じところに咲きます。


今日は昆虫も多くいましたが、3号路でタヌキらしき動物を見ました。
この写真でははっきりわかりませんが、動物がいるのが分るでしょうか?


カラスアゲハ:七福神の石仏の頭の帽子に吸水しています。次から次へと七福神巡りをしていました。


アサギマダラ:登山路の落葉に戯れていました。


アゲハモドキ:蛾ですがジャコウアゲハに擬態しているといわれます。


オオアヤシャク:シャクガ科アオシャク亜科で開帳5~6cmあります。


その他に見つけた蛾:名前はウスキツバメエダシャク、クロクモエダシャク、トラフツバメエダシャク、カザリツマキリアツバ、クロスジシャチホコ、スズキシャチホコ、ツマオビアツバ?、キドクガです。今日はたくさん残っていました。これ以外にも名前不明の蛾が2種いました。




以上
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梅雨時の花達、バンの抱卵

2017-06-15 19:38:52 | 
雨は少ないが梅雨時のお散歩より。

雑木林でシャクジョウソウ(錫杖草)が今年も咲き始めました。
シャクジョウソウは多年草で葉緑素を持たない腐生植物です。
良く似たギンリョウソウ(銀竜草)と同じく梅雨時に咲きます。
ギンリョウソウは銀色(白色)で花の中が青いのに対し、シャクジョウソウは淡黄褐色で花の中は黄色です。






他の梅雨時の花

アジサイの1種ガクアジサイ:この花は萼片が大きくなった装飾花が綺麗で花と間違われますが、2枚目の写真が本当の花です。




ホタルブクロ:白いのと赤いのがあります。




片倉城跡公園の花菖蒲:今満開です。


湯殿川でバンが抱卵しているのを見つけました。
昨年は3月に抱卵していましたので、今年は見られなかったかと諦めていたのですが、2回目の抱卵なのでしょうか?


抱卵中の雌?に餌を運ぶ雄?


これから子育ての様子をまた観察しよう。

カルガモの親子はコガモが10羽のと6羽のとのほかに3羽のもいました。10羽のが全部成鳥になれば凄いのですが。


今日の蛾

ナカトビフトメイガだと思いますが。


オオバナミガタエダシャク:初夏頃に出てくるエダシャクで開張5~6cmもある大形の蛾です。


以上
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ムヨウラン(無葉蘭)、カジカガエル(河鹿蛙)

2017-06-10 15:56:39 | 
暑いが好天の土曜日、高尾山へ出かけました。

梅雨時分の花、ムヨウランが咲き始めていました。
ご覧のとおり葉がありません。

ムヨウランの新芽


ムヨウラン:薄暗い林下に咲きます。花の色も黄色ですが目立ちません。




日が当たる所ではこのように綺麗に撮れます。


サイハイランもあちこちに咲いていました。


面白い形をしたウリノキの花も咲き始めです。


オオバアサガラが先日、大岳山の麓の滝本で咲いていましたので木下沢へ見に行きましたが、少し遅かったようです。
滝本の時のような真っ白ではなく、花も大分落ちていました。




日影の人家脇にドクダミの八重咲が群生していました。これも先日八王子市内で2~3輪咲いていたのを見ましたが、こんなに纏まって咲いているのは初めてです。


今日出会った昆虫。

キアシドクガ:日中だというのにあちこちで群れを成した飛んでいました。まるで白い蝶のようです。毒蛾と名が付いていますが、幼虫・成虫とも毒を持たないようです。




ユウマダラエダシャク?良く似た仲間が多いのではっきりした名前は分りません。


ミズイロオナガシジミ:日影にいました。ゼフィルスの中でも良く見られる種類で我が家の近くの公園や雑木林でもいます。


テングチョウ:新鮮な個体で林道や山道などいたるところで群れていました。


ジャコウアゲハの雌:郵便道(逆沢作業道)に1頭だけで下草に止まっていました。


ダビデサナエだと思いますが:日影沢にいました。


梅雨の風物詩:カジカガエルをやっと見つけました。
今まで高尾山口の案内川などでよく鳴き声を聞いていたのですが、今日は蛇滝口の小仏川で見つけました。


以上
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カルガモの親子、ジャコウアゲハの卵・幼虫・蛹

2017-06-09 13:39:06 | 
湯殿川沿いの散歩より。

カルガモの親子が二組いました。雛は6羽のと10羽のでいずれも大分大きくなっています。
親鳥はしっかり見張っているようですが、一人(1羽)でこれだけの子供を育てるのは大変でしょうね。
これだけいても全部は成鳥になるまで生きていけません。ヘビ、カラス、イタチなどに食われるのでしょう。自然の摂理です。





ジャコウアゲハの子供たちはいろんな成長段階のがいました。

卵と幼虫:卵のは今いる幼虫がウマノスズクサを食べ尽くすまでに孵化すればいいのですが。


蛹になりかけの幼虫:本能とはいえうまく糸を使ってつかまるものです。


蛹(お菊虫)


成虫は飛んでいません。そのうち蛹が羽化するのでしょうが、今度は夏型の成虫になっているでしょう。

ものすごく棘があるアザミがありました。ヨーロッパ原産のアメリカオニアザミです。
要注意外来生物に指定されていますが、あまりに棘が強くて駆除しにくいそうです。




以上

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