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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2025年 番外:新横浜公園~鶴見川・鴨居で探鳥

2025-01-24 17:17:24 | 野鳥と花

今年もミコアイサ(巫女秋沙:カモ科ミコアイサ属の鳥類で冬鳥)の雄に会いたくて新横浜公園へ探鳥に訪れました。

残念ながら雄はいませんでしたが、雌が1羽いました。

偶然、潜って魚をゲットしたところを撮影できました。食性は動物食傾向の強い雑食で主に魚を食する。

今年はどうも雄が居ついていないようです。残念です。

他に出会った鳥たち。

カンムリカイツブリ(冠鳰:カイツブリ科・属の鳥類で冬鳥):食性は動物食。

カワウ(河鵜、川鵜:ウ科・属のの鳥類で留鳥):主食は魚類。

鶴見川にもいました。亀と共に。このウは婚姻色で顔が白くなっている。

コガモ(小鴨:カモ科マガモ属の鳥類で冬鳥)のペア:食性は植物食で藻や水草などを食す。

ハシビロガモ(嘴広鴨:カモ科ハシビロガモ属の鳥類で冬鳥)の雄は眠っていました。食性は植物食傾向が強い雑食。

ハシビロガモの雌

コサギ(小鷺:サギ科コサギ属の鳥類で留鳥):食性は動物食で主食は魚類。鶴見川にもいました。

アオサギ(青鷺:サギ科アオサギ属の鳥類で留鳥):食性は動物食で魚類、両生類、爬虫類、昆虫等。これも鶴見川にも数羽いました。

オオバン(大鷭:クイナ科オオバン属の鳥類で冬鳥or留鳥):食性は植物食傾向の強い雑食。よく見えませんが足には木の葉上の水掻き(弁足)があり泳ぎはバンより上手。多くのバンが陸上に上がって菜の花の葉等を食べていました。鶴見川にも多数おり、鶴見川ならぬ大鷭見川と名前を変えてもいいぐらいでした。

 

鶴見川では

イソシギ(磯鷸:シギ科の鳥類で留鳥or夏鳥):食性は動物食で主に昆虫を食べる。

オカヨシガモ(丘葦鴨:カモ科ヨシガモ属の鳥類で冬鳥):食性は主に植物食。嘴が橙色の方が雌でのこりの3羽は雄。

ヒドリガモ(緋鳥鴨:カモ科ヒドリガモ属の鳥類で冬鳥):食性は主に植物食。右側の頭頂がクリーム色で顔から頬が茶色のものが雄。左側が雌。

ヒドリガモの雌

鶴見川の土手には菜の花やスイセンそして白梅が1本咲いていましたが、昨年咲いていたカワヅザクラ(河津桜)はまだ咲いていませんでした。

  

また、河原には白花のオオイヌノフグリが多く咲いているとのことなので、また機会があれば来て見てみたい。

以上

 


2022年 片倉城跡公園:コジュケイ(小綬鶏)、カタクリ咲き始め等

2022-03-17 16:03:44 | 野鳥と花

今日も片倉城跡公園近辺のお散歩です。

片倉つどいの森公園の近くで突然バタバタという鳥の羽音がして2羽のコジュケイが飛び立ち、1羽が高い木に止まりました。コジュケイは普段は地上を歩いているのですが、時にはこのように飛んで高い木にも止まります。キジや高山鳥のライチョウも同じです。

次の写真、上方の枝の中央辺りに止まっているのが見えますか。

 

片倉城跡公園では隣の人家のカタクリはほぼ満開になりましたが、片倉城跡公園の中のカタクリはやっとちらほらと咲き始めました。

 

一番早く咲くスミレのアオイスミレも咲いていました。

カタクリの花が終わった後に咲くヤマブキソウですが、カタクリがまだ満開ではないのに1輪だけ咲いていました。この花が満開の時は奥の沢一面黄色くなります。

コナラのドングリが綺麗な赤色に芽生えていました。

片倉城跡公園の上の畑地ではホトケノザが一面赤い絨毯を敷いてあるように咲いていました。

片倉つどいの森公園の近くでは

ハナズオウの蕾が赤らんでいます。ユスラウメの蕾も膨らんできました。

ハナズオウの蕾

 

モミジイチゴが咲き始めました。

 

片倉つどいの森公園のハクモクレンが満開です。片倉城跡公園のコブシの大木はまだ咲いていません。

片倉つどいの森公園のソメイヨシノの蕾が赤らんでいます。あと何日かで咲きそうです。

フキが花になっています。

春は急ピッチで進んでいるようです。

以上


2022年 東京薬科大学薬用植物園等:ナニワズ(難波津)の花、オオカメノキ(大亀の木)等の冬芽

2022-02-03 17:08:00 | 野鳥と花

国立昭和記念公園でセツブンソウが開花しているとのことなので、今日は東京薬科大学薬用植物園へ出かけました。しかし、花はナニワズが咲いているだけであとはセツブンソウはもちろんオーレンもスミレも咲いていませんでした。

ナニワズ(難波津):ジンチョウゲ科・属の落葉小低木で雌雄異株。落葉といっても冬ではなく夏に落葉し冬は葉が付いています。オニシバリの亜種とされることもあります。花期は4~5月で花は黄色、果実は液果で8~9月に赤橙色に熟します。

ムクロジの大木に果実が付いていました。ムクロジ(無患子)はムクロジ科・属の落葉高木で有毒植物。花期は6月頃で果実は10~11月に黄色く熟します。

 

あとは見かけた冬芽を挙げておきます。

平山城址公園で枯葉を付けたヤマコウバシが2本ありました。ヤマコウバシ(山香ばし)はクスノキ科クロモジ属の落葉低木で雌雄別株だが雌株しかない。葉を揉むと芳香があるというし、木を折ると生姜の匂いがするという。花期は3~4月で果実は10~11月に黒く熟す。冬芽は鱗芽で葉痕は半円形。維管束痕は多数。この冬芽の中には花と葉の両方が入っている混芽。クロモジ属ではヤマコウバシだけが混芽です。

あとは薬用植物園で見た冬芽です。

ネジキ(螺子木):ツツジ科ネジキ属の低木~小高木。花期は5~7月で果実は9~10月に熟す。白い花が下向きに多数咲き、果実は上向きに付く。冬芽は鱗芽で芽鱗は2個。葉痕は半円形で維管束痕は1個。三大美芽の1つといわれる。

 

ナツハゼ(夏櫨):ツツジ科スノキ属の落葉低木で花期は5~6月、果実は8~10月に黒く熟す。冬芽は鱗芽で芽鱗は6~8個。葉痕は三日月型ですがこの写真では見えません。

ザイフリボク(采振木):バラ科ザイフリボク属の落葉小高木で花期は4~5月、果実は9~10月に紫~黒紫色に熟す。冬芽は披針形の鱗芽で芽鱗は5~9個。赤色~紅紫色で光沢があり綺麗。三大美芽の1つといわれる。ただし、この写真は望遠で撮影したものを拡大しているのでピンボケです。ご容赦ください。

ここで、ご参考に三大美芽といわれる最後の冬芽はコクサギです。

キハダ(黄肌):ミカン科キハダ属の落葉高木で花期は5~7月、果実は9~10月に黒く熟す。名前は内樹皮が黄色のため。冬芽は葉柄内芽で葉が落ちると冬芽が現れる。従って葉痕は馬蹄形で冬芽を囲み、維管束痕は3グループ。鼻の大きなピエロのように見えますか?

 

エンコウカエデ(猿猴楓):ムクロジ科カエデ属の落葉高木で花期は4~5月。冬芽は鱗芽。

 

ムシカリ(虫狩、別名:オオカメノキ):スイカズラ科ムシカリ属の落葉小高木で花期は4~6月、果実は9~10月に赤~黒色に熟す。冬芽は芽鱗が早落性なので普通は裸芽になる。柄を持った幼い葉が向かい合い、その間に花芽が付く。葉痕は半円形で維管束痕は3個。冬芽には種々な形があって面白いので4個挙げておきました。

間に花芽がない

間に花芽がある。

葉芽の一つで左側の芽鱗が落ちていないように見える。その傍に付いている小さなものは何か不明。下に葉痕が見えます。

3個とも葉芽に見えます。

平山城址公園にいたカシラダカです。ホオジロに似ているが仲間の冬鳥です。久し振りで見ました。数羽で食事中でした。

帰り道、公園で見たモミジバスズカケノキの冬芽です。冬芽は葉柄内芽で葉柄が落ちた後に冬芽が現れる。従って、葉痕はほぼ円形で冬芽を囲んでいる。

 

以上


2022年 片倉城跡公園:カワラヒワ(河原鶸)、二ホンタンポポ(日本蒲公英)等

2022-01-31 15:59:06 | 野鳥と花

今日は片倉城跡公園の散策です。ルリビタキが来ているはずなので探しに行ってみました。残念ながら見つかりませんでした。何人か大きなカメラを持って探鳥に来ていましたが、どうもルリビタキやキクイタダキを探していたようです。

今日見た鳥は

カワラヒワ(河原鶸):住吉神社に群れでいましたが神経質な鳥なのでなかなか近くに寄らせてくれません。なんとかこっそり撮影できたのがこれです。秋にはヒマワリの種を食べに群れでやってきます。

本丸広場でセグロセキレイ(背黒鶺鴒):ハクセキレイ(白鶺鴒)との見分けはハクセキレイが頬(目の下)も白いが、セグロセキレイは頬も黒い。

キジバトが片倉城跡公園の上の畑に群れていました。普通、1~2羽でいるのですが、今日は珍しく10羽以上でいました。

これは片倉城跡公園の林下で単独行動のキジバトです。

シロハラが今日もいました。

他にも池にアオサギとカルガモがいました。

片倉つどいの森公園に(二ホン)タンポポが1輪咲いていました。セイヨウタンポポが早く咲くのはよく見かけますが、(二ホン)タンポポも早く咲くのですね。

我が家の裏庭で昨年咲いていた春蘭を鉢植えにしていたのですが、今日見ると蕾が3個出来ていました。咲くのが楽しみです。

以上


2022年 小宮公園:ヒメグルミ(姫胡桃)等の冬芽5種等

2022-01-11 10:06:48 | 野鳥と花

1月10日。今日は今年初めて小宮公園へ行きました。

公園ではソシンロウバイが満開です。

今日であった鳥はモズとメジロです。メジロは樹液を吸っていました。樹液も甘いのでしょうか?

 

ユーカリの蕾が気になっていたのですが、昨年は開かなかったようです。出来てから年を越して2年がかりで咲くのですね。

ワダソウの自生地で綺麗に下草刈りをしてありました。きっとボランチィアの人達が刈り取ってくれたのでしょうが、これで今年の花期には沢山のワダソウが見られることでしょう。

冬芽を挙げておきます。

ヒメグルミ(姫胡桃):オニグルミの変種で落葉高木。冬芽は裸芽ですが芽鱗のように見えるものがあります。葉痕は倒松形~T字形で維管束痕は3グループ。色んな顔に見えますね。

  

ハナイカダ(花筏):ハナイカダ科・属の落葉低木。頂芽は小さく長さ4~6mmぐらいで鱗芽。葉痕は半円形で維管束痕は1個。

 

ゴンズイ(権瑞):ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木。普通仮頂芽は2個付き鱗芽。葉痕は半円形~円形で維管束痕は9個。

葉痕を見るため横から見ると

ツノハシバミ(角榛:カバノキ科ハシバミ属の落葉低木):雄花序が出来ていました。芽鱗はなくむき出しです。葉芽(冬芽)は手が届かずに諦めました。

ウグイスカグラの冬芽:スイカズラ科・属の落葉低木で冬芽は鱗芽。葉柄が残るので葉痕は見られません。冬芽の両脇に付いているものが葉柄です。花期は4~6月ですが、昨12月に咲いているものがありました。

 

最後にオヤマボクチの果実がありました。

 

オヤマボクチのボクチ(火口)は火打石から出る火花を移しとる綿毛のことでこの葉の裏にある綿毛のことです。

これが枯れ葉の裏の写真ですが、綿毛のようなものは見当たりませんが何かごく短いものがあるように思えます。触ってみると軽くてサラサラでいかにも燃え易いという感じでした。

以上