9月29日。高尾山の散策その2:花編です。いつ出かけても何かの花が咲いており目を楽しませてくれます。6号路では人が多かったがその他の道ではほとんど人に出会わずゆっくり楽しめました。
6号路では
オオヤマハコベ(大山繁縷):ナデシコ科ハコベ属の多年草で花径が約10㎜ぐらいで花弁の先が鋏状に深く切れ込む。

イヌショウマ(犬升麻):キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草でサラシナショウマが薬用になるのに対しこちらは役に立たないのでイヌが付く。

カシワバハグマ(柏葉白熊):キク科コウヤボウキ属の多年草で平野の丘陵部にもよく見られる。葉がカシワの葉に似ているため名付けられた。ハグマは仏具の払子の先についている白い毛(白熊)のこと。

高尾林道で
モミジガサ(紅葉笠):キク科コウモリソウ属の多年草で葉がモミジの形に似ている。若芽は香りがあり山菜として珍重される。

メナモミの2m近くになる大きな株がありました。メナモミ(雌ナモミ)はキク科メナモミ属の1年草でコナモミに比べ茎の毛が白く長い。

レモンエゴマにも大きな株がありました。レモンエゴマ(檸檬荏胡麻)はシソ科・属の1年草で葉や茎にレモンの香りがするという。荏胡麻は種子がゴマに似ているため。
シラネセンキュウ(白根川弓):セリ科シシウド属の多年草で漢方薬の原料になるセンキュウに似ていることから名付けられた。

ヤブマメ(薮豆):マメ科ヤブマメ属のつる性1年草で林縁に生育しエンドウ豆に似た豆を付ける。

大平林道では、4号路で沢山咲いていたというタカオヒゴタイは「蕾固し」で咲くのはだいぶ先になりそうです。
どこにでも咲いているがミズヒキ(水引)が赤く目立ちます。蕾は赤いが咲いた花は咲いた花は白く見えます。実際は拡大写真でご覧の通り、花の萼片が4裂し上側は赤色で下側は色が淡く白色に見えますが、小さい花なのでよく見ないとわかりません。

これもあちこちで咲いていますがシモバシラ。シソ科の多年草で冬季この茎が枯れたのが水分を吸い上げて氷の芸術=シモバシラ(霜柱)ができるため名付けられた。

ノササゲ(野大角豆):マメ科ノササゲ属のつる性多年草で林縁などに生え、青い綺麗な豆を付けます。

萩原作業道で
ダンドボロギク(段戸襤褸菊):キク科タケダグサ属の1年草で北アメリカ原産の帰化植物。愛知県の段戸山で初めて確認されたため名付けられた。頭花は上向きに付ける。白い綿毛を付けた種子が大きく広がりその姿を襤褸に例えたという。

ベニバナボロギク(紅花襤褸菊):キク科ベニバナボロギク属の1年草。ダンドボロギクに似るがこちらは紅花。

日影沢で
ヤマゼリ(山芹):セリ科ヤマゼリ属の多年草で山地の渓谷沿いなどに生育する。

日影キャンプ場にもジイソブが咲いていました。

旧甲州街道で
キンモクセイが咲きよい香りを漂わせていました。この香りをかぐとまさに秋という感じがします。

梅林の下にムラサキエノコロが一面に咲き風に吹かれてゆらゆら揺れていました。

摺差のあたりでネナシカズラが咲いていました。ネナシカズラ(根無葛)はヒルガオ科ネナシカズラ属の1年生寄生植物で日当たりのよい山野の草や木に巻き付き、宿主に寄生根を出して寄生すると本来の根は枯れてなくなる。

最後に今日は開花したアケボノシュスランを見ることが出来ました。昨年は蕾すらつかなかったとのことですが今年は沢山咲いていました。アケボノシュスラン(曙繻子蘭)はラン科シュスラン属の常緑多年草で根元近くが越冬します。花はほとんど開かないような状況です。夏に咲くベニシュスランと当然のことながらよく似ています。

以上





































































