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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2025年 片倉城跡公園近辺:キンラン(金蘭)、ユキザサ(雪笹)等

2025-04-23 08:40:24 | 花と昆虫

4月22日。片倉城跡公園へ行く途中の雑木林等でキンラン(金蘭:ラン科キンラン属の多年草)咲き始めていました。例年ゴールデンウイークの頃に咲くのですが今年は咲くのが早い。今年は山野草の咲くのが遅いのや逆に早いのがあり様々で開花時期の把握が難しい。

咲いているのはほんの一部であとは蕾。本格的に咲くのは2~3日後になるでしょうか。

    

道路の並木下にあるホタルカズラが満開です。

片倉城跡公園では

奥の沢のヤマブキソウが満開。

二の丸広場の藤棚等のフジの花も満開です。

片倉つどいの森公園のハンカチノキも満開近くになりました。ハンカチに例えられた2枚の苞葉が大分大きくなりあとは薄緑色がもっと白くなれば見頃です。

 

苞葉の中にある頭(毬)状花序が本当の花で、多数の雄花と1個の緑色の両性花からなる頭花と多数の雄花だけからなる頭花もあります。

片倉城跡公園に戻って

2か所でユキザサ(雪笹:ユリ科の多年草)がこれも満開でした。葉が笹に似るのと花が白く雪に例えられ名がついた。果実は液果で赤く熟しますが、落ちることが多くなかなか見られません。

  

この花にマダラガ科クロマダラ亜科のヒメクロバ(姫黒翅)が吸蜜に来ていました。ヒメクロバとタケノホソクロバの2種がよく似ていて区別しずらいのですが翅脈がはっきりしないのでヒメクロバとしました。異論があればご指摘ください。

樹木の花でヤブデマリとツリバナが咲き始めていました。

ヤブデマリ(藪手鞠:スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木):ガマズミ同様多くの果実ができて赤く熟します。

ツリバナ(吊花:ニシキギ科・属の落葉低木):花は両性花で果実は熟すと5裂し赤い仮種皮に包まれた種子が花被片の先に吊り下がる様子が面白い。

湿地に

ホソバオモダカ(細葉面高:オモダカ科・属の水生植物:オモダカの品種で葉が細いもの。)が一株だけ咲いていました。水田に咲くオモダカよりずいぶん早く咲いたものです。

先般、エンコウソウ(猿喉草)をご紹介しましたが、リュウキンカとの違いとしてリュウキンカは茎が直立して花を付けるが、エンコウソウの花茎は横に這い先の方から斜上して花を付けるという様子が分かる写真が撮れましたので挙げておきます。

湿地でこんなトンボに出会いました。腹部が変わった色なのですぐ種名が分かるかと思ったのですが分かりませんでした。ご存じの方教えてください。この写真1枚しか撮影出来ませんでした。

追加説明:東鴨ルパンさんありがとうございました。シオヤトンボでした。シオヤトンボ(塩屋蜻蛉)は春一番のトンボです。未熟な雄は雌と同じような黄色ですが成熟すると背部や腹部は灰色~水色になります。しかし、成熟する前にはこの写真のトンボのように中途半端な色になるとのことでした。

以上


2025年 小宮公園:ワダソウ(和田草)、クチナシグサ(梔子草)等

2025-04-18 20:44:50 | 花と昆虫

4月18日。ワダソウを見たくて小宮公園を訪問しました。

ワダソウ(和田草:ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草)はもう遅いかと思っていたのですが、赤い葯が落ちていたものが多かったものの、何とか残っているものがありよかったです。「しろはらの小道」付近より「みずき平」、それよりも「ひよどり沢」に新鮮な花が多く残っていました。花の雄蕊は10個あり赤褐色の葯が付く。名前は長野県の中山道にある和田峠に因む。

   

まだ早いかと思っていたクチナシグサ(梔子草:ハマウツボ科クチナシグサ属の越年草で半寄生植物)があちこちで咲いていました。自分で光合成もするが他の植物の根に寄生し養分を取ることもします。名前は果実がクチナシの果実に似ているため。

   

ほかにも種々の花達が咲いていました。

スミレではタチツボスミレがここでも多く咲いていますが、その中にアカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫)が一株ありました。葉の葉脈付近が赤(紅紫色)くなっているタチツボスミレです。ご覧の通り花のすぐ下に葉がありますが葉脈あたりが赤くなっています。

他のスミレではマルバスミレとニョイスミレが咲いていました。

マルバスミレ(丸葉菫):ご覧の通り幅丸いスミレです。

ニョイスミレ(如意菫:別名ツボスミレ(壺菫)):小さな菫で他のスミレより遅く咲き始めます。

スミレ以外でも

ウマノアシガタ(馬の足型:キンポウゲ科・属の多年草):名前は葉の形(1枚目の写真の右下の葉)がウマノアシガタに似ているというのですが?上部の葉は2枚目の写真の花のすぐ下にある葉の通り無柄で線形に深裂します。

 

くぬぎ平でエビネ(海老根:ラン科エビネ属の多年草)が早くも咲いていました。

チゴユリ(稚児百合:イヌサフラン科ホウチャクソウ属の多年草)も咲き始めです。

 

雑木林ホール前の花壇でキバナオドリコソウとバイカイカリソウが咲いていました。

キバナオドリコソウ(黄花踊子草:シソ科オドリコソウ属の常緑多年草):ヨーロッパ東部~西アジア原産の園芸植物。

バイカイカリソウ(梅花碇草:メギ科イカリソウ属の多年草):花に距がなく形が梅の花に似るイカリソウ。

樹木の花では

公園入口にヒメコウゾ(姫楮:クワ科コウゾ属の落葉低木で雌雄同株・雌雄異花)の雌花が咲いていました。

園内にはオトコヨウゾメとヒメリンゴが満開です。

オトコヨウゾメ(漢字不明。スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木):ガマズミの仲間なので秋には赤い実をつけ紅葉も綺麗です。ガマズミも花が咲いているものが1本ありました。

 

ヒメリンゴ(姫林檎:バラ科リンゴ属の落葉小高木):ピンク色の蕾が可愛い。

 

かわせみの小道でガビチョウの親子に出会いました。雛は鳴きながら羽根を震わせて餌をねだっているのが可愛かった。

 

今日出会った昆虫はムナビロアカハネムシとバラシロエダシャクです。

ムナビロアカハネムシ(胸広赤翅虫:アカハナムシ科・亜科・属の甲虫):雑木林の縁あたりで5~6月に普通に見られますが、赤い羽根なのでよく目立ちます。よく似た仲間が多いので同定が難しいですが違っていればご指摘ください。

バラシロエダシャク(薔薇白枝尺:シャクガ科エダシャク亜科の蛾):翅の黒い模様は変化が多い。花の蜜を食し、幼虫はバラ科の葉を食べる。

以上


2025年 片倉城跡公園近辺:ランヨウアオイ(乱葉葵)、ギンリョウソウ(銀竜草)等

2025-04-17 19:56:18 | 花と昆虫

片倉城跡公園では

奥の沢のヤマブキソウ(山吹草:ケシ科ヤマブキソウ属の多年草)がほぼ満開で一面黄色になっています。

二の丸広場の藤棚のフジが咲き始めました。

林下では

長い間蕾だったランヨウアオイ(乱葉葵:ウマノスズクサ科ランヨウアオイ属の常緑多年草)が咲いていました。下草刈りで何時も葉まで刈り取られるのですが、この株は何とか生き残っていたものです。他のアオイ類と比べ比較的に少なく南多摩の丘陵地帯に局所的に生え絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されている。

湿地では

フデリンドウが花盛りです。

ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索:ケシ科キケマン属の多年草)も湿地のあちこちで咲いていました。花の色は通常淡紅紫色ですが、よく似たエンゴサクは淡紫色です。

ゼンマイ(薇:ゼンマイ科・属の常緑性シダ植物)が多くの胞子嚢を出していました。

ニョイスミレ(如意菫、別名ツボスミレ(壺菫))も咲き始めていました。小さな菫で割合遅く咲き始めます。

エンコウソウ(猿猴草:キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草)も咲き始めました。リュウキンカの変種でリュウキンカが茎が立つのに対し、茎が横に広がり先を斜上して花を付ける。

 

公園外では

あちこちで多くのスミレの類が咲いていました。

一番多いのがスミレ(菫)

アリアケスミレ(有明菫)も多い。

 

アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)の1種

大塚山でアカネスミレ(茜菫):茎に微毛が生えているのでアカネスミレとしました。よく似たオカスミレ(丘菫)は無毛。

これも大塚山でヒゲコスミレ(髭小菫):側弁に毛がある。毛のないものをコスミレといい関東地方に多い。

 

道路の並木の下にホタルカズラ(蛍蔓:ムラサキ科・属の多年草)が咲いていました。

昨年ここから枝を取ってきて我が家で挿し木したものが1輪咲きました。

大塚山でギンリョウソウ(銀竜草:ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草で腐生植物。別名ユウレイタケ(幽霊茸))が早くも頭を出していました。これからもっと多く出てくるでしょう。

同じく大塚山でキンバエ(金蠅)がいました。金属光沢が綺麗な蠅で市街地より森林内に多い。

セスジナミシャク(背条波尺蛾:シャクガ科ナミシャク亜科の蛾)が飛び出し樹木の幹に止まりました。背筋に白線が1本走り網目状の白線模様がある蛾です。花の蜜を食し、幼虫はアケビ科の葉を食する。

以上


2025年 絹の道~上柚木公園等:コケリンドウ(苔竜胆)、ハナイバナ(葉内花)等

2025-03-29 13:12:06 | 花と昆虫

3月28日。今日は石橋入緑地~絹の道~上柚木公園~西柚木~中山地区と歩いてきました。

石橋入緑地では

フッキソウ(富貴草:ツゲ科フッキソウ属の常緑亜低木)が咲いていました。この写真では先が焦げ茶色の雄花(萼と雄蕊だけ)は茎の上部に多く付き、雌花(萼と白い雌蕊だけ)が雄花の下に3個見えています。雄花の雄蕊は4本で雌花の花柱は2個です。常緑であることから繁栄につながる富貴という名が付いたといわれる。

国道16号バイパスの側道に入ると

フラサバソウが咲いており花も果実も出来ていました。昨年まではここにあるとは気付きませんでした。あちこちで繁殖しているようです。

 

小さなヒメスミレ(姫菫)がありました。スミレ(菫)とよく似ているのですが、小さいのと基部の葉の形と葉柄に翼がないのでヒメスミレとしました。

基部の葉

以前に生えていて雑草に隠れて消えていたスズメノエンドウ、カラスノエンドウとカスマグサが雑草が刈られたため復活していました。

カスマグサ

 

大塚山の中腹にあるナツグミ(夏茱萸:グミ科・属の落葉小高木)はまだ蕾でした。

しかし、この後行った西柚木にあるものは咲き始めていました。果実は5~7月に熟し食べられます。

絹の道では

ヤマザクラ(山桜)が満開です。

スプリングエフェメラルの一つであるビロードツリアブがここにも多く飛んでいました。

シャクガ科ナミシャク亜科の蛾の1種モンキキナミシャク(紋黄黄波尺)が飛び出して枯葉に止まりました。これも春にのみ出現する蛾でナカモンキナミシャクに(中紋黄波尺)酷似します。

スミレとコスミレがお互いすぐ近くに咲いていました。スミレの類の判定は難しいので苦手ですが葉や距の形、葉柄の翼の有無等で判別しましたものの間違っていればご指摘ください。花の色は写真にすると感じがずいぶん変わります。

スミレ(菫):葉柄に翼あり。葉の形が細長い。

コスミレ(小菫):葉の形が卵形。左側の花につく距が長い。

芝地にコケリンドウ(苔竜胆)が咲いていました。なお、中山地区の芝地でも咲いていました。この花は雄蕊が先熟で花粉を出し終わってから雌蕊の柱頭が開きます。2枚目の写真の右の花では黄色い雄蕊が付いていますが、左の花では雄蕊がなくなり、雌蕊の柱頭が開いています。3枚目の写真の花は雄蕊がなく柱頭だけの雌性期なのが明確にわかります。また、花冠は5裂しますが裂片よりわずかに小さい副片があり10裂に見えます。

  

先日、裏高尾でカツラの林が赤くなっているのを見て、上柚木公園にあるカツラの花が咲いていないか見に行きました。

その途中の道路の並木のトキワマンサク(マンサク科の常緑樹で垣根などに利用される)の1本が早くも咲いていました。

カツラ(桂:カツラ科・属の落葉高木で雌雄異株)の雄株に雄花が咲き始めていました。葉が出るより先に葉腋に花を咲かせ花弁も萼もなく、多数の雄蕊の基部が苞に包まれるという面白い花です。

 

他には花影がなく、ウラシマソウが葉を出していましたが蕾もまだ出ていませんでした。

西柚木では

ハナイバナ(葉内花:ムラサキ科ハナイバナ属の1~越年草)が少しだけ咲いていました。花は小さいですが淡青色の綺麗な花の中心部に副花冠もあり、ヤマルリソウ(山瑠璃草)の花に似ています。

中山地区では

ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)が多く咲いていました。

ミツバアケビ(三葉木通:アケビ科・属の落葉つる性木本)に花が付いていました。花茎の下方にある3個の大きい花が雌花で先の小さな花の塊が雄花です。

道路脇の生垣になっているヒュウガミズキ(日向水木:マンサク科トサミズキ属の落葉低木)の花にベニシジミが吸蜜していました。

道路の歩道の隙間にオランダミミナグサ(阿蘭陀耳葉菜草:ナデシコ科ミミナグサ属の越年草)が咲いていました。ヨーロッパ原産の帰化植物でいわば雑草です。在来種のミミナグサ(耳菜草:ナデシコ科ミミナグサ属の越年草)に酷似していますが、オランダミミナグサは閉じた花の花弁が萼より長くてはみ出すが、ミミナグサの花弁は萼の中に隠れてほとんど出ない等の見分け方がある。

 

以上


2024年 片倉城跡公園近辺:名前不明の昆虫2種、樹々の果実 等

2024-12-27 18:45:18 | 花と昆虫

今日も片倉城跡公園近辺の散策です。

片倉城跡公園の住吉神社の壁に冬の最中に私が初めて見る昆虫が2種いました。ご存じの方名前を教えてください。

ヒメバチ科ハバチヤドリヒメバチ亜科アメバチモドキ属の1種ではないかと思いますが不明です。

ナナフシかその幼虫に似ているのですが不明です。(ヒゲナガサシガメ(カメムシ目サシガメ科の昆虫)の幼虫と判明しました。これに羽が生えると成虫になり他の昆虫などを捕えて体液を吸う。成虫・幼虫とも樹上で見られるが、冬期は地上近くで成虫より多くみられるとのこと。)

今時咲いている花は少ないのですが、お馴染みの花2種が片倉城跡公園の上の畑地に多く咲いています。

オオイヌノフグリ

ホトケノザ

今よく目にする樹木の果実等を5種

片倉城跡公園の池の傍に生えているラクウショウ(落羽松:スギかヌマスギ属の落葉高木):果実は球果で球形、らせん状についた5~12個の果麟からなる。

 

サルスベリ(百日紅:ミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木):果実は蒴果で熟すと6裂し翼のある種子が出てきます。

 

イヌツゲ(犬柘植:モチノキ科・属の常緑低木):イヌツゲの葉は互生でよく似たツゲの葉は対生。イヌツゲの果実はご覧の通りだが、ツゲの果実の先には3本の花柱が角のように残る。

 

同じ木にイヌツゲの虫こぶ(虫えい)がありました。イヌツゲタマバエがイヌツゲの新芽に作る虫こぶでイヌツゲメタマフシ(犬柘植芽玉附子)です。

近くの別の公園にあるユリノキ(百合の木:モクレン科ユリノキ属の落葉高木):果実は集合果で一つの花に約100個の実(種子)ができ、一つ一つは翼果で集まって松毬のようになります。この果実は種子が落ちた後の殻になっています。

 

ナンキンハゼ(南京黄櫨:トウダイグサ科シラキ属の落葉高木):果実は蒴果で熟すと果実が割れ白い蝋物質に包まれた3個の種子が出てきます。

 

以上