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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2022年 片倉城跡公園近辺:ウスモンフユシャク(薄紋冬尺)、アカメガシワ(赤芽柏)の冬芽等

2022-12-30 16:02:06 | 花・昆虫・野鳥

片倉城跡公園で冬尺蛾の1種ウスモンフユシャク(薄紋冬尺)がいました。今冬今迄に出会ったクロスジフユエダシャクやイチモジフユナミシャクはシャクガ科エダシャク亜科やナミシャク亜科の蛾でしたが、ウスモンフユシャクはシャクガ科フユシャク亜科の蛾です。前翅長14~19mmぐらいの小さな冬尺蛾です。幼虫はクヌギやコナラの葉をよく食べます。

湯殿川では今日もカワセミやバンに出会いました。

カワセミ:今日は雄でした。

バン2羽:仲良く泳いでおりどうもペアが出来上がったようです。春が楽しみです。両者は嘴~額の赤さが少し違います。

  

雑木林でアカメガシワ(赤芽柏)の冬芽がありました。

アカメガシワはトウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木で雌雄異株。冬芽は裸芽で褐色の星状毛が密生。頂芽は大きく側芽は小さく丸い。葉痕は円形で維管束痕は多数。

  

以上


2022年 片倉城跡公園近辺:バンの成鳥、アジサイ等の冬芽

2022-12-28 11:12:01 | 花・野鳥

12月27日。今日も片倉城跡公園近辺を散策。

湯殿川でバンの成鳥に出会いました。24日に出会ったバンは幼鳥でしたが、成鳥になるとこのように嘴の上部から額にかけて真赤になります。今年はバンの子育てを見ることができませんでしたが、来春には見たいものです。

片倉城跡公園で

アジサイの冬芽です。冬芽は裸芽で葉痕はハート形~三角形。頂芽は大きいが草が葉このように小さい。この冬芽も葉痕の維管束痕が3個で人の顔に似ています。

ヤマモミジの冬芽:冬芽は鱗芽で対生になる。頂芽は普通出来ずに2個の仮頂芽になる。葉痕は三日月形で上端に毛が生える。維管束痕は見えませんが3個です。カエデの仲間はこのように普通は対生になっている。冬芽の脇にある緑色のものは昆虫の卵ではないかと思いますがどうでしょうか?

ドウダンツツジの冬芽:紅葉も真っ赤で綺麗ですが冬芽も赤くて綺麗です。鱗芽で葉痕は三角形で維管束痕は1個。冬芽には花芽と葉芽が一緒に入っている混芽です。

カキノキの冬芽:鱗芽で葉痕は円形~半円形~三角形で維管束痕は小さいのが一列に丸く並んでいます。また葉痕はこのように隆起しています。

ウワミズザクラの2年枝の冬芽と落枝痕:冬芽は鱗芽で芽鱗は5~8個。2年枝では花序が落ちた後はこのように丸い落枝痕となって目立つ。

キャラボクの雄花の蕾が随分膨らんでいました。キャラボク(伽羅木)はイチイ科の常緑性低木(針葉樹)でイチイの変種で幹が直立せず横に広がる。雌雄異株でこの木は雄株。花期は3~4月。

この冬芽は名前が分かりません。葉がおちている時期は同定しにくいので夏のうちに名前を調べておかなければ。

以上


2022年 片倉城跡公園近辺:枝に棘がある梅、イチモジフユナミシャク(一文字冬波尺)等

2022-12-28 11:12:01 | 花・昆虫・野鳥

今日も片倉城跡公園近辺を散策。

片倉つどいの森公園の近くで梅が咲いていました。

その木の下方にある枝をたまたま見てみると大きな棘が沢山付いています。私は梅の木の棘を初めて見ましたが、ウメはバラ科の落葉小木なので棘が付いていてもおかしくないと思います。調べてみると原種に近いウメには棘があることもあるようです。

さらに探してみると、その棘から新芽が出て蕾が付いているものがありました。棘から新芽が出るというのも初めて見ました。面白いですね。

ワロウバイ(和蝋梅)も1輪咲いていました。

マサキに赤い果実が沢山生っていて、まるで何かの赤い花が満開であるかのようになっていました。ご覧の通りマサキの果実は熟して4裂し中から橙赤色の仮種皮包まれた種子が出てきます。それがまるで花のように見えたものです。

  

イヌツゲにはイヌツゲタマバエが作る新芽が肥大してできる虫えい(虫こぶ):イヌツゲタマフシが出来ていました。

今日見た鳥たち

湯殿川で

ダイサギ

アオサギ

ジョウビタキの雄:雌は既にみていますが雄は今冬初見の冬鳥です。

今日もカワセミがいました。

片倉城跡公園の雑木林で

シジュウカラ

片倉城跡公園の住吉神社で

今年初めて冬尺蛾の1種:イチモジフユナミシャク(一文字冬波尺)の雄を見つけました。これから翅が退化した雌も出るでしょうから探してみよう。前翅長20㎜ぐらいの小さな蛾です。

以上


2022年 片倉城跡公園近辺:タヒバリ(田雲雀)等の野鳥、クズ(葛)等の冬芽

2022-12-26 16:54:06 | 花・野鳥

今日も片倉城跡公園近辺をお散歩です。

片倉城跡公園の上の畑地でタヒバリ(田雲雀)が群れを成して食事をしていました。タヒバリは冬鳥として日本にやってきてこの時期ここ等でよく見ることができます。タヒバリはビンズイとよく似ていますが、ビンズイには目の後ろに白斑がありタヒバリにはありません。

先日見られなかったハクセキレイが今日は同じ畑地にいました。ハクセキレイはセグロセキレイとよく似ていますが、ハクセキレイは頬が白くて顔全体が白く眼の所に黒線が走ります。セグロセキレイは目の下の頬が黒いのですぐわかります。24日の記事と比べてみてください。

モズもいました。モズは猛禽類といわれますが可愛く見えますね。

 

クズ(葛)の冬芽と葉痕です。人の顔のよう見えますね。冬芽は鱗芽で丸い葉痕の上に角のように尖って見えます。葉痕は丸く維管束痕は3個です。

  

ソメイヨシノの冬芽と葉痕です。これも人の顔のように見えます。冬芽は鱗芽で芽鱗は12~16個あり軟毛が密生しています。葉痕は半円形で維管束痕は3個。

八王子みなみ野の街路樹であるシナノキ(科の木:シナノキ科の落葉高木)の冬芽です。冬芽は鱗芽で芽鱗は2個。葉痕は半円形~三角形で維管束痕は数個。

側芽

以上


2022年 片倉城跡公園近辺:コジュケイ(小綬鶏)等の野鳥

2022-12-24 16:58:21 | 野鳥

片倉城跡公園近辺をお散歩です。

寒波のため今日の富士山の山頂は強風で雪煙があがっているように見えました。

片倉城跡公園の池も氷が張りセグロセキレイが2羽氷の上を歩いていました。

片倉城跡公園の上の道路でコジュケイに出会いました。最初は1羽と思っていたのですが、静かにジッとしていると次から次へと現われて結局6羽が一緒に枯葉の下の餌を探していました。こんなに多くのコジュケイと出会ったのは初めてです。

 

湯殿川では

カワセミの雄

カワウの雄:頭と腰の両側が白い婚姻色になっています。

コガモの群れが休憩中です。

雄と雌:雄は婚姻色になっています。

バンの若鳥:嘴全部が黄色で翅の色が茶色っぽい。

バン:嘴の下半分が黄色で上半分はまだ色が薄いがオレンジ色です。

カイツブリ

キセキレイ

後、カルガモもいましたが、今日出会わなかったのはオオバン、ハクセキレイ(畑地に多い)と少ないですがクイナとイソヒヨドリです。

以上