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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2023年 片倉城跡公園:コケオトギリ(苔弟切)、シギンカラマツ(柴銀唐松)、キツネノカミソリ(狐の剃刀)等

2023-07-07 15:15:47 | 花と動物

片倉城跡公園を散策しました。

湿地でコケオトギリ(苔弟切)が咲き始めました。オトギリソウ科の1年草~多年草で水田や休耕田の畔、湿地等に生える花の径10mmに満たない小さなオレンジ色の花です。花期は7~8月。

   

林下で蕾を沢山持っていたシギンカラマツ(柴銀唐松)が1輪咲いていました。キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草でここには多く生えています。花弁はなく雄蕊が多数あり花糸の先が棍棒状に肥厚する。花期は7~9月と割合長い。葉は2~3回3出複葉。名前は萼が紫色で花糸が白色(銀色)であるからか。萼は4個で開花時には脱落する。

 

キツネノカミソリ(狐の剃刀)が1株だけ出ており開花していました。ヒガンバナ科の多年草で花期は8~9月。春先に葉が出て葉が消えてから夏に花径が出て花が咲く。咲いたのが早すぎるように思います。

 

あちこちにハグロソウ(葉黒草)が咲いていました。キツネノマゴ科の多年草で名前は葉の色が暗緑色であるから。花弁が2枚というのも特徴的。花期はこれも8~10月といわれるので咲くのが早いと思われます。

 

コバノカモメヅルもマヤランもあと一息で咲きそうです。

 

池では多分メダカが泳ぎ、ショウジョウトンボがやってきました。

 

以上


2023年 片倉城跡公園近辺:コナスビ(小茄子)、イタチ(鼬)等

2023-06-05 20:13:07 | 花と動物

片倉城跡公園では

湿地の石垣にコナスビ(小茄子)が咲いていました。サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。果実が茄子に似ているとのことですがアサガオの果実の様な丸い小さな果実です。最初の写真のように花は葉の間に隠れて見えませんでしたが、よく見ると葉の裏側で咲いていました。2枚目の写真は茎を持ち上げて撮影しています。左側の黄色い花はミゾホオズキです。

 

すぐ近くに咲いていたミゾホオズキ(溝酸漿)です。ハエドクソウ科の多年草で果実がホオズキを尖らせた形に似ている。湿地に生育する。

ヒメザゼンソウ(姫座禅草)も2個咲いていました。サトイモ科の多年草でザゼンソウの小型の品種。湿地に早春にはあちこちに葉が見えるが、夏の初めに葉が消える頃花が咲きます。その頃は他の草が茂り何処にあるか分からなくなります。今年は果実を見たいものです。入間市の「さいたま緑の森博物館」では整備されておりすぐ近くで数株見られます。ここでは果実も同時に見ることができました。

 

ご参考に入間市の「さいたま緑の森博物館」で2006/6/8に撮影した果実と花です。

湯殿川にミドリガメ(別名アカミミガメ)が泳いでいました。法律が変わりこれから飼うのは認められますが放流すると罰せられます。アメリカザリガニも同様です。

川岸をイタチ(鼬)が走っていました。早くて追いつけず後ろ姿しか撮影できませんでしたが、出合ったのは久し振りのことです。

  

今日出会った蛾はフトフタオビエダシャク(太双帯枝尺蛾)です。

以上