八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2020年:今日出会った蛾

2020-05-29 15:45:47 | 

長沼公園や白山神社で今日出会った蛾たちです。暖かくなったので出て来る種類も増え、全部普通に出てくる蛾ですが12種類に出会いました。今日もキアシドクガ(黄足毒蛾)がたくさん飛び回っていました。

まず、長沼公園で出会った蛾

ツマキシロナミシャク(褄黄白波尺):日中に飛ぶ蛾です。シャクガ科ナミシャク亜科の蛾で前翅長20㎜前後。名前の通り翅の縁が黄色く白黒の縞模様をした綺麗な蛾です。5~6月に出てきます。栃本尾根に2頭いました。

野猿尾根で

シタクモエダシャク(下雲枝尺):シャクガ科エダシャク亜科の蛾で翅の下方に黒っぽい模様があり、開帳(写真のように翅を開いた状態で幅を測った)20mm強で灯に集まります。

オオウスモンキヒメシャク(大薄紋黄姫尺):シャクガ科ヒメシャク亜科の蛾で開帳20㎜ぐらいの小さな蛾です。

ウスバヒメミノガ(薄翅姫蓑蛾):ミノガ科の蛾で幼虫はいわゆるミノムシ(蓑虫)です。前翅長5mmぐらいのごく小さな蛾です。

マエキカギバ(前黄鉤翅):カギバガ科・亜科の蛾で開帳30㎜前後あり前翅の先が鉤のように曲がっている。

ウスバキシャチホコ(薄翅黄鯱):シャチホコガ科の蛾で開帳45㎜ぐらい。お城の天守に付ける鯱に似ているという種類。

ナミスジコアオシャク(波筋小青尺):シャクガ科アオシャク亜科の蛾で開帳20mm弱の小さな青尺蛾。後翅の内側に横波線がない(後翅の横波線は1本だけ)。綺麗な蛾です。

次は私が同定の苦手な枝尺蛾です。両方とも多分ナミガタエダシャク(波形枝尺)ではないかと思いますがどうでしょうか。

 

次は白山神社で3種類です。

シャクドウクチバ(赤銅朽葉):ヤガ科シタバガ亜科の蛾で開帳35~40㎜ぐらい。灯火に飛来し、幼虫はキョウチクトウ科(テイカカズラなど)の葉を食べます。

オオシロモンノメイガ(大白紋野螟蛾):ツトガ科ノメイガ亜科の蛾で開帳20mm強。

ハラアカウスアオナミシャク?に似ているのですが腹が赤くないので名前がはっきり分かりません。開帳20㎜ぐらいの小さな波尺です。

蛾は種類が多いうえに模様や形も種々あり、蝶よりきれいな蛾もいる。これからもできるだけご紹介したいと思います。

以上

 

 

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2020年ツマグロヒョウモンの雌が早くも出現

2020-05-09 16:06:42 | 

今朝、我が家の庭の大根の花にツマグロヒョウモンの新鮮な雌が吸蜜に来ていました。この蝶は雌の方が綺麗だと私は思います。今ほど多くいなかった昔に昆虫採集をしていたころ、この蝶の雌を採りたかったのを覚えています。

ツマグロヒョウモンが道端のスミレの葉に産卵し幼虫を観察できるのはいつも秋なのですが、うまくいけばこれから見ることができるかもしれません。注意して観察してみよう。

以上

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2020年ジャコウアゲハの卵

2020-05-01 16:39:41 | 

昨日ジャコウアゲハが飛んでいるのは見ましたが産卵を見ることができなかったので、ウマノスズクサのもう一つのポイントである湯殿川の少し上流へ行ってみました。案の定ウマノスズクサに沢山の卵が産み付けられていました。ウマノスズクサはまだ葉がしっかり出ていないのに気の早いことです。今日もジャコウアゲハは飛びまわていました。

  

ご覧の通り葉がまだしっかり出ていない茎に産卵してあります。

これは茎に産み付けてあります。

何時羽化したのかわかりませんが、蛹の抜け殻が一つありました。

湯殿川ではツバメが巣作りのために泥を盛んに集めています。

片倉城跡公園ではヒトツバタゴ(別名ナンジャモンジャノキ)の真っ白な花が満開で綺麗です。

以上

 

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長沼公園方面へのお散歩:2020年今日見た蛾

2020-04-25 20:20:30 | 

長沼公園で見た蛾です。全て普通に見られるがですが、春に出てくる蛾達です。蛾は普通夜に出てきますが明かりに集まったものが朝まで同じ場所に残っているのを見つけています。

カブラヤガ:ヤガ科モンヤガ亜科の蛾。開張4mm前後で春と秋に出てくる。マメ科イネ科など多くの作物を食害することもあり俗にネキリムシと呼ばれる。

キンイロキリガ:ヤガ科ヨトウガ亜科の蛾で開張4mm前後で春に出て来るキリガ。幼虫は主にブナ科コナラ属の樹の葉を食草とする。

オオアオシャチホコ:シャチホコガ科の蛾で幼虫はエゴノキ、ハクウンボクなどを食草とする大きさ開張4~5cm。

アシブトチズモンアオシャク:シャクガ科アオシャク亜科の蛾で開張30~35㎜ぐらいで地図のような模様を持った綺麗な蛾です。幼虫はキョウチクトウ科の葉を食草とします。

マエキトビエダシャク:シャクガ科エダシャク亜科の蛾で前翅長13mmぐらい。前翅前縁に黄色い紋があるのが特徴。

以上

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2020年モンシロチョウ初見、ツクシ(土筆)が出ました。

2020-03-01 16:09:49 | 

今日は最高気温が17℃とまるで春のような温かさでした。散歩していると汗ばむくらいでした。

この暖かさで小比企の畑でモンシロチョウを1頭、湯殿川沿いで3頭も見ました。私の今年初見です。昨年は3月14日でしたから、13日も早い初見になります。

湯殿川沿いではモンキチョウもたくさん飛び交っていました。この蝶は成虫で越冬しますから初見はありません。

片倉城跡公園ではアオサギが居眠りです。

湯殿川ではオオバンが2羽、珍しく地上に上がって食事をしていました。

オオバン2羽とカイツブリ1羽です。

小比企の畑地ではオオイヌノフグリやホトケノザが咲き誇っている中でヒメオドリコソウが咲き始めました。どういうわけか当地ではこれら春の3花の中でヒメオドリコソウが一番遅く咲きます。

ツクシも出始めました。もう春本番です。

 

片倉城跡公園の雑木林でヨコヅナサシガメの幼虫1匹を見つけました。そういえば今冬は彼らの集団越冬を見かけませんでした。

早春の蛾ウスベニスジナミシャクを見つけました。早春に雑木林でよく見かける.蛾です。

 

以上

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