10月15日。今日も夏日になりしばらく暑い日和が続きそうです。大塚山近辺を散歩しました。
国道16号バイパスの側道の植え込みであるキンモクセイが今満開で甘い香りが満ちています。

マテバシイの果実が沢山落ちていました。

栗の木の下にクリの毬が沢山落ちていましたが、肝心のクリの実は人が採ったか動物が食べたかで1個もありませんでした。残念。

柿の木に小さな果実が鈴生りです。ここには熊も猿も出ないのでこのまま野鳥の餌になるでしょう。

ヌルデやクロガネモチにも果実が出来ていました。
ヌルデ

クロガネモチ

カラスウリの果実も色付いています。

花が付いたススキと果実が付いたススキがありました。
ススキの花:垂れ下がった黄色いものが雌蕊で、雄蕊はまだ小穂にぴったりついています。

ススキの果実:これが枯れ尾花です。

大塚山でオオハナワラビ(大花蕨:シダ植物)にまだ若いですが胞子濃が出ていました。フユノハナワラビに似ていますがフユノハナワラビの葉の先は鈍頭なのに対し、オオハナワラビの葉の先は尖っている。

タンキリマメ(痰切豆:マメ科のつる性多年草)はもう遅いかと思っていましたが、何とか花が咲き残っていました。豆果は2果で沢山出来ていました。トキリマメ(吐切豆)とよく似ていますが葉を見れば違いが分かります。タンキリマメの葉は上半部の幅が広いが、トキリマメの葉は下半部の幅が広い。

ここでもガガイモ(蘿藦:キョウチクトウ科のつる性多年草)がまだ咲いていました。私が知っているガガイモは湯殿川沿い、南浅川沿い、小宮公園等にあり、いずれも花の色は白色が強いですが、ここの花は赤みが勝っていると思います。結実率は低いですが、大きな果実が見られないか楽しみです。

他に咲いていた花は
ヤマハギにウラナミシジミが多く吸蜜していました。

セイタカアワダチソウにアオスジアゲハが吸蜜していました。

コセンダングサと共にアメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草:キク科の多年草)が咲いていました。アメリカセンダングサは総苞が葉状で四方に開いています。

センニンソウ(仙人草:キンポウゲ科のつる性半低木)も咲いています。ボタンヅルと似ていますが、ボタンヅルの葉が3出複葉でギザギザしているのに対し、センニンソウの葉は羽状複葉で全縁。

クズ(マメ科のつる性半低木)が林縁に生い茂っていますが、その花はこれからのようでやっと1個咲いていました。

アキノノゲシ(秋の野芥子)とホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子)が咲いていました。両者はよく似ており両者ともアキノノゲシとして区別しないこともあります。アキノノゲシは下方の葉が羽裂しギザギザですが、ホソバアキノノゲシの葉は全て細い。上段がアキノノゲシ。上段右が見難いですが羽裂した葉。

以上