10月25日。いつもは京王電鉄の南大沢駅か京王堀之内駅から歩くのですが、今日は自家用車で来ました。あいにく好天の日曜日で駐車場は満車に近く何とか駐車できましたが、私の後の車は駐車できないようでした。この公園はいつ来ても何らかの花等があり楽しめます。
自然館の中庭及びその周辺の花・果実
中庭に育てられていたキセルアザミ:各地の湿り気のある所や湿原等に広く分布するらしいが、私は初めて見ました。日野市で採取されたとのことです。

ヤブサンザシ(薮山櫨子)の果実:スグリ科・属の落葉低木で山野にまれに自生する。雌雄別株で4~5月頃黄緑色の花を咲かせる。果実がバラ科のサンザシに似るところから名付けられた。これは自然館脇に植栽されているもの。

シロノセンダングサ

ヤブツルアズキの果実:アメリカホドイモの果実を探していたが見つからず、その代わりに見つけたもの。

カラスノゴマの果実

ガマズミミケブシ(鎌酸実(蒲染、莢迷)実毛五倍子):赤い実の中で少し大きく白いカビが生えたようなもので、ガマズミミケブシタマバエという蝿が虫こぶを作ったものです。

アカザカズラ(藜葛):ツルムラサキ科アカザカズラ属の常緑つる性多年草で南アメリカ原産の野菜。自然館前に鉢植えされています。地下茎、葉、茎のすべてが食用とされ、栄養価の高い食用野菜として利用されます。

オナモミ(雄生揉):キク科オナモミ属の1年草で果実に多くのとげがあり「ひっつき虫」として知られる。よく似たオオオナモミと混同されることが多いようで、私も区別できませんがオナモミとしておきます。

アワコガネギク(泡黄金菊):キク科・属の多年草で別名キクタニギク(菊谷菊)。野生の菊としては珍しい黄色の花を付ける。花期が比較的遅く12月頃まで咲かせるものもある。

体験ゾーン・田圃周辺では田圃の稲刈りが終わっていて水田雑草は何も残っていませんでした。
サワギキョウの果実

ミズオトギリの果実

何の果実かわかりませんが

築池の柵の外に
ネナシカズラの果実

第一デッキで
オオニガナ(オオ苦菜):キク科フクオウソウ属の多年草で湿原等に生育する。過去に絶滅危惧Ⅱ類に指定されていたことがある。ニガナという名前だがニガナではなくフクオウソウの仲間。背丈は大きなので150cmぐらいもあり、花も3cmぐらいと大きい。

コアカソ(小赤麻)の果実:イラクサ科ヤブマオ属の落葉小低木で湿った谷沿いに多く花期は8~10月。

カタクリ観察路でアズマレイジンソウがまだ咲いていました。アズマレイジンソウはキンポウゲ科トリカブト属の多年草で林内や林縁に生育し花期は8~10月。

第二デッキで
ツクバトリカブト(筑波鳥兜):キンポウゲ科トリカブト属の多年草でヤマトリカブトの亜種といわれる。筑波山で初めて発見された。この公園での自生由来で昨年13年越しで開花したものだそうです。

キツリフネの果実が多くあり、その中で花と果実が一緒についているものを見つけました。

外周緑地には
ヤクシソウ(薬師草):キク科アゼトウナ属の越年草で山野の日当たりのよい所に生える。

ヒメヤシャブシ?の果実

名前が分からない樹木の果実

中央園路には
カワラケツメイの果実が弾け種子が見えているものがありました。

ハンショウヅルの白い毛が付いた種子がありました。

コヤブタバコの果実もありました。大きさは違いますが同じ仲間のサジガンクビソウの果実と形がそっくりです。

ご参考:10月14日に南高尾で撮影したサジガンクビソウの果実

名前の分からないものが多くて申し訳ありませんが、ご存じの方教えていただければ幸いです。
以上