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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

片倉城跡公園近辺のお散歩:2020年 秋たけなわ:モズの高鳴き等

2020-10-31 16:54:57 | 

今日はまさに秋晴れでした。片倉城跡公園ではモズの高鳴きが聞こえたので見上げると樹上にモズが止まっていました。

小比企からは午後なのでシルエットのような富士山が綺麗に見えます。

小比企の畑では冬野菜のニンジンやネギがいっぱい植わっています。

 

片倉城跡公園でキチジョウソウが咲きました

 

イシミカワの果実が沢山ありますが、イシミカワの果実は萼が多肉で果実を包み赤色から青色に変色し、ついには破れて黒い果実が見えます。その様子が見られました。

 

アキノウナギツカミ:白い花もありましたし、その葉が矢尻型で茎を包むようになっているのを挙げておきます。

  

マユミのピンク色の果実が割れて中にある種子を包む赤い仮種皮が見えていました。

エノキの樹も沢山の果実を付けていました。

ハンカチノキの葉が落ちると多くの果実が現れました。

今日はマユタテアカネを前から撮影できたので「眉」の様子が分かるように拡大写真を付けました。

 

湯殿川にイソシギがいました。

草むらでメイガ科ノメイガ亜科の蛾キムジノメイガを見つけました。開帳30mm前後の小さな蛾です。

以上


小山内裏公園の散策:2020年 オキナワスズメウリ、カラタチバナの果実等

2020-10-29 19:18:26 | 

今日は小山内裏公園での散策です。今日も好天のためか駐車場はほぼ満車でした。徒歩で1周約8,000歩ぐらいありかなり広い公園です。時節柄咲いている花は少ないのですが、花壇には種々の園芸植物が咲いています。

花壇の垣根にはオキナワスズメウリが咲き、果実も出来ていました。オキナワスズメウリはウリ科オキナワスズメウリ属のつる性1年草で日本では口之島以南の琉球諸島に自生するが、ここではもちろん植生です。果実はカラスウリに似るがもっと小さく熟すと鮮やかな赤色になります。

  

山野草見本園ではリンドウが咲いていました。

ノコンギクも咲いています。

カラタチバナ(百両)の果実もありました。

アリドオシ(一両)は残念ながら結実していないようです。

公園内を1周してみましたが咲いている花は少ない。

ありこちにガマズミの赤い果実が沢山なっていましたがその中に季節外れの花が咲いているのがありました。

ヤクシソウがあちこちに咲いています。

外周道路の北の端にヤブタバコの群落あり花を付けていました。

 

コウヤボウキもたくさん咲いていました。

カラスノゴマやコヤブタバコの群落がありましたが共に果実になっていました。

季節によっては種々の花が咲くようなので散策にはもってこいの場所です。

以上


小宮公園へのお散歩:2020年 湧水巡り、オヤマボクチ(雄山火口)等

2020-10-29 19:18:26 | 

今日は小宮公園へのお散歩ですが、その途中で八王子の湧水を2カ所巡ってから小宮公園(これも湧水名所)へ行きました。八王子市には今日巡った3湧水のほかにも、片倉城跡公園他多くの湧水があり、湧水巡りをしても面白い。

まず、子安町2丁目にある六本杉公園湧水です。かって生えていた数十本の杉の大木の根元から湧き出し田畑を潤してきました。今も毎分120ℓの湧水があります。

湧水

次は中野山王2の子安神社へ

古くから「明神様の泉」として親しまれてきた湧水で毎分1000ℓと豊富な湧水量で八王子市内でも有数の湧水量を誇っています。

湧水

最後は小宮公園の湧水です。この立札の左下が湧水源です。他にも湧水があり、かわせみの小道に沿って雑木林の中を流れ下って弁天池に流れ込んでいます。

弁天池

さて小宮公園ではオヤマボクチがやっと咲いていました。

  

リンドウも咲き始めています。

   

ヤマユリは果実です。他にも果実が多い。

ヤブランの果実

ヤブミョウガの果実

サルトリイバラの果実

以上


長池公園散策:2020年 秋の花・果実

2020-10-26 00:00:00 | 

10月25日。いつもは京王電鉄の南大沢駅か京王堀之内駅から歩くのですが、今日は自家用車で来ました。あいにく好天の日曜日で駐車場は満車に近く何とか駐車できましたが、私の後の車は駐車できないようでした。この公園はいつ来ても何らかの花等があり楽しめます。

自然館の中庭及びその周辺の花・果実

中庭に育てられていたキセルアザミ:各地の湿り気のある所や湿原等に広く分布するらしいが、私は初めて見ました。日野市で採取されたとのことです。

 

ヤブサンザシ(薮山櫨子)の果実:スグリ科・属の落葉低木で山野にまれに自生する。雌雄別株で4~5月頃黄緑色の花を咲かせる。果実がバラ科のサンザシに似るところから名付けられた。これは自然館脇に植栽されているもの。

 

シロノセンダングサ

ヤブツルアズキの果実:アメリカホドイモの果実を探していたが見つからず、その代わりに見つけたもの。

カラスノゴマの果実

ガマズミミケブシ(鎌酸実(蒲染、莢迷)実毛五倍子):赤い実の中で少し大きく白いカビが生えたようなもので、ガマズミミケブシタマバエという蝿が虫こぶを作ったものです。

 

アカザカズラ(藜葛):ツルムラサキ科アカザカズラ属の常緑つる性多年草で南アメリカ原産の野菜。自然館前に鉢植えされています。地下茎、葉、茎のすべてが食用とされ、栄養価の高い食用野菜として利用されます。

 

オナモミ(雄生揉):キク科オナモミ属の1年草で果実に多くのとげがあり「ひっつき虫」として知られる。よく似たオオオナモミと混同されることが多いようで、私も区別できませんがオナモミとしておきます。

アワコガネギク(泡黄金菊):キク科・属の多年草で別名キクタニギク(菊谷菊)。野生の菊としては珍しい黄色の花を付ける。花期が比較的遅く12月頃まで咲かせるものもある。

体験ゾーン・田圃周辺では田圃の稲刈りが終わっていて水田雑草は何も残っていませんでした。

サワギキョウの果実

 

ミズオトギリの果実

 

何の果実かわかりませんが

 

築池の柵の外に

ネナシカズラの果実

第一デッキで

オオニガナ(オオ苦菜):キク科フクオウソウ属の多年草で湿原等に生育する。過去に絶滅危惧Ⅱ類に指定されていたことがある。ニガナという名前だがニガナではなくフクオウソウの仲間。背丈は大きなので150cmぐらいもあり、花も3cmぐらいと大きい。

 

コアカソ(小赤麻)の果実:イラクサ科ヤブマオ属の落葉小低木で湿った谷沿いに多く花期は8~10月。

 

カタクリ観察路でアズマレイジンソウがまだ咲いていました。アズマレイジンソウはキンポウゲ科トリカブト属の多年草で林内や林縁に生育し花期は8~10月。

第二デッキで

ツクバトリカブト(筑波鳥兜):キンポウゲ科トリカブト属の多年草でヤマトリカブトの亜種といわれる。筑波山で初めて発見された。この公園での自生由来で昨年13年越しで開花したものだそうです。

 

キツリフネの果実が多くあり、その中で花と果実が一緒についているものを見つけました。

外周緑地には

ヤクシソウ(薬師草):キク科アゼトウナ属の越年草で山野の日当たりのよい所に生える。

ヒメヤシャブシ?の果実

名前が分からない樹木の果実

 

中央園路には

カワラケツメイの果実が弾け種子が見えているものがありました。

ハンショウヅルの白い毛が付いた種子がありました。

コヤブタバコの果実もありました。大きさは違いますが同じ仲間のサジガンクビソウの果実と形がそっくりです。

ご参考:10月14日に南高尾で撮影したサジガンクビソウの果実

名前の分からないものが多くて申し訳ありませんが、ご存じの方教えていただければ幸いです。

以上


片倉城跡公園近辺のお散歩:2020年 桜紅葉、タチカタバミとオッタチカタバミ

2020-10-24 19:41:33 | 

昨年も今年も天候不順のせいか、桜の葉が枯れて落ちるのが早く桜紅葉が見られないのではないかと心配していたのですが、湯殿川の1本の桜が綺麗に紅葉していました。他の桜は紅葉する前に枯れて落ちているのが多いのですが。

片倉城跡公園ではマユミの果実も真っ赤になっていました。

湯殿川沿いのアメリカハナミズキの果実も今真っ赤に染まっています。

片倉城跡公園の湿地にいるマユタテアカネの雄も真っ赤です。マユタテアカネは赤トンボの1種です。この写真では分かりませんが、顔に眉のような黒い紋があるのでわかります。

片倉城跡公園では小宮公園や高尾山で咲いていたキチジョウソウはまだ蕾でした。

片倉城跡公園のとんぼ沼に咲いているミゾソバは白い花が多い。蓮沼の南側に咲いているのはピンク色が多いのですが。

 

アキノウナギツカミも咲いています。タデ科イヌタデ属のつる性1年草で茎などに下向きの鋭い棘が沢山あって鰻を掴めるというのが名前のいわれです。また、ピンボケですが写真の葉を見ればお分かりのように矢尻型で基部が茎を包むように回り込みます。

畑地では早くもホトケノザが咲いていました。

また、ウシハコベもたくさん咲いています。

今盛りのセイタカアワダチソウにはツマグロヒョウモンの雄が吸蜜していました。

最後にこれはタチカタバミと思っていたものです。畑地に沢山咲いていました。ところが他によく似たものに北アメリカ原産の帰化植物で最近急速に広がっているオッタチカタバミというのがあるということを知りました。

タチカタバミはカタバミの1品種でオッタチカタバミとは異なる。直立した茎はカタバミより太く、節間が短く葉が密集する、また種子がカタバミより小さいのがオッタチカタバミだということなのですが。これがどちらかというのははっきりわかりません。

以上