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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2025年 小仏川~木下沢~ザリクボの花巡り(その3 昆虫編)

2025-03-26 14:25:59 | 昆虫

3月25日の花巡り中に蝶を中心とした種々の春の昆虫に出会いました。

蝶では越冬明けの蝶が多い。

特に沢沿いの林道にテングチョウ(天狗蝶)が多く互いに縄張り争いをしていました。口のあたりが長く前に天狗の鼻のように伸びているのが名前のいわれです。前翅の先が下方に飛び出ているのも特徴です。成虫で越冬し最初に発生するのは6~7月。

ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)の雌:翅の裏面が銀白色であるのが名前のいわれ。雄の翅の中の色は赤色。成虫で越冬し最初に発生するのは5月頃。

キタキチョウ(北黄蝶):従来、キチョウとされていたものが、キチョウ(南西諸島に生育)とキタキチョウの2種に分けられました。本州にいるのはキタキチョウです。成虫で越冬しますが、早いものは3月頃から出てきますので越冬蝶かどうかは不明。

キタテハ(黄立翅):成虫で越冬するが、これも3月頃から出現する。

ムラサキシジミ(紫小灰蝶):成虫で越冬し、最初出てくるのは6月頃。

ベニシジミ(紅小灰蝶):幼虫で越冬し早いものは3月頃から出現する。花を好む。

コツバメ(小燕):シジミチョウの1種。早春のみに出現するスプリングエフェメラルの一つ。雄の翅表は綺麗な青色ですが敏捷に飛びなかなか翅を開かないので見るのが難しい。幼虫はツツジ類の花や蕾を食べる。小仏川沿いの伐採地で見られました。久し振りです。

スギタニルリシジミ(杉谷瑠璃小灰蝶):これも春(3~5月)のみに出現するスプリングエフェメラルの一つ。山地の渓流沿いの地面で給水していることが多い。これもザリクボの道で給水していました。ルリシジミとの違いはルリシジミより少なく、後翅裏面の黒点がルリシジミのそれより大きくその周りに白色輪状紋があること。また裏面の色がルリシジミは白っぽいがスギタニルリシジミの色はくすんだ灰色。

蛾では

イカリモンガ(碇紋蛾):イカリモンガ科の蛾。3月頃から出現し渓流沿いに多い。日中から飛び、翅をたたんで止まり、触角が細く、花の蜜を好む等蝶と似た性質を持つ。翅の表面にオレンジ色の碇型の模様があり綺麗。

そのほか

ビロードツリアブ(天鵞絨吊虻):これも3~5月に出現するスプリングエフェメラルの一つ。ツリアブ科の虻で長い口吻を持ちホバリングしながら種々の花に吸蜜する。モフモフ感が可愛い。

ハナネコノメソウに吸蜜していた虻の1種。ムナキハナアブ(胸黄花虻)でしょうか?それとも二ホンヒゲナガハナバチかスジボソフトハナバチ?ご存じの方教えてください。

以上

追加

本日(3月26日)。我が家の近くの公園のソメイヨシノがこの写真では2輪ですが今は5輪開花しました。東京の開花とそう違わないのは初めてのことでしょう。

以上


2024年 自宅:ニイニイゼミ出現

2024-07-17 19:53:10 | 昆虫

今日は知人の絵画展覧会に行くためお散歩はなし。

今朝、自宅でニイニイゼミが出現しました。例年アブラゼミは沢山出て来るのですが、ニイニイゼミが出たのは初めてのことです。また、7月13日に片倉城跡公園でニイニイゼミの抜け殻を見たのですが、本体を見るのは今年初めてです。アブラゼミが出るのは梅雨が明けてからでしょうか?

以上


2021年 雪虫が出現

2021-11-19 20:30:11 | 昆虫

今日の散歩中に体長5mm前後の雪虫が何匹かふわふわと飛んでいました。

雪虫とはアブラムシのうち白腺物質を分泌する腺が存在するものの総称です。

このトドノネオオワタムシもその1種で雪虫の代表的な種です。またこの虫の呼び名は各地で種々の呼び方があります。

東北地方や北海道ではこの虫が飛ぶと間もなく初雪が降るといわれており、冬の訪れを告げる風物詩となっています。

以上


2021年 ツマグロヒョウモンの幼虫その後とヨコヅナサシガメ

2021-11-01 15:42:14 | 昆虫

10月29日に見つけたツマグロヒョウモンの幼虫ですが、今日は5mほど離れた小さなスミレのところに来ていました。食草を見つける能力は凄いです。このスミレは小さいのでこれを食べてなくなると、また数m離れたところのスミレまで行かねばなりません。蛹になるまで何とか頑張ってください。

片倉城跡公園の桜の大木の幹にヨコヅナサシガメの幼虫が3匹いました。ヨコヅナサシガメはカメムシ目サシガメ科ヨコヅナサシガメ属のカメムシの一種で春から夏にかけては大木の高所にいますので目につきません。他の昆虫の体液を吸汁します。刺されることもあるのでご注意ください。この幼虫は冬には桜などの大木の幹の窪みで集団越冬するのですが、早くも集まり始めたようです。

ご参考に集団越冬の様子と分かり難いかもしれませんが、ケンモンミドリキリガの体液を長い口吻をさして吸汁するヨコヅナサシガメを掲載しておきます。

ご参考:ヨコヅナサシガメ幼虫の集団越冬

ご参考:ケンモンミドリキリガの体液を吸汁するヨコヅナサシガメ

以上

 


高尾山:2020年 コウチスズメ(スズメガ科の蛾)等

2020-08-25 11:46:15 | 昆虫

8月24日の恒例高尾山登山で見かけた虫たちです。

蛾は以前沢山見つけられたのですが、東日本大震災以降街灯が点灯されず、自販機も節電機能が進み従来ほど明るくなくなったので、見つけるのが難しくなりました。

それでもわずかの明かりに集まった蛾が朝までじっと残っているのを見付けます。

ケーブル高尾山駅近くで

コウチスズメ:スズメが科で大きさは開帳55mmぐらいのやや山地性の蛾で後翅には大きな目玉模様があります。この写真では前翅の下になり見えないのが残念。私の初見の蛾です。

毎年出てくるアゲハモドキ。ジャコウアゲハに擬態しているといわれます。

プライヤエグリシャチホコではないかと思いますが、シャチホコガ科の開帳25~30㎜ぐらいの小さな蛾です。

ヨツボシホソバ:ヒトリが科コケガ亜科の蛾で大きさは開帳40㎜前後です。ヨツボシの名が付いていますが星の見えないものもいます。

この蛾?なんというのでしょう。エダシャクの1種でしょうか?ご存じの方教えてください。

その他の場所で出会った蛾・蝶

今日もフクラスズメの幼虫に出会いました。

アカボシゴマダラ2頭と出会いました。今年はよく出会います。

 

一丁平のイガホオズキの茎にトゲカメムシのペアがいました。

以上