今朝は昨日降った雪が凍っていて滑りそうになりました。それでも朝から半日人間ドックに行き無事終了し、あとは結果を待つだけです。
今回は片倉城跡公園及び片倉つどいの森公園のシダ植物の(その2)で残り4種類です。こんな平地の小さな公園でも10種類見つかりました。しかし、同定がなかなか難しく本当にこれでいいのか心配です。間違いあればご指摘いただくようお願いいたします。
まず、イノモトソウ科の2種類。
イノモトソウ(井の許草)はイノモトソウ科・属の常緑シダ植物で低山の林下や山麓の道端や石垣などに見られる。葉には栄養葉と胞子葉の二つの形態があり、ここに挙げたのは胞子葉でご覧の通り羽片の幅が細くて長い。一方、見つかっていませんが栄養葉は羽片の幅が広く鋸歯辺となり葉柄も短くなります。栄養葉も見つけたいものです。特徴は羽片の基部が中軸に流れて翼となることです。前に多摩森林科学園で見つけご報告済みです。
羽片の裏側:これには付いていませんが、ソーラスは羽片の辺縁に付きます。
ホウライシダ(蓬莱羊歯)はイノモトソウ科ホウライシダ属の常緑シダ植物で多分栽培されていたものが逸出したものでしょう。本来暖地の伊豆半島などの海岸の崖や石垣などに生えます。残念ながらソーラスは付いていませんでしたが、葉縁の一部に付きます。これは以前から見つけていたものですが、この機会にし再掲しました。
最後はチャセンシダ科の2種類です。
アオチャセンシダ(青茶筅羊歯)はチャセンシダ科・属の高山性の常緑シダ植物(夏緑性シダ植物?)といわれるが、この冬に青々として生えていました。本来、高山~亜高山帯の石灰岩の岩場などに生えるのですが、千葉県の個人宅で発見されたという報告もあります。
アオチャセンシダのソーラス
コバノヒノキシダ(小葉の檜羊歯)はチャセンシダ科・属の常緑シダ植物で山地や山麓の岩上や石垣等に生育する。特徴として中軸の中央が盛り上がるとある。
コバノヒノキシダの中軸:中央が盛り上がっています。
特に最後の2種はこの同定でいいのか疑問とするところもありますので、ご指摘・ご教示いただければありがたいです。
以上
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