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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2024年 高尾山:セッコク(石斛)、ムヨウラン(無葉蘭)等

2024-05-31 09:16:15 | 花と昆虫

昨年6月24日以来ほぼ1年振りの高尾山登山です。6号路から登り1号路で下山しました。

今年もセッコク(石斛)があちこちで咲いており見ごろでした。ケーブルの駅構内で植栽され、6号路、1号路などに自生しています。6号路と1号路のセッコクを挙げておきます。ラン科の着生植物でここでは杉の大木に着生しています。

 

サイハイラン(采配蘭)もあちこちで咲いていました。

ムヨウラン(無葉蘭)が咲いていました。ラン科の多年草で葉緑素を持たない菌従属性栄養植物です。今日は3号路には行かなかったのですが、3号路ならもっと近くで多くの花を見ることが出来たでしょう。

 

ムラサキムヨウラン(紫無葉蘭)も咲いていました。

ラン科ではツレサギソウ(連鷺草)が盛りは過ぎていましたが何とか咲いているのを見ることが出来ました。花がサギソウに似ていて連なって咲くからというのですが。でも変わった形の花です。

 

なお、クモキリソウ(雲霧草、蜘蛛切草:ラン科の多年草)、ツチアケビ(土木通:ラン科の菌従属栄養植物)はまだ蕾でした。

ウメガサソウ(梅笠草)は小宮公園では咲いていましたが、ここでは1号路では花は既に終わり果実になっていましたが、他ではほとんどが蕾でほんの一部咲いていただけでした。

ウメガサソウ:ツツジ科で常緑の小低木。

蕾と前年の果実

なお、イチヤクソウはここでもまだ蕾でした。

イナモリソウ(稲森草)は1号路等で咲いていましたが、いつも見られる6号路ではホシザキイナモリソウ(星咲稲森草)を含めて見られなかったのは残念でした。アカネ科の多年草で三重県の稲森山で発見されたのが名前のいわれ。

フイリヒナスミレの葉が残っていました。もちろん花はありませんが、葉だけでも綺麗です。

権現茶屋近くにあった花です。多分シロバナフデリンドウの終盤ではないかと思いますが。

樹木ではウリノキ(瓜の木)が咲いていました。ウリノキ科の落葉低木で葉が瓜の葉に似ていることから。花が特徴的な形をしている。

 

今日は種々の蝶や蛾に出会いました。

蝶ではアサギマダラとカラスアゲハと思われる蝶。

アサギマダラ(浅葱斑):あちこちで飛んでいましたが、たまたまキジョランに産卵しているところにも出会いました。

カラスアゲハだと思うのですが、翅を閉じているので確認できません。多分羽化したてではないかと思います。

蛾では6種類

オオミズアオ(大水青):ヤママユガ科の蛾で開帳80~120mmもある大きな蛾です。綺麗ですね。

ギンモントガリバ(銀紋尖翅蛾):カギバガ科トガリバガ亜科の蛾で開帳40mm前後。成虫は樹液などに集まる。

ヒメウスベニトガリバ(姫淡紅尖翅蛾):カギバガ科トガリバガ亜科の蛾で翅の模様が独特。開張30~35mm。樹液や腐った果実などに集まり、幼虫はバラ科の葉を食べる。

プライヤエグリシャチホコ(プライヤ抉鯱):小型のシャチホコガ科の蛾で開帳30mm前後。屋根型に翅を立てて止まり、瘤が二つあるように抉れて見える。

ヒトツメオオシロヒメシャク(一つ目大白姫尺):シャクガ科ヒメシャク亜科の蛾で日本最大のヒメシャク。開張50mm弱で大きな目玉模様が特徴。

オオカギバ(大鉤翅):カギバガ科オオカギバガ亜科の蛾で開帳55~65mmの大型のカギバガ。飛ぶ姿はモンシロチョウのように見える。幼虫はウリノキの葉を食べる。

1号路で見かけました。ヤマムグラ(山葎:アカネ科ヤエムグラ属の多年草)ではないかと思うのですが、この仲間は同定が難しく自信ありません。ピンボケで申し訳ありませんが、葉が細いのが特徴的です。

 

人家の石垣に生えていました。調べましたが名前が分かりません。(多摩NTの住人様のご教示によりブライダルベールと判明しました。ありがとうございました。)

 

以上

 

 


2024年 片倉城跡公園近辺のお散歩:アサザ(浅沙・阿佐佐)、ウマノスズクサ(馬の鈴草)等

2024-05-28 10:36:49 | 花と蝶

5月27日。今日も片倉城跡公園近辺のお散歩です。

片倉城跡公園では

コウホネと共にアサザ(浅沙・阿佐佐)が4輪ほど咲いていました。ミツガシワ科の多年草で浮葉性植物。この辺りでは町田市の小山田緑地のアサザ池に多く生育しています。ここでも何年か前に咲いていたことがありますが、なんとか生き残っていてくれていたようです。これからも繁殖して毎年咲いてほしいものです。

 

ミゾホオズキが今日も咲いていましたが、その名前の由来となったホオズキの果実に似たという果実が出来ていました。

 

また、コナスビ(小茄子)の果実が見つかりました。花が咲いたのは見逃していたようです。今も蕾が一つついています。サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で名前は果実を小さな茄子に例えたもの。小さな茄子とはいえ直径3~5mmぐらいしかなくあまりにも小さすぎるようです。昨年、中山地区で撮影した花をご参考に挙げておきます。

ご参考:コナスビの花

本丸広場でウラナミアカシジミ(裏波赤小灰蝶)に出会いました。ゼフィルスといわれる樹上性のシジミチョウの1群のうちの1種で、ゼフィルスは日本には25種います。年1回6月~9月に発生します。この辺りの平地~丘陵地で見られるのはアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ミドリシジミ、オオミドリシジミの5種類ぐらいだと思います。いよいよゼフィルスの季節に入りますが何種類に出会えるでしょうか楽しみです。

林下にこんな綺麗な黄色のイモムシがいました。何の幼虫か分かりませんがご存じの方教えてください。(読者の方のご教示によりチャイロハバチの幼虫と判明しました。ありがとうございました。)

小比企の林縁で

エビヅル(海老・蝦蔓)の雄花が咲いていました。ブドウ科の落葉つる性木本で雌雄異株。花弁は開花と同時に落ちもう見えません。果実は液果で食べられます。

 

湯殿川ぞいでは

ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科のつる性多年草でジャコウアゲハの幼虫の食草)が1輪だけ咲いていました。花が咲くころになったのにジャコウアゲハはまだ出てこず卵や幼虫は見つかりません。はたして出て来るのか心配です。また、果実も見たいのですが秋には刈り取られる運命にあるので見られません。

湯殿川の川面にオオカナダモが咲いていました。南米原産でトチカガミ科の多年草で常緑沈水植物。花弁は白色で3枚、雄蕊は9本です。これから沢山咲くでしょう。

人家の傍の植栽でキリンソウ(麒麟草、黄輪草:ベンケイソウ科の多年草)が咲いていました。また、ベンケイソウ科のキリンソウによく似たマンネングサの仲間が今あちこちに沢山咲いていますが名前の同定が難しくて私の手には負えません。

 

ドクダミです。

これは花弁が4枚半か5枚か?

花弁が5枚半か6枚か?

花弁が4枚のものはすっきりしているのに、すっきりした5枚のものはなかなか見つかりません。頑張って探そう。

以上


2024年 小宮公園:ウメガサソウ(梅笠草)、イチヤクソウ(一薬草)等

2024-05-26 16:38:34 | 花と蝶

5月21日。小宮公園でもオニノヤガラが出てくる頃なので小宮公園を訪れました。残念ながらオニノヤガラもアオテンマも見つかりませんでした。しかし、花畑のヤグルマギクが咲きそろって出迎えてくれました。

正面入り口近くでウメガサソウ(梅笠草)が咲いていました。ツツジ科の常緑小低木で花が梅に似ていて下を向いて咲く様子を笠に見立てたということですがどうでしょうか。高尾山には多くありますが、市内の丘陵でも見られます。

 

イチヤクソウ(一薬草)はまだ少し早かったようです。辛うじて一輪咲いていましたがほとんどがまだ蕾でした。ツツジ科の常緑多年草で下向きに咲き花柱が長く5mmぐらいもありご覧の通り花から少し出ています。全草が乾燥されて民間薬になるため名付けられた。

 

何年か前にギンパイソウ(銀杯草)が咲いていたのですが、まだ残っているか見に行ったところ、数輪、草に埋もれるようにして咲いていました。南米原産でナス科の多年草(耐寒性常緑宿根草)で花の形からこの名前が付いた。地下茎でどんどん増えるためグランドカバーに適しているとこと。

  

ひよどり沢にはハナイカダ(花筏:ハナイカダ科の落葉低木)が葉に果実を乗せています。筏は普通一人乗りなのですが、中には二人乗りや三人乗りがあって面白い。

 

外周ではホオノキが咲き残っていました。雌蕊や雄蕊が螺旋状に付く花が面白いので挙げておきます。

 

チガヤ(茅:イネ科の多年草)が多くあり白い花穂を風にそよがせていますが、白い毛が付いた種子(果実)を飛ばせています。

 

まだ咲いているタンポポにはスジグロシロチョウが吸蜜していました。

正面入り口にあるトサミズキ(土佐水木:マンサク科の落葉低木)には面白い形の果実が出来ていました。

帰り道のJR横浜線片倉駅にあるツバメの巣では雛がすっかり大きくなっているのに親からまだ餌をもらっています。

以上

 

 


2024年 片倉城跡公園:オニノヤガラ(鬼の矢柄)、アオテンマ(青天麻)等

2024-05-25 16:32:48 | 花と蝶

片倉城跡公園でオニノヤガラ(鬼の矢柄:ラン科の多年草で腐生植物)が1本出ていました。今のところこの1本だけですが以前はあと2カ所で何本か出たことがあります。今年はまだ出て来るでしょうか?

 

ご参考:花の構造

オニノヤガラの1品種、茎や花の色が青いアオテンマは先日1本出ていましたが、今日はその近くで2本出ており計3本になりました。これもまだ増えるかもしれません。

2本目

 

3本目

片倉城跡公園の湿地でルリシジミが吸水していました。

自宅で今朝アゲハチョウが羽化しました。すぐ傍に抜け殻の蛹が見えます。

 

以上


2024年 長沼公園方面:(その2/2樹木の花編)ツルアリドオシ(蔓蟻通し)、イボタノキ(水蝋木)等

2024-05-24 11:13:43 | 

5月23日。長沼公園方面へのお散歩の2回目ご報告樹木の花編です。

お目当のツルアリドオシ(蔓蟻通し)の花が咲いていました。アカネ科の常緑多年草ですが草花編ではなくこちらに入れてしまいました。花は花径の先に必ず2個付き花の基部にある子房は合着しています。果実は赤く熟しますが結実率が低いのかなかなか見つかりません。今年は見つけたいものです。

  

長泉寺尾根にあるナツハゼ(夏櫨)に花が咲いていました。もう終盤で若い果実も一緒に見られました。ツツジ科の落葉低木で、ある解説には花崗岩の土地を好み関東ロームの武蔵野や相模野には見られないとありますので、長池公園にあるのは珍しいのではないでしょうか?壺状の花は地味な色で葉に隠れて見つけにくい。雄蕊は10個あります。果実は秋に黒く熟し食べられます。

  

栃本尾根には

ネジキ(捩木)の白い花が盛りです。ツツジ科の落葉小高木で有毒植物。壺状の花が多く下向きに咲くが、果実は上向きになるのが面白い。幹は左巻きに捩じれたように縦筋が付く。

 

花を下から見たところ。蟻が吸蜜に来ていました。

シラキ(白木)の花も盛りです。トウダイグサ科の落葉小高木。樹皮は灰白色で紅葉が綺麗。花は総状花序を付け花弁がなく花序の先の方に多数の雄花を基部に1~3個の雌花を付ける。遠くにあることもあり私はまだ雌花を確認出来ていません。

 

ヤブムラサキ(藪紫)も咲いていました。シソ科の落葉低木。

野猿の尾根には

コアジサイ(小紫陽花)が満開。ユキノシタ科の落葉低木。枝の先に複数房状花序を付け全てが両性花で装飾花がない。

 

イボタノキ(水蝋木)も咲いていました。モクセイ科の落葉低木で樹皮にイボタロウムシがつきイボタロウが取れるため名付けられた。雌雄同株で花は両性花。果実は種々の野鳥が好む。

 

よく似た木がありました。トウネズミモチでしょうか?

 

霧降の道にあったこの果実が付いた樹木ですが名前が分かりません。ご存じの方教えていただくとありがたいのですが。(ハム次郎様のご教示によりニワトコの果実と判明しました。ありがとうございました。)

 

以上