八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

バイカツツジ(梅花躑躅)

2016-06-28 09:20:10 | 
6月27日。貴重な梅雨の晴れ間の日、かねてから見たいと思っていたバイカツツジを探しに北高尾山稜へ出かけました。
探してから分かったのですが、普通のツツジの花を探すつもりで歩いていてもまず見つかりません。
この木は高さ1~2mと小さく、さらに花が小さくてしかも葉の裏側に下向きに咲くため、目立たないのです。
しかし、最初休憩中にあたりを見ていて偶然白い花を見つけることが出来ました。尾根の登山道沿いのあちこちにみられました。
白い花弁についた赤い点々が可愛らしい花でして、名前の由来は花が小さく梅の花に例えられたということです。

バイカツツジ(梅花躑躅)


新葉の下に1~数個下向きに咲く。


花の大きさはこのぐらいです。私の人差し指と比べてください。直径2cmぐらいでしょうか。


この他に今日見られた花たちです。

白い葉の下にこれも白い花が咲いていました。マタタビ(左上)です。あちこちに咲いていました。
暗い樹下に白が目立つアカショウマ(右上)です。これもあちこちにありました。
稜線の草原に1本だけまっすぐに立っていたオニノヤガラ(左下)です。花は終わっていました。
山麓の草原にまだ蕾ですがガガイモ(右下)です。


次の写真の左側は6月上・中旬に白い房状の花をつけていたオオバアサガラの果実です。
前に日影バス停の近くに大木があったのですが切り倒されてからその花を見ていません。来年は必ず見て撮影しよう。
右は5月中・下旬頃黄色い花が目立ったジャケツイバラの果実です。マメ科のため大きなマメ状の果実です。


今日出会った昆虫です。

川沿いなどの暗いところで日中から飛んでいるイカリモンガ(左上)です。蝶のように見えます。
同じく日中から飛んでいるゴマフキエダシャク(右上)です。
アサギマダラ(左下)です。羽化直後なのでしょうか下草にじっと止まっていました。
右下はアキアカネ。稜線に何匹も飛んでいました。夏は高いところにいるのですが、奥高尾のような低い山にでもいるのですね。
秋になると低地に降りてきます。


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カルガモの親子の騒動、お菊虫

2016-06-26 19:53:50 | 野鳥
今日湯殿川でカルガモの雛8羽を連れた親子を見つけました。
ところがしばらく見ていたところ騒動が起こったのです。

堰堤のすぐそばで親子で餌を漁っていたところ、雛2羽が堰堤の下に落ちたのです。


そのうち1羽があわてて堰堤を駆け上がりました。しかし、残りの1羽はなかなか上がれません。
親鳥は何かおかしいと思ったのでしょう。堰堤の下に1羽の雛を見つけ飛び降りました。
残された雛達7羽は一塊になって待っています。


親は何ともできずまた元に戻りましたが、残った雛もなんとか頑張ってやっと駆け上がりました。
写真の左は、左端の雛が駆け上がったばかりのところです。
その後、みんな揃って上流へ泳いで行きました。めでたし!めでたし!


同じ湯殿川でお菊虫を1個見つけました。
お菊虫とはジャコウアゲハの蛹でその姿が、後ろ手に縛られた女性に見立てられ、「番町皿屋敷のお菊」に因んで名付けられたそうです。そんなに見えますか?


ジャコウアゲハの幼虫の食草のウマノスズクサです。面白い形の花です。


片倉城跡公園にはチダケサシが咲きヤマモモの樹には赤い果実がなっていました。


他にハンゲショウも咲いていました(写真左)
なお今日はバンについては雛1羽を見つけただけです。産毛がすっかり消え大分大人びて見えます。
元気に駆け回っていました。他の雛達はどうなったのでしょうか?


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高尾山6月24日の残り蛾

2016-06-25 10:59:52 | 
6月24日に高尾山で出会った蛾たちでその一部をご紹介します。全て普通種でよくいる蛾です。
前夜は曇っていたので割合多くの蛾が活動し、朝まで残っていたようです。
最近、街灯や自販機の灯りが少なくなりましたが、ビアガーデンが夜まで営業していることも影響しているのでしょうか?

シャクガ科の蛾

上段左:ヨコジマナミシャク。面白い模様をした綺麗な蛾です。
上段右:クロスジアオナミシャク。小さい波尺で濃い緑色の蛾です。
中段左:キガシラオオナミシャク。名前の通り大型の波尺です。
中段右:ウストビモンナミシャク。ヨコジマナミシャクもそうですが、なぜ、腹部をこんなに持ち上げて止まるのでしょうか?
下段左:アシブトチズモンアオシャク。緑色の綺麗な蛾ですね。
下段右:シロツバメエダシャク。この仲間は見分けが難しいので間違っていたらごめんなさい。

その他の科の蛾

上段左:アオイラガ。イラガ科・亜科の蛾で小さな蛾です。
上段右:カノコガ。ヒトリガ科カノコガ亜科の蛾で平地・市街地でも日中によく飛んでいます。およそ蛾らしくない蛾ですね。
中段左:ホタルガ。ヒトリガ科ホタルガ亜科の蛾でこれも平地・市街地でも日中に飛びます。頭が赤く、体が黒いのがホタルに似ているからか。
中段右:アゲハモドキ。アゲハモドキ科の蛾で蝶の毒を持つジャコウアゲハに擬態しているといわれる。蝶にそっくりですね。
下段左:マルシラホシアツバ。ヤガ科クルマアツバ亜科の蛾でこの仲間では大きいほうの蛾です。
下段右:モモスズメ。スズメガの仲間では普通にいる蛾で、幼虫がモモを食べるからか、モモスズメの後翅が桃色を帯びるからか?

名前不明の蛾

左はハマキガ科ヒメハマキ亜科の蛾で、右はエダシャク。

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梅雨時の高尾山:オオカモメヅル等の花

2016-06-25 09:35:04 | 
6月24日、6月1日以来の高尾山です。ちょっとした怪我で激しい運動が出来ず久しぶりの登山になりました。
あいにくの曇り空で高尾山頂はご覧のとおり雲の中です。


ラン科クモキリソウ属の多年草、クモキリソウ(蜘蛛切草、雲霧草?)もその名の通り霧の中で咲いていました。


しかし、薬王院の本堂前にあるボダイジュは花が満開で蝶たちが吸蜜に一生懸命です。

アサギマダラ


スジクロシロチョウ


トンボエダシャク


こんな天候にもかかわらず人出は多く、種々の花も咲いていました。

まず、オオカモメヅル。普通7月から咲く花があちこちで咲いていました。
ただし、名前には「オオ」が付きますがあまりに小さい花なので、通りすがりの人たちは気が付くことなく通り過ぎていきます。
私の人差し指と比べるとご覧のとおりです。

オオカモメヅル


我が家の近くではすでに咲き終わったギンリョウソウやシャクジョウソウがまだ咲いていました。

ギンリョウソウ(左)とシャクジョウソウ(右)


イチヤクソウ:この花も我が家の近くではもう咲き終わっています。


ツチアケビはまだほとんど蕾でした。なお、キバナノショウキランは今日は見つかりませんでした。


1号路周辺でオオバジャノヒゲが沢山咲いていましたし、面白い形をしたウスタケ(臼茸)も出ていました。

オオバジャノヒゲ(左)とウスタケ(右)


また、今日は多くの残り蛾がいましたが次回にご紹介します。

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今日もバンの雛

2016-06-20 13:57:19 | 野鳥
今日はいつものところにバンの雛2羽が無事でいました。2羽とも元気に活動しています。
なお、この辺りに親鳥は見つかりませんでした。


ところが、ここから約300m上流にバンの親子連れ(雛1羽)がいました。
この雛は前の2羽の雛より少しだけ成長しているように思われますが、そんなに変わりません。
ひょっとすると、11日に3羽でいた雛のうちの1羽がこの親子連れの雛かなと思います。
であれば、11日に見た雛は元気に育っていることになりますが、どうでしょうか不明です。


この雛の翼の羽はご覧のとおり前の2羽より少し伸びているように見えます。


帰りにカワセミの♂を見つけました。一休みしているようです。


以上
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