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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2024年 片倉城跡公園近辺:ジョウビタキの雌(冬鳥)がやってきた。等

2024-10-30 16:47:24 | 花と昆虫・動物

雨上がりの午後、ジョウビタキの雌に出会いました。冬鳥では先般見かけたコガモに続いて2種目目です。ヒタキの仲間は目が真ん円で可愛い。

片倉城跡公園ではさすがに咲いている花は少ない。

先般咲き始めたトリカブトの1種はもう満開に近い。

 

ナンバンギセルがまだ2輪咲いていました。

イヌトウバナ(犬塔花:シソ科トウバナ属の多年草)が終盤ですが沢山咲いていました。花が何段にも塔のように咲くことから名付けられた。

 

キツネノマゴ(狐の孫:キツネノマゴ科・属の1年草)も背が大分高くなって咲いていました。

ヤマホトトギス(山杜鵑草:ユリ科ホトトギス属の多年草)も一輪だけ咲いていました。

東屋にあるオオハナワラビ(大花蕨:ハナヤスリ科ハナワラビ属の冬緑性シダ植物)は胞子濃を付けていました。

湯殿川岸で花壇から逃げて着た花でしょうが名前不明の花が咲き蛾や蝶を沢山引き付けていました。同時に果実が出来て色付き始めていました。

 

コセンダングサも沢山咲いており相変わらず多数の昆虫を引き付けていました。

果実では

テイカカズラ(定家葛:キョウチクトウ科の常緑つる性木本)の二股に分かれた果実が出来ていました。

クズ(葛:マメ科クズ属のつる性半低木)の果実も出来ていました。

ハラン(葉蘭:キジカクシ科の常緑多年草)には果実と種子が並んで出来ていました。緑色の丸いのが果実でその後ろにある茶色いマメのようなものが種子です。

昆虫ではバッタ科イナゴ亜科のツチイナゴがあちこちで沢山いました。トノサマバッタを茶色くしたようなバッタです。

以上

 


2024年 片倉城跡公園近辺:ソメイヨシノの狂い咲き、コガモ(冬鳥の第1陣)飛来等

2024-10-24 16:09:49 | 花・昆虫・野鳥

今日は片倉城跡公園近辺のお散歩です。

兵衛川の桜並木(染井吉野)で花が咲いていました。この時期、よく桜が咲くことがありますが、片倉つどいの森公園でも咲いていたとの情報がありました。

片倉城跡公園では

トリカブトの1種(鳥兜:キンポウゲ科トリカブト属の疑似1年草)が咲き始めました。小宮公園で咲いているのと同じツクバトリカブトではないかと思いますが。

 

すぐ傍でイヌショウマ(犬升麻:キンポウゲ科の多年草)が咲いています。同じ科のサラシナショウマが薬用になるのに対し、役に立たないのでイヌの名が付く。

 

湿地の山際でツリフネソウ(釣舟草:ツリフネソウ科の1年草)が沢山咲いていました。遠くなので普通のツリフネソウかナメラツリフネソウかの確認は取れません。

 

キッコウハグマ(亀甲白熊:キク科モミジバハグマ属の多年草)に閉鎖花から結実した果実が出来ていました。ここのキッコウハグマは多分花は閉鎖花としてしか咲かないかもしれません。

 

水車小屋のアオツヅラフジ(ツヅラフジ科落葉つる性木本)の果実が綺麗に色づきました。

上の畑のイシミカワ(石実皮:タデ科イヌタデ属のつる性1年草)の果実も色付いています。

 

近くにアカネ(茜:アカネ科のつる性1年草)の小さな花と果実がありました。

 

畑の縁で

スカシタゴボウ(透田牛蒡:アブラナ科イヌガラシ属の多年草)が沢山ありました。本来春の花で花期は4~7月のはずなのですが。まだ背が低いのでこれから伸びて花を咲かせていくのでしょうかあるいは見間違いでしょうか?

 

イヌタデ(犬蓼:タデ科イヌタデ属の1年草。別名アカマンマ)も咲いていました。子供がままごと遊びでこの花を赤飯に見立てて遊んだ。

片倉つどいの森公園の花壇のマリーゴールドにオンブバッタが止まっていました。雌の上に雄が乗っています。

湯殿川沿いで

ワルナスビ(悪茄子:ナス科の多年草で北アメリカ原産の帰化植物)の若い果実がありました。

冬鳥の第1陣としてコガモが6羽来ていました。まだ、雄と雌の区別がつきません。

 

珍しくコサギがいて丁度魚を捕獲したのを目撃しました。ラッキーです。

 

以上


2024年 中山地区:ナギナタコウジュ(薙刀香需)、アイナエ(藍苗)等

2024-10-23 07:59:02 | 花と昆虫

10月22日。今日は白山神社から中山地区を歩いてきました。

中山中学の近くにナギナタコウジュ(薙刀香需)が咲いていました。シソ科ナギナタコウジュ属の1年草で花期は9~10月。花の形が薙刀に似ていて全体に強い香りがするため名付けられた。高尾ではよく見かけるがこの辺りでは少ないようです。

  

すぐ傍にベニバナボロギク(紅花襤褸菊:キク科ベニバナボロギク属でアメリカ原産の1年草。花期は8~10月。)が果実と共に咲いていました。花序は下向きに付きます。ダンドボロギクは上向きに付く。

柚木西小にあるイイギリ(飯桐:ヤナギ科イイギリ属の落葉高木で雌雄異株)の大木の果実が真赤に熟していました。ヒヨドリが食べに来ていて煩いぐらに鳴いています。

 

近くにキバナアキギリ(黄花秋桐:シソ科アキギリ属の多年草で花期は8~10月)が咲いていました。葉の形が桐の葉に似ているため。長沼公園にもあります。

ハゼラン(ハゼラン科・属の1年草で花期は夏~秋と長い)も咲いています。別名「三時花」等と呼ばれるように、花は午後の2~3時間しか咲きません。

 

キンゴジカ(金午時花:アオイ科キンゴジカ属の1~多年草で花期は7~10月。)は果実になっていました。今年は綺麗に咲いている花を見逃しました。

芝地にアイナエ(藍苗:マチン科アイナエ属の1年草で花期は8~9月)が、もう遅いかと思っていたのですが果実と共に咲いていました。葉は紅葉し始めています。花は小さいですが全体でも小さく、高さは10cmぐらい。東京都では少ないようですが、神奈川県の城山湖辺りに沢山咲いていました。

  

側にツリガネニンジン(釣鐘人参:キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で花期は8~10月)も咲いていました。

 

人家の傍の林縁にミツバアケビ(三つ葉木通:アケビ科・属の落葉つる性木本:果実は食べられる)の果実が沢山ぶら下がっていました。

西武北野台の住宅地で

アオギリ(梧桐:アオイ科アオギリ属の落葉高木)の果実

 

ツリバナ(吊花:ニシキギ科・属の落葉低木または小高木)の果実

コシロシキブ(小白式部:シソ科の落葉低木)

花壇にハナシュクシャ(花縮紗:ショウガ科の多年草で普通白花が多い)が咲いていました。この花に蛾のホウジャクの仲間が吸蜜しています。

今日出会った蛾と蝶

左上~右上~左下~右下の順にウスキツバメエダシャク、シロオビノメイガ、マエアカスカシノメイガ、キタテハ

左上~右上~左下~右下の順にツマグロヒョウモンの雄、ツマグロヒョウモンの雌、ヒメウラナミジャノメ、ベニシジミ

以上


2024年 浅川~小宮公園:ママコノシリヌグイ、ツクバトリカブト等

2024-10-21 11:06:52 | 花と昆虫

10月20日。今日は浅川経由で小宮公園を訪れました。

浅川では河原や土手一面にコセンダングサ(小栴檀草:キク科の1年草)やアレチウリが咲き乱れ多く昆虫を呼び寄せていました。

アレチウリ(荒地瓜):ウリ科のつる性1年草で北アメリカ原産の帰化植物。駆除すべき特定外来生物に指定されている。花も地味な黄白色をしているが昆虫の蜜源になっているようです。

 

他にはキクイモやシャクチリソバも咲いていました。

キクイモ(菊芋):キク科の多年草で北アメリカ原産の帰化植物。幕末の頃に移入され第2次世界大戦の戦時中は加工用、飼料用に栽培されたが今は野生化して残っている。

 

シャクチリソバ(赤地利蕎麦):タデ科ソバ属の多年草で北インドから中国原産の帰化植物。小石川植物園で植栽され薬用として利用されるが、各地で野生化している。遠くにあったので花を大きく撮影できませんでしたが小山内裏公園や柚木地区等各地でも見られます。

 

また、片倉城跡公園では見られなかったママコノシリヌグイ(継子の尻拭い:タデ科の1年草)も咲いていました。アキノウナギツカミに似ていますが、もっと棘がきつく葉は茎を抱いていません。それにしてもひどい名前をつけたものですね。

  

野鳥は鷺の3種類、コサギ、ダイサギそれにアオサギがいただけでした。

 

小宮公園に入ると

オヤマボクチ(雄山火口)が一株咲いていました。もっと多くあったと思うのですが。キク科ヤマボクチ属の多年草で山菜として「ヤマゴボウ」と呼ばれる。名前は葉の裏の白い毛が火を起こす際の「火口(ほぐち)として使用されたことによる。

 

くぬぎ平では思いがけずヤマトラノオ(山虎の尾)がまだ咲いていましたが、青色も濃くなり一層綺麗になっていました。オオバコ科クワガタソウ属の多年草で花期は8~9月。

 

すぐ傍の道にクルマアザミ(車薊)の蕾がありました。種名はノハラアザミ(野原薊)であり、ノハラアザミの形態的な変化で種名とはなっていません。名前は頭花の下部に苞葉が大きくなって車状になって取り巻くためです。高尾の一丁平で見たことがありますが、長池公園にもあるようです。

サルトリイバラ(猿取茨:サルトリイバラ科・属の落葉つる性半低木)の果実が色付き始めていました。

オクラ(朮)の花は終わっていて果実になっていました。

みずき平ではツクバトリカブト(筑波鳥兜)が満開でした。ひよどり沢にはもっと多く生えているはずなのですが通行止めで行けなかったのが残念です。キンポウゲ科トリカブト属の疑似1年草で有名な毒草。ヤマトリカブトの亜種群の一つ。私には残念ながらヤマトリカブトと区別できません。

 

ここでもタイアザミが咲いておりホシホウジャクが吸蜜していました。

ヒメクロホウジャク(姫黒鳳雀蛾)も吸蜜していました。

ひよどり沢に咲いていたツリフネソウはナメラツリフネソウ(滑ら釣舟草)でした。花軸の下部に毛がありません。

  

ひよどり山の林縁でツルウメモドキ(蔓梅擬き)の果実が出来ていました。ニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉つる性木本で花期は5~6月。この果実は蒴果で淡黄色または淡橙色に熟すと3裂して橙赤色の仮種皮に包まれた種子を出します。種子はまだ出ていませんが枯木の中で良く目立ちます。

なお、ユーカリの蕾は出来ていましたが、ガガイモの果実が今年は見つかりません。どこかで見つけたいものです。

帰り道の北野町の広い道路の街路樹であるエンジュ(槐:マメ科エンジュ属の落葉高木で中国原産)に果実が鈴生りでした。

 

以上

 


2024年 アケボノソウ(曙草):リンドウ科センブリ属の越年草

2024-10-18 14:47:20 | 

アケボノソウ(曙草)は神奈川県の南高尾によく保存された場所があり多く咲いていますが、当地の山林にもありますので、もう咲いているのではないかと行ってきました。

昨年は数株咲いていましたが、今年は大雨のせいか荒れていて1株しか咲いていませんでした。もっと増えればいいのですが。

アケボノソウ(曙草)は山林の川沿い等湿気の多い場所に生え、花は白い花冠(直径2cmぐらい)の裂片(花弁)の上部に暗紫色の細点が散らばり、黄色く丸い大きめの点(蜜腺)が2個並び、曙時(夜明け)の星空になぞらえられる造形は見事なものです。黄色い蜜腺は昆虫を引き付けますが、蟻が特にお好みのようです。花弁数は変異が多いようで普通4~5個ですが、3~8個のものまで見られるそうです。

    

以上