片倉城跡公園近辺の散策です。
ホウノキに冬芽が出来ていました。ホウノキは葉が大きいだけに冬芽も大きい。冬芽は鱗芽でキャップのような芽鱗(2個の托葉と葉柄が合着したもの)に包まれています。葉痕は偏円形で維管束痕は多数あります。
葉痕(落葉の痕跡)の拡大
次はハンカチノキの冬芽と葉痕です。冬芽は鱗芽で先が尖り赤紫色です。葉痕は三日月形~腎臓形~扁平な5角形で維管束痕は3個です。維管束痕3個のものは人の顔に似て冬芽の帽子を被っているようで面白い。冬芽の種類によっていろいろな顔になるように見えます。
これはオニグルミの冬芽ではないかと思いますが不明です。というのはツツジの植え込みの中から出ていて伸びると切られてしまうからです。冬芽は裸芽か鱗芽か?これも維管束痕は3個ならぬ3集団ですが人か動物の顔に似ています。
次はトチノキとベニバナトチノキの冬芽です。
トチノキの冬芽と葉痕:冬芽は鱗芽でべとべとした樹脂が付いていてべとつき虫害を防ぎます。維管束痕は3~9個でV字形に並びます。維管束痕が3個のものを見つければ、顔の形になっているでしょう。
ベニバナトチノキの冬芽と葉痕:こちらは冬芽に樹脂が付いていなくてすべすべしています。あとはトチノキのそれと同じです。
今日もテイカカズラの果実から種子が見えているものがありました。種子は白い毛のある方が上に種子が下の付いています(写真では果実が垂れ下がっているため逆に見えます。)。
ブタナの花があちこちでまだ咲いていました。花期が長いというか頑張って咲いていますね。
帰り道にショウリョウバッタがいました。寒いのに頑張っていますね。
同じく帰り道で面白い形の雲を見ました。
以上
いずれにせよ可哀そうな名前ですね。