7月24日。多摩森林科学園を散策しました。
道路のあちこちのやや湿った地面にチドメグサの1種が沢山蔓延っていました。よく目を凝らしてみると直径1mmぐらいの小さな花が咲いていました。ヒメチドメかノチドメか迷ったのですが、葉の切れ込みが深く花の数が少ないことからヒメチドメと判定しました。ヒメチドメ(姫血止)はセリ科チドメグサ属の多年草で葉の直径が0.4~1cmぐらいとこの仲間では一番小さく、花は葉腋から出た花柄に帯緑色の小さな花を2~4個つける。

他に咲いていた花は少なくハグロソウ、キンミズヒキ、ムラサキニガナ、アキノエノコログサとトキリマメの蕾ぐらいです。
ハグロソウ(葉黒草):キツネノマゴ科ハグロソウ属の多年草で花期は9~10月。早く咲きすぎたのか色がよくありません。葉が暗緑色なのが名前のいわれ。

キンミズヒキ(金水引):バラ科キンミズヒキ属の多年草で花期は8~10月。水引と名が付いていますがタデ科のミズヒキとは別物で花も大きい。これも秋の花で咲いているのはまだ少ないです。

ムラサキニガナ(紫苦菜):キク科ムラサキニガナ属の多年草で花期は6~8月。ニガナの仲間の花は黄色か白色でこれだけが紫色です。山地に生えます。

アキノエノコログサ(秋の狗雄草):イネ科エノコログサ属の1年草。茎の高さは40~160cmと大きく花穂も20cmをこえ、エノコログサの2~4倍ぐらいにもなる。釣舟草通りに生えていました。

トキリマメ(吐切豆):マメ科タンキリマメ属のつる性多年草で花期は6~9月。タンキリマメによく似ている。残念ながらまだ蕾でした。

イヌビワとホソバイヌビワに果嚢が出来ていました。共に雄株と雌株を植栽されたものです。関西ではイシガケチョウの食草となっているようですが、こちらにもイシガケチョウが来ればいいのですが無理か。
イヌビワ(犬枇杷):クワ科イチジク属の落葉小高木で雌雄別株。花期は4~5月で果嚢は10~11月に黒紫色に熟す。雌果嚢は食べられるが雄果嚢は固くて食べられない。

イヌビワの葉

ホソバイヌビワ(細葉犬枇杷):クワ科イチジク属の落葉小高木で花期も果嚢が熟す時期もイヌビワと同じ。雌果嚢は食べられるが雄果嚢は固くて食べられない。

ホソバイヌビワの葉

ケンポナシにも若い果実が出来ていました。ケンポナシ(玄圃梨)はクロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木で花期は6~7月。「玄圃」は仙人の居所のことで、果実は9~10月に紫褐色に熟し食べられ梨の味がするそうですが高い所にあるので。私は蕾までは見たのですが開花は見ることができませんでした。

今日出会った昆虫は
ベッコウハゴロモ(鼈甲羽衣):ハゴロモ科の昆虫の一種でこの仲間では最も普通に見られる。クズ等種々の植物から吸汁する。

ヒトスジオオメイガ(一筋大冥蛾):ツトガ科オオメイガ亜科の蛾。開帳20mm前後で7~8月頃出現する。幼虫はイネ科の葉を食べる。

ウスモンオオシロヒメシャク(薄紋大白姫尺):シャクガ科ヒメシャク亜科の蛾。開帳25~30mmぐらいで斑紋が綺麗な蛾。幼虫はスイカズラの葉を食べる。

シオヤアブ(塩屋虻):ムシヒキアブ科の昆虫で他の昆虫を捕えて体液を吸う優秀なハンターです。体長は25~30mmぐらい。この個体は腹部先端には白い毛があるので雄です。

帰り道、陵南公園へ寄り道しホルトノキの花を見てきました。ホルトノキは本来「ポルトガルの木」の意味で本来オリーブのこと。平賀源内がオリーブと誤認したことによりホルトノキと呼ばれる。ホルトノキ科属の常緑広葉樹で日本在来種。花期は6~7月で葉の下側に横に伸びた花序に穂状に付く。果実はオリーブに似ていて11~2月に黒紫色に熟す。常緑樹ですが古い葉が赤くなって落葉するのが特徴。3枚目の写真のみ14日撮影です。

以上










































