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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2022年 多摩森林科学園:ヒメチドメ(姫血止)、イヌビワ(犬枇杷)の果実等

2022-07-25 10:49:00 | 

7月24日。多摩森林科学園を散策しました。

道路のあちこちのやや湿った地面にチドメグサの1種が沢山蔓延っていました。よく目を凝らしてみると直径1mmぐらいの小さな花が咲いていました。ヒメチドメかノチドメか迷ったのですが、葉の切れ込みが深く花の数が少ないことからヒメチドメと判定しました。ヒメチドメ(姫血止)はセリ科チドメグサ属の多年草で葉の直径が0.4~1cmぐらいとこの仲間では一番小さく、花は葉腋から出た花柄に帯緑色の小さな花を2~4個つける。

    

他に咲いていた花は少なくハグロソウ、キンミズヒキ、ムラサキニガナ、アキノエノコログサとトキリマメの蕾ぐらいです。

ハグロソウ(葉黒草):キツネノマゴ科ハグロソウ属の多年草で花期は9~10月。早く咲きすぎたのか色がよくありません。葉が暗緑色なのが名前のいわれ。

キンミズヒキ(金水引):バラ科キンミズヒキ属の多年草で花期は8~10月。水引と名が付いていますがタデ科のミズヒキとは別物で花も大きい。これも秋の花で咲いているのはまだ少ないです。

 

ムラサキニガナ(紫苦菜):キク科ムラサキニガナ属の多年草で花期は6~8月。ニガナの仲間の花は黄色か白色でこれだけが紫色です。山地に生えます。

 

アキノエノコログサ(秋の狗雄草):イネ科エノコログサ属の1年草。茎の高さは40~160cmと大きく花穂も20cmをこえ、エノコログサの2~4倍ぐらいにもなる。釣舟草通りに生えていました。

トキリマメ(吐切豆):マメ科タンキリマメ属のつる性多年草で花期は6~9月。タンキリマメによく似ている。残念ながらまだ蕾でした。

イヌビワとホソバイヌビワに果嚢が出来ていました。共に雄株と雌株を植栽されたものです。関西ではイシガケチョウの食草となっているようですが、こちらにもイシガケチョウが来ればいいのですが無理か。

イヌビワ(犬枇杷):クワ科イチジク属の落葉小高木で雌雄別株。花期は4~5月で果嚢は10~11月に黒紫色に熟す。雌果嚢は食べられるが雄果嚢は固くて食べられない。

イヌビワの葉

ホソバイヌビワ(細葉犬枇杷):クワ科イチジク属の落葉小高木で花期も果嚢が熟す時期もイヌビワと同じ。雌果嚢は食べられるが雄果嚢は固くて食べられない。

ホソバイヌビワの葉

ケンポナシにも若い果実が出来ていました。ケンポナシ(玄圃梨)はクロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木で花期は6~7月。「玄圃」は仙人の居所のことで、果実は9~10月に紫褐色に熟し食べられ梨の味がするそうですが高い所にあるので。私は蕾までは見たのですが開花は見ることができませんでした。

今日出会った昆虫は

ベッコウハゴロモ(鼈甲羽衣):ハゴロモ科の昆虫の一種でこの仲間では最も普通に見られる。クズ等種々の植物から吸汁する。

ヒトスジオオメイガ(一筋大冥蛾):ツトガ科オオメイガ亜科の蛾。開帳20mm前後で7~8月頃出現する。幼虫はイネ科の葉を食べる。

ウスモンオオシロヒメシャク(薄紋大白姫尺):シャクガ科ヒメシャク亜科の蛾。開帳25~30mmぐらいで斑紋が綺麗な蛾。幼虫はスイカズラの葉を食べる。

シオヤアブ(塩屋虻):ムシヒキアブ科の昆虫で他の昆虫を捕えて体液を吸う優秀なハンターです。体長は25~30mmぐらい。この個体は腹部先端には白い毛があるので雄です。

帰り道、陵南公園へ寄り道しホルトノキの花を見てきました。ホルトノキは本来「ポルトガルの木」の意味で本来オリーブのこと。平賀源内がオリーブと誤認したことによりホルトノキと呼ばれる。ホルトノキ科属の常緑広葉樹で日本在来種。花期は6~7月で葉の下側に横に伸びた花序に穂状に付く。果実はオリーブに似ていて11~2月に黒紫色に熟す。常緑樹ですが古い葉が赤くなって落葉するのが特徴。3枚目の写真のみ14日撮影です。

  

以上


2022年 栃谷戸公園:オモダカ(面高)、サンカクイ(三角藺)等

2022-07-22 17:08:24 | 

栃谷戸公園へのお散歩です。

水田にはオモダカが3株ほど花を付けていましたが、他の水田雑草を含めてまだまだ花は少ない。

オモダカ(面高)はオモダカ科・属の多年草で水田・水路等に生育する抽水・湿生植物です。クワイはオモダカの球茎を食用にするため改良されたものです。名前は三角形の葉を人の顔に見立て、葉が水面より高い所に出るからというのですがどうでしょうか。

  

池の近くにサンカクイ(三角藺)の群落がありました。似た花にカンガレイ(寒枯藺)があり、カンガレイの花序には柄がありませんが、サンカクイの花序には柄があります。2枚目の写真には柄が明らかにありますし、3枚目の写真には短いが柄が見えます。先般ご紹介したカンガレイと同じカヤツリグサ科の植物でイグサ科ではありません。

   

片倉城跡公園でコナラの若い果実が出来ていました。

昨日ご紹介したヤブムグラですが小さくて見難かったので、再度撮影し花を拡大して掲載しておきます。

 

以上

 


2022年 片倉城跡公園:シギンカラマツ(紫銀唐松)、ヤブムグラ(薮葎)等

2022-07-20 21:17:13 | 

片倉城跡公園の林下でシギンカラマツが咲き始めました。まだ2~3株ですがこれからもっと多く咲くでしょう。キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で花期は7~10月。花には花弁がなく雄蕊が多数あり花糸は先が棍棒状に膨れます。高さは30~70cm。

  

ヤブムグラ(薮葎)も蕾が沢山出来ていますが、花はやっと1輪見つけました。アカネ科ヤエムグラ属の多年草で花期は7~8月。葉は細く4枚づつ輪生し小さくて白い4弁花をまばらに数個付ける。

 

キツネノカミソリが数株咲きました。盛期には一面オレンジ色に見えるぐらい沢山咲きますがまだまだです。

 

ヤマユリがここでも咲いています。

マヤランがまだ咲いていました。

湿地にはセリが一株咲いていました。

 

コバギボウシが2株だけ咲きました。

林に絡まっていたカザグルマの果実が白い毛を出しました。キンポウゲ科センニンソウ属の落葉性つる性多年草で同じ仲間のセンニンソウやハンショウヅルの果実と同様に白い毛の付いた種子を作ります。

テイカカズラの果実も出来ていました。この果実は長くて二股に分かれています。この果実が割れて出て来る種子にも白い毛が付いています。

湯殿川に架かる橋に絡み着いたツタにも果実が出来ていました。

片倉城跡公園の上の畑のヒマワリは丁度満開でした。

以上

 


2022年 湯殿川:カルガモの親子とアオサギの食事

2022-07-20 20:45:23 | 野鳥

湯殿川沿いを散策。

カルガモの親子に出会いました。子ガモ4羽です。

もう一組の親子がいました。親一羽子一羽の親子です。ところが親は堰の上にいて子ガモを探しているのかガアガアと鳴いています。小ガモは堰の下でピヨピヨと親を探して鳴いています。

子ガモは親の声が聞こえたのか、堰を登ろうとしました。何度も挑戦しますが高くてなかなか登れません。5分ぐらい後にやっと登れました。確認していませんが、これで何とか親子再会となるでしょう。目出度し目出度し!

子ガモが登ろうとしているところです。

その下流の堰の上でアオサギが待ち構えて魚を捕っていました。魚は遡行するため堰を飛び越えようとしているのか次から次へと飛びあがってきます。アオサギは次から次へと食べていました。もっと大きな魚を捕っていたのですが撮影できたのはこの写真です。小さな魚ですね。

ピンボケですがもう1枚:こちらの方が大きい魚です。

以上


2022年 長池公園(その2)クマヤナギ、ミズオトギリ等の花達

2022-07-19 12:33:11 | 

7月18日の長池公園散策の2回目のご報告です。自然館近辺以外で咲いていた花達です。

長池公園へ訪問した際には、まず自然館へ行きます。その日に咲いている花と場所をボードに書いて案内してありますので分かりやすく回れます。つまらない質問でも親切に答えていただけます。

まず、外周では

ヤマユリが沢山咲いており良い香りを漂わせています。

ムカゴサイシンの葉(ムカゴサイシンについては7月2日に果実をご紹介済):ムカゴサイシンは地下にムカゴに見立てた小さな球茎があり、花後に五角形状心形の葉を1個出す夏緑性の多年草です。その葉をカンアオイの仲間の(ウスバ)サイシンに例えた名前です。その葉が出ているか確かめにきました。球茎1個に葉1個ですから、この地下には沢山の球茎があるでしょう。

 

コマツナギとシロバナコマツナギが並んで咲いていました。

 

中央園路には

キジョランが沢山咲いていました。この花は今年結実し来年に熟して白髪をつけた鬼女となります。

 

秋の七草の一つオミナエシも咲いていました。

 

長池の縁に植えられたコイケマが咲いています。

ながいけの道には

ヤブデマリが真赤な果実をたわわに付けていました。

 

シシウド(獅子独活):セリ科シシウド属の多年草で8~10月に白い花を付け高さ2mぐらいにもなります。

タカトウダイも咲いていました。

クサレダマもまだ咲いていました。

早くもキツリフネが1輪咲いていました。

カワラナデシコが1輪だけ花壇に咲いていました。

つくいけの道では

キンミズヒキが咲いています。バラ科キンミズヒキ属の多年草で花が大きく、タデ科のミズヒキに比べると随分感じが違います。

築池の縁に

クマヤナギ(熊柳)が咲いていました。クロウメモドキ科クマヤナギ属のややつる性落葉低木で花期は7~8月です。果実は翌年の夏に赤色から黒色に熟すので花と果実を同時に見ることができます。黒い幹や蔓がクマを連想するため名付けられた。ヤナギと名がつくがヤナギ属のヤナギとは別物です。

  

ご参考に7月2日に撮影した果実です。鳥に食されたのか人にとられたのかもうありませんでした。7月2日には花はまだ咲いていませんでした。

田圃の畔にアメリカアゼナが1輪だけ咲いていました。アゼナとの違いは葉に鋸歯があることです。

とんぼ池では

ミゾハギ(禊萩)が咲いていました。ミソハギ科・属の多年草で湿地に生える。花期は7~8月。

 

最後に今日午後に来たのはこの花を見るためです。午後にしか咲きません。

ミズオトギリ(水弟切):オトギリソウ科ミズオトギリ属の多年草で湿地に生える。花期は8~9月で午後に咲き夕方には萎む。キンゴジカと同じですね。秋には綺麗に紅葉します。

 

外周にありソーラス(胞子嚢群)が出来ていたシダ植物を3種類挙げておきます。

アマクサシダ:ソーラスは小羽片の辺縁に付きます。

 

タチシノブ:最終裂片に付くソーラスは長く両側の葉縁が反転した2枚の偽包膜に覆われる。

  

コモチシダ:ソーラスは小羽片の中筋に沿った網目の中にできる。なお、この羊歯は葉の表面に多数の無性芽が沢山付きそれにより増えるため子持ちの名が付いた。

ご参考:コモチシダの無性芽

 

以上