八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2023年 片倉城跡公園近辺の早朝散歩:サクラタデ(桜蓼)、ハシカグサ(麻疹草)等

2023-08-31 11:14:59 | 

今朝片倉つどいの森公園から見た富士山です。

小比企の畑で散水されていた水にできた虹。

ムラサキツユクサには改良された園芸品種が沢山あるので名前まで分かりませんが。道端で咲いていました。

ムラサキツユクサ?

ウスイロムラサキツユクサ?

人家の庭にもネコハギが咲いていました。

あちこちでツルボが咲き始めました。

片倉城跡公園では

道路をふさぐくらいヌスビトハギが繁茂しています。

オオブタクサ(大豚草)が2m以上に高く伸び雄花が咲いていました。キク科ブタクサ属の1年草で北アメリカ原産の帰化植物。この花粉も花粉症のアレルギー源となるといわれる。

 

ミズキ(水木)に果実が生っています。ミズキ科の落葉高木。今年はその幼虫がこの樹の葉を食するキアシドクガ(黄足毒蛾)の大発生がなかったようです。

果実が出来ていたのでもう花期が終わったと思っていたヒオウギ(緋扇:アヤメ科の多年草)の花が咲きかけていました。蕾もあるのでまだ楽しめそうです。

マヤランのまだ残っていた蕾が全て開きました。

湿地では

まだ一輪ですがサクラタデ(桜蓼)とハシカグサ(麻疹草)が咲きました。これからもっと多く咲きます。

サクラタデ:タデ科の多年草で花期は8~10月。

ハシカグサ:アカネ科ハシカグサ属の1年草。花は3~5mmぐらいの小さな花です。名前のいわれは不明です。

オニスゲ(鬼菅)の果実が出来ています。カヤツリグサ科の多年草で花期は5~7月でその姿から鬼を連想したもの。

コバノカモメヅルが満開です。白い毛がついた種子が出るまで刈り取られなければいいのですが。

これは先日も挙げた湯殿川で咲くガガイモです。ガガイモの花冠は普通淡紅紫色といわれ、花冠の色が白色のものをシロバナガガイモというそうですが、どの程度のものをいうのでしょう?これもシロバナガガイモでしょうか?

以上

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2023年 小山内裏公園:サトイモ(里芋)の花等

2023-08-30 19:42:19 | 

今日は小山内裏公園でサトイモ(里芋)の花が咲いているとのことなので見に行きました。昨年花を見逃しています。いつもでしたら徒歩で行くのですが、今の体調なので車で行きました。

サトイモの花は10数年に一度しか咲かないといわれるくらい珍しい花のようですが、ここでは毎年咲いているようです。小比企等の畑で植えてあるサトイモをいつも見ているのですが、花が咲いているのを見たことがありません。やはり花が咲くのは少ないのでしょう。

サトイモ科の花は総苞の中にある肉質の太い柄の上に一面に並んで付き肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる。肉穂花序は下部に雌花群、上部に雄花群が付きます。

サトイモの花の蕾

サトイモの花

 

ご参考に同じサトイモ科のコンニャクの花を挙げておきます。花の構造はサトイモに似ていますね。

この他野草見本園等には種々の花が咲いていました。

ミソハギ(禊萩):ミソハギ科の多年草。

ヤマホトトギス(山杜鵑):ユリ科の多年草。

カリガネソウ(雁金草):シソ科の多年草。

カワラケツメイ(河原決明):マメ科の1年草または多年草。

ミズタマソウ(水玉草):アカバナ科の多年草。よく似たウシタキソウは葉がハート形。

  

ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草):シュロソウ科の多年草。シュロソウ、ホソバシュロソウ、アオヤギソウ、タカネアオヤギソウ、ムラサキタカネアオヤギソウは同一種の中の変種または品種で花の色や草丈等で区別されるがその境界は必ずしも明確ではない。

 

別の場所で公園の説明板にはホソバシュロソウとありますが、アオヤギソウと思われる花が咲いていました。シュロソウとは花の色が違います。

  

最後に今年初めてツマグロヒョウモンの雌を見つけました。

以上

 

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2023年 道了堂(大塚山)近辺の早朝散歩:ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)、タンキリマメ(痰切豆)等

2023-08-28 19:37:20 | 

今日は朝から曇り空で比較的過ごしやすい1日でした。

道了堂(大塚山標高213.5m)から見た富士山です。ここの山頂広場(道了堂跡)でラジオ体操をしている人たちがいました。確かに多少音量を上げても迷惑にならないでしょうが、下の北野台から上がってくるのはご苦労様です。

国道16号バイパス沿いにヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)が沢山咲いていました。若い果実が付いているものもありました。

  

クズ(葛)の花も咲き始めていました。

センニンソウ(仙人草)もすぐ近くで咲いているのが見られました。

 

タンキリマメ(痰切豆)も咲き始めており、若い果実になっているものもありました。この3枚の葉は中~上部の幅が広いが、よく似たトキリマメ(吐切豆)の葉は下半部の幅が広い。マメ果は普通豆2個入りのものが二つ付きます

   

ここにもウスイロツユクサが咲いていました。ご参考までに近くで咲いていたツユクサの写真を挙げておきます。色の違いが分かります。

 

北野台中央公園にあるモミジバフウ(紅葉葉楓)には棘とげの果実が付き早くも紅葉しているものもありました。この樹の紅葉はとても綺麗です。

石橋入緑地脇にあるメドハギ(筮萩)にも花が咲いていました。マメ科の多年草で陽当たりの良い草地や道端に生える。

 

以上

 

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2023年 片倉城跡公園近辺の早朝散歩:湯殿川沿いに咲いている花達、ナカグロクチバ(中黒朽葉:蛾の1種)等

2023-08-27 14:32:29 | 花と昆虫

片倉城跡公園では

昨日蕾だったスズメウリの雌花が咲いていました。

湿地ではノダケ(野竹)が一株だけ咲き始めていました。セリ科シシウド属の多年草で花期は9~11月。花序の基部に筍の皮の様な鞘があるので名付けられた。これからたくさん咲くでしょう。

 

ヤマノイモ(山の芋)の雄花も咲いていました。ヤマノイモ科のつる性多年草で雌雄異株。雌花は下垂しますが雄花はこのように直立します。

 

林下には今ヌスビトハギ(盗人萩)が花盛りです。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で過日の形が盗人の足跡に似ているというが。花は小さいが綺麗です。

 

テイカカズラ(定家葛)に二股に分かれ独特の形をした果実が出来ていました。この果実は開裂して白い毛が付いた種子が飛び出します。

湯殿川沿いには種々の花が咲いています。秋には草刈りされますのでそれまでの間ですが十分楽しめます

川沿いの垣根に絡み着いているのは、ヤブカラシ、マルバルコウソウ、ヘクソカズラ、ウマノスズクサ、ヒルガオ等です。

ヤブカラシ(薮枯らし):ブドウ科ヤブカラシ属のつる性多年草で昆虫たちの蜜源になっています。

マルバルコウソウ(丸葉縷紅草):ヒルガオ科サツマイモ属のつる性1年草で熱帯アメリカ原産の帰化植物。

ヘクソカズラ(屁糞葛)

川沿いの土手には

オオニシキソウ(大錦草):トウダイグサ科の多年草で北アメリカ原産の帰化植物。この仲間のニシキソウやコニシキソウは地面に這うように生えるが、これは背が高く30~50cmぐらいになりすっくと立つ。花は小さく肉眼では見にくいぐらいです。

 

ガガイモ(蘿摩)も咲き始めていました。キョウチクトウ科ガガイモ属のつる性多年草。ここのはいずれ刈り取られるので果実は見られません。

 

マツヨイグサ(待宵草):アカバナ科マツヨイグサ属の越年草で花は萎むと赤くなる。この花にいる虫は何でしょうか分かりません。

 

コセンダングサ(小栴檀草):キク科センダングサ属の1年草で熱帯地方原産の帰化植物。果実はいわゆるひっつき虫です。

 

ワルナスビ(悪茄子):ナス科の多年草で北アメリカ原産の帰化植物。葉や茎に棘があり繁殖力が強く食べられないので厄介者の雑草なのでこう呼ばれる。

 

ノブドウ(野葡萄)に果実が出来ていました。ブドウ科ノブドウ属の落葉つる性木本。

 

川沿いの田んぼにはオモダカやタカサブロウ等の水田雑草が咲いていますが、水田雑草の1種であるコナギ(小水葱)は葉が多く出ているものの、辛うじて一株だけ蕾が出来ているだけで花はまだ咲きのようです。この花は私の好きな花の一つなのですが。

 

ジュズダマ(数珠玉)に花が咲いていました。イネ科ジュズダマ属の多年草で熱帯アジア原産の帰化植物。昔はこの果実を使って遊んだものです。

 

イネの根元にヤガ科シタバガ亜科の蛾でナカグロクチバ(中黒朽葉)がいました。窓枠のような模様が特徴的です。

以上

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2023年 片倉城跡公園近辺の早朝散歩:クロコノマチョウ(黒木間蝶)、キシタバ(黄下翅蛾)等

2023-08-26 12:54:48 | 花と昆虫・動物

街路樹で

シュロに果実が出来ていました。シュロ(棕櫚)はヤシ科シュロ属の常緑高木で外来種。雌雄異株。

また、サンゴジュ(珊瑚樹)の果実が赤く熟していました。スイカズラ科ガマズミ属の常緑小高木で果実がこのように赤く熟すため珊瑚になぞらえて名付けられた。

石橋入緑地ではヤマホトトギス(山杜鵑草)が咲いていました。ユリ科の多年草でホトトギスが園芸種ですがこちらは自生種。

片倉城跡公園では

池にメダカが沢山泳いでいました。

クロイトトンボ(黒糸蜻蛉)がいました。黒っぽくて胸部と腹部の先が青いイトトンボです。

昨日はスズメウリの雄花が咲いていましたが、今日はまだ蕾ですが雌花がありました。蕾の下に子房が目立って見えます。

昨日見つけたマヤランの蕾のうち1個が咲きました。

湿地に多く、人の背丈ぐらいに伸びたタイアザミ(大薊、別名トネアザミ(利根薊))が咲き始めています。タイアザミのタイは大きいという意味。

クロコノマチョウ(黒木間蝶)が草の間を1頭飛びたって止まりました。ジャノメチョウ亜科の蝶でもともとは暖地系の蝶ですが徐々に北進し当地にも定着したようです。平山城址公園等あちこちで見られます。

シタバガ亜科の蛾でキシタバ(黄下翅蛾)がいました。開張70mm前後の大きさで、前翅の下に隠れて見えませんが、後翅には黄色と黒の模様があります。飛ぶときには黄色が目立ちます。樹液などに集まります。

以上

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