オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

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JBLが世界一になったのは音響レンズのおかげ?

2022年02月04日 22時15分07秒 | オーディオ

 



JBLの特徴ともいえる音響レンズ

 

最初に発表されたのは1949年に、新しいトーキーシステムの高域指向特性を改善するために

「ベル研究所」で発表されたそうです



1949年といえばランシングが亡くなった年ですから、ランシングはこの音響レンズを知らなかったのですね

 

 

あれ?

 

ランシングの初期の作品と言われる175ドライバーでよく目にするのは、円形のレンズですが

 

あれは後からつけられたものだったのですね、当初はマルチセルホーンも使えずにストレートホーンだったのですね

以前、私の勝手な妄想でランシング物語妄想編のブログで書き、真面目なオーディオマニアの方から

 

大変な批判のコメントを頂き、酒飲んで適当なブログは二度と書くまいと思っていました

 

・・・が・・・

 

 

 

すみません

でも、いいですか、私のブログには「オーディオの真実は」一つも書いていません、「全て私の妄想です」

 

アルニコマグネットスピーカが一番ですよ、能率の高いスピーカーなんてスカスカでだめですよ~、能率は88db以下が最高それを300Wのパワーアンプでならして、レコードなんてひどい音です、今はPCの時代です、私の書いてる励磁だ小出力アンプだアナログが良いなんてブログは「うそばっかり」ですよ~

 

ここまで書けば、何も言われないだろう

 

実は私はJBLが当時世界一になったのは「音響レンズ」のおかげだと思ってるんですよ



こらっ、そのこのあんた、あんな音を悪くする金属とその反響を消すフェルトを張った、

叩くとビーン、ビ~んとうるさいホーンのおかげでJBLが世界一になった、そんな馬鹿な(大笑)

 

 

なんてコメント書くなよ

これは、妄想なんだからね

 

 

 

ぐびっと、スコッチ飲んで書きます、ある酒場で愚痴ってる男、トーマスさんの物語・・・

 

 

トーマス:ランシングよ~なんで自殺なんてしたんだよ~

ト:うちの航空会社に資金援助を求めたから、支援して経理部長だった俺が手を貸して、一緒にJBLを立て直そうと思ったのに

ト:俺が来たから自殺するなんて、俺は監視役で来たんじゃなくてほんとに助けようとおもったんだぜー   

ト:よし、音響のことは何もわからないが、責任を取って俺が会社を引き継いで、JBLを世界一の会社にしてやるよ、それで勘弁してくれ

 

てなわけで、ランシング亡き後はトーマスがJBL社の社長に就任しました

 

トーマス:やっぱり憎っくきはキャリトンのALTEC社だよな、ALTECを離れたらALTECで彼が作った製品もWEの技術も

ト:ランシングの名前さえ使えないなんて酷過ぎる、しかも得意の映画音響理論まで封じられて

彼は過去のものすべてを奪われて、やむなく家庭用の中途半端なスピーカーを作ったけど、

結局全然売れなくて、それが原因で経営不振になったからな~、

ト:ランシングって男は、恩と義理で復讐できなかったから、俺がキャリトンに復讐してやろ、ALTECをぶっ潰してやろう

 

 

てなわけで、新社長に就任したトーマスは「ランシングの本来の意思を」引き継ぎ、映画産業でALTECを抜き、ランシングの夢を叶えようと考えました、

 

 

トーマス:映画のことなんか何も知らないけど、人脈はある、よし、その人脈を使って、密かにこれからの最新映画産業の先端を研究しよう

ト:1950年になって家庭用TV放送なんてものが始まったから、あれほど繁栄して儲かった花形映画産業もさすがに少し衰退傾向になってきた

ト:映画業界の衰退傾向にわが社が歯止めをかけて、もう一度あの花形産業に盛り上げて一儲けにするには

ト:家庭では絶対に味わえない「高音質・高画質」が、これからの映画には必要だ、一つの音源のモノラルの時代はもう終わった

ト:これからは”マルチチャンネル”の「シネマラ方式」が主流になる、「立体音響時代の幕開」けだ、そこには、最新の「高音質スピーカー」が必要になる

ト:あんなALTECの軽い低音や、小さいホーン束ねればどれか当たるだろうなんて軽薄な発想のマルチセルホーンなんかじゃダメだ

ト:もっと「確実な指向性」「フラットな周波数特性」を持つ音の良いホーンを作らなければ、これからの高音質時代には対応できない!

 

 

ト:はずだ

 

トーマス:俺が極秘裏につかんだ情報では、あのWEの研究機関の「べル研究所」が、最新の研究をしているらしい、

:その名を「音響レンズ」というらしいが、俺が掴んだ裏情報では、何故かその最新の技術を「WEでは使わない」らしい、

:まあ、もうなくなる会社だからなあそこは、しかもALTEC社もいまだに発表していない、今がチャンスだ

 

 

トーマス:誰か作れる人いないかな~・・、そうだ!、ランシングの師匠ヒヤリードさんを引き抜いて・・・・、それはだめか

ト:ならば、知り合いから紹介された、若き天才「バートロカンシー」くんに全てをたくそう!、

 

ト:いいかロカンシーこれからは”たぶん”高音質なマルチチャンネルの時代が来る、

:俺が極秘裏に掴んだ最新音響情報をもとに、世界最高の音響レンズを作って、最高のスピーカーを作ってくれ

 

 

ロカンシー:わかりました、音響レンズを使って世界最高の音質特性のスピーカーを作ればいいのですね

ロ:で、今までの世界最高のドライバーは何だったのですか?

 

トーマス :俺が知る訳ないだろ〜

 

ロカンシー:調べましたよ、WEが作ったWE594Aと言うドライバーユニットが、ダントツで世界最高だそうです

トーマス :よし、それを調達してくるから、ばらして最高のものを作ってくれ

 

てなわけで、それまでの世界最高のWE594-Aの励磁をマグネットにデッドコピーして、音響レンズ使用を前提とした最高のドライバーを作ることになりました、WE 594の4インチ振動板を小さくして、エッジの幅を広げてコンプレッションドライバーを完成させたそうです

 

ロカンシー:よし、ドライバーユニットは取り敢えず出来上がった、でも、あのデカい音響レンズを付けるとなると、かなり音の抵抗になる

ロ:フラットな特性のドライバーだと、高域が落ちてしまう、ドライバーの特性は思いっきり右肩上がりにしよう、でもそうすると、煩いなー

ロ:ならば音を静かにする新素材、響かない「プラスチック」をフェイズプラグに使って、右肩上がりの特性を出してみよ、おっこれはいい

:響きの良い手間のかかる金属フェイズプラグから、静かな音で簡単に表面が綺麗に作れるプラスチックに変えて

:磁気回路も手間のかかるfieldCoilから、大量に簡単に作れるマグネットに変えて、簡単に安く大量生産が可能なドライバーの出来上がり

:でも、ベル研の資料を基に、レンズの形状を試しにいくつか作ってみたけど、どれが一番特性が良いのかわからないな~

:あの~、トーマスさん、とりあえず三つの形状の音響レンズを作ってみましたがどれがいいでしょうか?

 

トーマス:俺に判る訳ないだろ~、でも三種類も作ったのなら、「それ全部発表しょう」



トー:低域用ウーハーも、ALTECからクレームが出ないユニットが出来たし

トー:これで見事なフラットな高域特性を持った「劇場用スピーカーシステム」の完成だ

 

トーよ~し、この特性の良いスピーカーシステムで、ランシングの悲願だった映画業界へ返り咲いてやるぞ

    

「みてろよーキャリトン」

と言ったかどうかは、知りませんがトーマスはこの劇場用スピーカーシステムを

「JIm Lansihg Theater Sound System」と名づけて映画産業へ進出しました

 

 

キャリトン:なにやらJBLは、ベル研の失敗作の音響レンズを研究して製品化するらしいが、バカだね〜

キャ:以前もベル研の失敗作フレッチャーシステムをMGMで欲しがったけど、ベル研は研究所だよ殆ど製品にはならいよ

キャ:やっぱりトーマスは劇場ってものを全く理解していない、ただの「素人だね」

 

キャ:劇場の舞台の近くで聞く客なんて、ほんの一握り「一番前はお金持ちの指定席」で、一般の聴衆はみんな遠くで聞いているんだ

キャ:音は遠くまで飛ばさなければならないのに、あんな至近距離で前のほうの客だけがいい音で聞こえるシステムなんか何の意味もないよ

キャ:だめだよ、「フェイズプラグの表面綺麗に磨いちゃ」、ここを金属製で、少し荒く作るのが「音を遠くへ飛ばす秘訣」なんだから

キャ:あっ、トーマスの奴らまたLansingの名前使ってる、久々にガツンと文句言って息の根を止めてやるか

キャ:まっ、あんなシステム売れないだろうからそのうち勝手に息の根とめるかな(大笑い) 

 

 

音響レンズは、ベル研究所が開発したのだから、素晴らしい結果ならその親会社WEが当然使うはずですが、

終焉に向かっていた時代なので、WEが使わなかければその後継のAltecが使うはずだが、この音響レンズは使用されませんでした

スピーカー出口の周波数特性をフラットにしたこの音響レンズは、当時の両社の劇場理論では全く意味の無いものだのかもしれません

音を遠くへ、多くの人に、リアルに、聞きやすく、そんな目的のWEやALTECの方式のほうが、当時の「劇場」という音響産業では要求が高かったのだと思います

 

キャリトンの思い通り、JBL劇用スピーカーシステムは売れなかったと思います、(注、今は何故かとんでもない高値です)

ランシングが命を懸けて守った会社を引き継いだ、トーマス率いるJBLですが、また座礁に乗り上げたのだと思います・・・

 

トーマス:悔し〜、なんであの最高の「高音質スピーカー」が売れないんだよ、みんな耳バカばかりなんじゃないの?

ト:よし、俺が劇場へ行ってその原因を探ろう(当然、最前席に座り)聴いてみるが、よく判らない

ト:何やら後ろの方の観客は「よく声が聞こえねーぞー」とどなっているが、ここで聞く限りは良い音だと思う、

ト:う〜ん、この音がいいのか悪いのか、思いきて隣に座っている貴婦人に声をかけて、感想を聞いてみよう

 

ト:あの~、失礼ですが今お聞きになった音、如何でしたか?

貴婦人:あら、私このおと素敵だとおもうわ、いつもの(ALTEC)軽薄な音ではなくて、男らしく、重厚で綺麗な音で「ステキ」よ

ト:ですよねー、あっざす

貴婦人:ジイや、私のダンスホールにこれと同じ機械一つ買っていきたいわ

ジイや:奥様、わたくし実は恥ずかしながらオーディオマニアなのですが、劇場用スピーカーはどれも外見が醜く、

ジイや:奥様のお気に入りのホールに、お似合いになるスピーカーは一つもございません

貴婦人:あらそうなの、残念ね、たしかに私の絵画に似合わない”ブサイクな機械”は我が家には置けないわねホホホホ〜

 

・・・・・

 

トーマス:そうか、劇場がダメなら、金持ちの家庭用に作ろう、やっぱり衰退の劇場を蘇らせるのはやめよう、そのままALTECと共に衰退させて

トー:うちは、お金持ちのご家庭用に似合ったスピーカー作った方が、これからの時代は儲かる

トー:以前ランシングさんが作った、ダサいデザインではなく、あの貴婦人が「私の部屋にぜひ欲しいわ」と言いたくなるデザインのスピーカーなら売れるかも

ト:それに、どうやら我が発明のユニットの音は、「遠くでは音がはっきり聞こえない」、でも「近くで聞くと、その良さがわかる」ようだ

ト:これからの時代のスピーカーは「デザインだ」、ピカソにもモネの絵にも負けない貴賓あるデザインのスピーカーが必要だ、最高の音と最高のザインだ!

 

てなわけで、大金をかけた375+音響レンズのフラットな特性は、広い劇場よりも、比較的至近距離で聞く金持ちの家庭でその特性が発揮できることが分かった、衰退産業の映画産業よりも、新たな時代に向けて家庭用の最高音質の新たなスピーカーを作りはじめました

スクリーンの裏の限られたスペースでコンパネ板のバッフル板で響かせて奏でるスピーカーではなく、

お金持ちのダンスホールのような広いお部屋に響かせるには、部屋の壁をバッフルがわりに利用したスピーカーがいいと考え

低域は劇場用のストレートホーンではなく、最新の方式のクリプッシュコーナーホーン型の様なのホーンを使い

バートロカンシーの作ったホーンレンズに、贅沢な金色の配色を施し「ゴールドウイングと名付け」

ハーツフィールド氏、自らの名を冠したデザインによる、

音も外見も最高の名機「ハーツフィールド」の完成となった

 何やら、外見だけで十分と言う貧乏なお金持ち用にフルレンジスピーカーバージョンもあるがここではパス^_^


トーマス:やったー!ついに究極のスピーカーが完成した、あのLIFE誌からも絶賛された、よしどんどん作るぞー

 

てなわけでハーツフィールドの成功を機に、パラゴン、オリンパスと次々に成功しJBLは飛躍したのだと思います

トーマス:あの小うるさかった、上から目線のALTECも、今では対等な立場だもう文句は言わせない、それに最初の誓いをがまだだ

トー:奴らの得意分のプロ音響産業でALTECに勝たなくては、ランシングの無念が果たせない、よし、衰退しきった映画館用ではなく

トー:これからブームになるであろう「レコーディングスタジオ」、に的を絞ろう、狭い空間で至近距離で聞くなら絶対の自信がある!

 

てなわけで、その後スタジオモニターでもその音像定位の整ったサウンドでスタジオモニターでも成功を収めたのは言うまでもありません

 

 

 

注、本ブログに真実は何も書かれていません、上記ブログを信じてJBLマニアに語ると笑い者になりますのでご注意くださいませ

 

 

私の妄想にお付き合い頂きありがとうございました

 

いかがでしょう今日のJBL近距離再生の成功は

 

音響レンズがあったからだと思いませんか?

 

 

反論お待ちしています

 

 

 

 

追伸

音響レンズって何?そう思いますよね

 

音響レンズとは、コンプレッションドライバーとホーンが奏でる鮮烈な音は

円形の振動板から発せられ、ホーンで拡張されます、ですから音は平ではありません

このホーンの音の出口で円の外側に抵抗を与えて、少し遅れる音を発散させて、フラットな特性を得ています

完全に私的な見解ですが

ホーンのみの場合は指向性が強く耳に飛び込んで来るような感じになりますが、

音響レンズを装着することにより均一化され定位感があような感じになります

 

私は音響レンズ賛成派でーす

 

 

 

 

さらに追伸

この音響レンズは当時大ブームになり、ラジカセなどにもただの飾りとして解けられていました

我がL 220にも、金属製の立派な音響レンズが付いていますが、

コーン型のLH5スコーカーにこのレンズ装着は

まさに飾り以外に何の意味もありませんでした


そこでコンプレッションドライバーとホーンをつけて、音響レンズ本来の音を出そうと今回の改良を行いしました^_^

本質を求めた改良だと私は思います

 

 

JBLモニターをお使いの皆様へ、

もしレンズを外して聴いているなら、もう一度音響レンズを装着してじっくりと音楽を聴いてみませんか?

 


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2 コメント

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ハーツフィールド (ベンプレ親父)
2022-02-06 18:24:13
楽しいブログ有難う御座います。
ハーツフィールドですが、確か前期型と後期型があって、前期型がJBL独自の低音ホーン、後期型は普通のWホーンでどちらもクリプッシュホーンでは無かったと思います。
クリプッシュホーンの特許を使ったのは私の知る範囲ではVITAVOXのCN191とエレボイのパトリシアン、パトリシアン600だったような。

細かいでしょ。私、案外細かいんですよw
Unknown (8417chiharu)
2022-02-06 21:07:03
あれ?そうでしたっけ?、すみません記憶が曖昧で、^_^

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