オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

弾まない低音は好きじゃない!

2020年10月03日 22時44分15秒 | オーディオ

どっかで聞いた様なタイトルですみませ~ん

 

オーディオ再生で最も難しく

そして最も大切なのが「低音」再生だと思っています



 

中高音は名機と言われるオーディ機器が沢山存在します

WE 594A、ALTEC 288cなど、・・・一応JBL375も名前だけはあげておきますか

 

中高音は素晴らしい音色の名器が沢山ありますが

 

 

でも、低音の名機って何かありますか?

 


WE 594Aだって、低域の名器があれば実用的で無い孤高のユニット

なんて呼ばれないで、もっと活躍したかもしれないですね

 

低域を本当にうまく鳴らせるユニットって、実は本当に少ないと思います

 

 

 

 

オーディオで言う気持ちいい低音とは

たんッターンと弾んで、明朗で心地よい低音だと思います

 

対して嫌な低音は

暗く淀んで弾まない重い低音、気持ち悪くなるような低音だと思います

 

 

 

低音の再生で重要と思われるポイントを挙げると

低さ・重さ・太さ・強さ・量

など様々な重要視するポイントがあると思いますが

 

 

私の低音再生に最も重要なポイントがスピードをもった

「切れ」「張り」「クリア」「音圧」です

 

「俊敏で鮮明な迫りくる迫力の低音」これが最高ですね

 

そんな低音は重低音では無く、中低音といったらいいのか

100~200ぐらいの帯域が「おいしい低音」だと思っています

 


楽器で言うと「コントラバスやティンパニーなどが奏でる低音」でしょうか

 


ジャズではドラムやウッドベースなど


この帯域の楽器が速さを持って

弾ける様に鳴らなければ「音楽は楽しくない」ですね

 

よく「パイプオルガン」が上手く再生できなければダメだ




そんな事を言うオーディオマニアの方もいますが、?????

オーディオ的には重要なんでしょうが 



あんな重低音は「音楽性」にはあまり重要な音ではない音だと思っています

どんな音でも出ていれば良い帯域だと思います


 

それから低音は波形が長いから、スピードは必要無いなんて意見もありますが

 


いえ、とんでもない波形の長い低音だからこそ

ユニットにスピードがなければ、活きた再生音は奏でないです

 

 


活きた活力のある低域、なかなかこういったスピーカが無い理由

実は速さを持った低音は結構大変なことなんです

 


 

重さや量は割と簡単なんです

物量を投資して、振動板の材質を重い音色にしたり、

質量を重くすれば良い

 

 

だが低音に速さを求めると、重い振動板では難しいです

 

別の手法では小さく、軽いユニットを多く連ねる方法もありますが

滲まない低音のためには少ないユニットの方が有利

 

 

鮮明な音を出すには「速さ、切れの良さ」が必要です


反応を良くするためにはボイスコイルは細い線でギャップは狭く

ストロークは短くとなると思う

 

 


 

正反対に、余韻を出すのが得意な、あるメーカーが行っている

太い線でコイルを巻いて、ギャップを拡げて、ストロークは長く

 

制動力を抑えるために小さい磁力で重いコーン紙を動かして

おまけに、さらに長いロード駆けて余韻を演出する



これが何というスピーカーか知りません

ホール感を出すならこの手法もありだと思いますが・・・、

 

 

 

ほかにも重い材質やコーン紙に重りを使ったりして

能率を下げ、重く低い低音を演出するものもありますが

 



正直言ってこの様な手法の、

違和感たっぷりの低音は好きではないですね

 

勝手な定義だが95Db以下の能率で気持ちの良い低音を奏でるものは



・・・・・・・・なかなか無い!

 

 

 

ましてや80db台の能率の悪いスピーカーでは

どんな大パワーアンプ使っても、私の求める低音は〇×に奏でないです

 

最近の市販のスピーカーで、楽しい音のスピーを求めると
PAやSRなどの業務用だけかもしれません

 

 

近年主流の小口径ユニットのほうが切れのある

俊敏な低音が出せる・・・・とは思います・・・が

 

 

確かに20センチもあれば一般家庭では十分な

量と低さは確保できると思います

でも小さなユニットで多くの空気を揺らし十分な低音を出すには、

ストローク長がある程度必要になります

 

 

ストロークを伸ばせば、本来の小口径のメリットである

キレやトランジェントが落ちてしまいます

 

つまり最近のスピーカーに代表される、小口径でもロングストロークで量を出せば

スピードや音の張りは失われ、弾む低音は奏でられなくなります

 

この辺の兼ね合いが小口径で量を出す難しさだと思います

 

 



 

また先日も書きましたが

五感で感じる「感動的な音」の要素は

 


視覚、聴覚だけでは無く触覚、耳だけではなく

身体や肌が感じる振動も大切です

 

それには「量」ではなく「音圧」が大切だと思っています

 

 

 

小口径ユニットでは感性に響く様な絶対的な音圧は、なかなか出せません

 

この音圧の無さが「量が出ても物足りなく感じて」しまう原因です

 

 

かと言って 

重い振動板、能率の悪さ、磁力の弱さ、量を稼ぐ為のロングストローク

 

これらがそろって奏でる低音は

量が出ているかもしれませんが、弾まなく澱んだ低音となってしまいます

 

 

 

音量と音圧は、似て非なる別物です

身体で受ける感覚が全く違います

 

 

 

上記理論を実現するためには

ストロークは短く、ある程度の口径を持ったユニットが最適です

そして私が選んだのが Lansing 415励磁型ウーハー

 

 

勿論、本家本元WE4181の選択もありましたが、

正直18インチを我が家の様な至近距離で聴くと「鈍さ」が気になります

この解消はかなりの努力が必要になると思います

 

私の使用環境では12インチ〜15インチがベストだと思っています

 

 

この大きさでFIXエッジ・ベークライトダンパーの

振動板の無駄な動きが無いものが最適と考えています

 

FIXとは「固定された」「動かない」エッジの意味です

確かに手で押しても動きの悪い、揺れもしないウーハーです

 

 

速さを奏でるのは難しい様に思えるかもしれませんが

 

逆なんです、

 

手では動かない振動板ですが、これがスピードにはとても重要なんです

 

私が聴く限りFIXエッジ、ベークライトダンパーを採用したほうが

音楽信号では俊敏に動く物が多いです

 

しかも無駄に動かないので、その響きはとても心地いいのです

 

 

コーン紙を手で押してゆらゆら揺れる、

フラフラのエッジやダンパーでは量は簡単に出ますが

 

スピードや張りが出ないので、透明感を得るのは難しいです

動かない振動板で良質な低音を求めた方が私は好きです

 

 

当然、なかなか一筋縄では行きませんが、うまく鳴らせば

フラフラのコーン紙では出せない

 

速さと張りを持って重厚な響きを奏でる事ができると思います

 

固定された振動板を動かし、最後のポイント「キレと鮮明さ」

 

これは「励磁型」が必要だと思っています、

 

励磁方式は透磁率の良い素材をポールピースに使いますので

磁力飽和をなかなか起こしません

しかも電磁ブレーキもかかり無駄な動きがありません

 

ですから励磁ウーハーは歪まず濁りの無い綺麗な低音を奏でます

 

 

我がLANSING415の励磁コイルはD.C 220V 125mA

そのコイルを動かすために消費する電力は、

なんと1本35Wもの電力を消費する大食いスピーカー

それを動かす強力な励磁電源も重要です

 

 

励磁型ウーハーの最大の特徴は大音量で歪みません

 

 

私は更に量も求めてダブルで使い、それをコーナー型に設置しています

音を濁すコーン型最大の問題点、位相反転する背圧も

量に変えてうまく使うことが出来ました

 


滲まない様に、距離や、音圧までも合わせられるものは合わせて

速さと、張りと、透明感、そしてそれを邪魔しない量も備え

 


先日の古の単線ワイヤリングで

あれ?ってほど一時はキレが失せていましたが

それもやっとなじんできたのか、音がキレてきました

 

注、単線の指向性については、様々な意見があると思いますが、私はある程度太い単線を引っ張って細くすれば、一定の指向性は生まれてしまい、それが音にも違いが出てしまい、音の方向性は実際にあると思います

それがワイヤリングを行った当初感じる違和感だと思います

でも、一定方向に信号を流し続ければ、慣れてくるというか

エージングが進むというか、その違いも少なくなって音が馴染むのだと思っています

 

 

なにやら、思い描く理想の低音が響き始めました

 

 

打楽器が弾けます

 

ウッドベースの弦を弾く音も心地い

 

コントラバスの響きも浸み渡ります

 

 

 

弾む低音は生々しい音楽を奏でますね

 


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