オーディオの音の楽しみは様々だと思います
「いい音の基準」も人それぞれ
たんっ、タッン、ターンと弾む音楽
俗に言うswingするサウンド
方や
清らかな清流の如く、切れ目なく質高く、密度の濃い音を好む方々
音の楽しみ、音楽の楽しみは様々
曇り無き「リアルな音」を好む方もあれば
「ホール感が大切」と言われる方もいらっしゃいます
良い音の基準は人それぞれで違います、それを踏まえたうえで敢えて書かせて頂きます
ここ数日30年ぶりに舞い戻って来た、B&W 801Fと格闘していました。
「格闘」そう、戦ってきたのです
801Fは弾んでは出せない繊細で緻密な音?
私が求めるサウンドは、躍動感あふれる、ワクワクサウンド
801Fで躍動感あふれるサウンドを奏でようと戦いました
基本私は「演出力」「魅力的な」サウンドが
良い音だと思っています
音を魅力的に演じるのがスピーカーだと思っています
そんな魅力的な音を聴いて楽しむのが音楽だと思っています
良い悪いを問題にはしていません、どんなに音が良くても
楽しくなくては、私はいいスピーカーだとはおもいません
一般的にはスピーカーは無色透明、色を持ってはいけない
音色や躍動感はソフトが持っているもので、出力装置のスピーカーが固有の音を持ってはいけない
そんな意見もあります、その意見は否定しません、
おっしゃる通りだと思います
でもね、私はやっぱり弾むスピーカーが好き
事務所で会話を邪魔しない、仕事を邪魔しないでBGMとして聞くのは
刺激の無い、少し沈んだ佇んだような音のスピーカーの方がいいと思います
違います、死んだ音なんて私は口が裂けても言いません
あくまで「沈んで佇んだ音」ですよ
声を楽しく美しく拡声するのではなく
重く鈍く暗くを増長した音
そんな音が奏でる音楽を聴いていると、なんだか気持ちが沈む
やっぱり楽しく音楽が聴きたい
そんな思いがあってか、40年以上の付き合いになるJBL8Tを引っ張り出して来て来ました
外見より中は少し面積を小さくしてある密閉型BOX
楽し~
久々につないでみて、音のたのしさとは何かを再認識
同じ音楽だが、全然楽しい
聴いていると気持ちが明るくなる、
やっぱり俺はこのサウンドが好きなんだなー
そして30年前に801Fを手放した理由も思い出しました
このスピーカーは「音を楽しく演じる」のでは無く
音を難しく厳しく批判している様に聴こえるのです
これを持ってきてくれた友達が来た時だけ801Fだして、普段はJBLを聴こう
プラシーボ効果と言わればそれまでだが、暗い事務所がなんだか明るく感じる
音楽はすごい!