オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

魅力ある強烈な個性を放つWE16Aだが・・

2018年09月09日 15時27分15秒 | オーディオ


WE16Aホーン




WEにも様々なホーンがあります、


素直で鮮烈な音を奏でるストレートホーンWE24やWE25ホーン


私は正直このストレートホーンが大好きです、音像がしっかりして


量で動くこともありません



26や27のマルチセルもこのストレートホーンの分類かな

31,32のL字もどうなんだろう?




そして優雅で大きなロールを描く12や15、17のカーブドロールホーン、


22もこの分類かな



大らかな円を描きながら音を解き放つ、ストレス無く、自然で優雅な音像を描きます





それと折り返しホーンの13や14のフォールデッドホーンなどがある

スクリーンの裏に設置という制約の中で、



様々な形で進化してきた劇場用ホーンスピーカー




素直なもの、鮮烈なもの、

フワッと優しく奏でるもの、

皆、個性的であるが


その個性的なWEホーンの中でも、最も個性的といっていいであろう

16Aホーン

ロールして、折り曲げられて、ぶつけ合う


別々に発した音を、盛大に鳴く金属のホーンロードで音を拡大してから、


二つをぶつけ合わせて、一つの音を作るとうい、ちょー荒業のホーン


二つの強力に増幅された音が、激突した炸裂音とは言わないが


強烈な音がするのは当たり前、





表現が悪いが、木製の合板のホーンは、


雑味をホーンが吸収して

美味しいところだけをきれいに増幅する






だから多少消えてしまう音もある(無垢木製は別物)


金属ストレートホーンは音が消えないで、そのまま増幅なので鮮烈





多少消える木製や、そのままの素直な金属ストレートと違い



金属フォールデッドの16Aは音を拾ってくる(作るのかな)

強烈に増強しながら、音が増える
(気がする(笑))







もっとはっきり言うと、うるさい




よくこんな煩いホーンを、家庭で聴く気になるものだと感心するが


でも、これに取り憑かれた人は離れられないほどの強烈な魅力もよく分かる





WEの大きな魅力の一つ、(WEの魅力と言い切ってもいいと思うが)

それはWE555レシバーの存在だと思う




約100年前に作られたフルレンジスピーカー

コンプレッションスピーカーを含め、全てのスピーカーの原点であり、

実は頂点であることは多くの方々が認めている事実だと思う




未だにある意味超えることが名器555を、

様々な用途で使うために先ほど紹介した各種のホーンが存在します


555を使うためのに、これだけ多くのホーンが作られたのはすごいことである、



555の魅力?・・・・、私は持っていないのであまり語る資格無しなのですみません


でも聞いたことがある人はわかると思うが、その豊かな表現力は、

力強く華麗に心に響く


その力強くを最も強く表現したのが16Aホーンだと思う


PAとして最も重要なのは当たり前だが、人の声(元々人の声を拡声するのがPA、楽器を拡大するのがSR)


私は555が歌う美声や、話す力、囁き声、声はすごいと思っている



その中でも555Wと16Aの組み合わせは抜群、迫力はより迫力ある声で

綺麗な声もやや迫力を持って綺麗に歌う?、力強く魅力的な煩いホーンスピーカー






そんな魅力をいつも聞かせてくれる、足利のI氏宅に今日もお邪魔しました


以前は16Aに中低域、低域、高域も足してフォーウエイで楽しまれていたが



シンプルに16Aの魅力を楽しもうと、魅力は半減させる中低域を思い切って

破棄処分
(廃棄処分のLansing415は私が拾ってきました)


16Aをアングルで吊り下げ、WE597ツイーターを隠し味程度につけ足して聞かれている


オリジナルレコードを音源としていたが、最近I氏は、

オリジナルレコードでも、様々なイコライジングにより色付けされたモノが多いと疑念を持たれ


マスターテープにはまりこんでいる、色づけされていない、真の素材の音はたしかに素晴らしい



このマスターテープで聴くボーカルはたしかに素晴らしくリアル


イコライジングで圧縮された音の世界とは明らかに違う、まさに別世界の原音の世界
(でもね、確かに圧縮しない音は圧倒的だけど、発電して解き放つエネルギーのレコードもいいとおもいますよ)





そんな魅力たっぶりのボーカルだが、

レコードと違い圧倒的レンジの2トラ38マスターテープ、

どうしても低域の不足が気になってくる

いよいよ我慢の限界を超え、低音を付け足すことになった。





エレクトロボイスの18インチを励磁に改良し、TA7395型のストレートホーンに入れたウーハーを追加





ネットワークでWE16Aのローカットをしたところ、







途端につまらない音



あら?なんで?






厚みが全然なくなって、なんか普通の中音になってしまった

あくまでフルレンジでその魅力を追求するか



バランスよく鳴らすか


魅力を活かすか、バランスをとるか


個性の強いユニットは大変だー





個性を生かした、バランスがとれるまで、


お互い、まだまだ格闘の日々は続くようですね



楽しみながら頑張りましょう^_^