オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE・ALTEC・JBL 本物の重低音てどんな音?

2014年06月30日 10時41分07秒 | オーディオ

WEサウンド、ALTECサウンド、JBLサウンド


共通するのは音のリアリティー?



だが表現方法は明らかに違う





音の帯域に関して言うなら、私が聴く限りではWEが一番出ていない


出ていない、が適切でなければ、必要としていない?



余分な音が重低音?、高音?



WEは言わずと知れたトーキーサウンド、シネマサウンドであり

その再生する主音源は、通常の日常生活に存在する音であろう、なかでも


当然ながら、人の声を重点に聴かせるシステムで


その嘆きの声、ささやき声、甘い声、時には溜息でさえ劇場の隅々に届けるよう


はっきり声を響かせ聴かせる、





セリフは暗く淀んだダミ声ではなく、比較的明朗な声を届けようとしたようであろう



WE製品のハットする美声は、着色と言っても良いのではないかと思われるほど綺麗な声だ


それが自然な音なのかもしれないが、私には、それ以上に綺麗に聞こえる




マイク、アンプ、スピーカー全てが自然な音だが、原音以上に演じられて美声になっているような気がする


主演女優、男優、脇役、そして音響装置も名演技をして一つの作品となったのであろう





その流れをくむ、ザ・ボイス・オブ・シアター  ALTEC


音の質は下がったと言われるが傾向は同じ


いわゆるアナウンスを主体としたPA用で、やはり遠くに届かせる為に飛ばす




コンプレッションドライバーも音を飛ばすために、一旦圧縮してからホーンで飛ばす


ウーハーでさえもコンプレッションをかけてホーンで飛ばそうとしている




WE・ALTECの目的は帯域を延ばして、低く重くではない


遠くに明朗にであった




JBLも当然同じ路線ではあったが、



やがてレコードの普及と共にスタジオ録音が発展してきて広い劇場から


狭いスタジオに変わってきた


音も「演技」として大らかに音を届けるるのではなく



検聴も含めて細かく、帯域の広い音が求められてきた


そこで生まれてきたのが、いわゆるJBLスタジオモニター43・・シリーズ
ちょうど20年前の写真だが


私が出会った衝撃的な音のスピーカーはこの時期のスピーカーで


我々がオーディオに興味を持ち、のめり込んでいったのはこのJBLスタジオモニターシリーズであった




WE・ALTECから見れば、不自然な作られた感ありありの低音だが、


仕方ない、この音で出会ってしまって、この低音が基準となってしまったのだから


おもりが入っていて強引に作られた低音であったことなど知る由もない


JBLの奏でる低音こそが、本物の低音だとつい最近まで思っていた





出会いは大切である、偽物で出会ってそれが基準となると


本物に出会ってもそれを否定してしまう







私は映画も好きでこの部屋も元々は150インチのサウンドスクリーン設置のシアタールームでしたが


もちろん映画は原音、字幕、


吹き替え映画なんてぜんぜんつまらないので観た事がありませんでしたが・・・・


コンバットと言うアメリカのTVドラマをご存知だろうか?


最近これのオリジナルを入手して観たのだが


ぜんぜんつまらない、私にとっては本物じゃない


サンダース軍曹の声はドスの利いたあの声じゃないと・・・

ヘンリー少尉の責任感のある端的な声も

ケリーの真面目で几帳面そうな声も

カービーの反抗的で乱暴な声も

リトルジョンのちょっとのろまそうな間の抜けた声も


全く違う!、オリジナルを見てもあの興奮と感動は無い


吹き替えの間違ったもの?で覚えてしまったものは仕方ない、



これが本物だと今更言われてもどうにもならない

名作、丘は血に染まった、の前篇の途中でやめてしまった

コンバットの本物はつまらないとしか言いようがない・・・









相変わらず前置きが長いのだが


本物の低音、自然界に存在するであろう本物の低音



床を振動させるのではなく、ズボンのすそを揺らすのでもなく


心臓マッサージのように、ドスンドスンと心臓をわしづかみするのでもない




ある意味本物の低音にであったのだろう、ALTEC515FC

リアルで、軽やかで、張りもあり、何と言っても反応の早い


歪み感の全くないクリアーな音


WEほどではないが、艶も兼ね備えている515FC





だが・・・

大きな声では言えないが





やっぱり時々あの、エゲツない重低音が懐かしい




強引に作られた、不自然で下品な低音と言われても


それで育った私はなかなか抜けられない、忘れられない


でもいつかは・・そんな非現実的な低音を求めて

セレン電源と取り敢えず電源も使って



毎日テスター片手に電圧調整



どうせ作られた低音だから・・・・





目指すは、風のような軽やかな心揺さぶる重低音



・・・・・・・