オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

最強のALTEC-288FC、ドライバーの神様WE594A

2014年03月27日 08時34分21秒 | オーディオ

あまりにも綺麗になった288Cのスロート


磨いたのかな?と聞いてみたところ



T氏:ちがうよ、新品に交換したんだよ、純鉄の削り出しのポールピースに

へー、そこまでやるんだ


交換したのは磁気回路だけではないんだ、

磁気回路だけ替えても透磁率の良い、ポールピーに変えなければ意味がないでものね



流石T氏の拘りは半端じゃないですね






私:社長はALTEC288Cが好きなの?



T氏:違うよWE594が好きなのにきまってるじゃない、車の番号だって594なんだよ!



私:なっ、なるほどね



T氏:WE594を皆にも使ってもらいたいけど、

買えないでしょ!

だろうから288Cを改良してるあげてるんだよ





買えないでしょ!、と決めつけられると腹が立つが、

レクサスISと同価格!やっぱり買えないか~




でも10年も使えば如何にISでも古くボロく安くなるだろうが、

WE-594Aはさらに輝きを増すかもしれない、


う~んでもやっぱり無理!買えない!



私:他のドライバーじゃダメなの?


T氏:WE594Aに、ある意味一番近いのがALTEC-288Cなんだよ




なるほど我々の目差すオーディオは考えてみれば簡単だ、目標となるものがある、


神様がそこにいる、神器WE594Aだ



その神様594Aの構造に、本来一番似てるのが、


やはりJBL375だとおもうんだが?・・・




話は少しずれるが
コンプレッションドライバーで大切なのは何か


磁気回路

振動板

コイル

イコライザー

バックカバー容積?

ボディー剛性

JBL375だと振動盤の直径は4インチ10センチが、

スロートの部分で半分の2インチ5センチまで、イコライザーで圧縮して

コンプレッションが架かる




振動した空気が一旦半分に圧縮され、

それがホーンを使って勢いよく飛び出す




う~ん、まるでゴルフの俺のドライバーショットのようだ・・・

ゴルフではこの圧縮を、ため、と呼ぶ

この、ため、があればボールは飛ぶ、

なのにみんな、早く強く振ろうとして力を入れてしまい、結果は飛ばない

飛ばす人はインパクトの直前まで体の近くでクラブを立てていて、

ため、が出来るから大きなフォローが出来て飛距離が伸びる



関係無い話かな?すみません





コーン型でもコンプレッション型でも、名器は巧く空気を制御していると思う


駄物は触ると突き指しそうなほどコーン紙が揺れているのに、

その振動板の揺れが音にならない音が飛ばない




ため、が無いスピーカー?


名器は無駄な動きが無く、最小の動きで確実に空気を制御して飛ばす事が出来る



動いているのが見てわからないのに、確実に空気を飛ばす




コンプレッションドライバーでこの圧縮を行う大切なイコライザーユニット

振動板で揺らせれた空気を均一に、歪み無く圧縮する大切な部分



振動空気圧縮イコライザーと呼べばいいのかな?



この出来についてT氏:に教えて頂いた




まず神様に一番近いJBL375について聞いてみると


この圧縮イコライザーも振動板もWE594Aに一番近い形状なのだが、


残念がら素材がプラスチックなのだそうだ

なるほど形や大きさはとても良く似てるけど艶も無く、

一見金属にも見えるが、爪でコンコンと叩いてみるとおもちゃみたいなプラスチックの音



そう言えば以前JBL375をホーンを付けない状態で、そのまま聞いてみた時に

以外に、柔らかい音の印象があった、キンかんの音はホーンが出しているんだ


375は自体はやさしい音色なんだなーと思った時があった



あの聴き易さは、このプラスチックの音だったのかもしれない、

でも魅力的な良い音だとはあまり思わなかったのは

このざらついたプラスチックの圧縮イコライザーのせいだったのかもしれない




ただJBLではフェライトマグネットになった2445Jは、

アルミだと思うが金属のイコライザーになっている

フェライトで弱った磁力を補う為なのかな?



JBLは現在も頑張ってコンプレッションドライバーを作っている唯一の大手メーカーだそうで

頑張ってほしいものであるJBL



まあそんな事情で次に神器とよく似ている、ALTEC288Cを改良する事となったようです

神器とよく似ているイコライザーの構造で、しかも同じ金属製


神器は真鍮製で表面がとても滑らかだ、ALTEC-288Cも同じく真鍮で少し小さいが、形状は確かによく似ている



マグネットの容積の大きい288GやHならもっと強力な磁束回路になるような気がするのだがダメなのか聞いてみたところ
28816Gのイコライザー


288Gのものになると作りがとても雑になっているとのこと、確かに観てみると作りが粗い


この造りの荒さは音に現れる、色々な面でこの荒さが出ているのだと思う



288Hは


あっあれ?

これはちょっと論外であった、

見なかった事にしてすぐ蓋しちゃおっと



なるほど神器WE594Aが買えない私たちのために、


一番近いであろうものを、技術と努力と情熱で一番近い状態に仕上げて頂いたんですね、

その努力は明らかに音に現れています。




WEと聴き比べてみても同じとは言えませんが、けっして引けを感じません



素晴らしい出来です!



ありがとうございました