明日(8/27)の分です。
予感なんかね? 時折、黒い靄(もや)のようなものが、突然、心を覆うときがある。
昨日の深夜、「〇〇〇〇、ゴミを捨てて来て」って、奥さんが、息子に云ってる。パソコンをやってて、それを聞いた時に襲ってきた。
「やめとけ」って声が出た。「なんで?」 二人が聞いてる。いや、なんか嫌あな感じがした。「何かあんのか?」って息子が確かめてる。
なんだろうかね? 瞬間、嫌あな予感がした。話せば散るんだけどね。話さないで納めると実際に起きる確率が高い。
「やめとこ」 「あんた、そんなもん云うたら、此の子、行けへんやんかっ」 やめとけ、それが無難だわ。
もっと、早く出して行かせろ。「そうや、いつも、こんな時間になってから云うんや」 「なにもあるかいなっ」 あったらどうする?
「なにもあるかいな」 オレも、そう思う。でも、何かあって、あの時、嫌な予感がしたって後で云ったら、こいつは、怒りで気が狂うだろうね。
仕方ない、オレが行ってきたろ。ゴミ袋二つ持って外へ出る。当たるはずがないってのは、オレも思ってる。
案の定、なにもない。外はいつもと変わらない。でも、心を覆う黒い靄(もや)を実際に感じた。何も無ければ、此れ幸いだよ。
不吉な予感ってのは、そうそうあるもんじゃないけど感じたら、経験から、口に出して云ったほうがいい。打ち消して仕舞いこんではいけないよ。
オレは、公開したブログを読み返すことは少ない。誤字や抜け、おかしな表現がないかいなって確かめついでに目を走らせる程度だね。
「みんな、おかしいんじゃないのか?」 喧しいわ、みんなおかしい中でも、もっとおかしいところがないか確かめてんだよ。出てくるなっ。
で、噴き出してるの。「まあ、いいや」とか「どうでもいいや」とか仕舞いこんで忘れるタイプだから、ブログで云いたいこと云ってる自分が嘘みたい。
よくやるよって自分で呆れてるの。お話が尽きないのは、「どうでもいいや」の忘れてた集合体だね。
本来なら、オレが、ブログなんて書いてること自体有り得ないことだよ。もともと世間に出張るなんて好きじゃないからね。
身を影に潜めて無色透明、人畜無害ってのが、オレのイメージだから、何を血迷ったのかね? だから、その豹変振りに噴き出すの。
「それは、おまえがおまえに対して持ってるイメージだろ?」 そうだよ。「人から見るおまえは、果たしてそう映ってるかどうかは云えんぞ」
らしいね、そんなの、なんかで読んだね。だいぶ、違うように見えてる場合があるらしいね。
「自分自身のイメージをあまり焼き付けて固定化すると、本来の自分の可能性も、気づかぬうちに埋め込んでしまうことになりかねないぞ」
「おまえは、自由、自由って熱が入るけど、現実、自由なのに渇望してるだろ?」 「おまえは、おまえ自身が自分を縛ってんじゃないか?」
なんで、そんなにオレを分析すんだよ? 「いや、客観的におまえを視てると、そんな思いがするんだよ」
「それも、普通じゃないね、誰も馬鹿らしくて真似のできないほどの抑制から生じているように思えるよ」 もういいよ、やめろ、調子に乗るな、タコッ。
「意味のない怒りはない」 怒ってないよ。「では、図星か?」 語れば長くなる。「話のネタに困らんじゃないか」 だろうね。
語れば、その程度のことかで流れ去る話でも、当人にしてみれば、其れが、長い人生を引きずるほどに重たい思いが被さってる場合もあるよ。
「若いときに痴漢でもしたか?」 おまえ、前にもそういう無礼なことぬかしたなっ。 「すまん、じゃあ、犯されたのか?」 おまえなあ~っ。
それは、笑いをとってるつもりかっ? 「すまん、男の場合は、犯されたら喜びだもんね、もう一回なんてね」 低俗な奴だね。
謂わば、自分に正直過ぎたってことだよ。嘘のつけない生真面目さが、自分自身の枷になったってことだよ。
何ごとにも器用なんだけど、其処だけは、どうにも誤魔化せずに不器用なまま、長~い年月の付き合いになってしまったね。
「コンプッレクスから来る自信喪失って匂いを感じるね」 云いたいこと云っとけ。
オレはね、解決を急がない。背負った荷物を生涯懸けてでも構わない。逃げないよ。最期に笑って放り投げれればいいんだよ。全うする美学だよ。