XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・エアロパーツはダウンフォースを生むか?

2013-07-28 17:20:15 | スロットカー
今回は、エアロパーツはダウンフォースを生むか? というお話です。

海外のスロットカーのフォーラムで、「Down force」というトピックが作成されています。
「スロットカーのエアロダイナミクスは、実車のように効果があるものですか? スポイラーが外れてしまったら、クルマのグリップは低下しますか?」という質問です。
この手の話題は、何年かごとに繰り返され、レスでも過去のトピックのリンクが貼られたりするのですが、必ず新たな考えや理論の人が現れるので、同じような質問でも流れは少しずつ異なり、興味深いトピックになります。
みなさんもご存知のように、スロットカーのリアウイングやスポイラーは外れやすく、私もF1などでリアウイングがない状態で走らせたりしています。
1/32スケールのスロットカーは、1/1の実車に対し1/32ということですが、実はこれは、全長、全幅、全高のそれぞれが1/32というだけです。
面積は1/32×1/32で1/1024ということになり、容積は1/32×1/32×1/32で1/32768ということになります。つまり、1/32スケールのスロットカーであっても、必ずしも1/32ではないということです。
1/32スケールのスロットカーのスケールスピードは、ノーマル(マグ付き)の場合、おおよそ500~600km/hぐらいになりますが、実際のスピードは16~19km/hでそれほど速くはありません。
しかも、面積では1/1024、容積では1/32768のものが走るわけで、空気抵抗は微々たるものになります。
その上、車体が軽い分、タイヤのグリップやマグネットダウンフォースがより重要になってきます。ノーマグでも、70~100g程度のクルマに対し、10~20gのウエイトを積む場合には、それによるダウンフォースの方が大きくなります。
1/24スケールのスロットカーでは、「ハネ」と呼ばれるウイングカーもありましたが、面積は1/24×1/24で1/576、容積は1/24×1/24×1/24で13824になり、スピードも1/32スケールのノーマル(マグ付き)よりもはるかに速くなっています。そのため、空気抵抗もそれなりにあるということです。
トピックは、まだ立てられたばかりで、新たなレスもありますが、大きな流れとしては、ウイングやスポイラーにより1周で1000分の1秒とかの微々たるダウンフォースは発生しているかもしれないが、100周走っても0.1秒といった取るに足らないものであるといった結論に至りそうです。

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